子犬のしつけで噛み癖が抜けない
先日メールさせていただきました○○と申します。その節はご丁寧な返信ありがとうございました。お忙しいところを申し訳ありませんが、またご相談にのっていただきたくメールしました。
我が家の秋田犬も三か月と一週間になりました。相変わらず本気噛みがあります。以下のような状況でみられます。
1.ひも付きボール遊びをしている時に、ボールにくいついて唸って振り回しています。「出せ」と言いながら口から取り出しますが、すかさず手に本気噛みです。
こちらもすかさず口を押さえ「いけない」と言って叱りますが、抵抗が激しく、暴れるので「仰向け固め」までいってしまいます。楽しいボール遊びからは程遠い状況です。
2.食餌の前に「おすわり」・「まて」ができるようになりましたので、「ふせ」の型を教えようと前肢をとると唸って本気噛みです。1と同じく口を押さえ、「いけない」→暴れるので「仰向けかため」になって、「ふせ」までいきません。散歩の後で足を拭こうとするとやはり同じ状態です。
頭を触ろうとすると、噛みついてくるのは減ってきました。「仰向け固め」も抵抗は激しいですが、おとなしくなる間合いも少~しでてきました。
2.のような状況で「仰向け固め」ばかりしていると、前肢を触られる→嫌な「仰向け固め」が待っていると学習して、ますます足を触らせなくなるんではないかと心配です。
リーダーウォークも内・外問わず、頻繁に行っています。私の様子を窺っているのは良くわかります。
「ふせ」を教えるのは、唸ったり噛んだりしなくなるまで、待たなければならないでしょうか? 噛みぐせの強い三か月ちょっとの子犬はこんなものですか? この気になる噛みぐせも将来は消えてくれるのでしょうか? アドバイスいただければ幸いです。
子犬は噛むのが普通です。人間のように手が器用に使えませんので、何かを確認したり、物を確保したり自分の意志を伝えるには、吠えるか噛むかしかできないのです。
本来は、生後数か月かけて親犬が淡々と叱っていく中で徐々に消えていきます。兄弟ゲンカの中でも、相手を噛めば噛み返されて痛い思いもします。そういう経験を何度も何度も繰り返しながら、月日を経て消えていきます。
本来はそういう環境下で消えていくわけですので、その時期に引き離されている子犬には、今度は人間家族が根気よく教えてあげないといけないのです。
まだ骨格がしっかりしていないので、強い切り返しはいけませんが、リーダーウォークで直していくと良いです。ただのリーダーウォークではなく、家族と二人で協力してやってください。(一人でも出来ないこともないです)。
まず作業用の革手袋を準備します。ホームセンターで500円くらいで買えます。一人が手袋をして、犬の口の前に手を見せてください。もう一人は、犬にリードを付けて持っておきます。リードを少し張りぎみにしておいて、犬が手を噛もうとした時に届かない距離を保ってください。
準備が出来たら、犬の正面の人は手袋をした手を犬に見せます。噛もうとしますので、その瞬間もう一人の方が「ダメ」と同時にリーダーウォークを始めてください。1・2分やったら、また最初の状態に戻って、また犬に手を見せてください。また噛んできますので「ダメ」でリーダーウォーク・・・ひたすらこれを繰り返します。
くり返していくと、手を見せても噛まなくなる瞬間がやってきますので、そこで肩をポンポンしながら褒めて、何度も反復してください。
コング遊び・あお向けなどを一人でやっている時も、革手袋を装着して、犬にもリードを付けておき、噛んだり暴れたらリーダーウォークに切り替えれば良いです。
それと、犬のしつけが上手くいかない時は、細かく段階を作ってあげると良いです。例えば前足をチョンと一瞬触って褒める・・遊び・・また触る・・を繰り返していくと、まず前足を触られることに犬は慣れますね。それが慣れたら、今度は前足をしっかりつかんで褒める・・遊ぶ・・また前足をつかんで褒める・・これで徐々に慣れていくわけです。
次はフセで褒める・・・こういうふうに細かい段階を作ってあげると、徐々に慣れていくことができます。段々仰向けに近づけていけば良いです。
まだ生後3か月で骨格がしっかりしていないので、強い切り返しはしないで、態度(毅然さと主導性)だけしっかり示してください。短めに持って、止まる・・歩く・・止まる・・90度曲がる・・くらいの繰り返しでも良いです。
他には、口閉じも続けていただきたいですし、噛まれた手を子犬の口に少し押し込むのも良いです。
まだまだ噛み癖は抜けない月齢ですので、あせって無理しては悪循環になります。本書の子犬編・Q&Aサイトの子犬編も参考にしながら、ゆっくり進めてください。
まだ数か月は何も期待しない方が良いです。反抗期もやってきます。人間で言う20歳は、犬の2歳なんです。まだまだしばらくは知能も経験も何もない小さな猛獣です。これが今は普通なんです。
では、また頑張って続けましょう(^-^)
我が家の秋田犬も三か月と一週間になりました。相変わらず本気噛みがあります。以下のような状況でみられます。
1.ひも付きボール遊びをしている時に、ボールにくいついて唸って振り回しています。「出せ」と言いながら口から取り出しますが、すかさず手に本気噛みです。
こちらもすかさず口を押さえ「いけない」と言って叱りますが、抵抗が激しく、暴れるので「仰向け固め」までいってしまいます。楽しいボール遊びからは程遠い状況です。
2.食餌の前に「おすわり」・「まて」ができるようになりましたので、「ふせ」の型を教えようと前肢をとると唸って本気噛みです。1と同じく口を押さえ、「いけない」→暴れるので「仰向けかため」になって、「ふせ」までいきません。散歩の後で足を拭こうとするとやはり同じ状態です。
頭を触ろうとすると、噛みついてくるのは減ってきました。「仰向け固め」も抵抗は激しいですが、おとなしくなる間合いも少~しでてきました。
2.のような状況で「仰向け固め」ばかりしていると、前肢を触られる→嫌な「仰向け固め」が待っていると学習して、ますます足を触らせなくなるんではないかと心配です。
リーダーウォークも内・外問わず、頻繁に行っています。私の様子を窺っているのは良くわかります。
「ふせ」を教えるのは、唸ったり噛んだりしなくなるまで、待たなければならないでしょうか? 噛みぐせの強い三か月ちょっとの子犬はこんなものですか? この気になる噛みぐせも将来は消えてくれるのでしょうか? アドバイスいただければ幸いです。
子犬は噛むのが普通です。人間のように手が器用に使えませんので、何かを確認したり、物を確保したり自分の意志を伝えるには、吠えるか噛むかしかできないのです。
本来は、生後数か月かけて親犬が淡々と叱っていく中で徐々に消えていきます。兄弟ゲンカの中でも、相手を噛めば噛み返されて痛い思いもします。そういう経験を何度も何度も繰り返しながら、月日を経て消えていきます。
本来はそういう環境下で消えていくわけですので、その時期に引き離されている子犬には、今度は人間家族が根気よく教えてあげないといけないのです。
まだ骨格がしっかりしていないので、強い切り返しはいけませんが、リーダーウォークで直していくと良いです。ただのリーダーウォークではなく、家族と二人で協力してやってください。(一人でも出来ないこともないです)。
まず作業用の革手袋を準備します。ホームセンターで500円くらいで買えます。一人が手袋をして、犬の口の前に手を見せてください。もう一人は、犬にリードを付けて持っておきます。リードを少し張りぎみにしておいて、犬が手を噛もうとした時に届かない距離を保ってください。
準備が出来たら、犬の正面の人は手袋をした手を犬に見せます。噛もうとしますので、その瞬間もう一人の方が「ダメ」と同時にリーダーウォークを始めてください。1・2分やったら、また最初の状態に戻って、また犬に手を見せてください。また噛んできますので「ダメ」でリーダーウォーク・・・ひたすらこれを繰り返します。
くり返していくと、手を見せても噛まなくなる瞬間がやってきますので、そこで肩をポンポンしながら褒めて、何度も反復してください。
コング遊び・あお向けなどを一人でやっている時も、革手袋を装着して、犬にもリードを付けておき、噛んだり暴れたらリーダーウォークに切り替えれば良いです。
それと、犬のしつけが上手くいかない時は、細かく段階を作ってあげると良いです。例えば前足をチョンと一瞬触って褒める・・遊び・・また触る・・を繰り返していくと、まず前足を触られることに犬は慣れますね。それが慣れたら、今度は前足をしっかりつかんで褒める・・遊ぶ・・また前足をつかんで褒める・・これで徐々に慣れていくわけです。
次はフセで褒める・・・こういうふうに細かい段階を作ってあげると、徐々に慣れていくことができます。段々仰向けに近づけていけば良いです。
まだ生後3か月で骨格がしっかりしていないので、強い切り返しはしないで、態度(毅然さと主導性)だけしっかり示してください。短めに持って、止まる・・歩く・・止まる・・90度曲がる・・くらいの繰り返しでも良いです。
他には、口閉じも続けていただきたいですし、噛まれた手を子犬の口に少し押し込むのも良いです。
まだまだ噛み癖は抜けない月齢ですので、あせって無理しては悪循環になります。本書の子犬編・Q&Aサイトの子犬編も参考にしながら、ゆっくり進めてください。
まだ数か月は何も期待しない方が良いです。反抗期もやってきます。人間で言う20歳は、犬の2歳なんです。まだまだしばらくは知能も経験も何もない小さな猛獣です。これが今は普通なんです。
では、また頑張って続けましょう(^-^)