犬のしつけで放し飼いはデメリットが多い
今の飼育環境は、90×60のサークルとラブが大人になっても寝られる大きいクレートがあり、サークルの方で普段は過ごして、中で排泄したら部屋に出して遊びます。このとき、トイレにいきたくなると必ず大きいクレートの方に自分から入ってトイレをしてくれます。
本当は、クレートで寝るようにして小さいサークルの方をトイレにしようと思っていたのですが、飼い始めてすぐの頃からクレートのほうでトイレを覚え、確実にクレートのほうでするようになりました。クレートの方で寝てくれるとうれしいのですが、自由にしてみてもクレートでトイレ・サークルで寝るという風になっています。
しかし、今の小さいサークルだとすぐに窮屈になってきてしまうと思い、大きいサークルの購入を検討していますが、部屋がそんなに広くないので、なかなか大きなサークルを置くことができません。
ここで質問なのですが、サークルは無しでクレートをトイレ、普段は部屋の隅で寝てもらうという風にすると、やはり良くないでしょうか?
サークル内のような犬だけの安心できるスペースが必要なのは承知の上ですが、どうしても大きなサークルを置くことができません。
ラブちゃんの大きさを考えますと、よほど大きなお部屋でない限り、それでよろしいと思います。
問題の内容:散歩中に近くに猫や鳥がいると、飛びかかろうとする。気を引くものがない場合は落ち着いて歩けますが知っている人が近づくと興奮して飛びかかろうとします。私以外は散歩ができない状態です。
私が家からいなくなると要求吠えをする。普段放し飼いで、私が出かける時はケージに入れる。最近は少し落ち着いてきましたが、私以外の者の言う事を聞かないです。
生後2カ月から訓練所に一カ月中、二週間預けるのを半年間続ける。その後は家で生活しています。しつけの方法はいけないことをしたら、リードを強くひいてショックを与えてそのあとに体をなでるやり方をしていました。(森田式DVD)を参考にしていました。おとなしくしている時は、体をできるだけなでるようにしていました。それがいけなかったのでしょうか。
堀川さんの犬のしつけ法・・昨日から早速仰向け固めやリーダーウォークを実践しています。今日も午前中はケージの中でおとなしくしていたり、早くも変化が出てきている感じです。
母親も今まではしょっちゅう話しかけていたので、できるだけ声をかけない、目を合わせないようにしているのが良いように感じました。
犬のしつけにおいて大前提は普段の態度です。自然の群れでは、犬のリーダーは物など使いません。使わなくても素晴らしく群れは秩序が保たれ平和です。物や特別な手法などなくても態度で伝わるからです。反対に言うと「態度が良く伝わる」のです。
だから普段かまい過ぎて、犬にとって従属的な態度を見せていると、そこにチョークチェーンなどの手法を加えても意味がなくなってしまうのです。なぜなら犬が見ているのは手法ではなく、相手の態度や反応そのものを感じているからです。
ですので・・
>おとなしくしている時は、体をできるだけなでるようにしていました・・
>母親もいままではししょっちゅう話しかけていたので・・
↑これは犬の視点からすると、明らかに従属的な態度に映ってしまうのです。
意味なく見つめない・意味なく話しかけない・意味なくかまわない・オヤツをあげない・・
リーダーとしての毅然とした態度を常に示す・・これが大前提です。それだけでも良いのです。あお向けもリーダーウォークも、それを示す一つの手段でしかないのです。
声をかけたい、触りたいと思われたら必ず何か指示を出してください。
マテ、スワレ、フセ、コイ・・なんでも良いです。出来たら褒める・・これならスキンシップもとれますし、主従関係も保てます。あお向けも良いですし、ヒモ付ボール遊びもしてください。(ナデナデ長時間褒めるのは従属的になります。「良い子」とハッキリ伝え、体や頭を軽くポンポンとたたく・・それで十分です。)
ですので基本的に放し飼いは止めてください。普段ケージに居ないのに留守番だけ居させれば当然嫌がります。広い家はテリトリーが大きくなりストレスになります。ですので普段は、ハウスとトイレと水が完備されたケージに居させるべきです。
もちろん家族団らんや遊びの時は出せば良いわけです。今までケージ内に居ることが当たり前ではなかったので、しばらくは大変かも知れませんが、居心地の良さが分かれば自分から入るようになります。また、それもしつけの一部でもあります。
要求吠えをしたら、リーダーウォーク、あお向け、型と音で教える・・物事の良し悪しは、自分で体現させ、シンプルにハッキリ伝えないと犬の知能では分からないのです。
経治様がしっかりできるようになったら、ご両親にも補助して、あお向けをさせてください。リーダーウォークも家の中から徐々に練習してみてください。(ちなみに力の弱い方は、大型犬相手の場合は、リードを腰に巻いて手で補助するようにすると楽です)。普段の接し方は今すぐ実行できますね。
これからまだまだ根気が要りますが、頑張って続けてください(^-^)
早速適切なアドバイスを送って頂き、ありがとうございました。
今までどれほど犬にかまっていたのか意識していなかったのですが、自分達でもびっくりするほど犬に話しかけていたり、顔を見てにっこりしていたりしていていました!
今は気にしないように意識するのが、ちょっとしたストレスではありますが、鉄の意思で!を肝に銘じて頑張っています。
今の所、散歩と遊び以外は、サークルの中で過ごさせていますが、サークルに居るときはほとんど寝ている状態ですが運動不足にはならないでしょうか?
サークルから出すときはリードをつけているのですが、リードがついているとあまり動かず座っているだけなのですが、そんな感じえよいのでしょうか?
まだ始めて2~3日ですので、これから色々質問も出るとおもいますが経過報告も含め、これからもよろしくお願いいたします。
運動の時間をとって、そこでしっかり運動させれば運動不足にはなりません。
本当にしつけが浸透して、完璧になったら放し飼いでも良いと思いますが、環境はそのまま整えておいてください。安心できる場所は必要です。
それと何年か経って、犬と一緒に暮らすことが当たり前の空気のような存在になれば、問題無いのですが、飼いはじめというのは必ずかまいすぎてしまうものです。だから肉体的にも精神的にも距離を置くことが必要なのです。
それをやらないと、かまい過ぎになり主従関係が逆転してしまうのです。犬のワガママも際限がなくなってしまいます。
もちろん犬の素性も色々ですが、放し飼いで上手く生活しているご家庭は、かまいすぎをしません。精神的に適切な距離を保っているのです。
もちろんケージから出す事が悪いことではありません。意味無くかまうのがいけないのです。だからかまいたい・・触りたいと思われたら、出してスワレでもマテでも何でも良いので練習する・・あお向けする・・というふうに、主従関係が保てるスキンシップにすればいいのです。
しつけがしっかり浸透するまでは、放し飼いはデメリットの方が多いです。オシッコでも物の破壊でも、一度失敗してしまうと習慣になってしまうからです。それが何度かあると当たり前になってしまい、取り戻すのが非常に困難になります。
しつけは失敗の機会を減らし、成功の数をいかに多く作るか・・になります。
では、また頑張って続けてください(^-^)
ケージに入れる理由をどんな形で犬にしつけたら良いか、よろしければアドバイスをお願いします。
今日から一階のケージに入れました。鳴いて出ようと必死でいます。
何か動機付けの方法がないかと悩んでいます。
もちろん犬からすれば、今まで好き勝手にやってきたわけですので、それができないストレスはあります。しかしそれはしつけの中で必ず出てくることです。子供をしつけるときに泣いたら何も教えず止めますか。思い通りにいかないストレスで泣くわけです。犬が鳴くからと言って犬の要求に応える・・犬に合わせる・・それを続けてきたから主従関係が逆転してしまったのです。
子供の教育でも同じです。幼稚園のお昼寝の時間に自分だけ外で騒ぎたい・・小学校の授業中に校庭に出て遊びたい・・それを好きにさせますか。ストレスになるからといって開放しますか。
家に居ても、宿題をする時間、お風呂に入る時間、寝る時間、なのに騒いで遊びたい・・そのまま何も言わず好きにさせますか。
そして小さな犬にとって人間の家は大きすぎるテリトリーなんです。目に見えないストレスがかかっているのです。だからマーキングであちこちオシッコします。犬の本能を素直に受け入れてください。本当に犬を良い子にさせ、しつけし直すべきだと思われたのなら、やらなければいけません。
毅然とした意識が持てないうちは、何も変わりません。どんな手法を使っても、犬が家族に対して従属的だと感じたままならば、何も変わらないのです。それどころか自分が認めていない人から何かされれば、されるほど反発します。今後本気で噛み付くようになるかもしれません。しつけが徹底できずそうなってしまって苦しんでいるご家族が現実にたくさんあるのです。(もちろんポメラニアンでも)。
リーダーとしての責任、育ての親としての自覚をどうか持ってください。今は「かわいそう」・・という感情が勝ってしまっています。知能の低い犬の親ですらちゃんとしつけています。巣穴から勝手に出たり、巣穴の中で騒ぐ子犬をあお向けにしたり、軽く噛んだりしてしっかり叱ってしつけます。子犬は親犬が狩りに出たら何時間でも巣穴で待ちます。本能プラス、しつけされているからです。
運動する時は運動する・・遊ぶ時は遊ぶ・・ジッと待つときはジッと待つ・・それを毅然と主導し実行させるのが、皆さんリーダーの役割であり責任なのです。
(余談1:ケージ内でゴハンを食べさせるようにしましょう。落ち着いて食べれますし、ケージ内が好きになります。)
(余談2:ケージ内にできれば四方と天井が壁になったハウスがあると、犬は安心し落ち着けます。ご無理ならケージの天井に部分的に板を置いても良いです。ケージは工夫しだいで継ぎ足しも出来ます。)
では、また頑張って続けてください(^-^)
家のなかでも、「リードを付けて持ってた方が良いよ」とアドバイスしたのですが、かわいそうだからと、放し飼いはそのままです。
ゲージを台所に置いてあるので、台所から玄関までが犬のテリトリーとなっているようです。他の部屋には入れません。最近の事ですが、母が玄関に座っていると、オシッコをかけられそうになったそうです。
その時はかけられずに済んだのですが、今日とうとう、かけられてしまったので、かけた時に叱ったそうです。
今はおとなしく反省しているようですが、なぜそんな?
母と犬の関係は、どうなっているのでしょうか?
アドバイス頂ければと思いメールさせて頂きました。宜しくお願いします。
まず以前の私のメール、このメール、ホームページ・本書をお母様に読み返していただいてください。
リードを付けて自分が持つ・・これは「主導」です。リードは縛り付けるためのものではなく、その名の通り「リードするためのもの」です。
暴走やオシッコの失敗も防げますし、吠えたり噛んだりしたらすぐリーダーウォークに移行できます。
「かわいそう」なのは、「主導されない犬」のほうなのです。甘やかしが止められず、そこにあお向けなどの手法だけ上塗りしても意味はないのです。犬は見抜いています。だからオシッコをかけられました。
犬の中では、お母様は自分の支配下だという認識の表れです。
今、生後7か月か8か月ですね。成犬としての本能がハッキリ出てくる時期です。知能も高くなる時期です。今までと同じ接し方や意識で対応していると、段々手に負えなくなっていきます。
>今はおとなしく反省しているようですが・・
↑犬も人間の幼子もそうですが、反省できる知能はないのです。知能が低い利己主義者ですので、反省できないのです。悪い型を止めて良い型を褒める・・というシンプルな体現でしか覚えられません。
そして主従関係が崩れている中で叱っても、効果はありません。きつく怒ったり体罰を加えると、なんとなくそこでは大人しくなりますが、それは怒られる感覚そのものが嫌なだけで、自分がした行為と結び付けて反省する知能は、犬にはないのです。
あるいはオシッコした行為そのものを怒られたと勘違いし、飼い主さんの見ていない所でアチコチにオシッコするようになります。
犬のしつけは全てつながっているのです。断片的に手法だけ上塗りしても意味が無くなってしまいます。何を教えても叱っても褒めても、関係次第でその効果がまったく違ってきます。だから、普段の何気ない接し方からの関係作りが全ての基盤になってくるのです。
これからドンドン成犬の本能が強くなってきます。犬が手に負えなくなれば、里親も見つからず殺処分になってしまいます。絶対にそんなことにならないように、この短い成長期にしっかり関係作りをしないといけないのです。
犬を見れない時はケージに居させる・・出したらリードを付けて主導・・全ての根本はお母様の意識改革です。意識が変わると態度全体が変わります。犬も本能でそれを感じ取ります。
良い関係になれば、もっと犬との生活が楽しくなるわけですから、ぜひ「主導」を意識して頑張ってやり続けてください(^-^)
それから疑問に思っているのですが、ゲージが犬には一番安心の場所と書かれていますが、トイレが出来るようになった今、寝る・食べる・留守番以外はゲージ外で一人遊びしています。
子犬にされたら困ることは人間が工夫するか、「いけない」「おすわり」でいまのところ収まっています。
子犬は一人遊びに飽きると、仕事をしている私の足元でうずくまっています。眠くなるとゲージで寝ます。堀川さんの指導ですと、犬の生活は遊びや団らん以外ゲージ内か、室内でもリードをつけて飼い主が持って・・の生活のように伺えますが・・・。
どのように捉えたらよろしいのでしょうか?
お仕事されながらでも、そばでしっかり監視出来ればそのままでも良いのですが、結局は今回問題になった「リーダーウォークできず」というのは、普段好きにさせているから・・という要因もあったわけです。
また、今は子犬ですからまだ傾向はないかもしれませんが、これから成犬としての権勢本能が出てきます。テリトリーに対する意識も出てきますし、放し飼いが習慣化すると今後ゲージや留守番を嫌がるようになる可能性もあります。
歯の生え変わりがある時期は、ムズかゆくて何でも噛みます。電気コードを噛んで感電死する犬もいますし、異物を飲み込んで摘出手術・・そんなケースがたくさんあります。
私達人間の大人にとっては小さな異物でも、小型犬の子犬には排便できない異物がたくさんありますし、毒物もあります。(植物全般・ネギ類・チョコレート・カカオ含有のお菓子など危険です)。
一人遊びはゲージ内でも出来ますし、遊び・運動・散歩・スキンシップは時間を取ってメリハリを付ければ良いだけですから、私は犬のしつけと安全を重視します。
なぜならば、今までたくさん失敗してきたからです(笑い)そうなっていただきたくないので、皆様には実直にお話申し上げております。
犬も人間も千差万別ですから、ほとんど犬のしつけなどしなくても良い子もいます。しかし、それはマレです。そうではない犬ほうが多く、問題を起こし深刻化してからでは遅いのです。
飼いきれなくって、犬を手放す飼い主さんが後を絶ちません。里親が見つかればまだ良いですが、見つからなければ殺処分です。
そうさせないために、私は犬のしつけの活動をしています。
では、また頑張って続けてください(^-^)