4か月の子犬のしつけ方で叱り方・要求吠え・仰向け・夜寝る時の環境など
度々申し訳ないです。コーギーとビーグルのミックス犬4ヶ月の子です。
堀川さんの本とQ&Aサイトを読ませて頂きました。自分達家族と同じような悩みを抱える方がこんなに沢山いらっしゃるのだと少しほっとしました。
そして、自分もまたダメな飼い主なんだと気付かされました。
家に来てすぐの頃は少し吠えたり、鳴いたりしただけで「どうしたの?」「おやつ食べる?」「遊ぼっか!」と何かある度にケージから出してしまっていました。
まだ幼いし、お座りや待ても出来るから賢い方だと過信しすぎていました。今では凄く後悔しています。
吠え声がうるさくて、つい怒ってしまったり、噛み癖が酷くて叩いた事もありました。
でも警戒か不安なのか分かりませんが、あまり効き目はありませんでした。
今では部屋にいると吠えてこちらがやられそうなので、なるべく部屋にいないようにしています。これはいいのでしょうか?
リードウォークはやっていなかったので、これからやろうと思っているのですが、仰向けはケージから出すといつも自分からお腹を見せるように寝転がって唸るのですが、この時の対処法はどうしたらいいのでしょうか?
また、夜になるとケージの片方だけタオルをかけて暗くしているのですが、全面的にタオルなどをかけて暗くした方が良いのでしゃうか?
質問ばかりで申し訳ないです...。
頑張っておられますね(^_^)
>吠え声がうるさくてつい怒ってしまったり、噛み癖が酷くて叩いた・・
↑今後はもう絶対されないことです。
犬や人間の幼子も同じですが、自分のやった事と、受けた罰を結び付けて反省する知能が、犬には無いんです。
ネット動画などを見ていると、いかにも犬が反省しているかのような風景や説明書きを目にすることがありますが、あれは犬が反省しているのではなく、クドクドと何かを言われていること自体が感覚的に嫌で避けたがっているだけなのです。
注意されている意味は、犬には分かっていないのです。
むしろ、怒声や体罰を受けることで、信頼を失ったり、防衛本能を刺激するだけになってしまいます。
クドクドと人間の言葉でしゃべって注意するのもいけません。
私の教え方の中には、吠えたり噛んだりした時に、「注意音と同時にリードをチョンと引き上げる」などもありますが、それは体罰が目的なのではなく、「現行犯で悪い型を止めて良い型を作り、指示音の関連付けをする」ということが目的なのです。
>今では部屋にいると吠えてこちらがやられそうなのでなるべく部屋にいないように・・
↑今回はこれが一番良いです。
例えば、生後2カ月くらいで親兄弟と離れたばかりで、分離不安による夜鳴きなどがある場合は、また別の対応が必要なのですが、今回は単に「出せ!遊べ!」とギャンギャン吠えて要求しているだけならば、姿を見せないほうがいいです。
もしその部屋に長時間の用事がある場合は、クレートハウスかケージ全体に毛布を掛けて、暗く目隠ししましょう。(室温が高いときはエアコン必須)
それでも収まらない場合は、「シ!・・シ!・・シ!」の音を関連付けながら厳しい態度でリーダーウォークしますが、甘くしてしまうと、「吠えたら出してもらえた」と誤解するので、難易度はちょっと高いです。
「要求してもチヤホヤはしてもらえない」ということは、犬が理解しておくことは大切です。
>仰向けはケージから出すといつも自分からお腹を見せるように寝転がって唸る・・
↑対応がちょっと難しいケースです。
本来は、犬が自分で仰向けしてくることは、心を許している証拠でもありますし、遊びだったり服従の一面もあります。
また、その時にゴロンの指示音ジェスチャーを関連付ければ、良い教えになるからです。
ただ今回は、「唸る」が気になります。
遊びの興奮でウーウー言っているだけならば良いのですが、「早くなでろ!」と要求の雰囲気があるのでしたら、そのまま触らないで、いったんスワレ・マテの指示で行動させて褒めて(出来ない場合は型を作って教える)、その次にフセ→ゴロンで仰向けさせて、指示音ジェスチャーで褒めてほしいのです。
ただ、まだ4カ月という月齢を考えると、まだ幼いですので、あまり厳しくし過ぎず、犬が仰向けした時は、指示音ジェスチャーで褒めてあげて良いと思います。
ただし、数秒間は指示音ジェスチャーを出しながら首輪をガッチリつかんで型をキープし、主従関係をビシッと示しておくことは必須です。
悪いのは、「お~よしよし」でナデナデして終わるパターンです。
>夜になるとケージの片方だけタオルをかけて暗くしている・・全面的にタオルなどをかけて暗くした方がいい?
↑まず、クレートもある場合はタオルは不要です。
クレートが無いのでしたら、寝床側は昼間も常に「穴倉的に」してあげたほうが良いです。
吠えへの対応以外では、全面には掛けないでください。
トイレや水飲みは容易に出来ないといけませんので、それらが見える程度の光は必要です。それと熱中症にならないようにするためです。
例えば、「半分は隠す」など、寝床側はしっかり覆うと良いです。
その場合、普通のタオルですと光が漏れますのであまり意味がありません。犬は人間よりも暗視力が高いですので、特に意味がなくなります。
毛布などのように、光を通さない厚手の布が良いです。
ただし、冬以外の季節の場合、気温が高い日もありますし、夏は特にエアコンは必須です。
クレートハウスがあれば一番良いですが、まだ犬が小さい時期に買うと、成長にともなって買い替えないといけなくなるので、ちょっと難しい時期ですね。
それでは、またQ&Aを熟読いただきながら、頑張って続けていきましょう(^_^)