子犬の甘え鳴きの対処法と二頭飼いの会わせ方
先日は、子犬の甘え泣きについてのアドバイスをありがとうございました。(来たばかりの3か月半のMダックス子犬、先住犬10歳のゴールデンレトリーバー)
お教えいただいたように、ちやほやをなくし、ギャンギャン鳴いたときは、シ、と首輪をちょんというのをやっています。
初めて行った時は静かになったのですが、その後、またうまくいかなくなってきました。鳴いている最中に現行犯で、したいところ、シ!をやろうと近づくと吠えるのを辞めてしまいます。
シ!をやるときには、終わってしまっていて、なんだかわからない、、という状態かもしれません。または、ギャンギャン鳴いたら、来てくれた、と誤解してしまったかもしれない・・・と思いました。
姿を見せている状況のときは、じーっとこっちを見ながら鳴かないで待っています。
でも、その場所を離れるとまた鳴く、ということが繰り返されています。やり方を間違えているでしょうか?
完全にいなくなると、しばらくギャンギャンいった後寝てしまうようです。
どうしたらいいのかしら・・と思っていたところ、もう一つのアドバイスの、"ケージに毛布をかける"というのをやっていなかったことに気づきまして、かけてみたら、落ち着いて待っているようになりました。
最初はくーんくーん、とは鳴きましたが、それでピタッとやめます。巣穴感覚で落ち着いたということでしょうか。しばらくは、長く離れるときは目隠し、というのをやって、少しずつならしていくことにします。
ゴールデンの病気についてのアドバイスもありがとうございました。かかりつけの動物病院で1年に1回検査を受けています^^
今のところ、問題がなかったようです。でも、ガンがそんなに進行が速いということを初めて知りました。1年に1回では足りないので毎日調べることにしました。ありがとうございます。ウォーキングは、家族と一緒に1時間おこなっています。
ゴールデンの方は、大きな犬で、当時子供も小さかったので、何かあってはいけないと思い、4か月で飼いはじめてからしばらくは、厳しめに育てました。
かなりやんちゃで、いろいろかじってしまうし、ひっぱりまくるし、で、結構大変でしたが、今は、落ち着いています。年齢的なものでしょうか?
人間の食べ物がテーブルにのっていても、絶対食べませんし、待てと言えばいつまででも待っている、というような感じです。
近所の犬に結構吠えられるのですが、まったく応戦しません。ネコなどに遭遇しても、逆にびっくりしてしまう様子で。実はちょっと臆病になり過ぎたかと思っています。
Mダックスに興味はあるらしく、ケージに近づいて臭いをかいだりはするのですが、ケージから出ているときに近くに来ると、すっ飛んで逃げて行ってしまいます・・。
Mダックスの方は、好奇心があるらしく、近寄っていきたがり、ゴールデンの方は、来てほしくない感じがありありです。吠えたりはしませんし、追い払ったりもしないのですが、サッと逃げて行ってしまうような感じです。
今度はこの2頭の関わり合いが難しいと思っているところです。
最初は会わせないでじっくり会わせていく方がいいと思っていたのですが、家の中のスペースの関係上、どうしても同じ空間にいるしかないです。先住犬の方を優先でご飯をあげたり、遊んだり、散歩をしたり、というのをやっているつもりです。
徐々に慣れていってもらうしかないのでしょうか?
どのようなかかわりをさせていけばいいか、悩んでいます。
老犬に対して、新しい犬を飼いはじめるというのは、良くないというのを知りましたが、すでに始まっている以上、2頭どちらとも幸せに過ごしていきたいです。
こういうケースのときのアドバイスをいただけましたらうれしいです。
>離れるとまた鳴く・・やり方を間違えているでしょうか?・・
↑今回は布掛けを続けて、子犬が一人でケージ内で過ごす(留守番)状況に慣れさせていってください。その慣れと主従関係作りで、要求吠えは消えていきます。
捕食動物は多くがそうですが、親は狩りに行くために子供を巣穴に残さないといけません。そこでわめいて天敵に見つかれば殺されてしまいます。暗い巣穴でじっと待つ特性は、犬にも残っています。
それと、もし時間があればで良いですが、お部屋に居る時に口閉じをして「シ!・マテ」の関連付けをして指示を出してから、少しずつお部屋を出る時間を長くしていく練習方法もあります。
「シ!・マテ」の指示を出して、お部屋から出ますが、最初は2秒で戻ります。すぐ戻りますので犬も吠える間がありません。
そしてまた数秒お部屋に居たあと、またお部屋を出て今度は3秒で戻ります。
それを繰り返しながら、徐々に不在の時間を伸ばしていくことで、犬を慣らしていけます。
ただし、これはとても根気が要りますのと、「シ!・マテ」の関連付けを十分しておく必要があります。
もし犬が吠えたら、すぐに戻って間を置かず、厳しい態度で口閉じ・首輪のチョン引き・仰向けして叱ったり、4か月過ぎたらリーダーウォークもできます。
ですが、これも甘くしてしまうと「吠えればかまってもらえる」の誤解になってしまいますので、とにかく厳しい態度で間髪入れずにやる事です。
それが難しければ、布掛けで対応しましょう。いずれにしてもお話したように、これから成長する中で主従関係を理解していけば要求は消えていきます。
まだ知能も低いですし、始められたばかりですので、関係作りは時間をかけてコツコツ積み上げていきましょう。
>ひっぱりまくるし、で、結構大変でしたが、今は、落ち着いています。年齢的なものでしょうか?・・
↑そうです。大型犬は10歳過ぎたらだいぶ衰えます。また、経験豊富で知能も高くなっていますので、問題行動も少ないです。
ただし、犬が年をとってくると人間側の接し方がどうしても気を使い過ぎてしまって、それが犬に誤解を与えてしまいます。
犬には、「自分が年をとったから優しくしてくれるんだ」と理解できる知能はありませんので、本能で主従関係を誤解するだけになります。そこは注意点です。
健康チェックだけ増やして、あとは変えないことです。接し方もそうですし、むしろ散歩などの有酸素運動は、毎日きっちりやっていく必要があります。
それと前回お話し忘れたのですが、小さく可愛いダックスちゃんが来て、家族の愛情がゴールデンちゃんから薄れるのが心配です。自己主張に目覚めて吠え癖が出る可能性もありますし、それが無かったとしても愛情は変わらず注いであげてください。
ダックスちゃんとゴールデンちゃんの慣らしですが、お互いに威嚇したり警戒しているわけではありませんので、もう会わせて遊ばせましょう。
ただし今回は、ゴールデンちゃんが嫌がって、ダックスちゃんは幼く怖い物知らず・世間知らずで横暴にやりますので、ゴールデンはフリーでいつでも逃げれるように安心させて、ダックスの方にはリードを付けて短く持って飼い主さんが制御してください。
接し方のマナーなどまったく分かっていませんので、飼い主さんからも教えてあげないといけません。
あとは、たまにゴールデンから叱られたりもしながら、学んでいく必要もあります。
二頭一緒にコング遊びなど、していきましょう・・・