犬のしつけは何歳でも可能
はじめまして、愛犬のしつけにホトホト困り、ネットで何か参考になる事はないかと検索していて、こちらにたどりつきました。
我が家の愛犬は8歳のオスで、テリアのMIX犬です。色々問題はあったのですが、今本当に困り果てているのは来客に吠える事と宅配便の方に噛み付いてしまう事です。玄関のチャイムで静止のきかない状態のスイッチが入り、ドアを体当たりで開けて配達にこられた方に突進して、これまでに2回噛みついてしまいました。
犬のしつけ法も色々試しましたが有効な手段がなく、どうしたらいいのかと悩んでおります。
こんな犬でも、なんとかなりますでしょうか?
8歳まで犬のしつけがうまくできなかったダメ飼い主ですが、犬は何歳になってもしつけ可能でしょうか?言う事を聞いてくれるようになるでしょうか?
まず犬のしつけそのものは、何歳でも可能ですし、言い方を変えると何歳になっても必要なんです。
犬は犬の本能に従ってシンプルに生きているだけです。環境が良くなればそれに順応してくれますし、そこからまた環境が悪くなればまた問題行動を起こします。ただそれだけなんです。
私が心配するのは、飼い主様とご家族全員が意識改革され、行動し続けるご覚悟をお持ちか・・ということです。
私のしつけ方はシンプルです。技術的に難しいことはありません。でも何度も何度も毎日毎日やり続けないと結果が出ないので、根気が要ります。
もちろんくじけそうになったら、いつでも何度でもメールでご相談いただきたいのですが、実際にしつけをするのは飼い主様ご家族です。
まずは主従関係をしっかり作り直さなければいけません。犬は自分がリーダーだと感じていれば他人や他の犬に対して警戒や攻撃が強くなります。家族(下位)の静止など聞きません。吠え癖と噛み癖のしつけ手法そのものを知っても実は意味が無いのです。どんなに優れた手法を使っても、犬が自分に指示する人を認めていなければ聞こうとはしないのです。
まず主従関係をしっかり作り直すことと、そしてあえて来客の前で教えることも必要です。(散歩でも人や犬を避けない)。
吠えるから・・噛み付くから・・といって人や犬との接触を避けていても、犬は物事の良し悪しは理解できません。あえて来客の前に連れ出し、そこで吠えてはいけない興奮してはいけないという事を教え、また他人に慣れることによって「来客は怖くない」ということを理解していきます。犬も哺乳類ですから、そういう経験を積ませないと教えないと分からないわけです。
ちなみに余談ですが、来客と犬の安全も考えて物理的なガードも必要だと思います。玄関を仕切る扉付きの柵が売っていますので設置するべきです。来客への配慮だけでなく、外に飛び出して交通事故もありえます。
主従関係は簡単には出来ません。ましてや8年間MIXちゃんは好き勝手やってきたわけです。ご家族全員が根気良くやっていくご覚悟をお持ちか・・来客の前で根気良く教えていくご覚悟をお持ちか・・
全ては皆様が意識改革できるか・・あきらめずやり続けるか・・そのご覚悟があるか、にかかっています。犬のしつけは正しい方法でやったなら、やっただけ結果に出ます。
では、頑張ってください(^-^)
しかし、我家の犬にも躾が可能かどうか若干不安な点もあり、購読の前の相談可ということなので、お言葉に甘えてメールをさせて頂いた次第です。
現在10歳になる黒柴犬を飼っている者です。初めて犬を飼ったので、十分な躾方法も知らずに、ついつい甘やかして、我が儘な犬にしてしまったと今頃になって悔いています。
一番の問題行動は飼い主に対しても、時々唸ったり、咬み付くようになったことです。特に食事中は小さい頃から、そばに寄せ付けず、手を出そうとすると咬みつきました。
また、散歩途中に何か拾い食いをしたりして、それを取ろうとすると歯をむきます。また、身体に触られる事もあまり好みません。
「お座り、伏せ、待て」の支持はおやつがあるのが判ると一発でできます。一緒にボール遊びをしたりして可愛いときもありましたが、最近は咬みつかれるのではと恐怖心があり、犬との交流を楽しむ事ができなくなってしまいました。
色々と対処法を調べて、とりあえず主従関係を取り戻そうと、一週間前からリードウォーキングを頑張っています。マーキングや引っ張りはかなりなくなり、やはりこちらの躾次第だと痛感しています。
因みに、犬は外飼いで囲いのある(一坪)所にいます。
長々と書きましたが、こんな十歳になる我が儘犬でも貴殿の本に従って躾をし直せば、今からでもいい関係ができるのでしょうか? もう手遅れでしょうか?
教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
犬は犬の本能に従って、素直に生きているだけなんです。環境が良くなればそれに順応してくれますし、そこからまた悪い環境に変わってしまえば、また問題行動を起こします。相手によっても反応を変えます。
実際にリーダーウォークをやってみられて、変化があったということは、それをすでに証明しているわけです。たった一週間でそれだけ変わったわけですから、やればやっただけ変わるということです。結果はやった量と質に比例するだけです(^-^)
これから犬のしつけをやり直して、良い関係が出来るか出来ないか?・・もうお分かりになっていらっしゃるはずですし、そうしたいと願われているはずです。そう思い続けて、やり続ければ必ず結果は比例します。
ただし、黒柴ちゃんも10年好きにやってきました。急に犬のしつけを強化すると、犬も戸惑いますし、自分の好きに出来なくなっていくと面白くありませんから反抗する場面も出てくるでしょう。でもそれは、犬のしつけで必ず通る道ですから毅然とやり続けなければいけません。
しかし、体罰や強要しても良い関係は作れませんから、最初は主導型のボール遊びやリーダーウォークから始めるのが良いでしょう。徐々に強化していけば良いです。
意志あれば道は開けます! ぜひ頑張って続けてください(^-^)
引っ張る力はだいぶ弱くなってこちらの様子を伺うようになりましたが、まだ何か匂いや興味のあるものがあるとものすごい力で進みます。
こちらもわざと無視して犬と反対側を向き立ち止まったり、ゆっくり進んだり、毎日こんな繰り返しです。
あと、どうしてもそばは歩いてはいるのですが、犬が一歩手前を歩きたがります。すかさず向きを変えますが。
やはり7年以上も好きに進ませていたので(7歳雑種犬)、なかなか難しいし普段の散歩は朝、夕とも主人がせわしくやっているので、夜だけというのは効果が少ないのでしょうか?
あお向けにも何回か挑戦しましたが、うまくいきません。とても動きがすばやく一度うまく足をかけころがりそうになりましたが、地面に体がつくかつかないかで起き上がり、難しいです。
ただ以前から変な癖のある子で、体をさわっているうちに興奮してきて片方の顔を地面にすりつけ体を(おしり)を上に突き上げ喜びます。
ですのでこうなった時に首をおさえてあお向け態勢にしてみているのですが、力が強く、ついこちらも力が入り
虐待になるのかしら?と考えてしまいます。
何度かやっているうちにあまりこの態勢もやらなくなってしまいました。。。
難しいものですね。
コングも買って遊ばせています。とても喜んでいます。散歩から帰るとコングをさがしてます。
ただ動かしてあげないと興味がなくなるようです。まてやおすわりはよくやりますが、興味も持って遊んでいるうちは無視されます。まだまだ犬のしつけが足りないのでしょうね。
毎日試行錯誤でやっていますが、またいろいろご指導お願いいたします。
まだ犬のしつけを始められて間もないですから、期待したり焦ってはいけません。7年分(7歳)を取り返すのは容易ではありません。ジックリ取り組んでください。
進歩してきたということは素晴らしいことですので、絶対にそれを自信にしてください。そして今まで以上に毅然とのぞんでください。
犬はその自信からくる態度を必ず感じ取ります。堂々と、強い気持ちで常に犬と接してください。
では今回の内容です。
> 夜だけというのは効果が少ないのでしょうか?・・
↑一日の生活の中で、少しでも時間があったらたくさんやってほしいですが、毎日続けられないような無理もいけませんし、かまい過ぎになってもいけないので、人間の生活ペースに合わせてするべきです。
ただ、やはり結果は犬のしつけの量と質に比例しますので、あせらず毎日積み重ねることです。そして、段々上手くなっていきますし、慣れて自信もついてきますのでお時間が少なくても質は上がっていきますので、心配しないで続けてください。
また、平日の分を補おうと休日にかまい過ぎてしまうと、平日とのギャップが大きくなってしまいますので、それもご注意です。
> 体を(おしり)を上に突き上げ喜びます・・
↑これは遊びの誘いや催促の時に犬が見せるポーズです。そのままかまい続けないで、いったんスワレなど指示を出して、できたら褒める・・という形にすると良いです。
それから無理にあお向けを考えなくても良いです。リーダーウォークをある程度受け入れるようですので、まずそれをしっかり続けて、もっと犬の態度を軟化させ関係を深めて、それを続けるなかで、あお向けを時々やってみれば良いです。抵抗が強ければ、無理せずまたリーダーウォークに戻ります。
また、噛み付きが問題なくなってきたら、正面から抱きかかえると良いです。いらない毛布やクッションでも敷いて痛くないようにして、犬を正面から抱きかかえて持上げれば、犬も踏ん張れず、そのままゆっくり膝をついて前(犬の後ろ)に倒れこめば、あお向けができます。
もちろん先ほどお話したように暴れがひどければ止めて、リーダーウォークを続けます。
それから、主導型のヒモ付ボール遊び続けてください。
> 興味を持って遊んでいるうちは無視されます・・
↑これを絶対に放ってはいけません。ヒモを付ける意味は、犬の好きにさせず、すぐ飼い主さんが回収して主導するためです。ですので、投げてから犬がボールを咥える前に、もうヒモを引いて回収しても良いです。
興奮が激しい時は、少し好きにさせ無視して声掛けもしないことです。少し好きに遊べばある程度満足しますし、「投げて遊んでもらえる方が楽しい」、と段々理解するようになっていきます。
いずれはヒモなしでも持って来れるように、今は引きながらコイの音、そして咥えたボールを口から出させるダセの型と音を関連付ける作業を積み重ねましょう。
狩猟本能のはけ口でストレス解消でもありますので、ボール遊びは続けてください。そして常に主導することです。
では、また頑張って続けてください(^-^)
ある雑誌などに依りますと、犬のしつけは1~2歳までとなっている様ですが?
犬のしつけは何歳になっても可能ですし、何歳になっても続けないといけないのです。
犬はしつけの環境に適応し、相手一人ひとりを見て対応を変えて生きます。ですので、例えば訓練所に犬をあずけても飼い主さんが変わらなければ、また犬は問題行動を起こすようになっていきます。
厳密に言えば、社会化に一番柔軟な時期は生後6か月くらいまでです。人間の成長期と同じです。ですが、人間も犬も同じ哺乳類です。生涯学び続けて成長しますし、環境次第で変わります。遅いことなど何もありません。
例えば野犬で、生後6か月くらいまで一切人間と接触がなかった・・そういう犬は無理ですが、日本ではそういうケースはまずないでしょう。
今回犬は4歳ということですが、もちろん4年間好きにやってきたならば簡単にその癖は抜けないでしょうし、犬のしつけを始めていくと、今までの自分の優位性が無くなっていくことが面白くなくて、反発もあります。また、飼い主さんも甘やかしがあったならば、その癖を直すことも自制心が要ります。
安易な犬のしつけ手法だけを求めるのではなく、本気で根気よく取組むご覚悟があるならば、必ず変化は出ます。
では、頑張って続けてください(^-^)
今現在、4歳♀ミニチュアダックス犬を飼っています。
避妊済です。4年前にお友達を通じ、頂きました。
娘が飼いたがっていたのをずっと分かっておりまして、頂く迄の間、犬のことについての準備や決まり事など全くしていなくて、大変なスタートでした。
今まで感情のある生き物?は飼ったことがなく、クワガタやトカゲなど息子が小さいときの話ですが・・。
犬のしつけについてのいろいろな本、DVDも見て、ためしてみました。
犬のしつけ教室も短期間ですが、行きました。
最初はなんとか順調でいってましたが、時間が経過する度に崩れて行き、うまくいかず、ころころ仕方を変えてしまって・・。
4歳を迎えてしまいました。私1人が必死になって頑張っても、家族の接し方、きまり事や注意を言っても、犬を可愛がりすぎ、かまい過ぎ・・恥ずかしいくらい・・試みているしつけがすぐに崩れていきます。中途半端になっていった結果と常々分かっています。
家族にもうるさくいっていますが・・。不満は多いですが、飽きれてしまうほどの接し方です。でも皆が悪いとわかっています。
犬はとても怖がりさんです。なので散歩中は犬にあってもめったに吠えないです。近所の方には大人しい賢いね・・と言われますが、全く違って、怖くて臆病なだけなのです。
先日、外では大丈夫と思い、初めてホームセンターに連れて行きました。あまりの人の多さにびっくりしてしまい、ペット用カートに10分くらい乗ってて、順調とおもいきや、1つのきっかけがあり、そこからワンワン吠えだし犬を抱っこする始末で疲れて帰ってきました。
ショッピングに来てるわんちゃんは、どれも大人しくカートに乗り、飼い主さんも楽しそうでした。それから、自分たちの家でのしつけや接し方がすべて原因だとつくづく感じました。
この先の方がまだ長いし、どこでも一緒に出掛ける事が出来たら・・どんだけ楽しいかな・・
犬への悩みが1つずつでも解消できたら、こんなうれしい事はない・・と考え、もう1度頑張ってしつけしなければ・・と思い返しました。
犬が4歳の今からでも、大丈夫でしょうか?
お留守番もハウスに入れて行っています。失敗は、ほぼありません。トイレは家でも外でもできます。長々と申し訳ありません。家族にもなかなか、親身になってもらえず、落ち込んでいます。が・・愛犬と、楽しく暮らしたい、無駄吠え、要求吠えからの悩みを克服したい・・それが唯一の思いです。
犬のしつけは何歳でも可能です。また、何歳になっても犬の生涯続けてあげないといけません。一番順応できる成長期は終わりましたが、哺乳類ですから生涯学び続けます。それと、子犬時代よりも知能が高くなっているので、理解力がありますから正しい方法で教えて関係作りをすればちゃんと覚えてくれます。
ダックスちゃんは本当に素性が良い子ですね。甘やかしがあったら、普通は家族に対して噛んだり吠えたりします。良い出会いに感謝して頑張っていきましょう。
ダックスちゃんは特別怖がりではないです。知らない犬に会えば普通は警戒します。本当に怖がりな犬は、遠くに姿が見えたり臭いがしただけで激しく吠えます。
慣れていないだけです。怖くない・・と理解できるまでの経験が足りないだけです。たくさん外出してください。ただし、人間もそうですがギャップがストレスになります。急に人や犬がたくさんいる所に行けば誰だってパニックになります。
まずは散歩をたくさんしましょう。といってもたくさん距離を歩く必要はないです。人気のある散歩コースにノンビリ座って、行きかう人や犬をたくさん見せれば良いです。吠えたら口閉じと「シ~」の指示を教えてください。
それで静かにできるようになってきたら、徐々に距離を縮めていき、また、にぎやかな場所に連れていけば良いです。
やるべきことはそれだけです。そして、どんな教えをするにしても関係次第でその吸収力が全然違ってきます。ですので原点は関係作りになります。
子供さん達が分かっているのなら、あえて私の本を買われることもないです。子供さん達が本当に心で理解できるかどうかになります。
ダックスちゃんは良い子ですが、5歳6歳になって急に主従関係が逆転し、本気で噛み付くようになった・・という例もよくあります。小型犬でも本気で噛まれれば、何針も縫うような大ケガもします・・
と、脅しをかけてください(笑い)・・いえいえ冗談ではなくて実際にあるお話なので、気を付けていただきたいと思います。子供さん達に実際にある話だと、紹介してあげてください。
金銭的にご負担にならないようであれば、私の本書で学ばれるのも良いかと思います。ただ、無理して急に犬のしつけを強化しないでください。ダックスちゃんは素性がすごく良い子ですし、4年間の経験や習慣もありますので、あまり急に強くしてしまうとビックリしすぎてパニックになる可能性もあります。
まずは家族の意識から徐々に変えていく・・そんな感じで少しずつ展開していってください。
では、頑張って続けてください(^-^)
しかし、我家の犬にも躾が可能かどうか若干不安な点もあり、お言葉に甘えてメールをさせて頂いた次第です。
現在10歳になる黒柴犬(オス)を飼っている者です。初めて犬を飼ったので、十分な躾方法も知らずに、ついつい甘やかして、我が儘な犬にしてしまったと今頃になって悔いています。
一番の問題行動は飼い主に対しても、時々唸ったり、咬み付くようになったことです。特に食事中は小さい頃から、そばに寄せ付けず、手を出そうとすると咬みつきました。また、散歩途中に何か拾い食いをしたりして、それを取ろうとすると歯をむきます。また、身体に触られる事もあまり好みません。
「お座り、伏せ、待て」の支持はおやつがあるのが判ると一発でできます。一緒にボール遊びをしたりして可愛いときもありましたが、最近は咬みつかれるのではと恐怖心があり、犬との交流を楽しむ事ができなくなってしまいました。
色々と対処法を調べて、とりあえず主従関係を取り戻そうと、一週間前からリードウォーキングを頑張っています。マーキングや引っ張りはかなりなくなり、やはりこちらの躾次第だと痛感しています。因みに、犬は外飼いで囲いのある(一坪)所にいます。
長々と書きましたが、こんな10歳になる我が儘犬でも躾をし直せば、今からでもいい関係ができるのでしょうか? もう手遅れでしょうか?
教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
黒柴君は良い子ですよ。リードウォーキングを少しやってみて、明らかに変化が出ているわけです。それと10歳まで大きな問題がなかったわけです。
(そうなると、かえって気になるのは最近何か家族や環境、接し方に変化がありましたか? その影響で問題行動が出てきた・・ということもよくあります。根本的に犬の素性や飼い主さんの接し方に問題があったならば、もう生後6か月くらいで問題になってきます)
犬のしつけは何歳になっても可能です。人間と同じく知的哺乳類ですので、生涯学ぶことができます。実際に、少しのリードウォーキングで変わったのがその証拠です。ちゃんと環境に適応できる動物です。
ただ、リードウォーキングも手法の上塗りではなく、飼い主さんの意識や態度しだいで、また効果も増しますし、日常の何気ない接し方や態度の方がもっと大切です。他にも主従関係を作る方法は色々本書でご紹介しておりますし、個別のメール相談でいつでも何回でも解説いたします。
ただし、理想のイメージをあまり強く持ちすぎたり、結果を急がないことです。長年関係が崩れていたならば、犬にとっても、しつけが始まると面白くないので反発もしてきます。
でも犬を怖がってはいけません。その態度やしぐさも犬は敏感に感じていて、さらに見下します。緊張や興奮も犬に伝播して悪循環になります。噛まれるのが怖ければ、ホームセンターで600円くらいの作業用の皮手袋を買うと良いです。腕輪やタオルを巻くのも良いです。
飼い主さんも、それぞれ理想像が違いますので、どこまで良い関係になるかは断言できませんが、何もしなければ変わりませんし悪化します。やればやり続けただけ、結果は比例します。
では、頑張って続けてください(^-^)
問題点はたくさんあるように思うのですが、生まれてから友人と一緒に布団で寝ていたというので環境を変えるのはいいことなのかわからず、今も私とベッドで寝るようになっています。
一緒に寝ていることで私がリーダーではなく、対等か犬がリーダーになってしまということはあるのでしょうか?
それとも関係がきちんとすれば一緒に寝てもいいのでしょうか・・
今の問題点をあげたいと思います。
●玄関に宅配などがきたときに吠える
●留守のときにおしっこをカーペットなどにする
(トイレのしつけができていないようでしたがいるときはシートにできるようになりました)
●インターホンがなると吠える
●おもちゃやぬいぐるみをいったん持つと自分のものとし、私や子供がちょうだいと手をだすと唸る・取ろうとすると噛みつくと思います
●なでることを催促してくる
●散歩にいきたいとリードをもってくる
●知らない人に唸る・威嚇する
●足の裏をふこうとすると噛もうとする・威嚇する
●シャンプーカットにいかせてあげたいのですが、この状態なので私が伸びた毛をカットしています。
来た時はお座りもお手もできない犬でしたが、練習を繰り返したくさん褒めて今は餌やオヤツがなくても、お座りとお手はできるようになり、シャンプーもさせてくれるようにはなりましたが、まだまだ問題点だらけです。
犬のしつけの本を読んで、トイレは私が居る時にできるようになりましたし、お座りもお手も10歳にしてはじめてできるようにはなりましたが、子供の友達がきたときはいつもサークルに入れ、なにかある度に威嚇をしてるこの犬を見るとストレスになっているんじゃないか・・と、唸らなくても大丈夫だということをこの教材では教えてあげられますか?
あと上記の問題点も改善することはできるでしょうか?
犬のしつけは何歳になっても出来ます。その証拠に、10年近く甘やかされてきた犬が、色々覚えたわけですよね。犬は犬の本能に従ってシンプルに素直に生きているだけですので、環境が良くなれば、またそれに適応してくれます。
そして今回のダックス君はとても素性が良い子です。普通の犬はそこまで甘やかされたら、飼い主さんにも激しく噛み付いたり吠えて手に負えなくなります。ダックス君の素性が良い子なので、なんとか犬の状況でおさまっています。
ただし、
>対等か犬がリーダーになってしまうということはあるのでしょうか?・・
↑すでにそうなってしまっています。
その証拠です↓
>私や子供がちょうだいと手を出すと唸る・・
>足の裏をふこうとすると噛もうとする・威嚇する・・
>なでることを催促してくる
>散歩にいきたいとリードを持ってくる
↑自分の要求を主張し、行動を主導しています。犬がワガママ王子様で、人間家族が召使状態です。
今回は少し関係改善に時間がかかります。最初の接し方が間違ってしまったので、それが犬と家族との基準値になってしまったからです。犬は相手一人一人を見て感じていますので、最初の数日から毅然と接してあげれば、犬も理解して適応できたのです。
ですので、今回はあせらず少しずつ変えていけば良いです。急に全部を劇的に変えてはいけません。
まず環境です。
家族が直接見ていられる時間帯は、ケージから出して遊んだり団らんしてもちろん良いのですが、留守や家事中など見れない時はケージ&ハウスに居させましょう。寝る時もそうです。ケージ内にトイレ・水ボトル・四方天井が壁になったハウスで安心できます。
トイレの失敗も防げますし、放し飼いはテリトリーの拡大でストレスになります。接近者への吠えの一因になります。
それと問題行動の内、飼い主さんへの吠え唸り噛みつきに関しては、関係作りの問題です。子犬時代は知能が低いので甘噛みなどは直接教えてあげないと理解できないのですが、ダックス君はもう立派な成犬ですから、知能や経験の問題ではなく、飼い主さんへの要求や自己主張になっています。
今回は、本書で学ばれて関係作りを一から見直されると良いです。行動そのものは食べ物で釣って教えられますが、関係作りはできません。むしろ態度が従属的に映って、関係が崩れると思ってください。
次に他人や環境変化に対する警戒や威嚇です。これはまず幼少期の社会化不足が大きいですが、犬も哺乳類ですから生涯学べますので、あきらめないで社会化させてください。簡単に言えば「慣れ」です。
一日30分以上は外で過ごして、他人や動物・車や自転車などをたくさん見せるようにしてください。
そこで吠えたら直接の教えです。飼い主さんもしゃがんであげて首輪をガッチリつかんで「ダメ!」と厳しく伝え、犬の口を手で閉じます。そして叱って終わりにしないで必ず「シ~!」という音を関連付けながら、犬の口を手で閉じて肩をポンポンして褒めてから、口を放してください。(大げさや猫なで声で褒めるのはNG)。
口を放して吠えたら、また同じことを繰り返します。口を放しても吠えなかったら、しっかり褒めて何度も反復します。
そうやって、慣れる機会・教える機会を積極的に作ることです。悪い型を止めて・良い型を作り褒める。音とジェスチャーの関連付け・・これで覚えてくれます。
同じことを家での来客時や、おもちゃを取ろうとして犬が吠えたり噛んだりした時にやれば良いのです。教え方はシンプルで良いです。
そして、もっとも大事なことは、関係作りに戻るのです。どんな教えをしても叱っても褒めても、関係次第でその効果がまったく違ってくるからです。犬が認めていない人から、何を指示されても聞きたくないし、褒められても嬉しくないわけです。
そこでオヤツで釣って行動させてしまうと、関係がどれだけ出来ているのかが見えなくなってしまうのです。それが一番怖い事です。
関係作りの基盤は、普段の何気ない接し方・態度・しぐさ全てです。それらを見直さないで手法だけ上塗りしても、意味はなくなってしまいます。
今回良い機会ですから、しっかり学んで、あせらずジックリ取り組まれてください。
では、頑張って続けてください(^-^)