犬のしつけがQ&Aで分かる!

生後5か月の犬のしつけ散歩・食事・甘噛みなど

Q.ご質問:
犬種:トイプードル 年齢:5ヶ月 性別:男の子
家族全員の年齢、性別:本人(49歳)男、妻(45歳)女、長女(16)、長男(11歳)
愛犬のハウス周りの構成:勝手口の廊下に設置しており人通りは頻繁にあります

子供の夏休み(世話をしてもらう為)に合わせて3週間前ぐらいに我が家に来ました。犬を飼うのは初めてなので市販の本を読みながら早速トイレトレーニング!クレートに入れて1、2時間おきに出してはオシッコ→褒める→ご褒美と2、3日続け、後はゲージに入れ自らトイレシシーツでしてくれます。たまに外れる時も・・・

オシッコは?と掛け声するとオシッコをゲージ内ではしてくれます。ホッ でもいざゲージ外に出すとリビング、廊下とオシッコ・・・・ヒェーッと怒らずに怒らずにティッシュ、ティッシュ、消臭、消臭です。まだ自らゲージに入ってトイレは出来ません。

食事は来て2、3日ぐらいしてから餌を食べなくなり、嘔吐をしだしたので早速病院に連れて行ったところ、ストレスからきてるといわれ注射2本を打ってもらいました。それから消化のよい鳥のささ身を上げてくださいということで2日間あげフードも食べるようになりましたが、徐々にフードをよけてささ身しか食べなくなりました。

好き嫌いがあるのかと思ったが、取りあえず様子見でフードだけを与えていましたが中々食べてくれないので、手で上げていたら少しですが食べるようになりました。

でも今度は手で上げないと食べなくなり、こんなのに付き合ってたら大変と思い、インタネットでたまたま犬の躾で検索していたら堀川先生のホームページを見つけフンフンと読みつづけ、さらに犬のしつけQ&Aも読んでいると、なんかこれって今躾しているのは主従が逆転しているの?、と思い自分の甘い考えと焦りが出てきました。

食事は出して食べなかったらすぐ引き、を繰り返してしている内にようやくガブガブと食べるようになりました。ホッ

散歩は来た早々に首輪をつけ2,3日してから室内でのリーダーウォークに挑戦しましたがすごく嫌がって動かなかったので2、3回してやめました。それっきりです。

現在は3回目の8月1日に予防接種が終わり徐々に外での散歩に挑戦してますが、まず室内と同様リードを付けると嫌がりまた無理に付けたら座ったきり動こうとしません。

とにかく廻りに興味があるのか臭いをかぎながら自分勝手なところばかり行こうとして引っ張り合いっこになります。お互いに睨めっこ状態が続いてます。本当に一緒に歩いてくれるのか不安です。どうか今後のご指導の程よろしくお願いします

①どういうタイミングで、どういう「スキンシップ」をされてきましたか?
食事後ぐらいにリビングまで抱っこしてお腹廻りをさすったりして、外の景色も見せたりしてました。

②どういうタイミングで、どいう「遊び」をされましたか
1日15分ぐらいを3,4回ぐらいで空いた時間に子供たち私を含めて、おもちゃ(ボール、ぬいぐるみ)等で遊んでいました。

③どういうタイミングで、どういう「しつけ・褒め方・叱り方」をされてきましたか?
オシッコをするときと、お座り、マテが出来たときはよく褒め、あま噛みをする時は口を押さえて「いけない」と叱ってます。それ以外ことでは怒らないようにしてます。

④オヤツ、抱っこ、ナデナデ、声かけなどされてきましたか?
オヤツは躾のときに必ずあげてました。抱っこも家族全員が良くしてました、。声かけも無意味にで名前を呼んだりしてました。

⑤散歩は何分、どんなやり方でしたか?
朝、夕方30分ぐらいを、庭とか家の廻りを自分より左に歩かせるようにしてますが、中々歩いてくれないので最終的に抱っこして家に戻ります。散歩は私以外はまだやらせてません。

③一日のタイムスケジュールはどんな流れでしたか?
・朝6時、夕方6時ごろに散歩
・食事は朝、昼、夜と3回フードをあげてます
・朝8時から4時ごろまではだれもいません(仕事、学校)
・夜はブラッシング、スキンシップ含めて今のところ毎日です


A.お答え:少し社会化が遅れております。生後5か月で散歩がまだ・・というのは問題です。予防接種前の他人や犬との接触は避けていただきたいですが、玄関先で行きかう人や犬を見せる・・ということはすぐにしてください。真夏の日中は危ないので、朝夕やりましょう。

抱っこはいけません。癖になってしまって自分で歩くのを嫌がるようになります。玄関先にしばらく居れば、少なからず人や犬は通るはずなので、それを見せれば良いのです。歩き回る必要はありません。

それと抱っこという体勢が犬に誤解を与えます。抱き上げると目線が高くなるので、それが怖くて犬は大人しくしているだけで、関係は崩れます。もちろん家の中でも同じです。犬同士では、体を合わせる時に上位の犬が下位の犬の体の上に自分の前足やアゴを乗せてきます。マウンティングも同じです。つまり、体位が関係を表しているのです。

リーダーウォークは、散歩も経験がない犬にはまだ無理です。急には慣れませんので、日常で頻繁に付けて慣れさせれば良いです。特にボール遊びやゴハンの際など楽しい事や嬉しい事と結びつければ良いです。

あせって最初からコントロールされようとしないで、リードを付けたまま何か別の事をする・・というふうに慣れさせれば良いです。リードを付けたままボール遊び・・リードを付けたままゴハンなどです。

そして家族団らんなどでも、ケージから出す際はリードを付ける癖にされれば良いです。そうすれば暴走やトイレの失敗も防げますし、いずれは噛んだり吠えたりしたら現行犯ですぐリーダーウォークに移行することもできるからです。

ボール遊びでは、犬にリードをつけながら・・ということですが、ボール(コング)はヒモ付にして、回収する際、飼い主さんが頻繁に移動しながら回収し、犬を呼び寄せると良いです。それを続けていくとコイの一言で犬を呼べますので、まずは室内で短い距離からコイを練習し、それを段々移動しながら連続して歩きながらできるようにすれば良いです。その繰り返しで結局、付いて歩けるようになっていきます。

食事のワガママは、正しいしつけ方に気付かれて良かったです。これからも本書の通り毅然と対応してください。特に6か月過ぎて歯の生え変わりが終わるころ、ホルモンバランスの変化や知能の発達などで反抗期の症状が出ます。特にその頃、ゴハンのワガママが多くなります。

吐いて食欲がなかったのは、夏バテもあるかもしれません。生まれて最初に経験する夏はキツイです。日本では冬の寒さよりも夏の暑さの方が犬には危険です。かと言って冷たい水や氷など与えるとかえってひどくなりますし、あまりチヤホヤ面倒を見過ぎるのも関係が崩れます。室温だけ気を付けてください。

オヤツは止めましょう。食事のトッピングもそうですが、知能が高くなってくると好きな物だけしか食べないワガママが出てきます。それと結局は、犬が摂取している栄養バランス全体が崩れている事にもなります。

またオヤツをあげる態度も従属的ですし、しつけグッズも含めて、物の効果に頼ってしまうと、本当の関係が見えなくなってしまうのが一番怖いのです。

>あま噛みをする時は口を押さえて「いけない」・・

↑良いですね、続けてください。毅然な態度をしっかり示して、結果は求めず淡々と続けてください。それと、その後に「シ~!」という音を関連付けながら肩をポンポンして褒めてください。そうすると、吠えた場合にも離れたところから指示で止めさせることができるので、ついでにそうやって教えておくと良いです。

それと今一番気になるのが子供さん達です。夏休みで犬と過ごす時間が多くなりますが、まだ犬のしつけを良く理解されていないので、単独で散歩に行かせたりベタベタ接しないように注意が必要です。

今は成長期で関係作りの大事な時期ですので、まずはご両親がしっかり手本を見せて、子供さん達にやらせてみせ、合格なら散歩など許可してください。犬も子供さんも(特に11歳の子)、お互いに経験不足で判断力も弱いので危険です。

抱っこがいけない理由はお話しましたが、意味の無い声掛けナデナデも同じことです。それは下位の犬が上位やリーダーにする挨拶そのものです。犬の本能の視点は、従属的に見ますので気を付けましょう。

接することが悪いのではなく、「主導」でたくさん接してほしいのです。ちょっとした挨拶でもオテやスワレをさせる・・ボール遊びでも投げる前にスワレ・マテ、ゴハン前や中断してスワレ・マテ、などなど、いつでもどこでも常に「主導」を意識して下さい。できたら肩をポンポンして褒める・・出来なかったら型で教える。

そういう接し方なら楽しくスキンシップもできるし、物事も覚えます。主従関係も深まっていくのです。

ただし、表面上のコントロールや手法の上塗りでは意味がありませんので、「主導性」を意識して「毅然な態度を示す」ことを第一に考えてください。必ず犬は感じ取っていきます。

では、頑張って続けてください(^-^)
ホームページ・本書・メールは必ずご家族全員で時々読み返してください。


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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