5ヶ月半のトイプードル犬♂の甘噛みと吠えぐせのしつけ
今5ヶ月半のトイプードル♂の甘噛みと吠えぐせに悩まされています。また信頼関係も崩れがかっていると思います。我が家には2ヶ月になる前に来ました。(ペットショップで購入)
初めて犬を飼うため不安な事があるとネットや飼育本で試行錯誤しながら今まで育ててきました。
でも最近遊んでても途中で床の匂いを嗅ぎ出したり、自分勝手な行動が多くなり、こちらの指示にも従う事がなくなってきました。
ネットでいろいろと検索していたら堀川さんのホームページにたどり着きました。読んでみると 共感する事が多く、今の悩みも解決できるのでは思いましたが、家族には今のままでもいいんじゃないかと理解してもらえませんでした...。
でも最近散歩デビューしたのですが、ほとんど歩いてくれませんでした...でも初めて会う人やワンちゃんにも吠える事はなかったです。
3日目にはたいぶ歩くようになり良かったと安心したのですが、先日娘が一人で散歩に行った際、全く歩こうとしなかったようです。
この事がきっかけで、このままではいけないと思ったようです。
家族構成:
主人(40代)主人がケージから出してあげようとしゃがむと、慌ててハウスに入り上目使いで様子を伺ってます。ケージから離れるとハウスから出て主人の足元にまとわりつき、お腹を出したりします。その後、主人の足元で寝るので主人はうちわで扇いであげてます。主人は甘噛みしたり言うことを聞かない時、体罰(叩く)してました。基本あまり遊んだりかまったりは少なかったです。というかトイプードルが遊ぼうとしなかったようです。
私(40代)専業主婦なので、一日中一緒にいるので、ご飯やお世話は私がしています。午前中は家の事などで忙しいので、かまっていません。昼から時間があるのでケージから出して、ぬいぐるみなど持ってこいの遊びをしてました。ケージから出す時、遊ぶ時スワレ、マテなどはしてました。
ケージから出たら、まず私の匂いを嗅いだり手に甘噛みしてきてましたが、怒ったり、口に手を入れてノーと言ったりしてましたが、この時あまりにもひどい時は両手で顔を押さえて目を見ながら 感情的に怒ったりしてしまいました。そんな事をしていたら、ケージにいる時に脚を舐めたりカミカミしてたり、しっぽを追いかけ回したりなどのストレスサインが見られたので、思いっきり好きにさせてみたら落ち着いたようにみえたので、本気で噛まないし甘噛みを許してきてました。
それからしばらくして、こちらの指示に従わなくなってきたように思います。今思えば我が家に来てから接し方をいろいろと変えてしまって混乱させてたと反省してます...。
ホームページを見てから、首輪を着けケージから出す時はリードをしてますが、金具のところを噛んでしまいます。噛むので首輪を持とうとすると、その手を噛もうとしてきます。口を閉じようとしてもさらに噛もうとしてくるので無理です...。
娘(10代後半)部活などで忙しく平日はほとんどかまっていませんが、抱っこやナテナデ 声かけなどはしてました。接するときは私とほとんど同じでしたが怒ることはしてません。
息子(10代半ば)娘とほぼ同じですが一番接する時間が少ないです。たまに遊ぼうとすると飛びかかることが多いです。
最初の頃は皆で遊んでましたが、最近は私が一人で遊んであげてました。家族で接する時間が少なかったと思いますが、皆どう接したらいいのかわからなくなっていたんだと思います。
最近は私の時間があるのが分かると、構ってほしいのか要求するかのように吠えてきます。無視するかその場を離れると諦めて寝たりしています。
ケージの中では、ある程度言うことを聞いてくれるのですが、出ると最初だけですぐ伏せをしてしまい聞いてくれなくなります。その時はひたすら、おすわりなどの指示を出し続けたり、リードを引いておすわりの姿勢を取らせますが、すぐ伏せの状態に戻ってしまいます。あまりにも聞かない時はケージに戻します。
基本的にはとてもお利口なんだと思っています。私達の接し方の悪さが今の状況を作りあげたのだと反省してます。
また来月お盆の帰省で購入したペットショップに2泊3日で預けることになっています。こんな状態で預けてしまっていいのか不安です。長文で言いたいことが伝わりにくかったかもしれませんが、家族皆トイプードルのことは大好きなので、お互いが幸せに暮らせるためにも是非とも助けてください...。
今回は、トイプードル君の生い立ちにまず問題がありました。
2か月前にショップで購入・・ということは、その前に中継業者がいて、さらにその前にブリーダーで親兄弟から引き離されています。
まだ情緒も安定していないし、噛み癖のしつけを親犬が十分して理解する前に、引き離されてしまっています。
それがまず影響していますが、これはもう終わったことです。また、一方で人間家族に早く慣れることができる・・というメリットもあります。しかし、それは「正しい犬のしつけができる人間家族」でなければいけません。
そこを誤ってしまったようです。もちろん、今から十分取り戻せますので、しっかり学んで皆さんで変えていってください。
まだ取り戻せる・・ということは成長期だからなのですが、成長期ということは「不安定」ということでもあります。
つまり、今の生後5か月くらいでは、まだまだ問題がたくさんあって当たり前なのです。それは知っておいてあげてください。人間でいう20歳は、犬では2歳くらいですから、まだまだ幼すぎるんです。
結果は期待してはいけません。
かと言って、今までの接し方がそのままで良い・・ということではありません。
トイプードル君は反抗期に入っていますが、まだこれからもっと大変になります。自我・権勢本能・相手を見抜く視点はドンドン鋭くなっていきます。
今が分かれ道です。ここでしっかりした犬のしつけを続けないといけません。
まずは、犬という動物が、人間の何をどう感じるか・・これをよ~く!理解しないといけません。
ジロジロ見つめて、猫なで声でナデナデ、抱っこにオヤツ、体罰や天罰・・こういう人間の対応を、犬がどう見て・どう感じて・どう対応するのか。これを理解してあげないといけません。
表面上の手法を上塗りだけしても、犬のしつけは必ず失敗します。
これを絶対に忘れないでください。
>生後5か月半・・最近散歩デビューした・・
↑これは遅すぎます。犬の中で適応力や順応力がもう鈍くなっています。今まで習慣に無かった犬からしてみたら、嫌だし怖いし驚くことばかりなんです。
もっと早く適応させないといけませんでした。
これからは毎日散歩に行きましょう。ただし、激変しないことです。あせって急に時間を増やしたり無理に引っ張ったりしないで、まずは近所から、毎日毎日少しずつ時間を増やしていくことです。
主従関係によっても、「歩く・歩かない」が、まったく違ってきます。
>言うことを聞かない時、体罰(叩く)してました・・
↑体罰は絶対に止めてください。犬の知能では、自分の間違いと体罰を関連付けて反省する知能はありません。防衛本能と嫌悪感が鋭くなっていくだけです。
何をどうすれば良いのか、良い型で体現で教えることと、主従関係を示すことです。
団らんや遊びの時も、リードを付けて関係作りをしていただきたいですが、今までの関係からしたら、犬だって面白くないです。反発したり噛んだりしたくなります。
でも、そこでまた犬に合わせるから何も変わりませんし、ますます犬が誤解していきます。
噛まれないようにリードを短めに持って上げながら、リーダーウォークをしてください。
・・と、手法のお話をしてきましたが、これらも表面上の操作だけでは意味がないのです。どういう意識で何を示そうとするか・・このマインドセットができていないと逆効果になるのです。
まずは、本書と必ずQ&Aサイトも熟読していただいて、マインドセットをご自分の意識に叩き込んでください。
Q&Aサイトなら、細かい対処法もたくさん出ています。今回のような状況は、まだまだ序の口です(笑)同じような事例が山ほど掲載されています。
犬の特性を理解すること、どう意識で接すれば良いか、どう遊べば良いか、どう散歩したら良いか・噛んだり吠えたりは、どうしつければ良いか・・