犬のしつけがQ&Aで分かる!

子犬のしつけで自分からトイレに行くように教える方法

質問内容
さっそくテキストを読ませて頂きました。今までの自分の対応が間違いだらけだったことにショックを受けているところです(^_^;)

私は4ヵ月になるメスの柴犬を飼っています。家に来たのは2か月前です。

家族構成は、父(50代)母(50代)私(20代)弟(20代)です。父と母は日中は仕事に出てて、私と弟が家にいます。

リビングにケージを置いています。ケージはクレートと連結しているタイプにしています。ケージの半分はトイレになっています。

①②スキンシップ
ケージに入れているときは、私が好きなときに犬を触っていました。ケージから出したときは、ぬいぐるみを投げたり、引っ張り合いをしたり、追いかけっこをしたりして遊んでしました。

③オヤツ
オヤツを使って「オスワリ」「フセ」「オテ」を教えました。ごはんのときに「マテ、ヨシ」。あとは褒めたときにオヤツをあげていました。叱り方は、マズルをおさえたり、イラッとしてたたいてしまったこともありました(>_<)

④イスに座っているときに抱っこしていました。オヤツも抱っこしながらあげていました。

⑤散歩は約30分行っていました。
リードを付けて、好きなように歩かせていました。

⑥7時朝食
(7時~11時くらいまで洗濯をしたり買い物に行ったり家事をしています)
12時私の昼食
12時半くらいに杏の昼食
15時散歩
 (16時~18時くらいまで家事)
18時半くらいに杏の夕食
19時に家族の夕食
20時ケージから出して家族と触れあう

問題の内容ですが・・・

・トイレは自分で行くようにできるのでしょうか?
ケージ内のトイレには9割の確率でオシッコもウンチもしてくれていますが、ケージから外に出して遊ばせるとフローリングやこたつの敷き布団でウンチしたりします。

トイレしたくなったらケージのトイレに行って用を足してほしいのですが、しつけの方法が分からないのでよかったらアドバイスをお願い致します。

・噛み癖と興奮
よそのしつけ法で見た仰向けをしてみると、抵抗して口にシワを寄せて噛んできます。散歩から帰ってきて足を拭くときも手を噛んできて、毎日生傷が出来てます(T_T)

堀川さんのテキストを読ませて頂いてから、仰向けをするのをやめて、リーダーウォークに専念するようにしたのですが、それでいいのでしょうか?

あと、ケージから出して遊んでいると何かスイッチが入ったみたいに興奮して、弾丸のように走り回ります。そうなると捕まえるのに時間がかかり、フローリングなどでウンチをされてしまう失敗が多いです(-_-)

長いメールになって申し訳ありませんが、理想は、自分でトイレに行ってくれて、ほかの人にも動物にも落ち着いて対応できる犬にさせたいのですが、しつけ方がイマイチわからず自信が持てません。

どうか良いアドバイスをお願い致します。


返答内容>トイレは自分で行くようにできるのでしょうか?・・

↑もちろんです。まず、普段の生活の中でトイレの指示音と場所の指差しジェスチャーで褒めて、しっかり関連付けさせておきましょう。

まずは関連付けが出来ていないと、犬は何をどうすれば良いのかサッパリ分かりません。ジロジロ見つめてはいけませんが、生活の中で常に横目で監視して、関連付けに専念してください。

トイレしたくなる条件は本書の通りですので、寝起き・食後・ケージから出たり遊ぶ興奮のタイミングがポイントです。

そして、犬をケージから出す際は常にリードを付けて持つ癖にされると良いです。そうすれば暴走も防げますし、行動も主導できて自然なリーダーウォークが出来ますし、そしてトイレに誘導できます。

トイレしたくなる条件を作ったら、関連付けしておいた指示で促しながら、リードでトイレまで連れて行くと良いです。そこでも音出ししながらトイレを指差し、オシッコ・ウンチをしている瞬間を褒めてください。

普段関連付けをしておかないと、犬も意味が分かっていませんので、根気よく続けることです。関連付けにかかっています。

上記が定着してくると、ノーリードで遊んでいても、犬はオシッコ・ウンチしたくなったら、トイレまで行くようになります。

ただし、しっかり定着するまでは時間はかかります。定着していないのに無理に指示でさせようとしてもお互いイライラするだけなので、無理せず関連付けに注力してください。

そしてまだ幼いので、尿管も緩いし興奮が抑えられないので、ガマンのコントロールが難しい月齢でもあります。求め過ぎないで、成長も待たないといけません。

それと、おっしゃる通り仰向けも無理しなくて良いです。導入として、犬にリードを付けて主導型のコング遊びをしましょう。

その中で少しずつリーダーウォークに近づけていったり、遊びの中で一瞬仰向けして褒めたりしながら、徐々に慣らしていってください。

今までの接し方の定着がそれなりにあるはずですので、今回は急に激変しないで、少しずつ少しずつ変えていってください。

まずは、しつけというよりは、主導型のコング遊びの中に溶け込ませる形で少しずつ慣らしていくと良いです。

普段の接し方については、お間違いに気付かれたので、必ず修正していただけるようお願いいたします。

噛み癖については、あえて犬に手を見せて練習してください。リラックスしてできるように作業用の革手袋をホームセンターで買いましょう。500円くらいです。

犬に手を見せ、噛んだら「ダメ」と厳しく伝え同時に犬の口を手で軽く閉じます。そしてすぐにその良い型に「シ~」の指示音を関連付けてポンポン褒めてすぐ解放してください。

解放したら、またあえて手をすぐに犬に見せます。また噛んできますので、再度「ダメ」と・・・ひたすらこの繰り返しです。繰り返していくと、手を見せても噛まなくなる瞬間がきますので、そこでしっかり褒めて反復してください。

ただし、まだまだ知能が低いのと、運動や遊びが必要なことと同じように噛むこともまた発育に必要な事なので、ムキに結果を急がず教え続けないといけません。マテをしっかり教え、それで制止させることも必要です。

では、頑張って続けてください(^-^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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