犬のしつけがQ&Aで分かる!

お手伝いさんに犬のしつけをお願いしたほうが良いか?・サークルに屋根を付けたい

質問内容
堀川さん明けましておめでとうございます。昨年から大変お世話になっております。今年もよろしくお願い申し上げます。

今日は二つご意見をお伺いしたいことがあります。(4か月のドーベルマン)

一つ目は今週木曜日の夜から来週月曜日の夜まで、不在になり、その間のことです。今まで長期お留守番(二日以上一週間くらい)の場合は、普段からきてもらっているお手伝いさんに朝と晩のごはんその他をお願いしてきました。

今回もその予定なのです。ご相談したいのは、ドーベルマンのリーダーウォーク兼身体を少し動かすことについてです。チワワ達は10畳ほどのわんこスペースで好きなように運動できる環境ですが、ドーベルマンはチワワ達と違い、狭いサークルで過ごします。

そこで丸4日間はどうかと思っていたところ、お手伝いさんから"お散歩しましょうか?"と言われました。

お散歩はお庭だけとは言え、犬のしつけ的にお願いできるレベルではないため、リーダーウォークを私がお手伝いさんに教えて、私が見てる前でやってみてもらいました。初めてのリーダーウォークだったので、コツをつかむのにちょっとかかりましたが、歩くことが目的ではないと伝え、まずまずな感じでした。

このお手伝いさんの普段の仕事は朝から半日、私が仕事に出たあと来て、13時半くらいに帰ります。家の掃除とお洗濯、お庭の簡単な掃除と雑多な仕事をしてもらっています。

来てくれるようになってから三年くらいになり、チワワ達のわんこスペースの掃除やシート替えも慣れたものです。家にはミニチュアシュナウザーを放し飼いで飼っていて、たまに遊びに行く時観察しますが、普通に良い子ですが主従関係は微妙です。お膝に乗せてますし、声掛けなでなではしています。でも家の中では問題行動は少ないようです。

ドーベルマンに対しては、ドーベルマンが来た日から会っています。ドーベルマンはサークル内でお手伝いさんがお掃除するときは素直にクレートに入っているそうですが、たまに立ち上がって手をかけるそうです。先月より"無視して""声かけないで"と言いましたら、「このところおりこうさんになったようです」とメモありました。

この4日間、リーダーウォークをやってもらっても良いかどうか、ご意見お聞かせ下さいませ。私としては気分転換もさせてやりたい気持ちと、まだ犬のしつけが十分ではないので心配な部分で悩んでおります。

もう一つはドーベルマンのサークルの屋根の有無です。

以前最初の頃にご指導いただいたのは、ベニヤ板で屋根をつけるということだったと思います。いま、ドーベルマンのサークルはリビングの端の一角にあり、サークルは人間の赤ちゃん用なので、高さは90センチくらい、スペースは120×180くらい(形は自由に変えられる)です。

中には大型犬用のクレートがあり、床はシートをある程度敷き詰めています。サークルの一辺は壁、一辺が外の見えるガラス張りですが、リビングに接していて主に私たちが居る一辺は障害物があるため、犬が立ち上がってサークルに手をかけると見渡せるのです。

なので、自分が見たいとき立ち上がるという感じになり、最近は立ち上がった状態で骨ガムをかじったりしています。私たちの目視としては、通りすがりに横目で確認したり、ソファーに座るとサークル内を見渡せます。また、二階に上がると吹き抜けから犬を眼下に確認できます。

吠えたりした場合はまず"シー"と声だけで指示し、立ち上がっている時は"ダウン"と言うと止めます。私たちは立ち上がりは良くないと思っていますが、この環境だと仕方ないかとも思い、それならやはりベニヤ板を乗っけてしまえば立ち上がれないのでいいのかなとも思っています。ただ、そうすると目が行き届かないのが心配です。

ご意見をいただけると幸いです。

ご報告ですが、以前ご相談しました取っ組み合いのけんかのような状態は、ご指導通り受け流していなす感じでやっていましたところ、二回くらいそれをやったらお座りするようになりました。なんだか気持ち的に楽になりました。ありがとうございました。


返答内容
①今回の条件ならば、ヘルパーさんにお庭での散歩&リーダーウォークはしていただいたほうが良いです。

もうお互いに慣れていますし、犬も元気があり余っている時期です。外での運動、順化、気分転換は良いです。

ただし、ご承知とは思いますが、いくつか条件があります。

・免疫力の弱い子でしたので、吹雪いている日、雨の日は室内にすること。(もちろん体調をみて)
・道路など囲いのない敷地外には行かないこと。
・あくまで今の時期の目的は遊び・運動・発散・順化で良いですので、厳しいリーダーウォークで何かの結果を得ようとされないこと。調教の意識ではなく、ヘルパーさんは自分の毅然さと主導性を示す意識でいてください。


②サークルの屋根について

まず、べニヤ板ではダメです。べニヤ板は5ミリくらいのフニャフニャ飾り板なので、犬が頭でドンドンと跳ねてぶつけているうちにすぐに破れます。

木であればコンパネ板です。1センチくらいの厚さがあって丈夫です。

そして、個人的には屋根があっても監視にはさほど影響はないように思いますが、もしご心配であれば、透明のアクリル板が良いです。

いずれにしても、ただ単にサークルの上に乗せるだけですとズレて落ちて危険ですので、必ずドリルで穴をあけて、サークルと屋根をヒモや針金やビニールバンドで結んでガッチリ固定してください。

あとは、木でもスノコであったり、ガーデニング用のオシャレな仕切り壁であったり、単品の金属柵もホームセンターで売ってます。(小さい物なら100均でも売ってます)

それらならば、最初からヒモなどを通す場所があるので穴開けもいりませんし、木の板よりも監視はしやすいです。そして、ガッシリした屋根であれば、その上が物置きスペースとして活用できますね。

もしくは、もう将来を見越して、大きな(高さのある)サークルに替えるのも手です。そうすれば、屋根を買うお金は省けます。

それでは、また頑張って続けてください(^_^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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