犬のしつけがQ&Aで分かる!

ボーダーコリー犬のしつけ飼い方


m1.pngボーダーコリーのしつけ相談お願いします。
こちらニュージーランドでは犬を飼っている家庭がとても多く、マナーにも結構うるさいです。多くの方が通常ドッグスクール(週1、3ヶ月くらいのコース)に飼い主と一緒に通うんですが、誰に聞いてもスクールでは食べ物を使うというのにちょっと疑問を感じ、行くのをためらっていました。


問題
・触ろうとすると手を噛む(以前色々な方法でしつけて少しマシにはなりましたがまだ噛みます)特に子供たちに。
・リードをひっぱる。強く引き返しても、チョークチェーンもへっちゃらです。
・車に乗せると(ハッチに入れてリードを結び付けています)外を見てめちゃくちゃ吠えます。
・他の犬、車など動くものに吠え掛かります。吠えなくてもかなり興奮状態になりリードをひっぱりまくります。
・ご近所の犬とフェンス越しに喧嘩のように吠えまくっています。フェンスは相手が見えなくても気配を感じると、バーッと走って行き吠えます)
・うんち・おしっこ家の庭のどこででもします。(広くて見つけられず時々踏んだりして・・・最悪です)
・呼んでも来ません。特に外で犬を放したとき(放しても良い公園やドッグランなどで)
・自分のウンチを食べることがあります。
・散歩中に拾い食いします(鳥の死骸とかお菓子とか・・・)
・叱ると逆ギレして噛みついてきます。
などなど・・ボーダーコリー7ヶ月のオスです。

犬との過ごし方(1日の流れ)
※ 犬小屋は外で、家の中には基本的に入れません。リビングに接する裏庭で放し飼いにしてます。

朝6時半~7時の間、主人と息子が食事の後、犬に食事を与えてからリードを着け犬の散歩(自転車で走って行くことが多いです。放してもよい公園や学校のグランドなどでボール遊びをします。)その散歩中にだいたい道でうんちします。
帰宅後、主人は仕事に行きます。息子を8時半くらいにプリスクールに送ります。以前は一緒に連れて行っていたのですが、息子は引きずられるし、私も娘を乗せたベビーカーを片手に犬に引っ張られ、思いっきりひっぱり返してもびくともしません。おまけに車に吠え掛かり、通り過ぎる人にもジャンプしたりしてびっくりさせたりするので、もう連れて行くのを止めました。通常裏庭から出入りするので一緒に行きたがりますが、おいてけぼりを食らうので「ワンワン」吠えます。
 
帰宅後私は家事で忙しいので犬は無視してます。洗濯物を干しに行くとボールを持って押し付けてきたりしますがほとんど無視です。たまに干しながらボールを蹴るからか、しつこいです。
 
娘は犬の名前を呼んで、よくちょっかいを出しに行っては噛まれて泣いてます。娘は犬に乗ったり、顔をつまんだり、顔を叩いたり色々するので犬もかなりうざい顔をしています。一応噛んだのを見たらすぐ飛んで行って{NO!」と怒鳴りながら口を押さえたり、地面に首を押さえつけたりして怒ります。犬は暴れて逃げたり、たまに返り討ちに合いそうになります。
 
時々いつの間にかこっそり家の中に入ってきてリビングでくつろいでいることがあります。娘が昼寝していたりするとただリビングの床で寝ているだけなので特に怒らずそのまま放っておくこともあれば、調子に乗ってる感じがあれば「アウト!」といって外に出します。言うことを聞かなかったら首輪を掴んでひっぱり出します。これも私に噛み付きそうになります。
 
午後は息子を迎えに行ってそのまま出かけて夕方まで帰ってこないこともよくあります。その間犬はせっせと穴掘りしたり、庭でうんちしたりおしっこしたり、デッキで昼寝したりして過ごしてます。午後うちで過ごすときは30分くらい遊んであげます。
 
夕方私たちが帰ってくると嬉しくて?興奮した感じで前足をかけてきます。すかさず犬のお腹を膝蹴りしてジャンプされるのを避けます。子供たちには顔を舐めに行ったりぶつかっていったりします。
 
主人が帰宅するとしっぽを振って大興奮で、もちろんジャンプやたまに興奮して噛みそうになります。主人は「ハロ~!」といってなでたりじゃれたりして相手をします。私はしません。
 
家族の夕食後、犬の散歩に主人、息子、娘の3人で行きます。夕方は他の犬もよく公園で会うので、よその犬と追いかけっこしたり、吠えたり、ボール遊びしたりします。遠くの犬を追いかけて帰るからと呼んでもだいたい来ないので、主人はいつもドッグフードを持ってそれで釣ります。
 
帰宅後、犬の食事です。食事の前はおすわり、まてをさせて、遠くにご飯を持って行き、私がコイといったら来て、もう一回マテをしてから食べていいといったら食べるようにしてます。このご飯のときだけは、悔しいけどとても従順な顔ですばらしい集中力でよく言うことを聞きます。
 
子供が寝てから私たち夫婦はテレビを見たりしてリビングで過ごすのですが、時々中に入れたりしていたので、入れないと窓越しに「入れてくれ~」と訴える顔をして「ク~~~ク~~~」と犬が鼻を鳴らし窓の前にへばりついています。
 
根負けして主人が犬を中に入れ、床に落ちてるご飯などを探し、リビングでくつろぎ、私らが寝るので嫌がる犬をまた外に引っ張り出し、諦めて犬小屋で勝手に寝ます。
 
これが大体の1日の流れです。
 
ちなみに雨の日は散歩に行かないし、暇な犬は雨の中せっせと穴掘りに励みどろだらけなので絶対に家に入れません。
 
※ 私は元々動物は苦手で犬とまともに接したことがなく怖かったのですが、だんだん慣れてきて、主人も噛んだりするとグーで殴ったりするし、もっと厳しく接しないといけないと言われ続けてきたので、かなり強い態度で接しています。特に子供に危害を加えたときは一発蹴りを入れることもあります。それか、お仕置きとして犬小屋や木につないだりします。
 
近所の犬とフェンス越しに吠えあう時ですが、以前水鉄砲を使った時、とても効き目があって、私が水鉄砲をもってくるのを見るとさっと止めてそそくさと退散していました。でも、裏庭は結構広く、家の中にいたりするとわざわざ走って水鉄砲をもって駆けつけるのが億劫でたまらず、だんだん行かなくなり、もう今では吠え放題です。よその犬も飼い主に「だまれ!」と注意されることもありますが、だいたい辞めずに気が済むまで吠えています。ちなみに水鉄砲は犬に隙を見せたときにとられ、ガリガリと噛んで3つほど壊されました。
 
 
犬のハウス周りの構成 環境
 
以前犬があちこちにウンチをするのに耐え切れず、リビングから見えない庭の奥のほうに犬にゲージのような環境を作りました。しかし、全然見えないのでかわいそうで止めました。現在は、私たちの寝室に接する裏庭に犬小屋を置いて、そこで寝てます。家の中で犬を飼うのはかなり難しいです。場所の問題もあるし、息子の友達や親戚に猫や犬アレルギーの子がいるので家にこれなくなってしまいます。
 
こちらは犬を家の中で飼ってる人は多いですが、みんな放し飼いです。なので大きな犬のゲージなんかは売っていません。外に作る人は結構いるみたいです。私もできればそうしたいですが、外は日陰や日向がちゃんとできるように作るのは以外に難しいですよね。

現在は、堀川さんの本を読んで、毎日リードウォークしてます。(2~3回、10分くらい)。犬の頭がちょっとでも私より前に出たらUターンしてます。最初の二日はズボンに噛み付いたりしていましたが、そこまでしなくなりました。しかし、私の膝がよく犬の頭とぶつかったりすると(犬を内側にに円を書くように歩くと犬が私の動きを見てないのでぶつかります)怒ってリードを噛んでひっぱったりします。でも今日はだいぶうまく回れるようになりました。3日目です。しかし、そこに主人や子供が登場すると気が散って全然リードウォークできませんでした。
 
時々かまれそうになったりする、とあご固めもするんですが・・足の爪で引っかかれたり、力も強いのであまりうまくいってないようです。薄々感づいてはいましたが、なかなか頑固な犬ですよ・・・・私に似て
 
では、長くなりましたがよろしくお願いいたします。


m2.pngでは内容です。いくつか改善が必要な部分がありますので、一つ一つ解説していきますが、まずは今のボーダーコリーちゃんの状況です。
 
生後7ヶ月ですが反抗期に入りました。子犬から成犬へ成長し、犬本来の権勢本能などが強く出てきます。ホルモンバランスも変わってきます。また、特にボーダーコリーですから運動量も必要になってきますし、捕食動物としての本能のはけ口も作ってあげないといけません。(犬種がボーダーコリーだからしつけ方が違うという意味ではありません)。
 
まず犬のしつけで一番重要な、主従関係の意識をご主人とともに、しっかりご自分に植え付けてください。直ぐには理解できない部分もあるのは当然ですので、犬のしつけを実践しながら、何度も本書・ホームページ・メールを読み返してください。後で気がついたり理解が深まっていくことも多いです。
 
主従関係も信頼関係も、一夜にして出来るものではありません。とても根気が要ります。先が見えなくて結果が出ないと、どうしても食べ物、オモチャで釣ったり、しつけグッズや体罰で嫌悪刺激を与えたりしたくなるのですが、それでは「関係そのもの」は築けないのです。これからの子供さん達への教育も同じことが言えます。
 
今回は外飼いなので基本的には「甘やかしの度が過ぎる」という状況ではないですし、毅然な対応(強い態度)の重要性はご理解されていると思うのですが、まだ一貫していない部分もあるのと、体罰は逆効果になってしまう場合があります。
 
では、一つ一つ見ていきましょう。
 
リーダーウォーク頑張っておられますね。段々良くなってきているわけですから、素晴らしいじゃないですか!必ず自信にしてください。たった三日で変化が出てきたわけですから、続ければもっと良くなるわけです。これは2、3回・10分といわず、庭で暇さえあればやってください。一度に長時間やりすぎないで、時間をはさんで何度も何度もやってください。
 
たった三日で上手く回れるようになってきたのは今回のボーダーコリーちゃんの素性が良かったことと、飼い主さんの態度がちゃんと伝わってきた・・という事です。私の動画のような状態は、あくまで完成形ですので、最初から上手くコントロールすることは考えないでください。リーダーとしての毅然とした態度を見せることが目的です。その調子でやり続けてください。
 
周りに人が居てもやり続ければ、ちゃんと気が散らずできるようになります。リードを噛んできても無視してやり続けてください。もちろんご主人にもやっていただきます。
 
それから今回のボーダーコリーちゃんの場合は、あお向けをする前に、しばらくはリーダーウォークである程度関係作りをしてほしいのと、ヒモ付ボール遊びをしてください。犬単独での自由運動は呼び戻しの練習にもなりませんし、主従関係も深まりません。
 
ヒモ付であれば簡単に回収できて、同時に呼び戻しにもなります。この遊びのポイントは、投げる前にスワレ・マテをしっかりさせ、飼い主を良く注目させる事です。(指示は英語でも日本語でも短くする。sit,down,waitなど)。
 
自分の目を指差して「ミテ」(lookなど)を教えるのも良いです。そしてそれが出来たら褒めてボールを投げる。「○○良い子」、と頭でも体でもポンポンポンと軽くたたいて褒めます。大げさに高揚して褒めたり長時間褒めると、犬には従属的に映ってしまいます。
 
犬との接し方は全て、「指示→犬が従う→褒める」・・このパターンを意識して下さい。ですので普段のちょっとしたスキンシップも、意味なく触ったりするのではなく、スワレでもオテでも何でも良いので必ず、「指示→犬が従う→褒める」を使って主従関係を作りましょう。簡単なことをまず一つ覚えさせ、それを普段の挨拶代わりや主従関係の確認儀式に使うと良いです。
 
お話が少しそれましたが、ボールを投げたあとは、コイの指示と同時にヒモを引いて回収し、呼び戻しの型をとらせてください。もちろん来たら褒めます。そしてまたスワレ・マテ・ミテ・・出来たら褒めて投げる・・回収して褒める・・この繰り返しです。時には犬の好きにボールを噛ませてください。
 
お庭も大変広いので、一日何度かやってください。自由運動、ストレス発散、狩猟本能のはけ口、遊び、主従関係の構築など、良い要素がたくさんあります。またそれくらいお庭が広いとフリスビーもできますので、ボールを持ってこれるようになったらフリスビーもチャレンジしましょう。
 
「庭が広いので放し飼いで運動不足によるストレスはないはず・・」、と思われるかも知れませんが、ストレスの根幹は広さではなく、捕食動物としての本能のはけ口が少ないことです。ですので動く物や人に異常に反応します。ボールやフリスビーなど、動く物を追いかけて捕まえる・・というストレス発散を多く作ってあげてください。
 
そして、ボール遊びの流れの中で、ゴロンと一瞬ひっくり返してみる・・あお向けはそんなところから始めてください。最初は一瞬でもひっくり返ったら褒めて止め、またひっくり返す・・そんな感じで、いきなり長時間無理強いする必要はありません。少しずつ静止時間を長くしていけば良いです。ニュージーランドは今夏でしょうか・・もし暑くなければ、厚手の手袋をしてリラックスして行ってください。ご両親が問題なく、あお向けできるようになったら、補助して子供さん達も参加させてください。
 
ご飯で釣る・・という感覚はいけませんが、ご飯前に特にリーダーウォーク、あお向けをたくさんやってください。リーダーのおかげで食料が得られる・・という主従関係が明確になるからです。
 
外の公園に行くのも良いことですので続けてください。他の人間や犬と遊んで楽しんだりする「社会化」を目的に行きましょう。
 
犬小屋の周りをケージで囲い、簡易屋根をぜひ作っていただきたいです。(最後にご紹介)。犬にとって放し飼いは、テリトリーが大き過ぎるのです。守るべき範囲が大きいと、その分ストレスも大きくなります。もう一ついけないのが、部屋に入れたり入れなかったりすることです。外飼いと決めたなら、部屋に入れてはいけません。犬は一度でも部屋で過ごすと、なぜ今は許されないのか理解できず、入れてくれるまで要求吠えします。
 
普段いつもケージで過ごし、遊びやしつけやスキンシップの時間は出す・・これをしっかりルール化して特例を作らなければ、犬はちゃんと環境に適応します。ただし、前述したように運動量、狩猟動物としての本能のはけ口は十分作ってください。そうしてあげないとストレスはやっぱりたまります。それと大前提が主従関係です。しっかり出来れば、それだけで要求吠えが消えることも多々あります。
 
ただ、はやり犬の知能の限界もあります。吠えと噛みつきについては、主従関係を積み上げていくと同時に、型と音で根気良く教えましょう。「ダメ」と同時に片手で首輪をガッチリつかみ、もう片手で口を軽く閉じます。当然吠えも噛むこともできませんので、そこで褒めます。また開放すると吠えたり噛んだりするので、再度「ダメ」と同時に片手で首輪を・・・ひたすらこの繰り返しです。飛びつきのしつけにも使ってください。一瞬でもやめたら褒めることを忘れないでください。
 
体罰を犬は理解できません。強い体罰をする人の前ではなんとなく大人しくしますが、自分の罪と体罰を結びつける事が、犬の知能では出来ないのです。体罰でしつけると、犬は別のはけ口を作るのと、他の人を攻撃するようになります。
 
【その他】
 
家から出かける時、帰宅時は、一切犬とコンタクトしてはいけません。声をかけず目も合わせません。家の出入り時にかまったり挨拶していると、家族の出入り、来客の出入り、家の前を通る人の気配・・これらに異常に反応しストレスになります。
 
食糞は、「まだ栄養が残っているから食べる」、という普通の犬の行動です。拾い食いも同様ですが、これも現行犯で型と音で根気良く教えるしかありません。
 
最後に犬小屋周りの柵と屋根です。
 
まず犬は寒さに適応した動物なので、冬は犬小屋に毛布でも入れてあげれば十分です。(ネットで調べた限り、ニュージーランドの人が住む地域はめったに30度以上や0度以下の気温になることがないとのことなので)。
 
問題は夏場の直射日光です。犬は暑さに弱いです。頑丈な屋根は必要ないので、日よけになるキャンプ用のタープを、風で飛ばないように犬小屋やブロック片にくくりつけると良いです。日本のホームセンターやネット通販では5000円くらいで買えます。(添付写真)。外国の方がキャンプは盛んだと思うので、ニュージーランドでも安く買えるのではないでしょうか。
 
それからケージですが、添付写真は私の自作です。白い金属柵が見えると思いますが、ホームセンターに行くと単品で安く買えます。ニュージーランドにもあると思うのですが・・ご主人が日曜大工にチャレンジしてくれれば安く作れると思うのですが・・
 
柵を何枚かと、ベースになる木材を買って、針金で結合していけばある程度自由に形作れます。ブロック片も何個か買って下部で結べば風で飛ぶ心配もないです。
 
あるいは人間の赤ちゃん用のベビーガードやガーデニング用素材、建築用素材など、柵状のものがあれば針金などで結合して作れると思うのです。犬用の既製品は、あったとしても高価ですからね。
 
 
では、あまり長くなると混乱するといけないので、今日はこのくらいにいたします。またいつでも何回でもメールしてください。頑張って続けてください(^-^)


 


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我が家の犬は5歳のボーダーコリーなのですが、1歳くらいから時々噛むようになりました。

だいたいは怖いと思った時とか、して欲しくないと思った時なのですが、だんだんとひどくなり最近ではブラッシングもさせないし、首輪に散歩綱をつけ替えるのも飼い主がビクビクするくらいよく噛まれます。

普段は家に来る人に対して、警戒心が強くいろんなことに臆病で吠えることも多いです。
ドックトレーナーに任せたこともありますが、トレーナーを噛んでしまいお断りされてしまいました。

獣医さんに連れて行くのも一大決心をしないと行けないくらいです。
シャンプーも簡単には出来ません。

ほとほと悩んで噛む犬専門の本など購入したり、犬のしつけ方をずいぶんと調べたりして良さそうと思うことはしてみるのですが、改善どころか少しずつ悪くなってるように思います。
 
さわられるのも嫌がるような犬を、しつけることが出来るのでしょうか?
本の中には、むりやり犬をひっくり返してお腹を見せる状態にしてダランとなるまで押さえつけるなど、我が家の犬の今の状態では絶対に出来ない方法とかもあるのですが、そういったこちらが噛まれて怪我をするかもしれないやり方は実践することが出来ないと思います。
 
ちょっとずつでも良い方向に行けるように努力していくつもりですが、我が家の犬のような超恐がりの性格で恐怖から噛むようなタイプの犬にも使えるしつけ方かということを、教えていただいた上で購入したいと思います。
 
お返事お待ちしております。


m2.pngまず、私の犬のしつけ法の中には、「あお向け」もあります。ただし、噛み癖の強い犬には接触するタイプの方法では、お互いに無理がありますので、そういう犬の場合は「リーダーウォーク」と「主導型ヒモ付ボール遊び」をおすすめしています。

特にボーダーコリーは運動好きで狩猟本能も強いので、ボール遊びであれば犬も喜びますし、それを通して少しずつ主従関係を作っていきましょう。(もちろん主従関係が崩れてしまっているので、飼い主さんは最初は大変です。上手く遊びを主導できるまでご努力と根気は必要です。)

犬のしつけは関係の悪化度合いや段階に応じて、合う方法や強弱を変えていかないといけません。

ただし、もともとの主従関係が崩れた原因も忘れてはいけません。甘やかしや体罰、どれかあったはずです。甘やかしたつもりがなくても、犬の本能には従属的に見える人間の行為はたくさんあります。

例えば、ジロジロ見つめて意味の無い声掛けや挨拶、オヤツに抱っこにナデナデ・・過去になかったでしょうか。犬は犬の本能の視点で見て感じています。マレに素性の良い子はそれでも主従関係が崩れないのですが、マレです。普通の犬は関係が崩れます。

あるいは最初甘噛みがあって、それを止めさせようと体罰を加えた・・なかったでしょうか。犬は体罰を理解できる知能がありません。防衛本能で反応するだけです。

まず、頑張ってリーダーウォークをやってみましょう。

ボーダーコリーですから噛み付かれれば相当なことです。それに対し恐怖心をかなり持たれていますので、それも悪循環になる原因です。恐怖や興奮はホルモン(臭い)の変化や脳波の変化で犬に伝わり、犬の興奮と緊張が増長されます。

リラックスできるように、できれば皮製の厚手の手袋を準備されると良いです。お金をかけたくない場合はタオルを手にグルグル巻くと良いです。それと、要らないジーパンを二枚履きして足もガードします。家なら靴下とスリッパをはきましょう。まずは少しでも精神的にリラックスするようにできる準備はしてください。

それとボーダーコリーを嫌いにならないでください。反対に好き過ぎて従属的になってもいけません。これからまだ長~い根競べが待っていますので、ご自分を信じて平常心でのぞむように心の準備もしてください(^-^)

正しく接すれば、犬はちゃんと変わっていきます。犬は犬の本能でシンプルに環境に適応しているだけです。

さて、お話が反れまして失礼いたしました。リーダーウォークですが、これは散歩の練習手法ではありません。コントロールする手法だけを解説している書を見かけますが、それは大事なことではなく、これはリーダーとしての「態度を示す儀式」だと思ってください。

完全無視で、淡々と自分のペースで歩き、急に止まる・曲がる・Uターン・早歩き・ゆっくり歩き・・・

強い気持ちで続けてください。特にゴハン前に最低10分はしましょう。食べ物で釣るのではなく、食事を完全管理されると犬は主従関係を認識しやすくなるからです。ゴハン中も取り上げ中断し、スワレ・マテをさせ出来たら食べさせる・・ということもしてください。

なかなか犬の散歩中外でそれをするのは人目も気になるでしょうから、家でしっかりやってください。最初から激変するのではなく、最初は少しの時間から、毎日徐々に増やして段々強化していきましょう。

それからボール遊びです。絶対に与えっぱなしにしないで、飼い主さんが遊びを主導することです。

犬にスワレ・マテを指示し、できるまでボールを投げないでください。ご自分の眼のそばにボールを固定し犬と眼が合うようにします。目が合ったら「ヨシ」と声をかけてボールを投げましょう。

ボールはヒモ付にして、投げたらすぐ回収します。(たまには好きなだけ噛ませてストレス発散もさせてください)。ボールはコングが良いです。(コングは商品名です。本書をお買いいただくと用品説明サイトがご覧いただけます)。

そうやって、物事は全て主導します。毎日毎日、24時間一貫します。根気は要りますが、それを続けるから犬は相手を認めます。だから同じ教え方をしても、犬は覚えようとするのです。その関係が無ければ、教えても犬は聞く耳すら持ちません。

ですので、犬のしつけは単発の手法を上塗りしただけでは何の意味もないのです。全てつながっています。

ご家族がそれをやり続けるご覚悟があるかどうかです。それがあって続ければ必ず結果は比例します。結果が出ないのは態度が一貫していないからです。

かといって、犬も5年間好きにやってきましたから、そう簡単に結果は出ませんし反発することもあります。求め過ぎず、あせらず淡々と毎日続けることです。

上記のことだけでも、意識して続けると変わってくるでしょう。しばらく続けて、犬の態度が軟化してきたら、遊びの流れの中でなんとなく仰向けしてみれば良いです。できることから少しずつ強化していけば良いです。

では、頑張って続けてください(^-^)


 


m1.pngまた犬のしつけ相談よろしいでしょうか。

ボーダーコリーへのリーダーウォークはほぼ出来てると思うのですが、自己流なので完璧でないため、きっと犬が私をリーダーと認めるところまでは至ってないのでしょう。
 
テニスボールで遊んだり、フリスビーで遊んだりもしますが、やはり中途半端な接し方かもしれません。
 
今までに犬は飼っていて、こんな苦労をするとは思ってもみませんでした。今までの犬より頭が良くて過敏なのかもしれません。嫌いではなく、むしろ好きなんですがコワイと思う時があり、それが犬に伝わるのかもしれないと思ってます。
 
噛まれるのはもっぱら家族ですが、私自身も2度ほど歯を当てられました。
家族は、おはようとか声もかけますし、撫でたりもしますし散歩はひっぱられてます。
嫌なことをされると顔がシャープな感じになり、一瞬のうちに噛まれています。

撫でてる途中にいきなり噛まれることもあります。だんだんと、怖いと感じることが増えてきています。
 
どうにか仲良くこれからも暮らして行きたいと思ってるので、このたび家族みんなで頑張って矯正していく決心をして、本を購入することにいたしました。
 
どうぞこれからもアドバイスをよろしくお願いいたします。


m2.png私は犬種別の性格にこだわるのがあまり好きではないのですが(本質は変わらないのでそれを大事にしたい)、ボーダーコリーの場合は、「忠実に仕事をこなすタフな牧羊犬」として作出されましたので、やっぱり普通の犬以上に主従関係と運動量の確保が大事になります。

適切に指示を出し(仕事を与える)、常に主導してあげないと特にボーダーコリーの場合はイライラします。運動量も必要です。(犬は皆そうですが)。

フリスビーや普通のボールではなく、私がヒモ付コングを推奨するのは、とにかく主導できる・・遊びや行動を管理できることです。

投げる前には必ずスワレ・マテをしっかりさせ出来たら褒めて投げる・・ミテでご自分の目を見させ、目が合ったら投げる・・できなければ型で教えて褒める。投げたらヒモで回収し、コイの練習・・など必ず「指示→従う→褒める」を鉄則にすることです。

遊びやしつけの時間だけでなく、365日24時間常にです。何気ない接し方も、意味の無い声掛けナデナデではなく、オテでもスワレでもゴロンでもなんでも良いので何か指示でさせ、できたら肩をポンポンして褒める。「声掛けは〇〇良い子!」と毅然と伝える・・ナデナデ褒めやネコなで声は、犬の本能の視点からは従属的に感じる場合が多いです。

> 自己流なので完璧でないため・・・

↑これは関係ありません。私も全て自己流です(笑い)。犬は手法そのものは見ていません。リーダーらしい毅然な態度を示せるかどうかです。犬はそれを感じ取ります。また、ご家族で一貫できないと犬も理解できません。

では、頑張って続けてください(^-^)


 


m1.pngボーダーコリー5歳のしつけです。

ガッチリ系の牛革手袋を安く売ってたので購入し、太いタコ紐も買ってきてコングにくくりつけました。
一から犬のしつけ治しをしようと決心はしましたが、恐さが先に立ってしまいとまどうことも多いですが、アドバイス通り準備をして噛まれないようにしようと思います。

以前に胸や顔にも犬が飛びついて噛んだことがあるので、そのガードはどうしたら良いでしょうか?
 
それから、お菓子やレタスなどの葉物を時々投げてやるのですが、とても喜びます。
オスワリさせて投げるだけで良いですか?
オスワリのご褒美と勘違いするでしょうか?
 
今まで漫然と犬と接していたので、わからないことばかりです。
5歳の今からでも出来るだけ良い子になるように努力していきますので、よろしくお願いいたします。


m2.png飛びつきですが、これも「ダメ!」と同時に首輪をガッチリつかんでスワレ・マテの型をとらせます。そこでしっかり褒めます。解放するとまた飛びついてきますので、再度「ダメ!」と同時に首輪を・・この繰り返しです。

そしてしばらく続けてから、解放したあとすぐまたスワレ・マテの指示を出してください。出来たらしっかり褒めて・・できなければ型で教えて褒めます。

今は「ガード」で精一杯かもしれませんが、ガードして終わり・・や、叱って終わり・・ではなくて、悪い型を止めて良い型をとらせ褒める・・それを意識しましょう。

それを色んな場面で繰り返していくと、犬が飼い主さんの前では自然にスワレ・マテができるよう(癖)になり、次の指示を待つようになります。

私のサイトの、動画をご覧になったことがあると思いますが、呼び戻しをして犬が寄ってきた時は自然にスワレ・マテの型をしてますね。指示をされなくても私の前ではそうするように癖になっているのです。つまり犬が癖になるまで私が続けて何度も何度も型で教えたからです。(犬の素性が良くて簡単にできたわけではありません)。

そして何度もお話してきたように、犬が指示に従いたくなるような存在になるよう、普段の何気ない態度・接し方すべてに毅然さと主導が必要だということです。

> お菓子やレタスなどの葉物を時々投げてやる・・・

↑もちろん喜ぶのですが、まず摂取する全体の栄養バランスが崩れることや、食べ物でコントロールしている部分がどうしてもあるので、「仕事をこなす」という楽しみを与えたほうが良いです。

HPでもお話しましたが、私は犬のしつけに失敗してから、食べ物で犬を釣ることは一切止めました。それでは本当の関係作りはできないと感じたからです。止めてから、犬のしつけが上達していきました。(気持ちで強くなれたことが大きかったのです。犬もそれを察知していきます)。

今回のボールを取ってくるということもそうですし、私の動画にあるように足を少し上げてジャンプさせるようなことも、手軽でいつでもどこでも出来るので良いです。特にボーダーコリーは運動好きですので、良いのではないでしょうか。

ボール遊びの中で、犬がボールを追いかける際の通り道に、ご自分の足を置きます。犬がボールを取りに行くには当然その足をまたぐことになります。その際に「ジャンプ」などの音の関連付けをし、足をポンポンするジェスチャーも加えると良いです。

最初から足を上げてしまうと、犬はその下をくぐってしまうので、最初はお尻を地面について足も地面につける状態の位置から何度も何度も反復して、癖になるようにすると良いです。少しずつ足の高さを上げていき、最後は人間が立って足を上げてやってもジャンプするようにします。

今までも何度か話してきたとおり、接し方は「指示→従う→褒める」を基本にすることです。そしてボーダーコリーのような、特に仕事好きで運動好きな犬には、ジャンプなどの手軽で運動になることを覚えさせると良いです。

では、また頑張って続けてください(^-^)


 


Q.ご質問:
もうすぐ6ヶ月になるボーダーコリー(雌)の追跡本能に悩んでいます。
 
我が家には訓練をしっかり入れたグランド・トレーニング・チャンピオンの5歳の雄犬がいます。(この仔についても、訓練のあり方で後悔と悩みがありますが、今はボーダーの仔の対処に非常に悩んでいますのでアドバイスをよろしくお願いいたします)
 
家族構成は主人(53歳)、息子(17歳)、私(48歳)と、大学生の娘が2ヶ月に1回ぐらい帰宅します。朝8時半くらいに全員仕事に出るので、ボーダーコリーはケージの中、先住犬はフリーでお留守番です。息子と私がだいたい午後3時頃に帰宅します。
 
朝の散歩は1時間くらい、ボーダーコリーのみで行き主にボール遊びと少しだけ脚側や座れ、待て、OK!などと訓練もしています。ボールも持って来て離しますし、待てをかけてボールを投げれば指示を出すまで一応待つこともできます(まだ完璧ではないですが)

夕方の散歩は2頭一緒に行く場合はだいたい1時間半から2時間くらい主にボール遊びと朝と同様訓練も少しします。
 
犬遊びにはまったく興味が無く、ボールさえあれば満足する仔ですが、そこはあえて犬社会のルールを学ばせるため 、大勢の犬仲間が集まる場所でボール遊びをさせ、ボールへの独占欲が強くならないように気を付けています。
 
また、最近は2頭同時にボール遊びをさせるのでは無く、先住犬が遊んでいる時、ボーダーコリーはリードにつないで係留し待つ訓練もしています。(吠えないで待てるようにしたいため)

できる限り夕方も別々の散歩に行きたいところですが、あまり実行出来ていません。

そもそも私の趣味で先住犬とアジリティーを楽しんでおり、もっと本格的に更なる上を目指したくアジの世界に君臨するボーダーコリー、もちろんショータイプではなく、フィールド系の運動能力に優れた犬を扱うブリーダーさんから迎えました。
 
子犬の社会化の重要性は痛いほどわかっているつもりで、散歩デビュー前には抱っこして近所を歩き、電車、踏切、自転車、犬、スケボー、犬、人間あらゆるものにならそうと刺激を与えたつもりです。散歩デビューもワクチン接種2回目が済んで、3ヶ月前の早々にスタートさせ順調な滑り出しでした。

ところが、4ヶ月頃から、ボーダーコリー特有の物を追う本能が急激に目覚めたようで、自転車、オートバイ、ジョギングしている人、急に動き出すもの(葉っぱ、人、物・・・)への飛びつきが尋常で無いくらい強くなり、ほとほと参っています・・・

躾には普通の人よりはうるさい自分で、訓練の仕方もある程度自信があったのですが、想像以上に強い追跡本能に手を焼いている状態です。

まだ、5ヶ月なので今、何とか対応しなければとこの先もっと酷くなるのではと少々焦ってしまいます。ボーダーコリー飼いの方に意見を聞いても、「直らない・・」とか「年とればやらなくなる」とか「うちはそんなことしない」とか解決にはいたらなくて・・・

これまでの私の対応は・・・
自転車が前から見えたら先手を打って犬に座れの指示をだし、自転車とすれ違いざま「いけない!」と言う、飛びつきそうになったら、リードにショックを与えてさらに「いけない!」と強くはっきり言う、しかし、だいたい効果は無く、「いけない!」「いけない!」と何ども言いながら抑えている状態です。

もちろん私の声は聞こえず、目はターゲットを絞り全力で立ち向かおうとします。狙ったものへの集中力はある意味すごいです。カラーを押さえ込まれて苦しくてもそれ以上に力いっぱい引っ張り突進しようとします。(その際吠えたりはしません)
オヤツでの誘導作戦も試してみましたが、口元におやつを持ってきてもそういう時は絶対食べません。

以前、自転車に何がしたいのか家族の者に協力してもらい試したら、タイヤに勢い良く噛み付いてきました。なのでジョギングしている人に噛み付いたら・・・オートバイに飛びついたら・・・と思うとぞっとします。道路に飛び出して2次災害を引き起こしたら・・・もう考えるだけで末恐ろしいです。

悩んでいた中、ネットで堀川さんの著書に出会い、本当の意味でのリーダーシップに深く共感を抱き(おやつを使わない)何とか今の追跡本能をやめさせ、ボーダーコリーと本来の主従関係を築きたいと強く思うようになりました。

普段やっていることは・・・
先住犬で受けてきた「押さえ込み」(顎を床に付けさせ、犬の上にまたがる)を5ヶ月からやり始めています。「脚側行進」 アトヘ!と言いながらこちら主導で歩く、(横から離れそうになればリードにショックを与えながら)お腹を撫でられるのが大好きな仔なので、スキンシップとして撫でています。

「NO!」にもちゃんと反応するので、いけないことを止めたとき「いい仔!」と言って褒めています(撫でることも)ご飯を食べてる最中、「待て」をかけて中断させ、「OK」で解除したり・・・「お手」「シッツ」「アトヘ」「伏せ」などを教えたり、興奮しているときはすぐにリードを付け、脚側行進したり・・・

掃除機やほうきにも飛びつきがありましたが、飛びつきそうになった瞬間に「イケナイ!」と先手を打つようにしていたら今では近くに来ても、飛びつきを我慢できるようになりました。夜は人間の都合で寝かせ、ケージ中に入れ布を掛けると、朝人間が起きるまで静かにしています。

多少興奮症のようなところがあり、朝ケージから出した時、散歩へ出はじめた時、先住犬の動向に過剰に反応して吠えて興奮したりしますが、月齢があがり、日々の訓練を続ければ治まるのでは無いかと思っています。

外での自転車などへの飛びつき以外は、やった分だけその成果が現れているとも感じています。頭の良い、運動能力に優れた仔なので訓練のやりがいはあります。

まだ5ヶ月・・・集中力も信頼関係もこれからだとわかっていますが焦りがあります。生死にも関わる自転車なでへの飛びつきを一刻も早く直したいのが本音です。何かよいアドバイスがありましたらぜひお願いいたします。


A.お答え:犬は生後5か月・6か月くらいになってきますと、歯の生え変わりやホルモンバランスなどの変化が一番大きくなってきて、イライラ興奮しやすくなります。成犬としての本能も色濃く出てきますね。

特にボーダーコリーの場合は、狩猟犬牧羊犬としての本能が強いので、運動量の確保も含めて、それを上手く発散させてあげることと、より強い飼い主さんのリーダーシップが必要になってきます。

これからまた月齢年齢を重ねるにつれ、落ち着きも出てきますが、体現でハッキリ教えないとやはり理解できない部分もあるので、根気よく続けましょう。

まず「発散」という面で、ボール遊びをたくさんされていますので良い事です。それは続けてください。ボールを持って来て離すことができるので、次はフリスビーにも挑戦してください。ソフトタイプにすると噛んで発散することもプラスできます。

本題の動くものへの攻撃・・ですが、「いけない」だけの否定だけですと犬には理解し辛いので、褒めることができるように良い型をさせることを教えるようにします。

その前にまず「いけない」という言葉は少し長いので「ダメ!」や「ノー!」という短いハッキリした「音」にしてください。厳しい視線と低い声でハッキリ伝えます。この「叱る否定」で止めさせる・・という意識ではなく、これは前段階と考え、次に良い型をさせる指示で褒めるほうを重視されると良いです。

人や自転車が前方に見えたら、すぐに飼い主さんもしゃがんであげて首輪をガッチリつかみます、スワレ・マテの指示を言い続け、その型を首輪をつかんでガッチリキープしながら褒めます。褒め方は、「シ~!」という音を関連付けながら犬の肩をポンポンして褒めます。「○○良い子!」と名前を呼ぶことも織り交ぜます。

決して大げさや猫なで声でナデナデはいけません。犬が余計に興奮したり従属的に見られます。褒め方も毅然とハッキリ褒めます。

人や自転車とすれ違うまでそれを続けてください。もし吠えたり、犬の突進力を感じたら「ダメ!」とハッキリ伝え犬の口を手で閉じます。その次の瞬間「シ~!」という音を関連付けながら犬の肩をポンポンして褒めます。

その教える機会をたくさん作ってださい。できるだけ長い時間外で過ごして、慣れる回数・教える回数・経験する回数を増やすことです。決して避けないことです。

たくさん散歩で歩く必要はなく、どこかにノンビリ座って行きかう人や自転車などを待てば良いです。

それと、リーダーウォークをたくさんやってください。家の中でたくさん、外でもたくさん・・。同じ教え方・叱り方・褒め方をしても、犬と飼い主さんの関係しだいでその効果が全然違ってきます。あお向けもたくさんしてください。

オヤツやしつけグッズ(チョークチェーンやチョークカラー)で表面上整えることは止めましょう。それをしてしまうと、犬との本当の関係がどれだけ出来ているのかが見えなくなってしまうからです。

普段の何気ない態度も全て関わってきますので、意味の無い声掛けナデナデ・オヤツに抱っこ・・それら従属的な態度がないように気を付けましょう。

今はまだ、成長期でエネルギッシュな部分と経験や知能が不足している部分、主従関係がまだ出来上がっていないなどの要素が重なっています。結果はすぐに出ませんので、感情的にならずにやるべきことを淡々と続けましょう。

正しくやり続ければちゃんと結果は出ますので、毅然と続けることです。
では、頑張ってください(^-^)


 


Q.ご質問:
ボーダーコリーの子犬メス・もうすぐ三カ月になります。

噛み癖が本気で噛むようになり、唸るようにもなりました。甘噛みの時に仰向け固めをして止めさせていましたが、最近はものすごく抵抗するようになり、本気で噛みつきます。

口を手で閉じさせてもいましたが、それだけでは興奮してしまいなかなか止めません。もしかしたら私がしている行為は、体罰的になっているのかと不安になります。

リーダーウォークでと思い、リードをつけると歩きません。

みなさんのメール相談を見ていると、"ふむふむ・・・なるほど・・"と自分でも思い当たる事がいっぱいです。その中で、もしかしたら私が行っている行為は体罰的になってしまっているのかな?と不安になり、相談させていただきました。

どうぞよろしくお願いします。


A.お答え:まず、子犬の生後3か月の現状は理解してあげてください。とにかく今は、知能が低く経験も何もない小さな猛獣状態です。まだしばらく、こういう状態が続きます。

ただし、だから犬のしつけをしない・・ということではなく、結果は出にくいがやり続けなければいけない・・という大事な難しい成長期です。

まず現行犯の口閉じで積極的に教えましょう。わざと手を見せて教える機会を何度も作ってください。乳歯はとがって痛いので、必要ならホームセンターで作業用の皮手袋を買ってください。安いのは600円くらいです。

まず噛んだら「ダメ!」と厳しい視線を送り毅然と叱ります。ただし、それだけで終わりにしないで、必ず良い型を取らせて褒めることが必要です。

犬の口を手で閉じて、将来の吠えも考慮して「シ~!」という音を関連付けながら褒めてください。褒め方は猫なで声でナデナデはNGです。

褒める時も毅然と犬の名前を呼んで「○○良い子!」とハッキリ伝えて、犬の肩をポンポンして褒めます。

そして、口を解放してまた手を見せると、また犬は噛んできますので、再度「ダメ!」・・ひたすらこの繰り返しです。手を見せても噛まない瞬間がきたら、しっかり褒めて何度も反復しましょう。

次にリーダーウォークですが、初めて首輪とリードを付けて急にリーダーウォーク・・これは無理です。数日かけて首輪とリードをつけたままボール遊び・・ご飯を食べる・・ということを繰り返しながら徐々にリーダーウォークを展開していってください。

3か月の子犬の知能では、動くリードや風で揺れる木の葉っぱですら恐怖の対象になる場合もあります。

それから、もっとも大事なことですが、普段の何気ない接し方やしぐさが甘い・・従属的・・子犬をチヤホヤ・・という要素がある中で、そこに手法だけ上塗りしても絶対に犬のしつけは成功しません。普段の接し方の結果、犬が自分に優位性を感じていれば、気に入らないことがあれば噛み付きますし、それを叱られれば余計に犬は面白くありません。

また体罰や威嚇的な犬のしつけもなかったでしょうか。犬は防衛本能でシンプルに反応するだけです。

感情的にならず、淡々と叱り、必ず良い型で褒める・・音とジェスチャーの関連付けを忘れないでください。

それと遊びの中で主導性を示してください。ボールを投げる前に必ずスワレ・マテ、できたら褒めて投げる・・出来なかったら型で教えて褒めて投げる・・ヒモで回収しながらコイの練習。そして遊びの流れの中でコロンと一瞬ひっくり返してみる・・また少し遊んでコロン・・徐々にあお向けの時間を長く・・そんな感じで進めてください。

特にボーダーコリーは体力もありますし、動くものへの反応が強いのでボール遊びなどでしっかり、はけ口を作ってあげましょう。その中で常に「主導」する・・仕事を与えてあげる・・これを徹底してください。

では、頑張って続けてください(^-^)


 


質問内容
読ませていただきとても参考になりました。

来週トライアルに来る子を引き取るつもりで考えています。ボーダーコリー5歳くらいのメスです。劣悪環境のパピーミルからの保護犬で、10月に保護、現在は保護先です。一度面会しました。

活発なボーダーコリーのイメージと違いとてもおっとりとしたやさしい子です。虐待もあったようだとのことでしたが、人間に対して攻撃的なところはなく、よくぞ素直にと思うほどです。

ゲージに入れっぱなしにされていたようで、お散歩は経験がなかったようです。車や自転車も怖がって座り込んでいたようですが、今は外もいけるようになったとのことでした。

引っ張りはそんなにつよくないとの事でしたが、面会の時はやはり引っ張っていたのでマニュアルにならって、犬をしつけていけたらいいなと思っています。

トイレはゲージに入れっぱなしで育っていたためしつけはこれからのようですが、したくなったら鳴いて知らせるようです。

昼間は4畳半程に仕切った庭に係留せずに放してやろうかと思っています。生垣があるため道路から丸見えとはならないため、ストレスも少なくていいのではと思いますがどうでしょうか。

そのスペースに囲った犬小屋があればよりよいかとおもうのですが。雨よけにもなりますし、のきがありますが、雨が強いとふきこみますので。(必要であれば、外用はクレートより小屋のほうがよいでしょうか)

現在保護先では夜は玄関でほかの犬たちと寝ているようです。室内飼いされていることの多い犬種のようですが、うちは借家のこともあり、基本は外飼いを考えています。

夜は保護先のように玄関にクレートを置いてそこで寝かせてもいいかと思っていますが外だったり、中だったり出たり入ったりは犬にとってはどうなのでしょうか。

また、トイレはシートでできるように頑張ってみようかと思っていますが、昼間は外、夜は中だったらトイレはどう置いてどう誘導していけばいいのか迷っています。

それから、うさぎも飼っています。季節によって外だったり、中だったりです。うさぎは自分のテリトリーを侵されなければ大丈夫のようですが、小動物との共存については何か注意点はありますでしょうか。

ご意見をお伺いできればと思いメールをさせていただきました。よろしくお願いいたします。


返答内容犬は犬の本能で、素直に環境に反応し、適応する動物です。しつけの環境が良くなれば良い反応をしますし、反対に言えば今問題が無くても甘やかしや従属的な接し方を見せ続けると、問題行動が出てきます。

犬のしつけは何歳になってもできますし、反対に言うと何歳になってもやり続けないといけません。

犬に対し、毅然と主導することが当たり前に・自然にできるようになるまで意識しながら過ごされてください。

犬は皆活発な捕食動物ですが、特にボーダーコリーは動くものを追う反応が強いです。その捕食動物の本能のはけ口は、作ってあげないといけません。

主導型のボール遊びをぜひ取り入れてください。転がす前にスワレ・マテの指示、出来たら褒めて転がす・・出来なければ型で教える・・転がしたら回収しながらコイ・ダセの練習です。

運動・遊び・本能のはけ口はもちろん、遊びを主導することで主従関係も深まっていきます。

犬と接する時は、オテでもスワレでも何でも良いので、何か指示を出し行動させ褒める・・指示で出来なければ型で教える・・という必ず「主導」を心掛けることです。

意味なくジロジロ見つめ声掛けナデナデ抱っこにオヤツ・・という、従属的な態度しぐさは絶対に見せてはいけません。

それと外飼いのデメリットですが、常にベタベタしないというメリットもあるのですが、それ故に、「一人でかわいそうだね」「寂しかったかい」などと、接する機会がある時にベタベタ従属的になってしまうことです。

特に外出前・帰宅後・寒い日・暑い日など、アレコレ声をかけたくなりますが、従属的な態度は絶対に見せてはいけません。遊ぶにしても少しかまうにしても、必ず「主導」を鉄則にしてください。

それから、外飼いと決めたら中には入れないことを徹底してください。犬も自分の巣穴が安心できるわけですので、アチコチ移動するのはストレスになります。

どちらか一方が気に入れば、そっちに行きたいと要求吠えをするようになります。普通は家族と一緒に居たいわけですし、かまって欲しいので、中に入れてもらえる経験を覚えると、外に居る時に「中に入れてくれー」と吠えるようになります。

ただし、外飼いの場合は夏冬の環境作りに気を使ってください。犬小屋の上にさらに、大きな範囲を覆う屋根を付け、夏の直射日光や冬の雨風雪をガードし、冬は風が入らないようにサークル全体を透明な壁材(ナマコなど)で覆っていただきたいです。犬小屋には毛布を常備します。

反対に、夏は風をさえぎるものが無いようにして、直射日光が当たる範囲をスダレなどで覆うことが必要です。

犬小屋は絶対に必要です。クレート型ハウスなら、お出かけ時も使えますが、外飼いの場合は風で飛ばされないようにしっかり固定してください。

>4畳半程に仕切った庭に係留せずに放して・・

↑あまり広くしてはいけません。守るべきテリトリーが広くなって、かえってストレスが大きくなります。散歩・運動・遊びの時間を、メリハリを作って飼い主さん主導でさせることが重要です。

ボーダーコリーの大きさなら犬小屋プラス一畳くらいのスペースで十分です。普段の居場所に運動場は要りません。犬小屋があり、トイレに行けて、水が飲めて、移動できるスペースがあれば十分です。鎖などで直接つながず、サークルなどで囲ってください。

トイレについては、今の時点でトイレトレーを見せてそこでオシッコをうながしても、犬には意味が分かりませんので、とにかくまずはどこでしても叱らず褒めず、「チチチチ」などの指示音の関連付けに注力してください。(もちろんトイレで出来たら褒める)。

サークル内に居て、トイレと犬小屋以外にスペースがなければ、必然的にトイレでしますから、見逃さないで指示音の関連付けと褒めることをしてください。

定着するまでは、犬をかまわない範囲でそばに居て、オシッコする素振りや知らせる鳴きをしたら、トイレに誘導し、指示音を出して促してください。

とにかく今は、オシッコ・ウンチの行為と指示音を関連付けしないと始まりません。お庭でしても散歩先でしても、とにかく関連付けです。

オシッコしやすい条件(タイミング)は本書の通りになりますので、その条件を作って根気よく教えてください。

外飼いのデメリットである、寒い時・暑い時は教えるのも大変です。トイレの瞬間を見逃さないようにそばに居ないといけないからです。しかし、トイレのタイミングを待つ間、ジロジロ見つめたりしないで、横目でチラチラ見ながらさりげなく監視してください。

それと、しばらくサークル内に居させた後、出してボール遊びでもすると、最初の興奮でオシッコする確率は高くなります。

ですので、サークルから出すときは犬にリードを付けて、オシッコの前兆が出たらすぐサークル内に誘導して音出しします。

>うさぎも飼っています・・

↑慎重に会わせてください。小型犬なら大丈夫ですが、ボーダーコリーくらいの大きさになると何かあったら危険です。特にボーダーコリーは追捕性が強いですので、普段はおとなしく見えても本能にスイッチが入ったら、追いかけて噛みつくでしょう。

飼い主さんがウサギを抱っこして、何度も何度も毎日毎日少しずつ会わせて慣れさせ、家族という関係を、時間をかけて犬に認識させないといけません。しばらくは、絶対に犬とウサギだけにしないことです。

犬そのものは平気ですが、ウサギにとっては大きなストレスになりますので、基本は一緒にさせないようにしてください。

では、頑張って続けてください(^-^)


 

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