子犬のしつけで噛みつき・触れられることを嫌がる
・しつけの問題は噛みつき、触れられることに対する嫌がり
・柴犬(豆柴サイズ)、現在3か月、メス。
夫婦二人暮らしのため以前から憧れていた柴犬を購入。主人と私ともに40代の二人暮らし。
主人は平日8時から20時帰宅まで不在。私(妻)は月・火・水・金、仕事のため午前9時半から17時帰宅まで不在。
①おやつに気を向けさせながら身体拭き
室内でボールを投げると追いかけて行き、その後くわえて投げた者の近くまでは戻ってくるので「いい子」と言って取り上げ、また投げて追いかけて・・を繰り返す、などの遊びです。
気に入ったぬいぐるみや毛布などを与えて一人で遊ばせたりしています。
②おやつを使い「おすわり」「まて」「トイレ場所で排泄できたとき」→高い声で「いい子+おやつ」(触れない 後記述)
甘噛み→マズルつかみダメと言いながら「キャン」と言うまで離さない。(時々仰向けと併用)
③おやつは褒める時のみ使用、抱っこ、ナデナデは来た初日より嫌がるのであまりできません。
遊びの時以外はケージに入れていますがその時には無視するようにしています。
④散歩は2月4日よりできるようになりました。
朝夕の2回 朝・・20~30分 夕・・50~60分。割と強めに引いて、犬が止まろうとしてもズンズン進むようにしています。
⑤平日 AM6:45主人と散歩へ
AM8:00 エサ
AM8:30から20~30分 ボール遊びやおやつを食べさせながらの身体拭き
AM9:30から留守番
PM17:00 私が帰宅
PM18:30 エサ
その後PM22:30頃の消灯までケージから出したり入れたりして遊んでいます。
⑥画像添付しておりますが、寝床を置くスペースとトイレスペースを別にしたケージを使っています。
質問1「仰向け固めについて」
まず我が家に来た当初から「甘噛み」「触ると嫌がる(噛もうとする)」ため、まともに撫でたことはオヤツ無しではしたことがありません。
ですので、噛んできたら(最近噛みが強くなってきました。)仰向けにしてマズルを掴み「ダメ」と言い、大人しく(なってるか謎ですが)なったら「いい子~♪」と言って離すと、白目を向いて離れすぐに手に向かって噛んできます。
あんまりひどい時は何度も行います。
「仰向け固め」は遊びの一環として「ゴローン」と併用するようにしておりますが、遊びだとしても触られるのを嫌がるため、ゴローンとすると噛んでくるので、結果マズルをつかんで「ダメ!」と言い→「いい子」で離し→白目向いて向かってくる。
なのですが、これを続けることによって余計に興奮させているのではと危惧するのですが、続けても良いのでしょうか?
また、「いい子~♪」は伝わっているものなのでしょうか?(ちょっとでも横にすると噛もうとします。)
あと、自然と勝手に横になっている時は必ずケージの中なのですが、そのケージの中というのを利用してゴロンの指示音ジェスチャーを行ってもよいのでしょうか?
質問2「触れないときの型の教え方」
次に、オスワリやマテは今までオヤツを使ってだいぶ出来るようになってきました。触られるのを嫌がるため、今のところ「型」を教えることができませんが大丈夫でしょうか?
質問3「リーダーウォーク」
散歩ができるようになりまして、「リーダーウォーク」をしているつもりなのですが、左に犬を歩かせる場合、右手でリードの端を持ち、左手は犬の真上くらいでリードを持って、犬が私の後ろや前に行きすぎないようにしておりますが大丈夫でしょうか?
途中、道端の草花や色んなものをクンクン嗅ぎながらのため、多少リードのテンションは常に張り気味ですが着いてはきます。
無理に引っ張ってはいけないとのことですが、どの程度が大丈夫なのでしょうか?
前に犬が引っ張った時はそのまま止まるのですが、犬も止まり、そのまま自分で緩めて丁度よいリードのテンションを保ちずっと立ち止まります。
色々とお聞き致しまして申し訳ありませんが、どうぞ宜しくお願いいたします。
頑張っておられますね(^_^)
まず、ご質問の1・2に共通するお話からです。
ちくわちゃんも3か月になりましたので、しつけ方法も少しずつできることが増えてきます。
今回は、リードを使った教え方・注意のしかたを行っていきましょう。
その子の場合は、もともとベタベタ触られることを好まないタイプですので、無理に触ってさらにその体勢で叱ると、興奮や嫌悪感が激しくなってさらにあおってしまいます。
(その子の素性、育った環境、留守番が長いのでギャップで興奮しやすいという要素もあり)
そこで、リードを使いましょう。
子犬をケージから出すときは、なるべくリードを着けて飼い主さんが持っておく態勢にします。
そこでもし子犬が噛んできたら、「シ!」の注意音と同時にリードをチョンと引き上げて、注意します。
そして、そのままちょっと引いたままの体勢をキープしつつ(前足が浮かない程度、犬が苦しくない程度)、マテの指示音ジェスチャーを出して関連付けしてください。
数秒たったら開放です。
開放するとまた噛んできますので、再度 「シ!」の注意音と同時に・・・で繰り返し反復し、教えます。
もしリードを着けていない時に噛まれた場合は、 「シ!」の注意音と同時に、そのまま噛まれた指をグ~と子犬の口の中に押し込んでいきます。
子犬はビックリして口を放すか、のけ反りながら口を開けますので、その瞬間に噛まれた指を隠して知らんぷりしてください。
そしてまたわざと手を見せて、もし噛んだら再度 「シ!」の注意音と同時に・・・で繰り返し反復し、教えます。
その二つの教え方を併用してみてください。
続いて、触れない時の型の教え方ですが、先ほどのようにリードを使ってマテをまず定着させましょう。
またそのままもう少し引き上げながら、お尻を押し下げてあげると、スワレの型になります。
まずはアレコレ教えすぎないで、基本形である、スワレ・マテに注力されてください。
さて、その子の現状は、人から触られることを好んでいませんので、ちょっとずつ練習しましょう。
無理にベタベタ触らないで、例えば、ご飯前にリードを使ってスワレ・マテを教えている時に軽く触れてみたり、子犬がコングを噛んで夢中になっている時に軽く触れます。
最初からナデナデ・ポンポンしないで、「軽く触れたまま動かさない」という感じからスタートします。
それを続けて慣れを見ながら、徐々に動かして、軽いタッチでナデナデ・ポンポンしてみてください。
>そのケージの中というのを利用してゴロンの指示音ジェスチャーを行ってもよいのでしょうか?・・
↑はい、良いのですが、出来れば首輪をつかんで型をキープして関連付けするのが望ましいです。
また、教え+ポンポン褒めも関連付けの要素になるわけですが、今はまだそれが出来ませんので、先ほどの触られることへの慣れと、↓ 「良い子♪」の関連付けができてきてから始めたほうが良いです。
>「いい子~♪」は伝わっているものなのでしょうか? ・・
↑言葉で褒めるにしても、叱るにしても、何かの事象に関連付けができていないと、あまり意味がありません。
例えば、その犬が、人から触られることが好きだったとして、その時に「良い子♪」という音が関連付けられていた場合、褒め言葉だけでも犬に伝わります。
ただし、今の時点では、触られることも好きではないですし、オヤツと関連付けされても飼い主さんとの関係という意味では薄いですので、現状では効果はないです。
ですので、まずは触られることに慣れて好きになり、ポンポン褒めながら 「ちくわ良い子♪」という音を関連付けることを頑張っていきましょう。
あとは、ご飯前のマテのあと、「ヨシ」で食べさせる前に 「ちくわ良い子♪」を必ず関連付けして、
「ちくわ良い子♪ ヨシ!」 で食べさせるようにしていくと良いです。
また、コングを転がす前にマテをさせ、転がす前に 「ちくわ良い子♪ ヨシ!」 で転がすことも行ってください。
まだまだ時間をかけて、楽しい時間を共有しながら、関係作りと教えと関連付けを続けてからのお話しになります。
ご質問3のリーダーウォークですが、まだ子犬が幼すぎて骨格も弱いですので、切り返しはしないことです。
生後4カ月過ぎたら、少しずつ切り返しもしてみてください。
今は、時々止まってまた歩く→止まる→歩く・・・という程度で十分です。
それ以上無理はさせないことと、あまり距離を歩きすぎず、犬OKの公園や、スーパーマーケットやホームセンターの外の休憩ベンチでのんびり座って、人や車をたくさん見せてください。(犬は地面を歩いてウロウロさせる)
また、そうしていると人々が寄ってきて声をかけてくれたり触ってくれますので、他人慣れもできて良いです。
では今日は以上ですが、まだ幼すぎて知能も経験値も低い猛獣状態(笑)ですので、あまりムキになったりガツガツ教えず、ベタベタ・チヤホヤ・病気だけ気を付けて、淡々と世話をするくらいの気持ちでいてください。
4カ月過ぎてくると、体もしっかりしてきて知能も上がってきますので、徐々にレベルを上げていきましょう。
それでは、Q&Aを熟読いただきながら、頑張って続けていきましょう(^_^)