犬のしつけがQ&Aで分かる!

子犬のしつけ飼い方・3か月で外飼いは早すぎます

質問内容
三ヶ月の女の子、ピーグル犬です。我が家に来て、一ヶ月になります。家族は、飼い主の50代女性の私と、30代の息子夫婦、80代の母、4人家族です。

子犬は屋根のある外でいたのですが、昨日から考えてた軒のある犬小屋のそばに移したところです。隣のお家の事を考えてです。

今、悩んでいる事は、落ち着きがない事。楽しく散歩もできないし、飛びついて、夕方などはガウとして、私から上から押さえられて、キャーウンと泣いたりしますがこれじゃダメなんじゃないかと、悩んでいました。

時々、糞食もあります。見たら、取る様にしてます。本を買って読んだりしたのですが、何が悪いのか良く分かりません。息子を主人と思ってるような所がある様に、思います。どうしたら良いのでしょうか?


返答内容まず環境のお話からになります。メールを拝見している限り、外で飼われているようなのですが、もしそうでしたらまだ3か月の子犬では早すぎます。

体の機能も安定していませんし、まだ寒暖の差が激しい季節です。それから、ワイヤーやチェーンによる直接の繋ぎ飼いですと、知能がまだ低いので首や体にからまった場合、ほどくことができず危険です。

6月くらいになれば気温も安定してきますし、生後5か月で体もしっかりしてきますからちょうど良いです。逆に遅くまで室内飼いした後に外飼いすると、適応できなくなり吠えが激しくなったりします。

そして、子犬のしつけのお話ですが、今の月齢では現状が普通なんです(^-^)。結果を求めてはいけない時期なんです。特に親兄弟と離された時期も早かったですので、情緒の安定・知能も経験も何もない小さな猛獣状態なんです。まだ数か月はこれが続きますし、これからもっと大変になっていきます。

まずは、よく本書やQ&Aサイトを熟読していただいて、何気ない接し方や態度全体から見直していきましょう。いくつかの手法もお話していますが、遊びの中に少しずつ混ぜ込んでいくような導入レベルで今は十分です。

ただし、子犬も相手を見抜く感覚は持っています。息子さんへの態度が違うようでしたら、それは息子さんの毅然さと主導性を感じているからです。同じように接してみてください。

「犬は世話をしてくれる人になつく」というのは、主導性と毅然さがあってのお話です。それがなくチヤホヤ世話をし過ぎる人は、「単なる世話係り」として反対に見下されてしまいます。そして上手くいかなくなって思わず体罰・・悪循環・・となってしまいます。

主導性と毅然さを保って淡々と接する・・・特に外で飼われるようでしたら、今から徹底しないといけません。外飼いは、孤独な時間と、かまってもらえる時間のギャップが大きくなりますのでストレスになりやすく、本来は難しいものなんです。

まずじっくり本書全体とQ&Aサイトの子犬カテゴリーを熟読し、考え方を整理してください。またご家族全員で意識や子犬への教え方を共有一貫しないといけません。

今はまだ結果を出す時期ではありませんので、あせらずジックリ取り組んでいきましょう・・・

 

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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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