犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬のしつけでは結果を求めすぎてはいけない


m1.png犬種:ミックス(保健センターで捕獲されていた犬を2か月半のころいただいてきました)
年齢:5か月 性別:雄

散歩のときに引っぱるようになり,帰宅したときには,ワンワンといって威嚇して見せたり,甘噛みもひどいです。とくに頭をなでようとするだけで抵抗し噛もう(痛くなない)とします。最近お手を教えようと手を触るとそれも嫌みたいで噛もうとします。

今は体重8kgぐらいで簡単に仰向け固めをしたりひっぱりを矯正したりできているのですが...もう少し大きくなるだろうしこのままこんな状態のままだったらどうしようと不安でいっぱいです。外で繋留され犬にストレスはかかっているのでしょうが、家のなかでは飼えないので外に柵をつくり今後は繋留しないで飼うことを計画しています。よろしくお願いいたします。


m2.pngご家庭によって色々ご事情があるとは思うのですが、まず環境としては「家の中と外」、この違いはあまりよくありません。どちらかにするべきです。(できれば家族の姿が見える環境が望ましいです)。また鎖などによる直接繋留状態は犬にとって非常にストレスになります。ぜひケージにしていただいて、その中に小屋があったほうが良いです。もしご主人が日曜大工などできるようでしたら、ホームセンターで材料を買って安く出来ると思います。
 
しつけそのものについては、おさらい的なお話になります。メールを拝見すると、徐々に成犬の本能が出てきたな、という状態です。また生後3ヶ月~4ヶ月の大事な時期に、チョットしつけが甘かったかもしれません。でも、初めての飼い主さんには、なかなかそれは予想できないことですので悔やむ必要はありません。これからのことを考えましょう(^-^)
 
まず日常の毅然とした態度、これは常に持ち続けてください。(お子さんも)。あまがみ、引っ張り、飛びつき、お子さんの脚へのマウンティングなどこれらは全て支配行動になります。現行犯で叱ってください。体罰や脅かしで強く叱るのはNGです。
 
まずわざと、問題行動をしたくなる状況を作ってあげます。手を見せたり、脚を見せたりしてください。例えば、噛もうとした瞬間・マウンティングしようとした瞬間、「ダメ」としっかり伝えると同時に、リーダーウォーク(あお向け)をしてください。それを繰り返し、問題行動をしなくなったら褒めてあげてください。吠えも同じです。「シー」という声(音)と同時に軽く口を閉じてあげて、吠えが止まった瞬間褒める。この繰り返しです。
 
「型」と「音」の関連付けです。何度も何度も、そうしないと犬は理解できないのです。犬の知能の限界も分かってあげてください。ですので、しつけをすると決めた時間はリードを付けておくと良いでしょう。また注意点は、いきなり長時間しない、無理をしない、強い力を加えないということです。
 
「あお向け」も、一瞬でも出来たらすぐ止めて、褒めてください。そして1秒ずつ長く出来るようにチャレンジしてください。体罰も一切いけません。手を上げる素振りもNGです。ご家族全員で徹底してください。
 
まずは無理せず、態度とリーダーウォークから進めると良いでしょう。メールを拝見した限り、少し結果を求め過ぎている感がいたしました。あせり、イライラは犬のしつけにとって非常にマイナスになります。
 
犬は興奮や感情を察知します。犬も興奮してしまいます。また熱心になるあまり、気が付いたら短時間で無理に覚えさせようとしていたり、あるいは長時間しすぎる場合もあります。「一日ほんの少しでも進歩したらOK」というくらいの大きな気持ちで望んでください。
 
今、生後5ヶ月くらいということなので、大きさ的には、ほぼ成犬に近いと思います。体重はこれから筋肉が充実していきますので、若干重くなると思いますが5ヶ月で8kgであれば、大きさとしてのご心配はないと思います。
 
その他・・運動不足もストレスになります。毎日30分から1時間の散歩や、ボール遊びなどさせてください。
 
骨ガムなど与えてください。ストレス解消と歯やアゴに良いですし食べても良いです。もし余裕があれば、去勢手術もおすすめします。精神的な安定が得られ、病気へのリスクも減ります。
 
 おさらいになりますが、まずは全員で一貫した毅然とした態度。常に主導するという気持ち。リーダーウォークの散歩。これが浸透してきたら、「あお向け」を加える。「型」と「音」で物事を教える。そして、イライラしたりあせったり、無理もしないでください。
 
「一日ほんの少しでも進歩したらOK」というくらいの大きな気持ちを忘れない(^-^)
 
子犬の可愛さはなくなりますが、今度は成犬としての落ち着きと優しさが出てきます。子犬よりも、良くしつけされた成犬の方が私は可愛く感じます。これはしつけがしっかり出来ていてこそになります。
 
ぜひ将来のために頑張ってください(^-^)


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m1.pngアメリカン・コッカースパニエルを飼い始めて20日になります。
犬を飼うのは初めてで、生後4か月の子犬を知人から譲り受けトイレのしつけと噛み癖をご褒美のおやつでしつけてしまっていたので、褒めてあげるたびに私や子供達の手ばかりを見るようになってしまいました。

そのうちトイレは上手にできるようになったので、徐々にご褒美の回数を減らしていくと、今度は子供たちや私の手を噛みつくようになり子供たちが怖がるようになってしまいました。(特に姉のほうで、もともと犬は得意ではなかったので)。

なのでご褒美によるしつけに疑問を感じ、ネットでいろいろ調べていましたら堀川様のホームページに辿り着いたという次第でした。

堀川さんのホームページを読んでみて一番に「むつごろうさん」を思い出しました。あの方はどんな動物相手でもオヤツなんかなしで手なずけてしまいます。わたしは「あっ!これだ」と思いました。

病院の先生からも「デリケートなワンちゃんみたいだし、叱り方も考えないとね」と言われたのですが。デリケートな性格の犬はどのようにしつけを進めていったらよろしいでしょうか?


m2.png生後3ヶ月から6ヶ月は一番重要な時期です。犬本来の性質が色濃く出てくる時期です。相手が自分にとってどういう存在か、あるいは自分が家族の中でどういう位置につけるか・・いろんな模索をします。相手を試しますし、その反応や自分に対しどういう接し方をしてくるか、とても良く見て感じています。

まずお願いしたいのは、オヤツ、意味なくナデナデ、意味なく見つめる、意味なく声をかける構う、抱っこ・・これらは止めてください。

犬から見ると、それらは全て従属的な態度に映ってしまうのです。それが犬の本能であり、現実なのです。ご主人の言うように、気遣いし過ぎると、それが無意識のうちにかまい過ぎになって、それも結局は従属的な態度に映ってしまいます。

もう5ヶ月ですね。赤ちゃんはだいぶ前に卒業しました。今は大人の入り口まで来ています。家族との関係、人間と暮らすためのルール・・しっかり教えなければいけません。

今までの接し方がもとで、主従関係を誤認し始めています。家族に「要求吠え、要求噛み」はその現れです。

主従関係が崩れてしまうと、どんなに良いしつけ手法を使っても意味がなくなります。普段の甘やかしや、かまい過ぎを止めず、そこにあお向けやリーダーウォークを加えても意味がないのです。大前提は態度です。家族全員がリーダーとしての毅然とした態度を示すことが大前提なのです。犬はそれをとても敏感に感じ取ります。

だから犬は皆デリケートです。とぼけた顔をしていますが、敏感に相手の精神性を感じています。

また、犬は敏感であり、感情なども伝播します。犬のイタズラに対して興奮して怒鳴ったり、甘噛みに恐怖を感じてしまうと、脳波や臭いでその興奮や恐怖が犬にも伝播することが科学的に証明されています。実は人間同士も伝播します。

>カーテンを噛んでひっぱったりするので・・

↑「ダメ」・・で教えるのは必要です。そうしないと何が良くて何が悪いのか分かりません。教え方は、ワザと見せることです。

カーテンでも手への甘噛みも同じですが、左手で首輪をつかみ、右手やカーテンをワザと見せます。噛もうとしたら「ダメ」の音と同時に首輪を軽く引く、あるいは右手で口を軽く閉じます。当然噛めませんので、そこで褒めます。

褒め方も毅然と・・です。褒めすぎは従属的に映ってしまいます。「良い子」としっかり伝え体や頭を軽くポンポンとたたいて上げます。それで十分です。上機嫌で「よしよし、良い子良い子・・」などとナデナデすると、犬にとっては明らかに従属的な態度に見えてしまうのです。

そうして、開放するとまた噛もうとしますので、同じように「ダメ」・・この繰り返しです。そして重要なのは、何度もワザと見せて、噛まなくなる時がきます。そこでしっかり褒めて、それを何度も反復することです。

それによって、「噛まないことが良いんだ」とやっと理解できるのです。犬の知能は低いです。根気良く、良い事・悪い事を体現させてあげないと覚えられないのです。そして大前提は、主従関係が出来ていないと覚えようともしないのです・・

意味なくかまったり、声をかけない・・と申し上げましたが、「触りたい、声をかけたい」と思われたら何でも良いので指示を出すことです。スワレ、マテ、コイ、ゴロン・・何でも良いです。出来たら褒める・・それならスキンシップもとれますし、主従関係も積み上がっていきます。あお向けも良いですし、ヒモ付ボール遊びなら主従関係が保てると同時に、自由運動でストレス発散もできます。

今までの接し方を変えると、犬は自分の優位性が無くなり面白くありません。反発したり、下痢をすることもあります。しかし、これは必要なしつけです。完全に主従関係が逆転すると、触ることもできない凶暴犬になってしまいます。そうなってからでは遅いのです。

だからと言って、体罰的になったり感情で怒鳴ったり、威嚇するようなしつけでは悪循環になってしまいます。まずは普段の毅然とした態度、そして無理せずあせらず、少しずつリーダーウォーク、あお向けを実践してください。

(その他)

散歩はしっかり行ってください。20日間で一回はチョット少ないです。運動というよりは、社会化です。デリケートさを気にしてばかりいると、よけい神経質で怖がりになります。慣れや経験は哺乳類にとって必要不可欠です。

梅雨時でも一日の中で何度か晴れ間があるはずです。そこを探していきましょう。(もちろん時にはお休みの日があっても良いです)。

まずはリードと首輪に慣れ、人間と平行して歩く事を覚えさせます。「ツケ」を家の中で練習しましょう。そこから少しずつリーダーウォークに近づけていけば良いです。

メールを拝見していると、ケージはあれど放し飼いに近いでしょうか。テリトリーが広くなるとストレスになりますし、しつけの面でも普段はケージ内に居させてください。ケージがあってその中に四方が壁になっているハウス、トイレがある・・それが良いです。

テレビの横も大丈夫です。音波は正面に行きますので・・それと犬は聴覚が良く音の選別もできますので家中どこに居ても音は良く聞こえます。家の外を歩く他の犬の足音も聞こえるくらいです。

子供さん達が怖がっている間は、単独で犬と接触させてはいけません。前述の通り恐怖や興奮が伝播して悪循環になります。目も合わせないように言ってください。

まずはご両親との主従関係がしっかり出来てから、接し方を良く解説してあげ、ヒモ付ボール遊びをし、あお向けも大人が補助して少しずつ実践してください。

では、今回は以上です。まずは態度です。犬に対する意識から少しずつ変えていきましょう。結果を求め過ぎて急にアレコレしようと思わなくて大丈夫ですし、無理もあります。基本的な接し方を変えるだけでも犬は変わります。常に感じています。

犬は毅然と自分を主導してくれる人を認め、好きなのです。しかし良い関係が一夜にしてできることなどあり得ません。毎日毎日、何度も何度もやるから積み上がっていくのです。

何度もホームページを読み返してください。犬の本質を理解し、受け入れてください。知能の低さを分かってあげてください。


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m1.png言われるように、主従関係の問題かと思います。毅然と厳しく接するの解釈が感度のいい犬には強すぎるのかもしれません。そちらのラブラドールみたいな尻尾のふりには程遠い状態です。子犬でこんな状態ですので悪癖だらけの成犬のしつけには大変な労力、苦労かと思います。成犬のしつけは私には出来そうがないです。

しつこいですが、犬のほめ方、遊び方について再度教えてください。
毎日、手をかけて スワレ マテ フセが出来てきて後戻りされるとついつい焦ってしまいます。

 今朝はフセを無視しました。その時はどのように対応するのがベストでしょうか?


m2.pngまだまだこれから長い付き合いが続きます。大きな気持ちで楽しんでやらないと、とても今後やっていけません(^-^)必ず結果は出ますから大丈夫です。心配したり落胆しないでください。ただし時間がかかるのは当然なのです。知能の高い人間の子供ですら、落ち着きが出て物事を覚えるまで何年もかかります。犬はさらに知能が低いのです。主従関係も、単純に積み上がるほうがおかしいのです。
 
ただ、これからドンドン知能が上がってきて、落ち着きも出てきますので、主従関係をしっかり作っていけば、物事の覚えは段々良くなっていきます。
 
褒め方ですが、これも毅然とやることです。大げさに褒めたり、長時間褒めるのはいけません。犬の視点からすると、それも従属的な態度に映ってしまうからなんです。
シッカリした低い声で、名前を呼んだり、「良い子」・・の一言と、頭や体を軽くポンポンたたく。それで十分です。
興奮した声で「いい子いい子ヨシヨシ」と言ってなで続けると、それは明らかに従属的な行為として犬は見ますので気をつけましょう。
 
>今朝はフセを無視しました。その時はどのように対応するのが・・
 
↑まだ完全に覚えきっていないので、出来ない場合があります。言う事を聞く気がないのであれば、最初からまったく覚える事はありません。一度覚えたのですから、覚える気はある・・ということです。
 
ですので、後戻りしても感情的になったり怒ってはいけません。覚えかけ・・なのです。
 
だから完璧に出来る他の行動に一度戻して、しっかり褒めて、お互い信頼と自信を取り戻してください。そして先ほど失敗した行動をもう一度最初からやるつもりで教えてください。三歩進んで二歩下がる・・少しずつ進歩しているわけですから、落胆する必要はありません。それがしつけです(^-^)
 
それとヒモ付ボール遊びのポイントです。
 
投げる前に十分注目させます。必ずスワレ、マテをさせ、飼い主に注目させます。最初はボールばかり見ると思いますが、ご自分の目を指差し、「見て」の合図、そして犬の顔を手で自分に向けます。目が合ったら褒めます。そして同時にボールを投げます。
 
投げたら犬が独占する前に、すぐヒモを引いて回収します。そしてまた投げる前に十分注目させます・・この繰り返しです。それによって行動を飼い主が完全に主導することになり、注目させることも含めて主従関係が深まっていきます。
 
 
また、時にはボールを与えたまま自由に噛ませて、ストレスを発散させるのも良いですし、リードとボールのヒモを同時に引いて「コイ」を覚えさせるのも良いです。
 
それから、犬がくわえたボールを手で強制的に取り出し、もう片手の手の平に乗せて「ダセ」・・の音。これを繰り返し型と音で教えると、犬の口の下に手の平を見せ「ダセ」・・の指示で、くわえたボールを手の平に出すようになります。
 
 
何度も申し上げますが、全ての基盤は主従関係です。その上に成り立ちます。ただ、毅然とした態度=厳しいではありません。怒ったり、威圧的な態度が「毅然」ではありませんので、ご注意ください。まるで空気のような存在・・かまいすぎない自然な存在・・これが「毅然」です。
 
では、また頑張って続けてください。


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m1.png生後3ヶ月になるオスのトイプードルを飼っています。うちに来て1ヶ月と少しになります。
 
私の姿が見えなくなると鳴いて困っています。
 
おもちゃを投げて気をそらしたり、水スプレーでびっくりさせたりとやってみたんですが、効果はどれも初回のみ。2回目以降は全く効果なし。それがどうした?って感じで。私も少しイライラしてきて声を荒げたこともあります。

でもこれじゃ効果ない、お互いにストレスになってしまうだけだと思い何かいい方法ないかと探していて、先生のサイトにたどり着きました。
 
鳴いたらゲージの上から覗き込む感じで口元を押さえてシーと声をかけ、少し落ち着いたら頭をポンポンとなでてあげています。あまりに興奮しているときはゲージから出して仰向け固めをします。少し落ち着いたらゲージに戻しています。

今までは夜中もなくことなく朝までおとなしかったのですが、最近早朝5時くらいから鳴き始めてしまいます。近所迷惑になると思いゲージに行ってしまうのでよくないのでしょうか。
 
まだワクチンが終わったばかりでお散歩も家の中でリーダーウォークしているのですがまだまだです。
 
普段は仕事の時間が不規則で家を空けるときはゲージに入れて外出します。これまでは家に居る間はリビングだけ自由に遊ばせていたのですが、出来るだけ家にいるときもゲージに入れて置くようにしていますので、自由にならないストレスなのでしょうか。幼犬なので甘えたいのでしょうか。
 
効果的に犬が理解出来るにはどう対処すればよいのでしょうか。ご指導お願いします。


m2.pngこれは誰もが通る道です。まずはご近所迷惑にならない程度に無視するべきです。
犬の要求に合わせると際限がなくなり、その態度や反応も犬は常に感じています。 今はまだ良いですが、これから段々成犬としての権勢本能などが出てきたときに、本格的な要求吠えや噛みつきなどに発展してしまいます。

そうなってしまうと取り戻すのが相当大変になります。主従関係を常に意識して接しなければいけません。3ヶ月となるともう赤ちゃんではありません。大人への準備を始めなければいけないのです。 そして、あお向けもリーダーウォークも主従関係を確認するための手段でしかありません。

物事の良し悪しを覚えさせるには型と音です。 要求鳴きの場合は「マテ」が有効です。 ホームページの内容で根気よく実践し、マテをしている時間を少しずつ長く出来るようにするのです。もちろん最初は、しっかりできる短い時間から始めます。出来たら褒め、徐々に間隔を長くしていきます。そして、時間とともに飼い主さんも遠ざかって、段々犬との距離を長くしていくのです。 犬をケージに入れ、最初は2メール・・出来たら褒め、次は3メートル・・そして最後は姿を隠す・・そして時間も長く・・そうやっていくと姿が見えなくても、かまってもらえなくても待てるようになっていきます。

姿を消した後、静かにできたらまた戻って褒めてください。そうやって何度も自分で体現しないと、犬の知能では覚えられないのです。 また食事前に練習するとより効果的です。マテがしっかりできないとゴハンをあげない・・主従関係を構築していくには、それくらいの毅然とした態度が必要です。

それから鳴き、吠え、噛みつきは、現行犯で軽く口を閉じ「ダメ」・・止めたら褒める・・開放してまた噛んだり吠えたら再度口を閉じダメ・・この繰り返しです。手を見せても噛まなくなったり、吠えなくなる瞬間がきますので、必ず褒めて、何度も反復します。

ただし、最初から簡単にはいきませんので、とにかく短い時間・短い距離で何度も反復して褒め、できる範囲から確実に習得させる事です。あせって無理しても悪循環になるだけです。犬の知能には限界があり、特にペットショップからきた子犬は圧倒的に知能も社会化も不足しています。

まずは簡単なことから少しずつ積み上げていかなければいけません。でもそれが現実であり、普通なんです。一喜一憂せず続けるしかありません。 あお向けは止めないでください。受け入れてることは大変良い傾向です。成長に伴い、権勢本能が強く出てくる前に主従関係をハッキリさせ、維持していくのが一番の大前提です。基盤です。

ただし、それだけですと、具体的な物事の良し悪しは犬の知能では理解できないので、型と音で根気よく教えていかなければいけません。 リーダーウォークも同様で、主従関係の確認手段の一つです。散歩そのものの練習は、「ツケ」が有効です。「コイ」も「ツケ」の中の要素として使えるので、並行して教えると良いです。

いずれにしても3ヶ月はまだまだ知能が低く、感覚で生きているだけです。大きな気持ちで気長に接してあげなければいけません。かと言って、かまい過ぎ、甘やかし、オヤツ、抱っこなどの従属的な態度はいけません。知能が低い動物は感覚が優れているので、そういった態度を続けていると見抜かれ主従関係を誤認します。

今はしつけの導入段階です。結果を求めすぎず、少しずつ積み上げる事を意識されると良いです。 大丈夫です。時間はかかりますが、必ず結果は出ますので自信を持って続けてください。

 結果はそれに比例します(^-^) では、また頑張って続けてください。

 

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7ヶ月のトイプードルです。遊ぶ時やお散歩?ゴハンの時以外では気にかけず話かけず対応してます。
ひも付きボール遊びはボールではなく、ヒモに食いついてきますがいいのでしょうか?しかもすぐ飽きてしまいます。
いろんな風に動かしたりしても興味がなく違う所に行ってしまいます。
それにゲージに入れられるのが嫌で逃げまくります。トイレは7?8回中1回くらいはするようになりました。しかしトイレに入れるとトイレシートを噛みちぎり食べてしまいます。
しかもあお向けにすると私を噛みまくります。


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まず、結果を求めすぎてはいけません。これからなんです。そして今の時期は子犬から成犬へ移行する変化が大きい重要な時期で、犬本来の本能が出てきたりホルモンバランスも変わってきます。思春期、反抗期の子を持つ親と同じです。

犬も自分で自分をコントロールできないストレスにさらされています。林様がめげてはいけません。毅然と導く強い母親でいてください。必ず結果は出ますから、ご自分とトイプードルちゃんを信じてやり続けなければいけません。

犬はバカではありません。そんなに簡単に絆や主従関係が深まるほうがおかしいのです。しかし苦労するからこそ絆も素晴らしいものになります。

私も、かつては簡単に今のような関係になったわけではありません。毎日辛い思いをしました。でもやり続けなければ結果は出ないと思い、やり続けました。人間は先入観に支配されます。犬は飼い主にいつも忠実で飼えば直ぐになついて言う事を聞くもんだ・・という先入観・・犬を飼った事がないとテレビや映画、近所の良い犬のイメージだけが頭に残ります。でもそれは今まで長い長い時間をかけて育て、しつけた結果であり、生れた素性が運よく良い場合もあります。

まだ成犬になっていない、あるいは成犬になって間もない犬は、ほとんどの犬がしつけに苦労します。それが当たり前なのです。まずそれを受け入れられないと、悲観ばかりが自分を支配してしまいます。理想が高いと全ての現状が最悪に見えるのです。

でも今まで数百件以上のご家庭の現状を見てきた私からすれば、トイプードルちゃんは全然良いほうです。

「激しく威嚇し本気で噛み付かれ、何度も病院へいきました・・近づくことさえも出来ません」・・そんなご家庭も少なくはないのです。まず「現状は犬のしつけ過程では当たり前の状況だ」という認識を持ってください。そこから少しずつ進歩させるんだ・・という大きな気持ちで望んでください。

そうでないとこれからまだまだ続く犬のしつけはとても出来ませんし、悪循環になってしまいます。少し良くなっても褒める気持ちも失せてしまうのです。

今まで犬も自分中心でやってきたわけですから、それを覆すのは簡単ではありません。自分の優位性を維持するために抵抗もしてきます。でも「しつけする」、と決められたのならやり続けなければいけません。「結果が出るまでやり続ける」という強い意志は、必ず態度に現れ、犬に伝わるのです。弱い気持ちなら当然それも伝わってしまいます。

大丈夫です(^-^) 今の苦労も後に「そんな時期もあったね」、と良い思い出になります。あせらずやり続けること! 今はそれだけ自分に言い聞かせてください。気持ちで負けていて、手法だけ上塗りしても犬は直ぐに見透かします。

しばらくはケージから出す際はずっとリードを付けておくと良いです。常に行動を主導する・・リーダーとしての形を常に作ってください。お互いに主従関係の意識も芽生えます。

今はとにかく根競べです!一番キツイ時期で踏ん張りどころです。

では、頑張って続けてください(^-^)


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トイプードル10ヶ月です。すぐにはうまくいかないことはわかっているんですが、どんどん酷くなってきました。あおむけの時は必死に噛み、散歩中も他の犬に激しく吠え「ダメ」と注意すると、今度は私を噛みます。目が血走って恐い程です。あおむけが体罰になってはないか不安です。私が褒めても全く喜ばなくむしろ怒ってます。しっぽを振って私を見ることがなくっていく気がします。


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まず過去の過程や現状をしっかり受け止めなければいけません。今は退職されてご自宅にいらっしゃいますが、ずっと一日中不在で、しつけらしいしつけが出来なかった状態でした。

その間に成長期を過ごし、ここまで来たわけです。その分時間はかかります。私は正しいしつけ法にたどりつくまで一年以上苦しみました。

でもやるしかありませんでした。やり続けたから結果が出ました。じっくりしつけができる環境になってまだ二週間くらいです。そして反抗期の真っ盛りです。これは多くの飼い主さんが通る道です。

そして反抗が強くなってきた・・ということは、自分の優位性が崩れていくことへの抵抗・・つまり主従関係の正常化が進んでいるということです。

まだまだ大変な時期は続きます。飼い主さん自身が精神的に強くなっていかなければいけません。子育て同様根競べです。

ただし、真っ向から対抗すると関係も改善しませんし、お互いストレスになります。だから大前提は普段の態度なのです。あお向けが辛いようならリーダーウォークにしてください。外の散歩ではありません。家の中のスペースでリーダーウォークを続けてください。

そしてそれも大変なら態度です。三日間完全無視してみてください。もちろん食事も水も与えトイレと散歩もします。でも目を合わさず声もかけない・・

食事を与える前に、時間をとって主従関係の確認をしてください。軽くマテをさせる程度ではなく、ゴハンを準備したあと、あお向け、リーダーウォークをやってください。しっかりマテをさせてから食べさせます。途中で何度もマテの指示を出し、食べるのを中断させてください。

決してムキになって体罰的にはならないようにし、かつ主従関係の「表現」を徹底的にしてください。

あお向けは、今は長時間押さえ込まなくても良いです。短くても良いので「態度」をしっかり伝えてください。あお向け時でも、スワレの時でも良いので、しっかり首輪をつかみ犬の目を厳しく見つめてください。暑さもだいぶやわらいできたので、厚手の手袋をすれば噛まれても平気です。噛まれる恐怖を持ったままだと必ず犬にそれが伝わり余計に犬が興奮します。

大丈夫です!必ず結果は出ますし、私も最後の最後までアドバイスし続けます。だから気持ちを強く持ち続けることです。弱気は必ず犬に見透かされます。反抗期の子供を持つ気丈な母になってください。自分を信じて私を信じてやり続けてください(^-^)


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質問内容
こんばんは。お久しぶりです。その後もぼちぼちと、犬のしつけをやっています。

お座り・待て・ゴロンもだいたいできるのですが、興奮しているようで、攻撃的に噛んで来ることもあります。

落ち着かせてからは、なんかいい感じになってお腹をみせるのですが、仰向けになりながら、お腹をぽんぽんしている私の手を噛み噛みしてきます。この時はじゃれているような感じですが、外にでるとわれ先に走り出して、私が止まると、首がきつくなり座り込みます。子供たちにも噛んで来るようです。

なかなかおりこうに言うことをいかず、子供もイライラしている感じです。私もまだうまくしつけまでいってないので、お互いにイライラしてしまいます。

子供たちに何かいいアドバイスはありますか?

落ち着いた気持ちで接すると犬もなんとなく、冷静な感じがするのですが、やっぱり気持ちがわかるのでしょうね。スランプかな(まだスランプとまでいえないか・・・)


返答内容やるべき事が決まったら、もうやり続けるしかありません。ホームページにも書きましたが、犬のしつけを通して、私達も成長していかなければいけません。私たちは犬に甘えてはいけないのです。

その甘えの意識があるから、犬に伝わってしまうのです。意識は、自然に態度しぐさ接し方全体に表れるのです。

相手はまだ1歳にもなっていない、知能の低い若犬です。犬も人間も、急にゼロから100には成長できません。10→20→30からまた15に戻ったりもしながら、三歩進んで二歩下がる・・を繰り返しながら成長していきます。

時間をかけて積み上げるから絆も深まります。兄弟・お父さんお母さんとも、ケンカしたり仲直りしたりしながら本当の家族になっていきますね。犬とも同じです。

>着いた気持ちで接すると犬もなんとなく、冷静な感じがするのですが・・

↑これは犬が人間の感情を理解しているからではありません。人間同士もそうですが、興奮が伝播するのです。脳波や体臭の変化で伝播することが科学的に証明されています。人間も、興奮するとよく「アドレナリンが出る」なんて言いますね。

体内のホルモンが変化して、体臭として犬に伝播します。だから、イライラすると犬に伝播して余計に犬が興奮したり混乱します。

イライラしても何も良い事はありませんので、やっぱり毅然と淡々とやり続けるしかないんです(^-^)

では、また頑張りましょう!


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【著者:運営責任者】
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株式会社ホリページ代表取締役
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