犬のしつけがQ&Aで分かる!

子犬には分かりやすく体現で教えてしつける

m1.png生後3ヶ月になるオスのトイプードルを飼っています。うちに来て1ヶ月と少しになります。
 
私の姿が見えなくなると鳴いて困っています。
 
おもちゃを投げて気をそらしたり、水スプレーでびっくりさせたりとやってみたんですが、効果はどれも初回のみ。2回目以降は全く効果なし。それがどうした?って感じで。私も少しイライラしてきて声を荒げたこともあります。

でもこれじゃ効果ない、お互いにストレスになってしまうだけだと思い何かいい方法ないかと探していて、先生のサイトにたどり着きました。
 
鳴いたらゲージの上から覗き込む感じで口元を押さえてシーと声をかけ、少し落ち着いたら頭をポンポンとなでてあげています。あまりに興奮しているときはゲージから出して仰向け固めをします。少し落ち着いたらゲージに戻しています。

今までは夜中もなくことなく朝までおとなしかったのですが、最近早朝5時くらいから鳴き始めてしまいます。近所迷惑になると思いゲージに行ってしまうのでよくないのでしょうか。
 
まだワクチンが終わったばかりでお散歩も家の中でリーダーウォークしているのですがまだまだです。
 
普段は仕事の時間が不規則で家を空けるときはゲージに入れて外出します。これまでは家に居る間はリビングだけ自由に遊ばせていたのですが、出来るだけ家にいるときもゲージに入れて置くようにしていますので、自由にならないストレスなのでしょうか。幼犬なので甘えたいのでしょうか。
 
効果的に犬が理解出来るにはどう対処すればよいのでしょうか。ご指導お願いします。


m2.pngこれは誰もが通る道です。まずはご近所迷惑にならない程度に無視するべきです。
犬の要求に合わせると際限がなくなり、その態度や反応も犬は常に感じています。 今はまだ良いですが、これから段々成犬としての権勢本能などが出てきたときに、本格的な要求吠えや噛みつきなどに発展してしまいます。

そうなってしまうと取り戻すのが相当大変になります。主従関係を常に意識して接しなければいけません。3ヶ月となるともう赤ちゃんではありません。大人への準備を始めなければいけないのです。 そして、あお向けもリーダーウォークも主従関係を確認するための手段でしかありません。

物事の良し悪しを覚えさせるには型と音です。 要求鳴きの場合は「マテ」が有効です。 ホームページの内容で根気よく実践し、マテをしている時間を少しずつ長く出来るようにするのです。もちろん最初は、しっかりできる短い時間から始めます。出来たら褒め、徐々に間隔を長くしていきます。そして、時間とともに飼い主さんも遠ざかって、段々犬との距離を長くしていくのです。 犬をケージに入れ、最初は2メール・・出来たら褒め、次は3メートル・・そして最後は姿を隠す・・そして時間も長く・・そうやっていくと姿が見えなくても、かまってもらえなくても待てるようになっていきます。

姿を消した後、静かにできたらまた戻って褒めてください。そうやって何度も自分で体現しないと、犬の知能では覚えられないのです。 また食事前に練習するとより効果的です。マテがしっかりできないとゴハンをあげない・・主従関係を構築していくには、それくらいの毅然とした態度が必要です。

それから鳴き、吠え、噛みつきは、現行犯で軽く口を閉じ「ダメ」・・止めたら褒める・・開放してまた噛んだり吠えたら再度口を閉じダメ・・この繰り返しです。手を見せても噛まなくなったり、吠えなくなる瞬間がきますので、必ず褒めて、何度も反復します。

ただし、最初から簡単にはいきませんので、とにかく短い時間・短い距離で何度も反復して褒め、できる範囲から確実に習得させる事です。あせって無理しても悪循環になるだけです。犬の知能には限界があり、特にペットショップからきた子犬は圧倒的に知能も社会化も不足しています。

まずは簡単なことから少しずつ積み上げていかなければいけません。でもそれが現実であり、普通なんです。一喜一憂せず続けるしかありません。 あお向けは止めないでください。受け入れてることは大変良い傾向です。成長に伴い、権勢本能が強く出てくる前に主従関係をハッキリさせ、維持していくのが一番の大前提です。基盤です。

ただし、それだけですと、具体的な物事の良し悪しは犬の知能では理解できないので、型と音で根気よく教えていかなければいけません。 リーダーウォークも同様で、主従関係の確認手段の一つです。散歩そのものの練習は、「ツケ」が有効です。「コイ」も「ツケ」の中の要素として使えるので、並行して教えると良いです。

いずれにしても3ヶ月はまだまだ知能が低く、感覚で生きているだけです。大きな気持ちで気長に接してあげなければいけません。かと言って、かまい過ぎ、甘やかし、オヤツ、抱っこなどの従属的な態度はいけません。知能が低い動物は感覚が優れているので、そういった態度を続けていると見抜かれ主従関係を誤認します。

今はしつけの導入段階です。結果を求めすぎず、少しずつ積み上げる事を意識されると良いです。 大丈夫です。時間はかかりますが、必ず結果は出ますので自信を持って続けてください。

 結果はそれに比例します(^-^) では、また頑張って続けてください。

 

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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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