犬のしつけがQ&Aで分かる!

一人暮らしで捨て犬の飼い方しつけ方

質問内容堀川さんの犬のしつけ本を、先ほどまで読みふけっていました。大変参考になり、今後これを手本にしつけを行っていきたいと思います。

・問題の内容
一人暮らしのためのアドバイスをいただけると助かります。

①帰宅時は真っ暗状態⇒明かりをつけて出勤した方がよいでしょうか?

②同居時間が夜と朝のみ⇒帰宅時にデッキスペースで少し遊ばせる程度。
ワクチン接種後は朝晩の散歩を計画⇒同じ時間になってしまいますが。

③トイレがなかなか覚えてくれないので、ケージから出したらすぐにデッキでさせてしまっている。(朝も時間がないのでこの状態が続く可能性あり) ※抱き上げたり、ケージからでる瞬間にすぐ失禁してしまいます。

④先日まで一緒の布団で寝てましたが、本日から止めます。

・愛犬の犬種;雑種、年齢;推定3ヶ月、性別;メス、
(二週間前に公園で捨てられていたものを保護)
他にも愛犬の有無;無し(昨年8月にゴールデン;オス8歳が死去)
検便;寄生虫の卵あり 薬投与及びフロントライン
フィラリアの薬 2か月分指示あり
今後は再検便して、ワクチン接種の予定

・ご家族全員の年齢、性別、
私;47歳(別居中の妻;47歳 長女19歳、次女14歳&プードルのオス、メス1匹ずつ)
一日の愛犬との同居時間;19:00~7:00


返答内容捨て犬を良く保護してくださいました。健康そうですし、頭も賢い目をしています(^-^)3か月でこの大きさですと、少し大きめの中型犬になるでしょう。

>明かりをつけて出勤した方がよいでしょうか?

↑これはされなくて良いです。犬は人間の4倍以上の視力を持っていますし、暗視力も優れていますので、人間には真っ暗闇でも犬には普通に見えています。それと、犬は臭いでも周囲の状況を把握しています。

>ケージから出したらすぐにデッキでオシッコ・・
>抱き上げたり、ケージからでる瞬間にすぐ失禁・・

↑捨て犬ということで、人間との接触が少なかったので興奮しやすいです。興奮でオシッコしています。ですが、本書に書いたようにこれが逆にオシッコを促す条件にできますので、これを利用すれば良いです。

まずは、絶対に叱らないで、デッキにトイレを持って行って、オシッコの前兆が見えたらすかさず置いて子犬を乗せます。もし失敗しても気にしないで、とにかく今はオシッコの行為と「チチチチ」などの指示音を関連付けることに注視してください。

音の関連付けが十分できたら、今度はいつもどおりケージから子犬を出して少し動かしたら、いったんケージに戻すと良いです。

そしてケージ内で指示音を出し促してやります。オシッコの前兆が出たら子犬をトイレに乗せ、オシッコさせます。この時にトイレを指差しそれを見せることと、指示音を出しながら褒める・・これをセットにしてください。

そして、子犬をケージから出す際はリードを付ける癖にされると良いです。これなら暴走も防げますし、行動を主導できますし、トイレにすぐ誘導できます。

まずは、いきなり首輪とリードを付けてリーダーウォークにしないで、数日はケージの前に首輪とリードを置いて、見せ臭いを嗅がせ慣れさせます。

その後、付けても急にリーダーウォークはしないで、先ほどお話したようにケージから出すときに付ける癖にして、リードを付けたままボール遊びしたりゴハンを食べさせて慣れさせれば良いです。

そうやって少しずつ慣れさせ、お散歩デビューや本格的なリーダーウォークの準備にすると良いです。

そして大事なお話です。今回はお一人暮らしなことと、捨て犬を拾ったということで、犬を必要以上に気遣いベタベタ・チヤホヤすることが一番いけません。

捨ててしまうくらいなので、恐らく前の飼い主さんとはベタベタはしていないはずです。もちろん無視だけではいけませんが、本来はベタベタしない接し方は正解ですし、ずっとその環境で子犬は育ってきました。

つまりそれと真逆な事をしては、ギャップが大きくなりますし、12時間も留守番させるわけですから、そのギャップも非常に大きいモノになります。このギャップがストレスになります。

人間も犬も、悪い事も良い事も「ギャップ」がストレスになります。ですので外出・帰宅の挨拶もしないように・・というお話も本書でしています。

ギャップを作らないことです。

かと言って、無視だけではスキンシップも取れませんし物事の教えも出来ません。そこで、主導型の遊びを通して、毅然と関係作り・物事の教えをしていけば良いわけです。

接することが悪いのではなく、いつでもどこでも毅然と「主導」することです。

今の月齢は、まだ知能が低すぎる猛獣状態です。もう数か月はこれが続きます。反抗期もあります。なかなか結果が出ない・・でもやり続けないといけない大事な社会化期でもあります。

では、頑張って続けてください(^-^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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