過去に犬のしつけが上手くいった良い印象は忘れること

社会化不足の犬は、人や犬などが外を通るたびに強いストレスを感じ激しく吠えます。特に小型犬は、自分が小さくて力が弱い存在だということを知っているので、その分気が強く威嚇性が高いのです。

なるべく多くの時間を、お庭や玄関先（外）で過ごさせて、色んなタイプの人間・動物・車や自転車など、あらゆる音や動くものを見せ、慣れさせてほしいのです。これは絶対に必要です。

それと、ご自宅で一緒に過ごされる時間が多いと思いますが、甘やかしやチヤホヤしないように要注意です。犬も素性は千差万別です。以前飼われた柴ちゃんがとても良い子だったのでしょう。

しかし、犬もいろんなタイプの子がいます。（犬種のお話ではありません）。同じ親犬から生まれた兄弟でも違ってきます。

そして、現代のブリーダーもショップも利益効率優先で、すぐに親犬や兄弟犬から引き離して売ってしまうので、初期の社会化ができないまま人間家族に加わり、噛み癖や吠え癖が激しく、群れのメンバーとの関係作りが上手くできない子犬が非常に多いのです。

それから、以前飼われた柴ちゃんとの思い出は大切にしていただきたいですが、犬のしつけが上手くいった良い印象は忘れることです。以前良い犬を飼われたことがある方は、別の犬を飼うと必ずギャップに苦しみます。これも要注意です。

優しさだけでは犬のしつけは絶対に上手くいきませんので、そこだけはお忘れなく、頑張ってください（^-^）