犬のしつけがQ&Aで分かる!

5か月過ぎた売れ残りの犬のしつけ飼い方

質問内容
3日前から、トイプードルの雄5か月を飼い始めました。夫婦共働きのため、留守番が長くなるので、犬を飼うことはあきらめようとずっと思っていました。

先日ペットショップのウインドウにひときわ大きな子がいて、いわゆる「売れ残って」いたトイプーに出会ったのです。

これくらい大きければ、留守番も大丈夫なのでは?とペットショップの方にご相談したところ、大丈夫と言われて決心しました。

しかし、実際、犬との暮らしの準備も知識も足りなかったと痛感させられる毎日です。

色々教えていただきたく、メールさせていただきました。

まずは、餌の与え 方についてです。朝は出社が8時前くらいで、帰りが18時くらいになります。

8時と18時に25gのフードをあげて、1日70gとのことで、残りを寝る前の21時とかにあげても食べられないのでは?と思います。

迎え入れたのが3連休だったので、今は7時、19時で25g、12時に20gであげていました。

今後はどのようにしてあげるのがベターでしょう?

次に、ペットショップに方に2週間はゲージに入れっぱなしにして、餌とトイレの交換のみと言われました。

月齢が2か月位の小さな小犬の場合であれば、それでもいいのかもと思いましたが、月齢5か月の小犬にも当てはまるのか疑問です。

運動不足によるストレスも心配です。また、6か月までに育 てなければいけない社会性の問題も気になります。

ワクチンは3回終わっているのですが、まだ外に出たことがありません。

しかも、とても臆病な性格で、大きな音や、揺れるカーテンにもおびえて、体の大きさに似合わない大きな声で吠えます。無視することと、ケージに布をかけることで、しのいでいました。

1週間はペットショップに言われたように、新しい環境に慣れるように家のケージで過ごさせるべきかと思っています。

5か月から始める犬のしつけは、どこに気を付けたらいいでしょうか?

また、寝室を一緒にとどこかに書かれていたように思いますが、主人が嫌がるので、私だけ布団を犬のケージの部屋に移動して一緒に 寝てあげることは可能だと思いますが、そのほうがいいでしょうか?

よろしくおねがいします。


返答内容
頑張っておられますね(^_^)

例えば、4カ月未満ですと、血糖値や消化器官にとってギャップが大きいので、2回よりは3回が良いです。

今回は、もう5か月過ぎていますので、2回でも良いですし、食が太い子で食べる場合は、3回のほうが良いです。

8時と18時と、21~22時にちょっと少なめの量で与えると良いです。

3回にした場合に、どれか残すようでしたら、2回にしましょう。


>ペットショップに方に2週間はゲージに入れっぱなしにして、餌とトイレの交換のみ・・

↑5カ月過ぎていますので、骨格もしっかりしてきて体力もあり、運動量が必要な時期ですので、2週間出さないのはちょっと上手くないです。

ただし、最初の一週間は、環境変化のストレスが大きいですので、緊張・興奮ストレスをあおらないように安静にしたほうが良いです。

一週間過ぎたら、運動・遊び、散歩の練習、外慣れの練習を行いましょう。

チヤホヤで変な甘やかしをしなければ大丈夫です。

主導型で、毅然さを保って遊んだり運動させてください。

散歩の練習も必要ですので、遊びや団らんで犬を出すときは、リードを着けて飼い主さんが持っておく癖にします。

室内で遊びながら、リードに慣れさせて、慣れを見ながら一緒に歩く練習も入れていきます。

そして同時に、人間の世界・外の世界も見せておきましょう。

抱っこは良くないので、ペット移動用の肩掛けバッグで移動すると良いです。もしくは、要らなくなったリュックサックなどでも良いです。

そこに子犬を入れて、顔だけ出させて、それを肩に担いで移動します。

ペットOKの公園など、キレイで安全な場所に着いたら、飼い主さんはノンビリ座って、その周囲をリードが届く範囲で犬にウロウロさせてください。

犬も慣れれば徐々に動き回りますので、慣れを見ながら、一緒に歩いたりしてみて、少しずつ行動範囲を広げていきます。

他には、スーパーマーケットの外の休憩ベンチなどでも、座って人や車を観察させることができます。


>寝室を一緒にと、どこかに書かれていたように思いますが・・

↑これはおそらく、もっと幼い子犬(もしくは保護犬)で、夜鳴きが激しい子のケースの記事だと思います。

もうこの月齢になって、夜鳴きではなく普通の吠えの場合は、そういう対応はいたしません。

「そっとしておく→布掛け目隠し→注意音+リーダーウォーク」

という段階で対応しましょう。


さて、5か月ということで、家に来たばかりなのに難しい時期に入りました。

急激に成長する反抗期、独立期に入っていきます。

過干渉を嫌う時期ですので、チヤホヤはもちろん論外ですが、クドクドしつこすぎる教え方もいけません。

一貫性があってコツコツの反復練習は必要ですが、かといって過干渉にならないようにしないといけないという、難しい時期です。

しかもまだ基礎が出来ていませんので、最初からご苦労されるかもしれません。

ですが、「今はそういう時期なんだ」という理解があれば、感情的にならず無理せず、変にこじれることは防げます。

主導型の遊びとお散歩をたっぷりしながら、その中で、スワレ・マテの基本をしっかり教えて、主従関係も作っていきましょう。

それでは、またQ&Aを熟読いただきながら、頑張って続けていきましょう(^_^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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