犬のしつけがQ&Aで分かる!

トイプードル犬のしつけ方


pu.jpg m1.png1年2ヶ月半のトイプードルのオスです。

普通の時はバカがつくくらい甘えん坊で人にへばりついてるのですが、吐いた物を片そうとすると本気で噛んできます。そして吐いた物を食べてしまいます。後は台拭きを茶の間のテーブルの上等に置きっぱなしにしてて、それをくわえて逃げるので取ろうとすると噛みます。

確かに興奮すると本人はたぶん甘噛み?のつもりかもしれませんが、結構強く噛みます。人が歩くと付いて歩いて足首を噛みます。

そしてとにかくすぐに吠えます...。ムダ吠えと過度な甘噛み及び本噛みを直せないものかと思い、ご相談させて頂きました。


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トイプードル君の行動の全ては、主従関係の逆転の現れです。支配欲と権勢本能も強く出ています。

今回はやはり主従関係を取り戻す、積み上げていく方法を学んでいく必要があります。 ただし、それは単純な手法そのものが大事なのではありません。普段の何気ない接し方・・飼い主様ご一家の意識改革から始める必要があります。

犬はどういう人の言う事を聞きたいと思うのか・・どういう接し方をしていると主従関係が逆転してしまうのか・・そういった根本的なことから学んで、自分の感覚として身に付けなければいけません。 ですので普段の接し方を見直さないで、噛みグセを直す手法・・吠えを直す手法・・それらを上塗りしても意味がないのです。

 (余談ですが放し飼いは実はストレスになります。もちろん家族団らんや遊びの時間は放してスキンシップも取ってほしいですが、普段はケージ内に居させましょう。ケージ内に、四方と天井が壁になったハウス、トイレ、水ボトル・・これが理想です。ストレス・しつけ・安全、総合的に良いです。)

犬のしつけの全ての基盤は主従関係です。問題行動別の対処法はあくまで補助です。 まず、意味無くかまったり、気にかけすぎたり、甘やかしを一切止め、毅然とした態度を常に意識する・・オヤツや抱っこもいけません。それだけでも犬の反応は変わってきます。

そして犬の本能や考え方、主従関係を作る方法をもっと学んで、根気良く実践していただきたいのです。 プロトレーナーが使う短絡的な手法や、しつけグッズに頼ってはいけません。そんな単純に主従関係や信頼関係が積み上がるわけは無いのです。

ダメ犬ではなく、頭が良いから見抜いて言う事を聞かないのです。


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犬のしつけについて検索していたところ、とても興味のある紹介がされていたので思い切ってメールを書こうと思いお出しした次第です。

我が家はつい1週間前にペットショップでみつけたトイプードル・メス・生後5ヶ月を飼いはじめました。

実はこのトイプードルは息子が全額自分で出して購入した犬です。息子は小学1年生なのですが、生まれてから私たちが
コツコツと息子名義の口座に何か欲しいものがあったら迷わず自分で買える様にという思いで貯めてきたものです。

ふと息子が「犬が飼いたい!」と申し出てきました。息子なりの気のつかいなのか、それともただ欲しかっただけなのかは本人しか分かりませんが、その思いを叶えたいと主人と相談してトイプードルを迎え入れることになりました。

迎え入れてから1週間とまだ日も浅いのですが、ケージから出すと外で粗相は必ずしてしまいますし、名前を呼んでもくる気配すらないですし、お座り・まて・来い・ふせ・・・などのコマンドなどは到底出来るのかすら不安な状態です。
ケージ内のトイレの失敗も8割です・・・。若干の甘噛みもありまして、それもよいのか悪いのか私自身がよく分かっていない状態です。(犬を飼うのは初めての初心者です)

家族として笑顔でいたいからしつけをしたい・・・という気持ちもありますが、しつけがしっかり出来ることで息子が穏やかに今を生きてほしいという願いが切にあります。

トイプードルを飼ったら一緒に散歩につれていく!という息子の夢を叶えてあげたいという気持ちでメールを送らせていただきました。日が浅い飼い主でも実行することは出来るのでしょうか?

なんだかよく分からないメールになってしまいましたが少しでも良い方向へトイプードルを導けたらと思っております。
お忙しいとは思いますが、お答え頂ければ幸いです。


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5ヶ月のトイプードルちゃんですね。体はかなり、大人に近くなっています。ショップにずっと居て、しつけされない時期が長かったので多少苦労はされると思います。そして成犬としての本能も色濃く出てくる時期です。犬の生後半年というと、赤ちゃんはもうとっくに卒業していまして、人間でいうと10代半ば・・という感じです。

もう直ぐ反抗期に入ります。今の時期に人間との基本的な関係が出来上がりますので、しっかり取り組んでください。

私のしつけ法は、プロトレーナー達が使う表面的な調教ではありません。時間をかけて主従関係を積み上げていくものです。だから「どうコントロールするか」などというテクニックは重要ではないのです。犬がどんな目線で家族を見ているか・・人間の家族は犬にどう接するべきか・・それを中心に解説しています。

どんなに素晴らしい行動を教えるテクニックがあったとしても、犬がその人を認めていなければ犬は言う事を聞きません。オヤツやモノで表面上コントロールしても意味は無いのです。

日が浅い飼い主だからこそ学ぶべき根本なのです。私のしつけはテクニックそのものは複雑ではありませんが、とても根気がいります。常にリーダーとしての振る舞いを犬に見せ続けなければいけません。

息子さんに本当に噛み砕いて何度も教えてください。「自分がリーダーなんだ、自分がしっかりしなきゃいけないんだ」と思わせるように解説してください。

ホームページの内容は「犬と主従関係を築くための態度・接し方」について主眼をおいています。もちろん体をコントロールしたり、行動の教え方などの解説もありますが、本当に重要なのは飼い主の意識なのです。犬の本能を理解してあげ、リーダーとしての自覚を持てるか・・全てはそこなのです。

意識は自然に行動や態度に現れます。犬はそれをとても良く感じ取ります。それがあいまいなままで、しつけ手法だけを加えても犬は言う事を聞きません。

テクニックとしては難しくない分、心を強くしていかなければいけません。感情的にならず毎日毎日何度も何度もやり続けなければいけません。結果を求めすぎたり、あせればあせるほど悪循環になります。

また犬のしつけは息子さんに全部任せないでください。さすがに小学校一年生で全てのことを解決するのは難しいです。ご両親がまずしっかりトイプードルちゃんをしつけて、手本を見せながら息子さんにさせる・・そういうスタンスにしてください。

「コマンド」という言葉を使われているので、犬ののしつけ本を何か読まれたでしょうか。しつけグッズを使ったりオヤツで釣る手法が書いてあったら、そこだけ無視してください。人間と犬の主従関係について書いてあったらそこだけ読んでください。

あとはリーダーとしての毅然とした態度を見せ続けることです。体罰や脅かしは厳禁です。行動の教えは犬の体で体現させて音とジェスチャーの関連付けで教えてください。それを根気良くやるしかないのです。近道はありません。あると言うプロトレーナーは詐欺師です。

ま~大げさに言いましたが大丈夫です(^-^) 毅然とやり続ければ必ず犬のしつけは結果に出ます。後に振り返って「そういえば大変な時期もあったね」、くらいの感じになりますから心配しないで良いです。※もちろんやり続けないと結果は出ません。

もう3ヶ月くらいすると反抗期に入り、犬本来の権勢本能などが出てきます。踏ん張りどころですので気持ちを強く持って頑張ってください。


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我が家のトイプードル9ヶ月、オスのことについて悩んでおり、わらをもすがる気持ちでメールさせて頂きます。どうぞ宜しくお願いします。

家族構成は私と妻、そして一匹です。私は通常、家で仕事をしています。とはいっても、犬にべったりというわけではありません。

私が朝起きると、朝食を食べてからごはんをやり、散歩に連れて行きます。その後、私は仕事を始めて、夕方になってまたごはんをやって、散歩につれて行きます。ただし、散歩の時間は不定期にしており、天気や事情によっては散歩に行けないこともあります。

家の中でトイレもちゃんとできますし、リーダーウォークもまあまあできます。私のことをリーダーだと思っているようです。しつけにおやつはあまり使っていません。ただ、可愛がる妻に対しては、ひょっとしたら自分より下だと思っているかもしれません。でも、吠えることもしませんし、甘噛みをしても、ダメといったら直ぐに辞めるし、本当に気立ての良い可愛い犬です。

問題は4日ほど前のことです、私が犬の態度にかっとなってしまい、いわば折檻をしてしまったんです。叩いたり殴ったりといったことはしませんでしたが、首を捕まえて持ち上げたり、揺さぶったり、追いかけて怖がらせたりといったことを、15分くらいも続けてしまったのです。彼は失禁して怖がりました。

とんでもないことをしてしまったと、私も非常に落ち込んだのですが、そのようなことをされた彼は、当たり前なのですが、それ以来私のことが怖くて仕方がなくなってしまいました。近寄るとしっぽをキューっとお腹の方に丸めて、へなへなと座り込んでしまいます。うなったり牙をむいたりして威嚇することはありません。

その一方で私のことをただ避けるのではなく、朝、私が起きてきてケージを開けてやると、しばらくして、ちょっと遠くから様子を伺いながら遊びに来たそうにするのです。「おいで」と言うとけなげにも来るのですが、しっぽはたらんと下がっています。

散歩の時は、しっぽが上がり、楽しそうにします。でも家に帰ってきたら、ちょっと不安そうになり、なにかのタイミング(何がきっかけかわかりません)で、しっぽをお腹の方へやって、恐怖のあまりか、固まってしまいます。そうなると、たとえお菓子(クッキー)を食べている途中だったとしても、ポトっとお菓子を落とし、固まってしまうんです。

昨夜、お座り、フセ、マテ、などをしてから、おいで! というと、嬉しそうに走って来ました。事件以後、はじめてしっぽを振ってくれました。でも、また今日、ちょっと楽しそうにしている途中で、理由は分からないのですが、ものすごく怖くなったようで、ヘナヘナとなってしまいました。

このようなことになってしまったのは私の酷い行動のせいで、心から反省しています。一方で、私のことを怖がってしまう犬がかわいそうで仕方ありません。いったい、どのように接していけば、彼の恐怖心が薄らぎ、安心して生活することができるようになるでしょうか? そして、どうすれば以前のように犬との楽しい生活が戻るでしょうか?

なお、妻に対しては、怖がることなく、以前と同じように遊びに行きますし、妻がだっこしても嬉しそうにしています。

なにとぞ、よきアドバイスを宜しくお願いします。


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まず、気を落とされなくて良いです。今後二度となさらなければそれで良いことですし、信頼関係は取り戻せます(^-^)

ただし、動物は自分の食と安全に関わる記憶と感覚は非常に強いですから、心を解きほぐし、信頼を回復するには時間がかかります。そして今の時期は反抗期の真っ盛りです。大きな気持ちでジックリ根気良く接してあげる必要があります。

お話を伺う限り、この時期で問題行動がほとんどないということですから、トイプードル君は非常に素性が良い子です。幸運な出会いに感謝しなければいけません。

ただし、今のままの接し方では後に問題行動を起こす・・つまり主従関係の逆転はありえます。

オヤツ、抱っこは止めましょう。もう赤ちゃんではありません。6ヶ月くらいまでは消化器官が未発達なので、ドライフードをふやかして3回~4回に分けて与える必要はありますが、オヤツは不要です。

オヤツも抱っこも犬の視点から見ると、従属的に映るのです。大げさな褒め方、意味無く声をかける、意味無くかまうことも同様です。それが犬の本能です。

これから犬本来の権勢本能がドンドン強く出て来る時期ですので、普段の何気ない態度やしぐさに注意しなければいけません。甘噛みをするのは相手を試す行動です。反応を見ています。そこで受け入れたり、あいまいな態度を見せ続けると主従関係を誤認します。

まずはシッカリ犬の本能と主従関係の作り方を学ばれるのがよろしいです。犬との信頼関係=主従関係です。オヤツ、抱っこでは良い関係は作れません。それをやってしまうと本当の主従関係がどれだけ築けているのか分からなくなってしまうからです。

意味無くかまうのではなく、何でも良いから指示を出す・・スワレでもマテでもフセでも良いです。

「指示を出す→犬が従う→褒める」を積み上げることで信頼関係=主従関係が深まっていきます。トイプードル君の不信も取り戻せます。またヒモ付ボール遊びも良いです。飼い主が遊びの主導権をにぎりコントロールできるので、楽しく遊べて主従関係も作れます。

 

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m1.png愛犬の種類: チワワ(3歳2ヶ月)♂ と トイプードル(1歳4ヶ月)♂

問題の内容:咬む(特に娘14歳に咬み付く) チャイム、来客者に吠える  あちこちにオシッコする
 
家族構成:

主人:朝起きてすぐ会社に行くので撫でるのみ。夜遅く帰ってきて、おやつをあげたりしながら少し遊ぶ。
私:朝、子供達を送り出しご飯を食べてから犬たちにご飯。その後散歩してから出勤。夕方帰宅して寝るまで5時間ほど一緒に過ごします(家に居る)が、娘の送り迎えで忙しい時は2時間くらい。
娘14歳:朝、チワワに吠えられながら家を出るので触れられない。(ソファから立ち上がったり走るとけたたましく吠えられる)帰宅後習い事のある日は3時間ほど、無い日は7時間くらい。
息子13歳:朝触れずに家を出る(忙しいから)一日4~5時間ほど一緒にいるがほとんどかまっていない。
 
ゲージの状態:今、家にはゲージが一つしかありません。主に出かけてるとき、夜寝るときにトイプードルがハウスしています。チワワは出っ放しです。寝るときは私の布団で一緒に寝てます。
トイレ:ゲージの中とゲージの隣に置いてありますが、二匹とも足を上げてするのでゲージの横にもシーツを付けてます。
 
特に悩んでる事は、チワワが娘に咬み付く事です。手や脚は傷だらけ、ついに顔を咬まれてしまい、さすがに触るのが怖くなってしまったようで私も悲しい気持ちでした。
今まで《森田さんの・・・》しつけを試してみましたが、興奮状態になると何をやっても手がつかず効果は望めませんでした。
たまに機嫌の良い時なのかわかりませんが,娘に対して抱っこして~と甘えてきたりすることもあります。が、撫でてあげてる途中でいきなり咬んできたり唸ったりします。
 
ちなみに一番なついているのは私です。2匹とも散歩の時にぐいぐい引っ張るわけではありませんが私より前に出てます。チワワは興奮状態の時には私にも咬みついてきます。自分からお腹をみせてきますが、真上を向くことは無いです。
トイプードルは社交的で咬む事はないですが、チャイムで吠える、散歩中他の犬に吠える(遊びたがってるような感じです)オシッコをあちこちしてしまうです。2匹ともソファや買い物袋などでオシッコしてしまいます。
 
*褒めるときや、遊んであげるときは目を見てあげていいのでしょうか?
*チャイムや咬みついたときにもリーダーウォークとありますが、常にリードを付けている状態でいるということですか?


m2.pngまずご家族全員で、根本的な接し方を見直してください。犬の本能を知ってください。
 
意味なく見つめる・意味なく声をかける・意味なくナデナデ・オヤツ・抱っこ・・・それらは犬の本能の視点から見た場合に、全て「従属的」に映っています。群れの法則からすると下位の者がとる態度になります。
 
相手が自分にいたれりつくせりしてくれるわけですから、当然自分の優位性を強く感じます。それを繰り返していくと、やがて主従関係が逆転してしまいます。
 
息子さんの態度が結果的に正しい態度になっているわけです。ただし、触れないことが良いのではなく、物事は教えないと覚えられませんし、触れなければスキンシップにもなりません。
 
ですので、触れたい、かまいたい・・と思ったら必ず何か指示を出すことです。オテでもスワレでも良いです。「指示を出す→犬が従う→褒める」。このパターンを犬との接点、犬と触れる時のルールにすれば良いです。
 
それが主従関係の確認であり、積み重ねることで信頼も増していきます。出来なかったら型をとらせて褒めます。
 
まず一番基礎の基礎・・そこから始めてください。皆さんは犬のリーダーです。毅然とした強く頼もしい存在でいてください。良くそれを自覚し、ご自分の意識に植えつけてください。意識できると自然に態度に出るようになります。犬達も感じ取ります。それが犬のしつけの根本です。その意識がないと、どんなに良い手法を上塗りしても意味がなくなってしまうのです。
 
そしてそれプラス、あお向け、リーダーウォークを頻繁にしてください。ケージから出すとき・ゴハン前など頻繁に。
 
リーダーウォーク=散歩ではありませんので、家の中でも頻繁にしてください。お嬢さんが、あお向けが怖いようでしたらリーダーウォークから始めてください。そしてあお向けも厚手の手袋などして、リラックス出来る準備を整えてチャレンジしてください。
 
噛む行為も同様に手袋をして教えます。片手で首輪をつかみ、片手を犬に見せます。噛もうとしたら「ダメ」と同時に首輪を軽く引き、もう片手で口を閉じます。当然噛めませんので褒めます。そしてまた開放して手を見せるとまた噛もうとするので「ダメ」と同時に首輪を・・・この繰り返しです。そうやっていくと、手を見せても噛まなく瞬間がきますので、そこでしっかり褒めて何度も反復します。
 
指示を出す・叱る・褒める、この時はしっかり視線を送ってください。それ以外ではジロジロ見て気にすると従属的に見られます。
 
しばらくの間、チワワくんをケージから出すときはリードを常に付けるようにすると良いです。それならお嬢さんもリラックスできますし、何か悪いことをしたら直ぐにリーダーウォークに移行できます。またオシッコをしそうになったらすぐにトイレに誘導できるからです。
 
興奮状態では無理にアレコレ指示を出さず、毅然とリーダーウォークをすると良いです。それでも興奮が激しい場合はケージに入れてください。犬は感情のコントロールが上手くできませんので、ケージに入れ時間と距離をおき冷静にさせてください。
 
しつけがしっかり浸透するまでは、放し飼いは止めましょう。放し飼いは広い家の中、広い部屋がテリトリーになります。犬にとってはそれは大きすぎるのです。守る為のストレスも大きくなり、マーキング(オシッコ)もしたくなります。主従関係の逆転もマーキングの原因です。誰かがしっかり見ていられない時間帯はケージで過ごさせるようにしてください。
 
チワワくんと同じ布団で寝るのはいけません。自分の優位性を感じる要因の一つです。他の家族が順位が低いと思ってしまいます。お嬢さんより自分の方が大事にされているわけですから・・
 
ケージの中にハウスを置き、チワワくんとトイプードルくんを一緒に居させます。ケンカはしないですよね?ケンカするようならケージとハウスを二つ用意してください。
 
来客で吠える場合ですが、あえて避けずにワザと来客の前に出し、そこで慣れさせ教えます。教え方は噛み付きのところで解説したものと同じで良いです。犬も哺乳類です。経験も慣れも必要ですし、教えられないと何が悪くて何が良いのか分かりません。人間よりも知能が低いのでなおさらです。
 
では、いくつかお話いたしましたが、まずは根本の意識です。それだけでも変わります。結果はすぐ出ません。長い間主従関係を誤認していたわけですから、取り返すのもまた時間がかかります。あせらず大きな気持ちでジックリ取り組んでください。
 
ご家族皆さんで、HP、メールの内容を何度も読み返してください。
 
では、頑張って続けてください(^-^)

 

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うちには7ヶ月になるトイプードルのメスが居ます。今まではほぼ部屋での放し飼い。トイレも間違えたところにひたすらトイレシートを置いてる状態。

私が出掛ける時以外はケージには入れてないせいでケージの中を嫌がり左右に歩き跳ねながら騒いでしまいます。ケージの中でのトイレもはみ出してしまいます。よくよくはケージだけをトイレにしたいのですが可能でしょうか。

あまりにも見てやれないので褒めたりも出来てません。


m2.pngもちろん家族団らんや家族が見ていられる時間帯は、トイプードルちゃんをケージから出してスキンシップを深めたり、遊びや犬のしつけをするべきなんですが、「放し飼い」はいろんなデメリットがあります。

まず今回のようにトイレが覚えられないというのもあります。それからトイプードルちゃんにとって人間の家や部屋は大き過ぎるのです。放し飼いだとテリトリーが大きくなってその分守るストレスも大きくなります。マーキングもしたくなります。今はちょうど成犬への移行期であり反抗期です。まだまだこれから犬本来の権勢本能などが強く出てきます。

もちろん今まで好きにさせてきたので、ケージに入れれば嫌がりますが、それもトイプードルちゃんにとって必要なしつけです。騒いだらいけないということも教えなければいけません。人間がトイプードルちゃんに合わせるのではなく、トイプードルちゃんに人間と暮らす、あるいはそのご家庭のルールを教えなければいけません。それがしつけです。

まずはトイプードルちゃんのしつけ、安全、ストレスを考えて普段はケージに居させるべきです。

そして最も大事なことですが、トイレにしても何を教えるにしても、主従関係が出来ていないと犬は聞く耳すら持ちません。どんなに優れたトイレの教え方があったとしてもです。これから成犬としての権勢本能などが強くなっていきますので、もし主従関係があいまいな状態でしたら、この機会にしっかり作っていく必要があります。それが出来ればトイレのしつけにも大きな影響があります。

 トイプードルの飼い方・育て方・しつけ方
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質問内容
お世話になっております(トイプードル1歳2か月)。先日、メールで教えていただいたことを実践いたしました。

まず、リーダーウォークとあおむけ固めの強化。1日目からすぐに変化がありました。母に協力してもらい、ピンポンの練習をしたところ、やはり吠えてましたので、リードチョン引きを。吠えたらチョン、吠えたらチョンの繰り返しを1回だけ練習しました。

トイプードルは普段、リビングのサークルの中にいるんですが、窓から見えるうちの前にある広場(アパートの方の駐車場)の出入りにすごく敏感でした。

もちろん、カーテンは閉めてるんですが、作業服の方が帰ってきたり、出てったりすると必ず吠えていたのが、なくなりました。1日でこんなに変わるとは・・・☆

家族の帰宅時吠えることもなくなりました。私の職業柄、ほぼ毎日ヤマト運輸の方が集荷に来るのですが、ドライバーの方々にも吠えなくなりました。

ですが、まだ完璧ではなく、時々『わん!』と一声してしまいます・・・。リードを付けていないときに吠えた場合はどのようにしたらいいでしょうか??

今はトイプードルの目を見て『シ!』と言ってます。一応おさまります。ひどいときは、あおむけ固めを行っています。

あおむけ固めについても1つ質問です!
リッキーちゃんのように自分からあおむけになってもらうよう、『ゴロン』の掛け声と右手人差し指で左の方へ払うようなジェスチャーで教えていますが、どうも自分からどのようにゴロンのポーズへ持ってったらいいのかわからないようです。

なので『ゴロン』と言っては私が、トイプードルをそのポーズにしちゃってます。何かコツはありますか?

1日30分とまではいかないにしても、お散歩へ連れて行くとすごく喜んでいます。リーダーウォークを強化したので、リードの引っ張りもほぼなくなりました。ホントに首輪が抜けてるのかも・・・と心配になるくらい軽いです。今までちょっとさぼり過ぎてたんだと反省しております。

トイプードルが私のズボンの裾を噛むのは、お散歩開始時だけなんですがまだ治りません。リーダーウォークをしようにも、足にこぶりつくかんじで歩行の邪魔をしてます。試しにリードのチョン引きをしてみたのですが、これはどうなんでしょうか?
あおむけ固めのほうがいいでしょうか・・・?

長々とすみませんでした。お時間があるときでいいので、ご返信お待ちしております(^^)


返答内容>リードを付けていないときに吠えた場合は・・

↑指示音を関連付けてありますので、「シ!」で注意して止めればもちろんそれで良いのですが、それでも止めない場合は、トイプードルちゃんの所に行って無視しながらリードを付けて、お話した手法でまた教えてください。

宅急便が来ている場合なら、リードを付けてそのままトイプードルちゃんも連れて行って来客に対応してください。そこでも吠えたならば「シ!」&チョン引きです。

関係作りがしっかりしていき、教えも浸透してくれば「シ!」の注意で止めるようになりますし、いずれは吠え自体も無くなっていきます。

仰向けは関係作りのための手法ですので、飼い主さんに対してトイプードルちゃんが要求吠えする時は仰向けでも良いのですが、来客に吠えるのは基本は警戒吠えですので、あお向けよりも容易にできて来客にもそのまま対応できるリードのチョン引きの方が良いです。

>『ゴロン』と言っては私がそのポーズにしちゃってます。何かコツはありますか?・・

↑今はそれで良いです。まだ本当の主従関係が出来ていなくて、トイプードルちゃんが心を許していないのでそうしません。犬にとって、仰向けの体勢は非常に無防備で難しい体勢ですので、簡単にはいきません。

とにかく普段の接し方を基盤にして関係作りを意識し、遊びの中でもゴロンの型作りと褒めを繰り返し、楽しい記憶も作らせながら、今は慣れを待つしかありません。

>リーダーウォークをしようにも、足にこぶりつくかんじで歩行の邪魔を・・
↑これは主従関係が不十分な結果ですので↓

>試しにリードのチョン引きをしてみた・・
>あおむけ固めのほうが・・

↑どちらもやってください。

犬の飼い主さん家族のやるべき事は、トイプードルちゃんにとって本当に信頼できる・認められるリーダーになる!ということです。

毎日毎日意識して生活していたら、いつの間にか無意識に当たり前のようにできるようになっています。それまで続けることです。犬のしつけは犬との根競べであり、自分との戦いでもあります・・・

 

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質問内容今5ヶ月半のトイプードル♂の甘噛みと吠えぐせに悩まされています。また信頼関係も崩れがかっていると思います。我が家には2ヶ月になる前に来ました。(ペットショップで購入)

初めて犬を飼うため不安な事があるとネットや飼育本で試行錯誤しながら今まで育ててきました。

でも最近遊んでても途中で床の匂いを嗅ぎ出したり、自分勝手な行動が多くなり、こちらの指示にも従う事がなくなってきました。

ネットでいろいろと検索していたら堀川さんのホームページにたどり着きました。読んでみると 共感する事が多く、今の悩みも解決できるのでは思いましたが、家族には今のままでもいいんじゃないかと理解してもらえませんでした...。

でも最近散歩デビューしたのですが、ほとんど歩いてくれませんでした...でも初めて会う人やワンちゃんにも吠える事はなかったです。

3日目にはたいぶ歩くようになり良かったと安心したのですが、先日娘が一人で散歩に行った際、全く歩こうとしなかったようです。

この事がきっかけで、このままではいけないと思ったようです。

家族構成:
主人(40代)主人がケージから出してあげようとしゃがむと、慌ててハウスに入り上目使いで様子を伺ってます。ケージから離れるとハウスから出て主人の足元にまとわりつき、お腹を出したりします。その後、主人の足元で寝るので主人はうちわで扇いであげてます。主人は甘噛みしたり言うことを聞かない時、体罰(叩く)してました。基本あまり遊んだりかまったりは少なかったです。というかトイプードルが遊ぼうとしなかったようです。

私(40代)専業主婦なので、一日中一緒にいるので、ご飯やお世話は私がしています。午前中は家の事などで忙しいので、かまっていません。昼から時間があるのでケージから出して、ぬいぐるみなど持ってこいの遊びをしてました。ケージから出す時、遊ぶ時スワレ、マテなどはしてました。

ケージから出たら、まず私の匂いを嗅いだり手に甘噛みしてきてましたが、怒ったり、口に手を入れてノーと言ったりしてましたが、この時あまりにもひどい時は両手で顔を押さえて目を見ながら 感情的に怒ったりしてしまいました。そんな事をしていたら、ケージにいる時に脚を舐めたりカミカミしてたり、しっぽを追いかけ回したりなどのストレスサインが見られたので、思いっきり好きにさせてみたら落ち着いたようにみえたので、本気で噛まないし甘噛みを許してきてました。

それからしばらくして、こちらの指示に従わなくなってきたように思います。今思えば我が家に来てから接し方をいろいろと変えてしまって混乱させてたと反省してます...。

ホームページを見てから、首輪を着けケージから出す時はリードをしてますが、金具のところを噛んでしまいます。噛むので首輪を持とうとすると、その手を噛もうとしてきます。口を閉じようとしてもさらに噛もうとしてくるので無理です...。

娘(10代後半)部活などで忙しく平日はほとんどかまっていませんが、抱っこやナテナデ 声かけなどはしてました。接するときは私とほとんど同じでしたが怒ることはしてません。

息子(10代半ば)娘とほぼ同じですが一番接する時間が少ないです。たまに遊ぼうとすると飛びかかることが多いです。

最初の頃は皆で遊んでましたが、最近は私が一人で遊んであげてました。家族で接する時間が少なかったと思いますが、皆どう接したらいいのかわからなくなっていたんだと思います。

最近は私の時間があるのが分かると、構ってほしいのか要求するかのように吠えてきます。無視するかその場を離れると諦めて寝たりしています。

ケージの中では、ある程度言うことを聞いてくれるのですが、出ると最初だけですぐ伏せをしてしまい聞いてくれなくなります。その時はひたすら、おすわりなどの指示を出し続けたり、リードを引いておすわりの姿勢を取らせますが、すぐ伏せの状態に戻ってしまいます。あまりにも聞かない時はケージに戻します。

基本的にはとてもお利口なんだと思っています。私達の接し方の悪さが今の状況を作りあげたのだと反省してます。

また来月お盆の帰省で購入したペットショップに2泊3日で預けることになっています。こんな状態で預けてしまっていいのか不安です。長文で言いたいことが伝わりにくかったかもしれませんが、家族皆トイプードルのことは大好きなので、お互いが幸せに暮らせるためにも是非とも助けてください...。

 

返答内容

今回は、トイプードル君の生い立ちにまず問題がありました。

2か月前にショップで購入・・ということは、その前に中継業者がいて、さらにその前にブリーダーで親兄弟から引き離されています。

まだ情緒も安定していないし、噛み癖のしつけを親犬が十分して理解する前に、引き離されてしまっています。

それがまず影響していますが、これはもう終わったことです。また、一方で人間家族に早く慣れることができる・・というメリットもあります。しかし、それは「正しい犬のしつけができる人間家族」でなければいけません。

そこを誤ってしまったようです。もちろん、今から十分取り戻せますので、しっかり学んで皆さんで変えていってください。

まだ取り戻せる・・ということは成長期だからなのですが、成長期ということは「不安定」ということでもあります。

つまり、今の生後5か月くらいでは、まだまだ問題がたくさんあって当たり前なのです。それは知っておいてあげてください。人間でいう20歳は、犬では2歳くらいですから、まだまだ幼すぎるんです。

結果は期待してはいけません。

かと言って、今までの接し方がそのままで良い・・ということではありません。

トイプードル君は反抗期に入っていますが、まだこれからもっと大変になります。自我・権勢本能・相手を見抜く視点はドンドン鋭くなっていきます。

今が分かれ道です。ここでしっかりした犬のしつけを続けないといけません。

まずは、犬という動物が、人間の何をどう感じるか・・これをよ~く!理解しないといけません。

ジロジロ見つめて、猫なで声でナデナデ、抱っこにオヤツ、体罰や天罰・・こういう人間の対応を、犬がどう見て・どう感じて・どう対応するのか。これを理解してあげないといけません。

表面上の手法を上塗りだけしても、犬のしつけは必ず失敗します。

これを絶対に忘れないでください。


>生後5か月半・・最近散歩デビューした・・

↑これは遅すぎます。犬の中で適応力や順応力がもう鈍くなっています。今まで習慣に無かった犬からしてみたら、嫌だし怖いし驚くことばかりなんです。

もっと早く適応させないといけませんでした。

これからは毎日散歩に行きましょう。ただし、激変しないことです。あせって急に時間を増やしたり無理に引っ張ったりしないで、まずは近所から、毎日毎日少しずつ時間を増やしていくことです。

主従関係によっても、「歩く・歩かない」が、まったく違ってきます。


>言うことを聞かない時、体罰(叩く)してました・・

↑体罰は絶対に止めてください。犬の知能では、自分の間違いと体罰を関連付けて反省する知能はありません。防衛本能と嫌悪感が鋭くなっていくだけです。

何をどうすれば良いのか、良い型で体現で教えることと、主従関係を示すことです。

団らんや遊びの時も、リードを付けて関係作りをしていただきたいですが、今までの関係からしたら、犬だって面白くないです。反発したり噛んだりしたくなります。

でも、そこでまた犬に合わせるから何も変わりませんし、ますます犬が誤解していきます。

噛まれないようにリードを短めに持って上げながら、リーダーウォークをしてください。


・・と、手法のお話をしてきましたが、これらも表面上の操作だけでは意味がないのです。どういう意識で何を示そうとするか・・このマインドセットができていないと逆効果になるのです。


まずは、本書と必ずQ&Aサイトも熟読していただいて、マインドセットをご自分の意識に叩き込んでください。

Q&Aサイトなら、細かい対処法もたくさん出ています。今回のような状況は、まだまだ序の口です(笑)同じような事例が山ほど掲載されています。

犬の特性を理解すること、どう意識で接すれば良いか、どう遊べば良いか、どう散歩したら良いか・噛んだり吠えたりは、どうしつければ良いか・・

 

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犬のしつけアドバイザー
堀川春広
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