家では良い犬なのに外に居ると咬み付く・犬が車酔いしない方法
いつも返信ありがとうございます。柴犬2歳半です。
室内のケージにいるときと、室外(庭)にいるときでは、別人ならぬ別犬なのはなぜでしょうか?
ケージにいるときは、おとなしくマズルを手で握ってもまったく抵抗しませんが、室外では触ろうとするだけで咬もうとしてきます。
ケージ内では主従関係が出来てると思うのですが・・・
また、車にのせるときはクレート?に無理無理入れて移動するのですが、必ず嘔吐またはオシッコをします。
目的地について、まずは掃除と体ふきをするようなので車での移動は段々さけるようになってしまいました。すれちがう車の助手席におとなしくおすわりをしている犬の姿を見ると羨ましくおもいます。
車に慣れさせる良い方法はないでしょうか?
>室内のケージにいるときと、室外(庭)にいるとき・・
↑前回お話いたしました通り、外で繋ぐ習慣によって、犬の中で「外の世界=興奮とストレス」という関連付けが染み付いているからです。
(もしかしたら、過去に外で誰かにイタズラされたり威嚇された経験があるかもしれません。犬嫌いの人や子供はそういうことをする場合があります。)
犬は外の興奮でパニックになっていて判断力が鈍っているので、飼い主さんの区別が冷静にできず、他人と同じ反応をしてしまいます。
外で繋ぐ習慣を止めて、「外の世界=興奮とストレス」という関連付けを解いてあげないといけません。
その関連付けが感覚として染み付いているので、外での反応が過敏になっているのです。しばらくは、環境を整えてあげて変化を見守りましょう。
>車にのせるときはクレート・・
↑クレートそのものが悪いのではないのですが、周囲の景色が見えないといけません。
人間もそうですが、動く物体の中に居て周囲が見えない環境ですと、三半規管がバランスを崩して平衡感覚が狂ってしまうのです。
それで目が回って気持ち悪くなるのです。
もし、そのクレートが上下で二分割にできる構造なら天井を外して使いましょう。
その中に大きめの古タオルを敷いて、犬を入れます。それを景色が見える助手席に置くか、助手席に別の人が乗っている時は、それを膝の上に抱えてください。
クレートが分割できない場合や構造上犬が脱走しやすいようでしたら、段ボール箱が良いです。
脱走できないくらいの高さで、でも周りの景色は見える・・という物が良いです。
それと人間もそうですが、後部座席やリアラゲッジは酔いやすいです。なるべく車の最前列に居させましょう。そして、正面を見させると良いです。
また、30分に一回は車を止めて休憩もしましょう。
そして、最初にお話した「外の世界=興奮とストレス」の要素も今回は加わっていますので、外に繋ぐ習慣を止めて、主従関係作りをやり直していくことでそれもプラスになっていきます・・・