本気で噛む犬のしつけ
生後7ヶ月の柴犬のしつけについてです。今までは甘噛みだったのですが、最近本気で怒って噛むんです。
怖くて触ることも出来ないし・・大事な家族と思って育ててきたのに悲しいです・・
こんな状態でも直りますか? 以前あま噛みがひどかったので、たたいたり、怒ってしつけたら更に凶暴になってしまいました・・
本気で怒って噛む犬の原因は、ほぼ100%体罰や脅かし(威嚇)によるしつけ、甘やかしによる主従関係の逆転が原因です。
もともとは、甘噛みを放置していなかったでしょうか。
その時点で根気良く主従関係を築き、型と音で教えていたならば体罰は必要なかったはずです。
甘噛みがエスカレートして、つい感情的に手を上げてしまう・・そこで少しでもおとなしくなれば、また甘噛みしたときに同じ行為を繰り返したくなってしまうのです。
しかし!!
犬は人間と違います・・
知能が低いので体罰などまったく理解できないのです。単純に防衛本能で対応してきます。
一瞬ひるんでも、それを続けると反撃する機会を狙うようになります。ガマンが限界に達し本気で怒って噛み付いてきます。
でもそれは犬にとっての当然の防衛本能なのです。
体罰の他に、手を上げる素振りや物をたたいて大きな音を出し威嚇するのも同じ事です。悪循環になるだけですから絶対に止めてください。体罰の場合、なんとか飼い主の言う事は聞くようになっても、今度は他の人間や動物を襲うようになります。絶対厳禁です。
失った信用と主従関係を取り戻すのは大変です・・
まず一切の脅かしや体罰を止め、数日間かまわず距離をおきましょう。(散歩は声をかけずに普通にします)。
甘やかしや、犬に合せてチヤホヤすることもなかったでしょうか。犬は、相手に従属性を感じ、自分の優位性を感じるようになると、関係性を誤解してしまいます。そうなると、少し気の強い子は自分の気に入らないことがあれば、唸って怒って噛んできます。
まずは、安全な遊びとリーダーウォークをしましょう。ケージ内でヒモ付のボールを動かし、遊んでください(飼い主はケージの外)。それなら安全に遊べます。
そこでも怒るようなら無視して、次の日にします。少し犬の態度が変化してきたら、ケージの外で犬にリードを付けてボール遊びしてください。怖ければホームセンターで作業用の皮手袋を買えば良いです。600円くらいです。
ボール遊びでは、常に主導性を示してください。ボールを投げる前にスワレ・マテをさせ、出来たら褒めて投げる・・出来なければ型で教えて褒めて投げる・・投げたらヒモを引いて回収しながらコイの練習・・
また、並行して根気良くリーダーウォークを行います。
常に犬の行動を主導することです。意識をしっかり持って、毅然な態度やリーダーらしい振る舞いを示すことを重視してください。
犬が変化してきたら、ボール遊びの流れの中で、あお向けにチャレンジしてみましょう。
そうやって主従関係と信頼関係を時間をかけ、少しずつ取り戻してください。とにかく感情的になったり、あせったりしない事です。少しずつ時間をかけることに意味があります。
怖くて触ることも出来ないし・・大事な家族と思って育ててきたのに悲しいです・・
こんな状態でも直りますか? 以前あま噛みがひどかったので、たたいたり、怒ってしつけたら更に凶暴になってしまいました・・
本気で怒って噛む犬の原因は、ほぼ100%体罰や脅かし(威嚇)によるしつけ、甘やかしによる主従関係の逆転が原因です。
もともとは、甘噛みを放置していなかったでしょうか。
その時点で根気良く主従関係を築き、型と音で教えていたならば体罰は必要なかったはずです。
甘噛みがエスカレートして、つい感情的に手を上げてしまう・・そこで少しでもおとなしくなれば、また甘噛みしたときに同じ行為を繰り返したくなってしまうのです。
しかし!!
犬は人間と違います・・
知能が低いので体罰などまったく理解できないのです。単純に防衛本能で対応してきます。
一瞬ひるんでも、それを続けると反撃する機会を狙うようになります。ガマンが限界に達し本気で怒って噛み付いてきます。
でもそれは犬にとっての当然の防衛本能なのです。
体罰の他に、手を上げる素振りや物をたたいて大きな音を出し威嚇するのも同じ事です。悪循環になるだけですから絶対に止めてください。体罰の場合、なんとか飼い主の言う事は聞くようになっても、今度は他の人間や動物を襲うようになります。絶対厳禁です。
失った信用と主従関係を取り戻すのは大変です・・
まず一切の脅かしや体罰を止め、数日間かまわず距離をおきましょう。(散歩は声をかけずに普通にします)。
甘やかしや、犬に合せてチヤホヤすることもなかったでしょうか。犬は、相手に従属性を感じ、自分の優位性を感じるようになると、関係性を誤解してしまいます。そうなると、少し気の強い子は自分の気に入らないことがあれば、唸って怒って噛んできます。
まずは、安全な遊びとリーダーウォークをしましょう。ケージ内でヒモ付のボールを動かし、遊んでください(飼い主はケージの外)。それなら安全に遊べます。
そこでも怒るようなら無視して、次の日にします。少し犬の態度が変化してきたら、ケージの外で犬にリードを付けてボール遊びしてください。怖ければホームセンターで作業用の皮手袋を買えば良いです。600円くらいです。
ボール遊びでは、常に主導性を示してください。ボールを投げる前にスワレ・マテをさせ、出来たら褒めて投げる・・出来なければ型で教えて褒めて投げる・・投げたらヒモを引いて回収しながらコイの練習・・
また、並行して根気良くリーダーウォークを行います。
常に犬の行動を主導することです。意識をしっかり持って、毅然な態度やリーダーらしい振る舞いを示すことを重視してください。
犬が変化してきたら、ボール遊びの流れの中で、あお向けにチャレンジしてみましょう。
そうやって主従関係と信頼関係を時間をかけ、少しずつ取り戻してください。とにかく感情的になったり、あせったりしない事です。少しずつ時間をかけることに意味があります。
では、頑張ってください(^-^)
ウチの犬はもう満5歳。(雄のキャバリアです。)
しつけをし直すのは遅すぎたりしませんか?
実は先日、うちの犬が宅配の人を噛んでしまいました。
最近家族以外に激しく吠え、噛むかも知れないという気がしていて、庭では放し飼いにしていますがその時はつないであったんです。
でもチャイムが鳴って外に出たとき、宅配の人が門の中まで運んで来てくれていて(大きな荷物でした)、犬のリードが玄関の脇まで届いてしまい、足に噛み付きました。
ズボンが破れていて怪我していたと思うのですが、宅配の人は「もういいから!」と言って帰られました。
つい先月も遊びに来た友人が帰ろうとしていた時に、一瞬の隙を突いて突進して行き、腕に噛み付きました。
この時が他人に噛んだはじめてのことでした。友人は「大丈夫、大丈夫。私が油断してたから。」と許してくれましたが・・。
以前は吠えても噛み付きはせず、家に来客があっても帰るころには結構慣れていて放してあっても大丈夫ということもあったのですが・・。
最初からすごく攻撃的でバイクの音や軽トラの音、子供の声、鳥が飛び立っただけでも吠えていました。
無駄吠えにもずっと悩まされ続けています。
こちらのサイトでは根本的に犬と心が通い合うしつけ方法を学べるかと思いすごく共感しました。
(実はドッグトレーナーに頼るしかないのかと思い、検索していました。)
ただ、お聞きしたかったのが5歳でもしつけ直しが可能かどうか・・。
まず今回の状態は、5歳を過ぎていても大丈夫です。
ただし、私のしつけは時間と根気がかかります。技術的には難しくは無いのですが、飼い主さんご一家も今までの接し方を見直し、精神的にも強くなる必要があります。
5歳というと、知能はだいぶ発達していて、落ち着きも出てくるころなので、生後間もない幼犬よりはスムーズだと思います。
ただし、長年の経験や学習してきたことも影響します。他人への攻撃は「社会化の不足とリーダー不在」が原因と思われます。
例えば幼少期に体罰があった場合は、家族も含め人間全てに攻撃的で不信になりますが、今回のキャバ君は、メールを拝見する限りはそうではないようです。
他人に接する機会が少なかったか、あるいは過去に訓練所で体罰を受けた・・来客にたたかれた・・他人にものすごく怒られた・・
あるいはリーダー不在のため、自分がリーダーとなるしかなく必死に家族を守っている・・
要因は様々で複合している場合も多いです。
まずは安心して過ごせる環境作り、家族が信頼されるリーダーになる・・社会化を促進する・・大きくはこの3つが現状では必要と思われます。
いずれにしても今回は5歳でもまだ大丈夫です。ただし、過去に体罰などあった場合は、信頼を取り戻すのにとても時間がかかります。
根気が要りますことはご覚悟ください。
では、がんばってください。
しつけをし直すのは遅すぎたりしませんか?
実は先日、うちの犬が宅配の人を噛んでしまいました。
最近家族以外に激しく吠え、噛むかも知れないという気がしていて、庭では放し飼いにしていますがその時はつないであったんです。
でもチャイムが鳴って外に出たとき、宅配の人が門の中まで運んで来てくれていて(大きな荷物でした)、犬のリードが玄関の脇まで届いてしまい、足に噛み付きました。
ズボンが破れていて怪我していたと思うのですが、宅配の人は「もういいから!」と言って帰られました。
つい先月も遊びに来た友人が帰ろうとしていた時に、一瞬の隙を突いて突進して行き、腕に噛み付きました。
この時が他人に噛んだはじめてのことでした。友人は「大丈夫、大丈夫。私が油断してたから。」と許してくれましたが・・。
以前は吠えても噛み付きはせず、家に来客があっても帰るころには結構慣れていて放してあっても大丈夫ということもあったのですが・・。
最初からすごく攻撃的でバイクの音や軽トラの音、子供の声、鳥が飛び立っただけでも吠えていました。
無駄吠えにもずっと悩まされ続けています。
こちらのサイトでは根本的に犬と心が通い合うしつけ方法を学べるかと思いすごく共感しました。
(実はドッグトレーナーに頼るしかないのかと思い、検索していました。)
ただ、お聞きしたかったのが5歳でもしつけ直しが可能かどうか・・。
まず今回の状態は、5歳を過ぎていても大丈夫です。
ただし、私のしつけは時間と根気がかかります。技術的には難しくは無いのですが、飼い主さんご一家も今までの接し方を見直し、精神的にも強くなる必要があります。
5歳というと、知能はだいぶ発達していて、落ち着きも出てくるころなので、生後間もない幼犬よりはスムーズだと思います。
ただし、長年の経験や学習してきたことも影響します。他人への攻撃は「社会化の不足とリーダー不在」が原因と思われます。
例えば幼少期に体罰があった場合は、家族も含め人間全てに攻撃的で不信になりますが、今回のキャバ君は、メールを拝見する限りはそうではないようです。
他人に接する機会が少なかったか、あるいは過去に訓練所で体罰を受けた・・来客にたたかれた・・他人にものすごく怒られた・・
あるいはリーダー不在のため、自分がリーダーとなるしかなく必死に家族を守っている・・
要因は様々で複合している場合も多いです。
まずは安心して過ごせる環境作り、家族が信頼されるリーダーになる・・社会化を促進する・・大きくはこの3つが現状では必要と思われます。
いずれにしても今回は5歳でもまだ大丈夫です。ただし、過去に体罰などあった場合は、信頼を取り戻すのにとても時間がかかります。
根気が要りますことはご覚悟ください。
では、がんばってください。
以前、ネットで年齢、犬種を問わず必ず良くなりますという言葉につられ、とある教材を購入しました。何日かして質問メールをだしましたら犬種的に無理との返事でなんだか騙されたような気分になりました。
家の子はブルドックでオス3歳10カ月です。10カ月迄ペットショップに居たせいか物音にいまだに慣れずとても臆病だと思います。普段はおとなしく他の犬他の人に攻撃することはありません。散歩も嫌がり家の中にいたがります。
家族は2,3回噛まれ病院に行くほどでした。噛む原因は多分犬が些細なことで驚いて攻撃してきたのだと思います。この様な犬でも大丈夫でしょうか?
まず10ヶ月間ペットショップに居たという事なんですが、本来であれば他の犬や人間に接する機会が多いですので、ショップの犬は基本的に社交的なのです。
もしそうでないとすると、ショップの育て方に問題があったかもしれません。人間から遮断した・・体罰を加えた・・しかし、過去は過ぎ去ったことです。ブルちゃんはこれからもずっと一緒に暮らします。過去は忘れて、これからのことをご一緒に考えましょう。
まず本咬みとなると、可能性のある原因は二つのいずれかです。体罰があったか、主従関係が逆転してしまっています。
今まで主従関係が逆転していた期間が長ければ長いほど時間がかかります。毅然とした態度で何度も何度も教え続けなければいけません。ご家族全員が一貫しなければいけません。
また完全に治る、という保証も断言は出来ません。最初はとても辛く、心が折れそうになるかもしれません。しかし、あきらめず、「結果が出るまでやる!」という愛情とご覚悟があれば必ず変化は出ると思います。
辛いときは私にいつでもメールしてください。精一杯アドバイスいたします。
家の子はブルドックでオス3歳10カ月です。10カ月迄ペットショップに居たせいか物音にいまだに慣れずとても臆病だと思います。普段はおとなしく他の犬他の人に攻撃することはありません。散歩も嫌がり家の中にいたがります。
家族は2,3回噛まれ病院に行くほどでした。噛む原因は多分犬が些細なことで驚いて攻撃してきたのだと思います。この様な犬でも大丈夫でしょうか?
まず10ヶ月間ペットショップに居たという事なんですが、本来であれば他の犬や人間に接する機会が多いですので、ショップの犬は基本的に社交的なのです。
もしそうでないとすると、ショップの育て方に問題があったかもしれません。人間から遮断した・・体罰を加えた・・しかし、過去は過ぎ去ったことです。ブルちゃんはこれからもずっと一緒に暮らします。過去は忘れて、これからのことをご一緒に考えましょう。
まず本咬みとなると、可能性のある原因は二つのいずれかです。体罰があったか、主従関係が逆転してしまっています。
今まで主従関係が逆転していた期間が長ければ長いほど時間がかかります。毅然とした態度で何度も何度も教え続けなければいけません。ご家族全員が一貫しなければいけません。
また完全に治る、という保証も断言は出来ません。最初はとても辛く、心が折れそうになるかもしれません。しかし、あきらめず、「結果が出るまでやる!」という愛情とご覚悟があれば必ず変化は出ると思います。
辛いときは私にいつでもメールしてください。精一杯アドバイスいたします。
1歳と8ヶ月のオスのトイプードルです。急に豹変して本気で噛むので、いつもはらはらしています。
人が来るとうれしくてピョンピョンするので、カワイイと手を出そうとすると本気で噛んできます。
先日はトリーマーさんからも、「顔のカットができないのでもうお預かりできません」と言われてしまい泣きそうになって帰ってきました。みんなにかわいがってもらいたいのに、今は私しか抱っこができない状態です。それでも物を取ろうとしたり触り所によってはウーと唸り噛もうとします。
ハウスはありますが夜寝る時だけ閉めて後は自由にしてます。生後2ヶ月位で我が家に来てます。ちょうど昨年の今頃主人が一週間程入院していて、帰ってきてから突然主人に吠えるようになったので、主人がしつけのつもりで叩いてしまい、それからよけいに主人に吠えるようになったように思います。
急に噛んだりするので、けったり叩いたりがひどい時もありました。詳しい人に聞いたり、病院で安定剤をもらったり本を読んだりしましたが接し方がわからず悩んでいます。
噛み付きや吠えの原因は次のどちらかです。
1、体罰や脅かしによるしつけ・・
2、かまい過ぎや甘やかしによる主従関係の逆転です。
両方の場合もあります・・今回はどうやら両方のようです。まずご主人も奥様も体罰・・物をたたいて脅かす・・そういったことは一切止めてください。
犬の知能では体罰は理解できないのです。自分の行為と体罰が関連付け出来ないのです。体罰を受けるとそれが嫌なのでとりあえずはその人の前では何となくおとなしくなりますが、不信感とストレスがたまっていきます。そしてそれがいつか爆発したり、他の人や動物を常時攻撃するようになります。
もし感情的になってしまったら、ケージに入れ無視し、お互い時間と距離をおいて冷静になってください。
それに少し関連するお話ですが、
> ハウスはありますが 夜寝る時だけ閉めて 後は自由にしてます。
↑これは基本的に放し飼いということでしょうか。もしそうでしたらいけません。犬にとって人間の家や部屋は大きすぎます。テリトリーが広くなって落ち着けずストレスになります。しつけのし易さでもマイナスになります。
ケージがあって、その中にハウスとトイレ・・がベストです。そして家族団らんや散歩、遊び、しつけの時間以外はケージ内に居させてください。「出せ」という要求吠えには応えてはいけません。無視か、「型」と「音」で吠えのしつけをします。
それから一番重要なお話です。
犬のしつけの大前提・・全ての基盤は主従関係です。そしてその根本が「態度」です。
オヤツをあげる・・抱っこする・・意味なく見つめる、意味なく触る、意味なく声をかける・・犬の機嫌に合わせる・・要求に反応する・・これらは全て、犬にとってみると従属的な態度に映ってしまうのです。自分の優位性を強く感じます。それが続くと主従関係が逆転してしまいます。
犬は家族をリーダーと思えなければ、自分がなるしかありません。そして自分の優位性を感じたら、他の者の言う事など一切聞きません。気に入らないことがあれば躊躇なく噛み付き吠えます。
眠いのに近づかれる・・デリケートな所を触られる・・噛まれて当然になります。
それらは犬の純粋な本能なのです。犬はただ犬の本能に従って、環境に順応しているだけなんです。だから今度は良い環境に変えてあげて、少しずつ根気良くやり続ければ、またそれに順応してくれます。
これからのスケジュールをお話します。
まず物理的な環境も整えてあげましょう。放し飼いだったならば止め、ケージ内にハウスとトイレを置きそこに居させます。
態度を徹底します。24時間365日です。先ほどお話した従属的な態度や、犬の機嫌や様子を伺う事を一切止めます。
甘やかしを止めないで、そこにしつけの手法をプラスしても何も意味がないのです。無視するのは精神的に辛いですが、それは必要なしつけなのです。犬の本質に合ったことなのです。
そしてしつけが浸透するまでは、ケージから出す際はリードを付けると良いです。噛み付きや吠えなど制御しやすいですし、すぐに現行犯でリーダーウォークが出来ます。
態度とリーダーウォークを続け、変化が出てきたら少しずつ「あお向け」を実践してください。
最初はボール遊びの中で、一瞬ひっくり返してみる・・そんなところから始めてください。
しつけ全般に言える事ですが、ムキになって体罰的になったり、感情で怒ってしまうと必ず悪循環になってしまいますので気をつけましょう。
それと「上手くコントロールする」ことは考えないで大丈夫です。リーダーウォークもあお向けも、リーダーとしての毅然とした態度を示すことが目的なのです。それを伝える一つの手段でしかないのです。
それから遊びも忘れないでください。ヒモ付ボール遊びが良いです。ストレス発散、自由運動ができますし、飼い主がボールをコントロールし、遊びを主導するので主従関係が作れます。スワレ・マテが出来るまでボールを投げない、投げたらすぐ回収し与えっぱなしにしない、しっかり飼い主を注目させる・・そこがポイントです。
あまり色んなことをお話すると混乱すると思いますので、今日はこれくらいにしようと思います。まずは態度の徹底とリーダーウォークにチャレンジしてください。急に結果を求めすぎず、少しずつ積み上げていく意識です。結果はそれに比例します。
では頑張って続けてください(^-^)
人が来るとうれしくてピョンピョンするので、カワイイと手を出そうとすると本気で噛んできます。
先日はトリーマーさんからも、「顔のカットができないのでもうお預かりできません」と言われてしまい泣きそうになって帰ってきました。みんなにかわいがってもらいたいのに、今は私しか抱っこができない状態です。それでも物を取ろうとしたり触り所によってはウーと唸り噛もうとします。
ハウスはありますが夜寝る時だけ閉めて後は自由にしてます。生後2ヶ月位で我が家に来てます。ちょうど昨年の今頃主人が一週間程入院していて、帰ってきてから突然主人に吠えるようになったので、主人がしつけのつもりで叩いてしまい、それからよけいに主人に吠えるようになったように思います。
急に噛んだりするので、けったり叩いたりがひどい時もありました。詳しい人に聞いたり、病院で安定剤をもらったり本を読んだりしましたが接し方がわからず悩んでいます。
噛み付きや吠えの原因は次のどちらかです。
1、体罰や脅かしによるしつけ・・
2、かまい過ぎや甘やかしによる主従関係の逆転です。
両方の場合もあります・・今回はどうやら両方のようです。まずご主人も奥様も体罰・・物をたたいて脅かす・・そういったことは一切止めてください。
犬の知能では体罰は理解できないのです。自分の行為と体罰が関連付け出来ないのです。体罰を受けるとそれが嫌なのでとりあえずはその人の前では何となくおとなしくなりますが、不信感とストレスがたまっていきます。そしてそれがいつか爆発したり、他の人や動物を常時攻撃するようになります。
もし感情的になってしまったら、ケージに入れ無視し、お互い時間と距離をおいて冷静になってください。
それに少し関連するお話ですが、
> ハウスはありますが 夜寝る時だけ閉めて 後は自由にしてます。
↑これは基本的に放し飼いということでしょうか。もしそうでしたらいけません。犬にとって人間の家や部屋は大きすぎます。テリトリーが広くなって落ち着けずストレスになります。しつけのし易さでもマイナスになります。
ケージがあって、その中にハウスとトイレ・・がベストです。そして家族団らんや散歩、遊び、しつけの時間以外はケージ内に居させてください。「出せ」という要求吠えには応えてはいけません。無視か、「型」と「音」で吠えのしつけをします。
それから一番重要なお話です。
犬のしつけの大前提・・全ての基盤は主従関係です。そしてその根本が「態度」です。
オヤツをあげる・・抱っこする・・意味なく見つめる、意味なく触る、意味なく声をかける・・犬の機嫌に合わせる・・要求に反応する・・これらは全て、犬にとってみると従属的な態度に映ってしまうのです。自分の優位性を強く感じます。それが続くと主従関係が逆転してしまいます。
犬は家族をリーダーと思えなければ、自分がなるしかありません。そして自分の優位性を感じたら、他の者の言う事など一切聞きません。気に入らないことがあれば躊躇なく噛み付き吠えます。
眠いのに近づかれる・・デリケートな所を触られる・・噛まれて当然になります。
それらは犬の純粋な本能なのです。犬はただ犬の本能に従って、環境に順応しているだけなんです。だから今度は良い環境に変えてあげて、少しずつ根気良くやり続ければ、またそれに順応してくれます。
これからのスケジュールをお話します。
まず物理的な環境も整えてあげましょう。放し飼いだったならば止め、ケージ内にハウスとトイレを置きそこに居させます。
態度を徹底します。24時間365日です。先ほどお話した従属的な態度や、犬の機嫌や様子を伺う事を一切止めます。
甘やかしを止めないで、そこにしつけの手法をプラスしても何も意味がないのです。無視するのは精神的に辛いですが、それは必要なしつけなのです。犬の本質に合ったことなのです。
そしてしつけが浸透するまでは、ケージから出す際はリードを付けると良いです。噛み付きや吠えなど制御しやすいですし、すぐに現行犯でリーダーウォークが出来ます。
態度とリーダーウォークを続け、変化が出てきたら少しずつ「あお向け」を実践してください。
最初はボール遊びの中で、一瞬ひっくり返してみる・・そんなところから始めてください。
しつけ全般に言える事ですが、ムキになって体罰的になったり、感情で怒ってしまうと必ず悪循環になってしまいますので気をつけましょう。
それと「上手くコントロールする」ことは考えないで大丈夫です。リーダーウォークもあお向けも、リーダーとしての毅然とした態度を示すことが目的なのです。それを伝える一つの手段でしかないのです。
それから遊びも忘れないでください。ヒモ付ボール遊びが良いです。ストレス発散、自由運動ができますし、飼い主がボールをコントロールし、遊びを主導するので主従関係が作れます。スワレ・マテが出来るまでボールを投げない、投げたらすぐ回収し与えっぱなしにしない、しっかり飼い主を注目させる・・そこがポイントです。
あまり色んなことをお話すると混乱すると思いますので、今日はこれくらいにしようと思います。まずは態度の徹底とリーダーウォークにチャレンジしてください。急に結果を求めすぎず、少しずつ積み上げていく意識です。結果はそれに比例します。
では頑張って続けてください(^-^)
最近、ここ2~3ヶ月ぐらい前からですが、普段大人しく何の問題も無いのですが、私の父が何時もの用にナデナデしていて寄ってきたので、抱きかかえようと前足脇を持って抱えようとした所、急に凶変し牙を剥き「ウー」手に噛み付き出血する事がありました。直前まで、寝転がり腹を見せて甘えていたと思ったら、突然です。
もちろん、直後に「ダメだろうが!!」と強い口調で私が叱りました。
父が病院から戻り包帯を巻いた手を犬に差し出し・・「誰の仕業だ・・!」っと言うとやはり牙を剥き「ウー」・・叱られているのは分かっているのでしょうか?
その後、とにかく脇や腹付近は避けて頭や背中、顔等を撫でています。何も凶変はしません。
しかし、私には歯向かわなかった犬でもお尻付近を撫でようとすると「ウー」と言い始めましたので危険を感じ止めるしだいです。
1年程まえ私が抱きかかえようとした時、持ち上げた瞬間に噛み付きそうになられて床に叩き付けた事がありました。しばらく(2~3時間)、私に怯えていました。傘など、棒のような物を持ったり犬に向かって指を指すとウーと言います。
↓メールを拝見する限り、原因(キッカケ)はこれのようです。
> 1年程まえ私が抱きかかえようとした時持ち上げた瞬間に噛み付きそうになられて床に叩き付けた・・
もし基本的な接し方が間違っていれば、1歳までに問題行動が出てきます。極端な甘やかしや強い体罰もなかったようですので、しつけが根本的に間違っていたわけではありません。
犬(動物)は自分の安全に関わることに対して、非常に敏感で記憶力も強く残ります。
ずっと問題ない環境で暮らしてきたので、社交性もちゃんと持っています。基本的には人間に対して不信感はないのですが、以前の床にたたきつけられた時に痛みを感じた場所付近を触られた場合、条件反射になってしまっているようです。
動物は知能が低い分、そういった感覚(自己防衛本能)がとても鋭いです。
(念のため、動物病院もいってください。「違う」という確認も必要ですし、コーギーが胴長なので椎間板など痛めてないか心配も少しあるので・・)
まずは、そこを触っても「怖くない、痛くない」ということを少しずつ理解させる必要があるわけですが、主従関係をもう一度見直し、環境面も整えてあげる必要があります。
・職場に長時間居させるようなら、放し飼いにせずケージとハウスの落ち着ける環境を作るのは有効です。
お客さんに噛み付くのは大問題ですし、従業員さんにしろ、もし誰かに噛み付こうとして思わずたたいたり、怒鳴ったりすると、さらにこたろう君も驚き興奮して、人間との関係が悪循環になる可能性が大きいからです。
・主従関係、信頼関係が崩れていると、犬はどんな優れた手法を使われても言う事を聞きたいと思えません。また嫌なところを触られれば嫌がりますし怒ります。
もう一度しつけの基本に返り、主従関係と信頼関係を積み上げましょう。
自宅の中でも放し飼いは止め、ケージ内にハウス、トイレのセットです・・
意味なくかまう、オヤツ・・これらもいけません。散歩もノーリードではなく、リーダーウォークで主導してください。
急に強い「あお向け」はしないでください。何日もリーダーウォークを続けた後、少しずつ試してください。
最初はボール遊びの流れの中で、ちょっとひっくり返してみる程度から始めましょう。徐々にあお向け状態の時間を長くしていきます。ある程度あお向けが浸透してきたら、少しずつ軽くわき腹を触ってみてください。
あお向けでマテをさせ一瞬触り、怒らなかったら褒める・・また触って褒める・・少しずつ触る時間を長くしていきます。それが問題なくなったら、他の家族(大人)にやってもらいます。
そうやって、主従関係を取り戻してから徐々に「触られることに慣れる」を練習してください。
(その他)
今までもなかったとは思いますが、体罰は厳禁です。犬は体罰を理解できません。その場でおとなしくなっても他の人を攻撃します。手を上げる素振りや物をたたいて大きな音を出す・・大声で怒鳴る威嚇もいけません。
※他のご家族にも体罰がなかったかもう一度確認してください。「実は他の家族が威嚇していた・・たたいていた・・」ということもたまにあります。
同居、別居に関わらず、ご家族全員にしつけを浸透させてください。特に散歩するお父さんと妹さんです。好きに歩かせずリーダーウォークを教えてください。
スキンシップを取りたいときは、ヒモ付ボール遊びや、あお向けをすれば良いです。また意味なく話しかけたり触ったりせず、スワレ、マテ、フセなど何でも良いので何か指示を出して、出来たら褒めるようにしましょう。
では今回は以上です。あせらず無理せず少しずつ始めてください。
もちろん、直後に「ダメだろうが!!」と強い口調で私が叱りました。
父が病院から戻り包帯を巻いた手を犬に差し出し・・「誰の仕業だ・・!」っと言うとやはり牙を剥き「ウー」・・叱られているのは分かっているのでしょうか?
その後、とにかく脇や腹付近は避けて頭や背中、顔等を撫でています。何も凶変はしません。
しかし、私には歯向かわなかった犬でもお尻付近を撫でようとすると「ウー」と言い始めましたので危険を感じ止めるしだいです。
1年程まえ私が抱きかかえようとした時、持ち上げた瞬間に噛み付きそうになられて床に叩き付けた事がありました。しばらく(2~3時間)、私に怯えていました。傘など、棒のような物を持ったり犬に向かって指を指すとウーと言います。
↓メールを拝見する限り、原因(キッカケ)はこれのようです。
> 1年程まえ私が抱きかかえようとした時持ち上げた瞬間に噛み付きそうになられて床に叩き付けた・・
もし基本的な接し方が間違っていれば、1歳までに問題行動が出てきます。極端な甘やかしや強い体罰もなかったようですので、しつけが根本的に間違っていたわけではありません。
犬(動物)は自分の安全に関わることに対して、非常に敏感で記憶力も強く残ります。
ずっと問題ない環境で暮らしてきたので、社交性もちゃんと持っています。基本的には人間に対して不信感はないのですが、以前の床にたたきつけられた時に痛みを感じた場所付近を触られた場合、条件反射になってしまっているようです。
動物は知能が低い分、そういった感覚(自己防衛本能)がとても鋭いです。
(念のため、動物病院もいってください。「違う」という確認も必要ですし、コーギーが胴長なので椎間板など痛めてないか心配も少しあるので・・)
まずは、そこを触っても「怖くない、痛くない」ということを少しずつ理解させる必要があるわけですが、主従関係をもう一度見直し、環境面も整えてあげる必要があります。
・職場に長時間居させるようなら、放し飼いにせずケージとハウスの落ち着ける環境を作るのは有効です。
お客さんに噛み付くのは大問題ですし、従業員さんにしろ、もし誰かに噛み付こうとして思わずたたいたり、怒鳴ったりすると、さらにこたろう君も驚き興奮して、人間との関係が悪循環になる可能性が大きいからです。
・主従関係、信頼関係が崩れていると、犬はどんな優れた手法を使われても言う事を聞きたいと思えません。また嫌なところを触られれば嫌がりますし怒ります。
もう一度しつけの基本に返り、主従関係と信頼関係を積み上げましょう。
自宅の中でも放し飼いは止め、ケージ内にハウス、トイレのセットです・・
意味なくかまう、オヤツ・・これらもいけません。散歩もノーリードではなく、リーダーウォークで主導してください。
急に強い「あお向け」はしないでください。何日もリーダーウォークを続けた後、少しずつ試してください。
最初はボール遊びの流れの中で、ちょっとひっくり返してみる程度から始めましょう。徐々にあお向け状態の時間を長くしていきます。ある程度あお向けが浸透してきたら、少しずつ軽くわき腹を触ってみてください。
あお向けでマテをさせ一瞬触り、怒らなかったら褒める・・また触って褒める・・少しずつ触る時間を長くしていきます。それが問題なくなったら、他の家族(大人)にやってもらいます。
そうやって、主従関係を取り戻してから徐々に「触られることに慣れる」を練習してください。
(その他)
今までもなかったとは思いますが、体罰は厳禁です。犬は体罰を理解できません。その場でおとなしくなっても他の人を攻撃します。手を上げる素振りや物をたたいて大きな音を出す・・大声で怒鳴る威嚇もいけません。
※他のご家族にも体罰がなかったかもう一度確認してください。「実は他の家族が威嚇していた・・たたいていた・・」ということもたまにあります。
同居、別居に関わらず、ご家族全員にしつけを浸透させてください。特に散歩するお父さんと妹さんです。好きに歩かせずリーダーウォークを教えてください。
スキンシップを取りたいときは、ヒモ付ボール遊びや、あお向けをすれば良いです。また意味なく話しかけたり触ったりせず、スワレ、マテ、フセなど何でも良いので何か指示を出して、出来たら褒めるようにしましょう。
では今回は以上です。あせらず無理せず少しずつ始めてください。
本気で噛む犬のしつけ相談お願いします。
問題の内容
○本気で噛んでくる
特に体を拭こうとした時。主人には頭をヨシヨシされた時も噛む
柴犬 5か月 メス 他には飼ってはいません。
・ご家族全員の年齢、性別、一日の愛犬との同居時間
主人 44歳 朝20分程度 夜2時間程度 散歩に行っています。
私 39歳 午前中少し出かける以外はほぼ一緒にいます。
長男 7歳 朝30分程度 夜 4時間程度
二男 3歳 私と同じです。あと3ヶ月で幼稚園に入ります。
①どういうタイミングで、どういう「スキンシップ」をされてきましたか?
夜は1階で一人で寝ているので、朝おはようで「なでなで」をしています。午前中散歩に行きます。室内にいる時は良く話しかけたり、なでたりをしていました。膝が外れているので屈伸運動をすすめられ、朝夕抱っこをして屈伸運動をさせていました。
②どういうタイミングで、どういう「遊び」をされてきましたか?
二男が小さく、割と最初から噛んできていたので普段はケージの中で過ごさせ、遊ぶ時だけボールを転がして追いかけっこをしたりしていました。年末に靭帯を痛めたようで、今年になって以降はフローリングでは遊ばないようにし、今は庭につないでフリスビーを取ってくるとかボールを取ってくる等の遊びをしています。(ひもが動くような仕組みにしました)
③どういうタイミングで、どういう「しつけ・褒め方・叱り方」をされてきましたか?
トイレに行きたそうな時はケージのトイレ部分を仕切って上手にできれば褒め、出来ない時は黙って拭くようにしていました。お座りもできるので、話しかけお座りができれば褒めておやつをあげる時もありました。
体を拭くのが嫌いなため、唸ったり反抗的だったときは口を押さえつけたりしていました。噛まれた時はとても叱っていました。体罰もありました。主人も反抗的に噛まれた時はひっくり返して口を噛んで唸った事もありました。
④オヤツ、抱っこ、ナデナデ、声かけなどされてきましたか?
先に書きましたように屈伸運動は抱っこで行いますし、なでなでやお利口ねと声をかけていました。
⑤散歩は何分、どんなやり方でしたか?
朝は15分程度、以前は怖がって歩かないことが多かったので、一緒に止まったり抱っこしてしまったりしていましたが、今は歩くようになったので止まっても止まらず、引く時は後ろに引っ張るようにして歩いています。夜は10分程度 主人が行っていますが、同じようにしていると思います。
⑥一日のタイムスケジュールはどんな流れでしたか?
朝6時半ごろ家族が起きると起きて挨拶、その後また寝る。
8時過ぎ家族の食事が終わってから食事。散歩に行く前に室内のトイレか、庭に出してからおしっこ。
9時過ぎに散歩。帰ってから私と遊んだりお座りの練習。
10時過ぎに私たちが外出する場合は室内のケージ内で過ごす。
お昼頃戻って、私たちの食事の後食事をさせまた外で過ごす。
夕方5時前には室内に入り、犬用のガムを噛んだりしてその後寝る。
夜7時半過ぎ家族の食事が終わってから食事(主人が遅い場合は私たち3人が終わった後)。
その後10時過ぎには寝ます。
先週の月曜日に二男を噛みまして、金曜日にも体を拭こうとした私が噛まれました。やはりとてもきつく叱って鼻の部分をたたいてしまいました。土曜日はブラッシングの際にかなり唸ってきたので、顔を押さえて「いけない」と叱っています。
お留守番の後や朝は「お利口」と良く褒め、メリハリをつけようと心掛けてはいたのですが。やはり体罰がいけなかったのだと反省していますが、本気で噛んできた場合はどのように接したらよいのか、わからなくなってしまっています。
内容がわかっていただけると良いのですが。
まず犬の本気で噛む原因は次の二つのいずれかです。
1、接し方の間違いで犬が優位性を強く感じている
2、体罰に対して防衛本能がシンプルに働いている
今回は二つとも原因のようです。まず体罰ですが、すでにご理解いただいているようですので深くはお話ししませんが、犬の知能では体罰を理解できません。特に幼犬は知能も経験もまったくありません。生まれ持った防衛本能そのままで反応してきます。
グルーミングで触る・・頭をヨシヨシ・・その外にも、人間の手が近づく状況は全て体罰と結び付けて反応しますから、防衛のために噛みます。(あま噛みとは目的も原因も違います)。
そして感情的に怒ってはいけません。毅然と叱ることとは違います。興奮や感情で怒ると、臭いや脳波で犬に伝播し悪循環になります。よく興奮するとアドレナリンが出る・・なんて言いますよね。人間同士でも伝播することが科学的に証明されています。
もともとは甘噛みだったはずです。犬は狩猟動物です。動くものを追いかけ噛み付き破壊する本能を持っていますし、生れてからもそれを磨く行動をします。知能も低いです。まずは犬という動物の本質を知り理解してあげる事が大切です。そこから少しずつ人間社会のルールを根気良く教えていく必要があります。
それがご自分の中で理解できないと、どうしても感情的に怒ったり手が出てしまいます。でも、それでは犬が理解できないだけではなく、悪循環になってしまうことを知ってください。犬の一歳まではまだまだ苦労しますし、結果が直ぐに出ない時期です。でもやり続けなければいけない・・というガマンの時期です。
ただし、お考えになっていたように厳しい犬のしつけの意識は素晴らしく、必要不可欠ですので、これからもその意識を継続してお持ちください。
続いて接し方です。
かまい過ぎ・・ではなく、犬との接し方の問題です。無視だけでは関係作りもできませんし、物事を覚える機会も乏しくなってしまいます。
まず、意味の無い声かけ・ジロジロ見つめる・ナデナデ・オヤツ・抱っこ・・・これらを止めましょう。
それらの態度は全て、犬の本能からは「従属的」に映るからです。
接し方で意識することは、「犬に必ず何か指示を出す」ということです。意味無く声かけナデナデするのではなく、オテでもスワレでも何でも良いですから「指示を出す→従う→褒める」。このパターンを意識してください。従わなかったら型をとらせて褒める・・にすれば良いです。そうすれば楽しくスキンシップできますし、主従関係も深まっていきます。なお良いのは、あお向け・リーダーウォーク・主導型のボール遊びです。
ですので、犬との挨拶も今までのような「おはようナデナデ」ではなく、先ほどのパターンで接してください。(お出かけと帰宅時の挨拶は犬のストレスになるので一切しない)。
>目があった時は笑顔を向けるようにしています・・
↑これも、いつも犬に視線を送ることはしないでください。従属的な態度に映ります。ただし、叱る・褒める・指示を出す時はしっかりアイコンタクトをとってください。
褒め方も、「かん高い声かけでナデナデ」は従属的ですし、犬の興奮をあおってしまうので、頭や体をポンポンポンと軽くたたいて「○○良い子!」と毅然と褒めます。長く大げさな褒めも興奮をあおり、従属的になります。
抱っこしての屈伸運動も、ゆっくり長めの散歩の方が良いと思います。歩く事は人間にも犬にも一番良いです。軽い負荷での連続運動が良いですし、今は社会化が柔軟な貴重な時期(生後6ヶ月まで)です。最低30分以上は外の世界に触れさせ、他人・犬、車や自転車など多くのものを見せ会わせ社会化を促進してください。その不足が問題行動の一因になっている場合も多々あります。
それと膝が問題なかったとしても、この時期の犬にはまだ激しい運動をさせないほうがいいです。骨格の成長が一段落して、筋肉が充実してくる一歳近くまでは、全力疾走は避けたほうが良いです。
ヒモ付ボール遊びは必要ですので、短い距離でコントロールしましょう。獲物を追いかける、という本能のはけ口があればそれで良いです。必ずスワレ・マテをさせ、出来たら褒めて投げることを癖にしてください。(できなかったら型をとらせる)。また、ご自分の目を指差して「ミテ」で注目させるしつけも良いです。
噛み付き行為に対してですが、甘噛みの場合は「ダメ」と同時に犬の口を軽くつかんで、その後褒める・・という型と音の教えをアドバイスするのですが、今回は人間の手の動きに過敏に反応する状態になってしまっているので、直接触れる犬のしつけはしばらく避けましょう。
まずはリーダーウォークの徹底です。家の中、お庭・・少しでも時間があったら何度も何度も完全無視でやってください。(ムキにならずに毅然とした態度を示す)。特にゴハン前だとより主従関係が明確になります。それとヒモ付ボール遊びです。その二つなら直接犬に触れなくてもできます。
それをしばらく続けて、噛み付きの反応を見ながら、あお向けを少しずつやってみましょう。最初からムキになって長時間するのではなく、最初は一瞬ひっくり返して褒めて止める。そんな感じから始めて、徐々に静止時間を長く出来るように数をこなして教えてください。
それからブラッシングや体拭きですが、犬が噛み付いてやりにくかったら、特製の作業台を作ると良いです。安くするなら、ダンボール箱を縦に二つ重ねて天辺を木の板にしガムテープで止めます。1メートル以上の高さにして、幅はなるべく狭くします。犬は高くて狭い場所が怖いのでジッと大人しくなります。そこでグルーミングすればやりやすいですし、マテ・スワレの教えもそこで出来ます。
もし日曜大工で、木などでしっかり作れれば水に濡れるシャンプーでも活躍しますね。(ガーデニング用品などで安い既製品を買っても良いです。)
それから犬のしつけ教室ですが、もし有料なら止めましょう。オヤツやしつけグッズを使う教え方ならなおさらです。物を使うと、良い関係がどれだけ作れているか見えなくなってしまいます。無料なら社会化のために大いにご参加ください。無料のドッグランがお近くにあればなお良いです。
では、今回は以上です。
しばらくの間はリーダーウォークの徹底と散歩、全力疾走させないボール遊びを続け、様子を見ながらあお向け・・そんな形で犬のしつけを進めてください。
それでは頑張って続けてください(^-^)
問題の内容
○本気で噛んでくる
特に体を拭こうとした時。主人には頭をヨシヨシされた時も噛む
柴犬 5か月 メス 他には飼ってはいません。
・ご家族全員の年齢、性別、一日の愛犬との同居時間
主人 44歳 朝20分程度 夜2時間程度 散歩に行っています。
私 39歳 午前中少し出かける以外はほぼ一緒にいます。
長男 7歳 朝30分程度 夜 4時間程度
二男 3歳 私と同じです。あと3ヶ月で幼稚園に入ります。
①どういうタイミングで、どういう「スキンシップ」をされてきましたか?
夜は1階で一人で寝ているので、朝おはようで「なでなで」をしています。午前中散歩に行きます。室内にいる時は良く話しかけたり、なでたりをしていました。膝が外れているので屈伸運動をすすめられ、朝夕抱っこをして屈伸運動をさせていました。
②どういうタイミングで、どういう「遊び」をされてきましたか?
二男が小さく、割と最初から噛んできていたので普段はケージの中で過ごさせ、遊ぶ時だけボールを転がして追いかけっこをしたりしていました。年末に靭帯を痛めたようで、今年になって以降はフローリングでは遊ばないようにし、今は庭につないでフリスビーを取ってくるとかボールを取ってくる等の遊びをしています。(ひもが動くような仕組みにしました)
③どういうタイミングで、どういう「しつけ・褒め方・叱り方」をされてきましたか?
トイレに行きたそうな時はケージのトイレ部分を仕切って上手にできれば褒め、出来ない時は黙って拭くようにしていました。お座りもできるので、話しかけお座りができれば褒めておやつをあげる時もありました。
体を拭くのが嫌いなため、唸ったり反抗的だったときは口を押さえつけたりしていました。噛まれた時はとても叱っていました。体罰もありました。主人も反抗的に噛まれた時はひっくり返して口を噛んで唸った事もありました。
④オヤツ、抱っこ、ナデナデ、声かけなどされてきましたか?
先に書きましたように屈伸運動は抱っこで行いますし、なでなでやお利口ねと声をかけていました。
⑤散歩は何分、どんなやり方でしたか?
朝は15分程度、以前は怖がって歩かないことが多かったので、一緒に止まったり抱っこしてしまったりしていましたが、今は歩くようになったので止まっても止まらず、引く時は後ろに引っ張るようにして歩いています。夜は10分程度 主人が行っていますが、同じようにしていると思います。
⑥一日のタイムスケジュールはどんな流れでしたか?
朝6時半ごろ家族が起きると起きて挨拶、その後また寝る。
8時過ぎ家族の食事が終わってから食事。散歩に行く前に室内のトイレか、庭に出してからおしっこ。
9時過ぎに散歩。帰ってから私と遊んだりお座りの練習。
10時過ぎに私たちが外出する場合は室内のケージ内で過ごす。
お昼頃戻って、私たちの食事の後食事をさせまた外で過ごす。
夕方5時前には室内に入り、犬用のガムを噛んだりしてその後寝る。
夜7時半過ぎ家族の食事が終わってから食事(主人が遅い場合は私たち3人が終わった後)。
その後10時過ぎには寝ます。
先週の月曜日に二男を噛みまして、金曜日にも体を拭こうとした私が噛まれました。やはりとてもきつく叱って鼻の部分をたたいてしまいました。土曜日はブラッシングの際にかなり唸ってきたので、顔を押さえて「いけない」と叱っています。
お留守番の後や朝は「お利口」と良く褒め、メリハリをつけようと心掛けてはいたのですが。やはり体罰がいけなかったのだと反省していますが、本気で噛んできた場合はどのように接したらよいのか、わからなくなってしまっています。
内容がわかっていただけると良いのですが。
まず犬の本気で噛む原因は次の二つのいずれかです。
1、接し方の間違いで犬が優位性を強く感じている
2、体罰に対して防衛本能がシンプルに働いている
今回は二つとも原因のようです。まず体罰ですが、すでにご理解いただいているようですので深くはお話ししませんが、犬の知能では体罰を理解できません。特に幼犬は知能も経験もまったくありません。生まれ持った防衛本能そのままで反応してきます。
グルーミングで触る・・頭をヨシヨシ・・その外にも、人間の手が近づく状況は全て体罰と結び付けて反応しますから、防衛のために噛みます。(あま噛みとは目的も原因も違います)。
そして感情的に怒ってはいけません。毅然と叱ることとは違います。興奮や感情で怒ると、臭いや脳波で犬に伝播し悪循環になります。よく興奮するとアドレナリンが出る・・なんて言いますよね。人間同士でも伝播することが科学的に証明されています。
もともとは甘噛みだったはずです。犬は狩猟動物です。動くものを追いかけ噛み付き破壊する本能を持っていますし、生れてからもそれを磨く行動をします。知能も低いです。まずは犬という動物の本質を知り理解してあげる事が大切です。そこから少しずつ人間社会のルールを根気良く教えていく必要があります。
それがご自分の中で理解できないと、どうしても感情的に怒ったり手が出てしまいます。でも、それでは犬が理解できないだけではなく、悪循環になってしまうことを知ってください。犬の一歳まではまだまだ苦労しますし、結果が直ぐに出ない時期です。でもやり続けなければいけない・・というガマンの時期です。
ただし、お考えになっていたように厳しい犬のしつけの意識は素晴らしく、必要不可欠ですので、これからもその意識を継続してお持ちください。
続いて接し方です。
かまい過ぎ・・ではなく、犬との接し方の問題です。無視だけでは関係作りもできませんし、物事を覚える機会も乏しくなってしまいます。
まず、意味の無い声かけ・ジロジロ見つめる・ナデナデ・オヤツ・抱っこ・・・これらを止めましょう。
それらの態度は全て、犬の本能からは「従属的」に映るからです。
接し方で意識することは、「犬に必ず何か指示を出す」ということです。意味無く声かけナデナデするのではなく、オテでもスワレでも何でも良いですから「指示を出す→従う→褒める」。このパターンを意識してください。従わなかったら型をとらせて褒める・・にすれば良いです。そうすれば楽しくスキンシップできますし、主従関係も深まっていきます。なお良いのは、あお向け・リーダーウォーク・主導型のボール遊びです。
ですので、犬との挨拶も今までのような「おはようナデナデ」ではなく、先ほどのパターンで接してください。(お出かけと帰宅時の挨拶は犬のストレスになるので一切しない)。
>目があった時は笑顔を向けるようにしています・・
↑これも、いつも犬に視線を送ることはしないでください。従属的な態度に映ります。ただし、叱る・褒める・指示を出す時はしっかりアイコンタクトをとってください。
褒め方も、「かん高い声かけでナデナデ」は従属的ですし、犬の興奮をあおってしまうので、頭や体をポンポンポンと軽くたたいて「○○良い子!」と毅然と褒めます。長く大げさな褒めも興奮をあおり、従属的になります。
抱っこしての屈伸運動も、ゆっくり長めの散歩の方が良いと思います。歩く事は人間にも犬にも一番良いです。軽い負荷での連続運動が良いですし、今は社会化が柔軟な貴重な時期(生後6ヶ月まで)です。最低30分以上は外の世界に触れさせ、他人・犬、車や自転車など多くのものを見せ会わせ社会化を促進してください。その不足が問題行動の一因になっている場合も多々あります。
それと膝が問題なかったとしても、この時期の犬にはまだ激しい運動をさせないほうがいいです。骨格の成長が一段落して、筋肉が充実してくる一歳近くまでは、全力疾走は避けたほうが良いです。
ヒモ付ボール遊びは必要ですので、短い距離でコントロールしましょう。獲物を追いかける、という本能のはけ口があればそれで良いです。必ずスワレ・マテをさせ、出来たら褒めて投げることを癖にしてください。(できなかったら型をとらせる)。また、ご自分の目を指差して「ミテ」で注目させるしつけも良いです。
噛み付き行為に対してですが、甘噛みの場合は「ダメ」と同時に犬の口を軽くつかんで、その後褒める・・という型と音の教えをアドバイスするのですが、今回は人間の手の動きに過敏に反応する状態になってしまっているので、直接触れる犬のしつけはしばらく避けましょう。
まずはリーダーウォークの徹底です。家の中、お庭・・少しでも時間があったら何度も何度も完全無視でやってください。(ムキにならずに毅然とした態度を示す)。特にゴハン前だとより主従関係が明確になります。それとヒモ付ボール遊びです。その二つなら直接犬に触れなくてもできます。
それをしばらく続けて、噛み付きの反応を見ながら、あお向けを少しずつやってみましょう。最初からムキになって長時間するのではなく、最初は一瞬ひっくり返して褒めて止める。そんな感じから始めて、徐々に静止時間を長く出来るように数をこなして教えてください。
それからブラッシングや体拭きですが、犬が噛み付いてやりにくかったら、特製の作業台を作ると良いです。安くするなら、ダンボール箱を縦に二つ重ねて天辺を木の板にしガムテープで止めます。1メートル以上の高さにして、幅はなるべく狭くします。犬は高くて狭い場所が怖いのでジッと大人しくなります。そこでグルーミングすればやりやすいですし、マテ・スワレの教えもそこで出来ます。
もし日曜大工で、木などでしっかり作れれば水に濡れるシャンプーでも活躍しますね。(ガーデニング用品などで安い既製品を買っても良いです。)
それから犬のしつけ教室ですが、もし有料なら止めましょう。オヤツやしつけグッズを使う教え方ならなおさらです。物を使うと、良い関係がどれだけ作れているか見えなくなってしまいます。無料なら社会化のために大いにご参加ください。無料のドッグランがお近くにあればなお良いです。
では、今回は以上です。
しばらくの間はリーダーウォークの徹底と散歩、全力疾走させないボール遊びを続け、様子を見ながらあお向け・・そんな形で犬のしつけを進めてください。
それでは頑張って続けてください(^-^)
始めまして
7歳8ヶ月の柴犬、男の子のしつけ相談です。
主人の知り合いが急死され一人暮らしだったため急遽引き取ることになりました。うちへ来て3ヶ月です。
以前の家では来客などに吠えていたそうですが、うちでは、無駄吠えはありません。
しかし、本気で噛みます。
未遂も含めると何回も噛みました。
最初は餌がらみでした。
散歩も、ぐいぐいひっぱるし・・・
でもおとなしく、お座りなどするときもあり、愛情も芽生えてきました。
そんな時、主人を噛み(2回目)、主人が酷い体罰をしてしまいました。
主人は、処分を考えていましたが、私や子どもたちは、反対したのでもう少し様子を見ることにしたのですが、私が、ゴミを拾う時餌と間違えたらしく私を噛んでしまいました。主人は、竹の箒が折れるほど体罰を与えてしまいました。
それでも、私たちは、可愛くて・・・
でも、犬と仲良くなりかけていたのに、それ以来変な空気が漂うようになりました。
そんな時、主人が散歩に行き背中を撫でていただけなのに噛んだそうです。
主人は、他人を噛んだらいけないから処分する。というのですが。
主人の、虐待が関係を悪くしてしまったと思いますが、以前の飼い主から甘やかされていたとも思います。
犬に噛まれないで撫ぜてやれたり、仲良くなりたいのですが、できるでしょうか?
犬に限らず動物は皆、食と安全に関わる記憶と感覚が非常に鋭いです。生きるためですので当然です。
7歳8ヶ月の柴犬、男の子のしつけ相談です。
主人の知り合いが急死され一人暮らしだったため急遽引き取ることになりました。うちへ来て3ヶ月です。
以前の家では来客などに吠えていたそうですが、うちでは、無駄吠えはありません。
しかし、本気で噛みます。
未遂も含めると何回も噛みました。
最初は餌がらみでした。
散歩も、ぐいぐいひっぱるし・・・
でもおとなしく、お座りなどするときもあり、愛情も芽生えてきました。
そんな時、主人を噛み(2回目)、主人が酷い体罰をしてしまいました。
主人は、処分を考えていましたが、私や子どもたちは、反対したのでもう少し様子を見ることにしたのですが、私が、ゴミを拾う時餌と間違えたらしく私を噛んでしまいました。主人は、竹の箒が折れるほど体罰を与えてしまいました。
それでも、私たちは、可愛くて・・・
でも、犬と仲良くなりかけていたのに、それ以来変な空気が漂うようになりました。
そんな時、主人が散歩に行き背中を撫でていただけなのに噛んだそうです。
主人は、他人を噛んだらいけないから処分する。というのですが。
主人の、虐待が関係を悪くしてしまったと思いますが、以前の飼い主から甘やかされていたとも思います。
犬に噛まれないで撫ぜてやれたり、仲良くなりたいのですが、できるでしょうか?
犬に限らず動物は皆、食と安全に関わる記憶と感覚が非常に鋭いです。生きるためですので当然です。
ただし、親犬からしつけを受けたり、兄弟ゲンカをしたりしながら最初の社会化をはたし、次に人間の家族との間で主従関係を学んでいきます。それらが上手くいっていなかったことと、柴犬君の権勢本能も若干強いようです。
しかし、若干です。子供さんが処分させたくないと思うということは、常に凶暴で手におえない・・ということではないと思います。どうか犬の素性のせいにしないでください。犬としては普通の行動です。
犬は特に主従関係を大切にします。新しい家に来て数日間で、犬は自分と新しい家族との関係を良く観察して、感じていたのです。ご家族は自覚はないと思いますが、犬にとっては少し従属的に映る行動や態度はあったと思います。
しかし、犬のしつけのご経験がない、あるいは犬の本能を熟知していないと、なかなか気付けないことです。また、前のご主人が亡くなって、犬が可愛そう・・というお気持ちも、無意識に働いていたのではないでしょうか。
犬は犬の本能で、純粋に生きています。環境に適応します。ですので、犬のしつけをしっかり受ける環境に変われば犬も順応しますし、また悪い環境に戻れば、また問題行動を起こします。ただそれだけです。
しかし、最初の関係作りでつまずいてしまうと、犬のしつけを展開していったときに、犬は自分の優位性が無くなっていくので当然面白くなく反発もします。でもそれは、犬のしつけで必ず通る道ですから、焦らず感情的にならず、淡々と進めなければいけません。
体罰ですが、厳禁です。物をたたいて威嚇するなども厳禁です。自分が噛み付いていることと、受ける体罰を結び付けることは、犬の知能ではできないのです。シンプルに防衛本能で対応するだけで、逆効果です。それしか犬の知能ではできないのです。
おとなしい犬は、体罰を加えるとその人の前では何となくおとなしくなるのですが、それは自分の行為を反省しているのではなく、ただ単に体罰が嫌だから、とりあえず何もしないでジッとしているに過ぎないのです。そして弱い子供などを攻撃したりします。
今は、あお向けやマズルコントロールなどの「犬に触る系のしつけ」はしない方が良いです。犬は手の動きなどに過敏になっています。また、褒める時も頭や背中(犬から見えにくい高い場所)は避けてください。肩のあたりをポンポンポンとしてやり、「○○良い子!」とハッキリ伝えます。それ以上の褒め方や、かまい方は従属的になるので止めてください。
今はリーダーウォークを徹底すると良いです。食事前に入念にやってください。いったんフードの準備をして、それをあえて見せてからやります。これは食べ物で釣って行動させるのではなく、リーダーのおかげで食料にありつける・・という主従関係を明確に認識させるためです。
そして、しっかりスワレ・マテをさせてから食べさせます。食べてる途中も、何度も中断させます。ですのでリードを付けて食べさせると良いです。
決してかわいそう・・などと躊躇したり、そのような態度を見せてはいけません。本気噛みは危険です。犬のしつけには段階がありますが、今は本当に厳しく毅然と一貫して、やり続けないといけない状況です。
とは言っても、犬にも遊びや運動、狩猟本能のはけ口も大切ですので、毎日の散歩と主導型のボール遊びもしてあげてください。
犬のしつけは何歳になっても、どんな状況でも変化は出ます。また何歳になっても、良い子になっても一貫してやり続けないといけないのです。犬は成長しても、人間レベルの知能になるわけでもなく、犬の本能でシンプルに環境に適応して生きるだけだからです。
ただし、7年間の癖は簡単には抜けませんから、あせらず感情的にならず根気よく続けることです。結果はそれに比例ます。
では、頑張って続けてください(^-^)