子犬をきつく叱ってから犬が言うことを聞かなくなった
メールサポートお願いいたします。犬はスタンダードプードルの雄で、もうすぐ5か月です。
家族は夫婦二人と娘一人です。
すいません。緊急事態で、戸惑いと、悲しくて、落ち込んでおります。我が家に犬が来て、当時から甘噛みが酷く、手を噛む時は口を押さえダメと叱ってましたが、歩いている足を、噛んで来るようになり、困っていました所、堀川様のホームページに、たどり着きました。
仰向け固めは、本やホームページを読んでやってきました。お陰様で足元の甘噛みもおさまって来ましたが、娘にはやはりするので、ゲージから出しますときはリードをしてリーダーウォークをリビングでしてました。
時々は、娘にもリーダーウォークをしてもらって要求吠えもなくなり、紐付きコングは紐にばかり興味を持つので布製のフリスビーで持ってこい、だせ と遊んでました。
本当に順調だったのです。オスワリ・ふせ・まて・フライングするときも、ありましたが......ただ、遊びだすと興奮してワンワンと、落ち付きがなくなり、飛びついてくるとリードをする感じでした。
今回、犬が娘にまとわりついて噛もうとしていたので、私が仰向け固めをして、かなりきつく叱ってしまいました。(ずっとリードをしてます。)
そのせいか、仰向けに抵抗するようになりました。ブラシングのときも、今まではゴローンとしてましたが、嫌がるようになりました。
昨日からは、散歩の後の足を拭こうとしたら本気で攻撃するようになり、オスワリなども言う事を聞きません。
主人は、良く話しかけ、甘いです。
私は勉強させていただいてから、犬を甘くかまいません。娘にも、オスワリなどしてから犬を撫でるようにお願いして、夏休みですが、ほとんどかまいません。かまいたい様ですが、今まで抱っこ、なでなで、が、原因であまがみすると、説明したら解ってくれました。
散歩は、朝は庭でドッグラン状態に主人がしていたので、3日前からリードをして貰ってます。
ほんとに、この2,3日前から豹変してしまいました。今朝も興奮状態になり、恐くてゲージに入れてます。
だせ、とか鳴いたりはしません。普段も自分で好んでゲージにいたりします。
このままゲージに入れていると、ますます信頼関係が・・・・崩れてしまいそうで悲しいです。私は最近、椎間板の手術をしましたが、右足のしびれがまだとれないので、家の前やガレージでリーダーウォークや、まてをする程度です。
散歩は主人が毎日夕方、20分ほど行ってくれます。
ウンチなど、散歩の時もしてますね...。家にいるときは家でします。
オヤツはあげてません。ただ、犬笛を覚えさす時に数回あげました。無意味にじろじろ見てはいけません。と書いてありましたので、写メを見てぼろぼろ涙を流したり、主人と犬のしつけについて何度もケンカもしました。
プロに任せろ!!!、とかブリーダーに帰せ!など・・・
なので、私がリーダーになって良い子にと、厳し過ぎたかもと反省しております。
このメールを書いてる時も、涙が止まりません。
犬が歯をむき出しで攻撃してくるなんて............
すいません。
是非とも犬との信頼関係が戻るように、ご意見ください。
ゲージの、様子など、携帯電話から、写メールさせていただきます。
すいません。
①過去の接し方は、ナデナデで良く話しかけてました。 しかし3ヶ月になってから、私は辞めました。主人は、赤ちゃんをあやす感じです。
② 1ヶ月前迄は、自由にリビングはさせてましたので、 その時お座り・待て、ご飯の時はゲージの外で待たせてハウス。ご飯の前で、またせ待て。
③意味なくジロジロ見つめて、猫なで声でナデナデ、オヤツに抱っこ・・・過去は、してました...
④散歩は、朝は家の庭でドックラン状態です...
夕方に主人が20分ほど犬と散歩します。
お昼ご飯の後は、一時間ほどゲージでまたせ、掃除機、拭き掃除、洗濯物を畳んで犬をリビングに、リードつきで出して持ってます。
夜は、時間はきまってませんが、ゲージに誘導して朝まで寝てます。
すいません。お忙しい所宜しくお願いいたします。
今回の原因は、3つほど考えられます。
①まずは、反抗期の症状が出てきました。成犬の本能がどんどん出てきます。自我・独立心・相手を見抜く視点が鋭くなってきます。
そのわりにまだ経験が少ないですので、イライラ反発するだけになってしまうのです。
②まだ幼いですので、結果を急いでご無理されないことです。
まだまだ知能が低すぎますので、アレコレ結果を出そうときつく叱りすぎたりすると、子犬の理解力の限界を超えてパニックになります。防衛本能を刺激するだけになってしまいます。まだこの時期は、飼い主さんの意識改革から来る何気ない変化だけでも十分なのです。
③そしてこれが一番の問題ですが、「家族間で犬への接し方が違う」ということです。
人間の子供だって、周りの大人が良い事・悪い事を一貫して同じように教えてくれるから「これはいけない事なんだ・これは良い事なんだ」と何の疑いもなく素直に聞けます。
しかし、あの人・この人で言うことや反応が違うと、良い事・悪い事が理解できません。「コイツはうるさいヤツ・コイツは何も言わないから無視で良い」というような反応しかできなくなってしまうのです。
知能の低い犬ならばなおさらで、周囲の接し方の違いは矛盾であり、ギャップであり、パニックになるだけなんです。
厳しく接する人・甘く接する人、のどちらかを攻撃するようになってしまいます。
今回はやはり、ご主人が少し毅然さと主導性を増していっていただきたいです。
その理由ですが、大型犬ですし、スタンダードプードルということで、とても頭が良く相手を見抜く視点が鋭いのです。
水猟犬として作出された犬で、自分の判断で行動できるように頭が良く独立心があって、相手のリーダーシップが無いとすぐに見抜きます。
まず今回は、まだルカ君が幼い事もありますので、「お二人のやり方を足して二で割る」ような感じでいきましょう。お互いに歩み寄らないといけません。ルカ君にとって矛盾やギャップを作らないことです。
それと余談ですが、他に理由があるとすると、夏の暑さでイライラすることもあります。
もともと北欧で作出された犬ですのと、お写真拝見する限り、被毛が長すぎるように見えます。毎年夏前には大胆にカットしてあげた方が良いです。(冬前には伸ばしてモコモコに)
プードル系は普通の犬と違って換毛がなく、冬毛が抜けてスッキリするタイプではありませんので、モコモコの巻き毛はとても暑いです。
バリカンで大胆にカットして、お庭があるのであれば、子供用プールで水遊びしてあげると喜びます。
さて、これからもっと大変になってきます。本格的な反抗期がやってきますし、ズル賢くもなっていきまます。10か月くらいまでは不安定で大変です。
ぜひ、ご主人にも本書・Q&Aサイト・過去メールを全てご覧いただいて、本質と現状をご理解いただきたいと思います。
スタンダードプードルのオスであれば、超大型犬になります。噛み癖や引っ張り癖、主従関係の崩れは本当に深刻な問題になります。
ただし、あせらず急がず、少しずつ展開したり強化していきましょう・・・