犬を預ける場合の注意点・しつけの対応方法など
来月の終わりに私が旅行に行くことになりまして、4日間なのですが、ペットホテルに預けるよりは・・ということで、実家にサークル・ケージ(堀川さんの言われる4点セット)ごと持って行って預けようかと思っています。
その際に、旅行が4日間とはいえ早朝に出て夜中に帰るスケジュールの為、前後一日づつ加えた6日間預けることになるのですが、その間は実家での対応をどのようにしてもらったらいいのかを教えてください。
よろしくお願いいたします。
ご旅行ですが、犬を預けている間の注意点だけでなく、預ける前段階の注意点もあります。
まず、預ける前段階ですが、4・5日間くらいかけて徐々に犬と接触する回数・時間を減らしていってください。
別れの挨拶をしたり、「預けている間の分まで犬をかわいがろう」と思ってはいけません。その分ギャップが大きくなってしまうからです。そのギャップがストレスになります。
特に、預ける前の最終日や当日は、最低限の世話(散歩・エサ・水・トイレ)だけして、あとは犬と接触しないことです。
そしてこれは、犬をあずけている間のご実家の皆さんにも同じようにしていただいてください。
犬にとって環境の変化は、とてつもない興奮とストレスの要素になります。よく、「引っ越し後に犬が異様に吠えるようになった」というケースがたくさんあります。
犬は環境の変化にとても敏感なんです。
ただし、急に初めての環境で長く過ごさせるのもまた無理がありますので、できれば、ご旅行までに1回でも2回でもご実家に犬を連れていって、数時間でもそこで過ごさせてください。
ご実家では、犬がシッポをブンブン振って嬉しそうにするかもしれませんが、それは興奮の証です。
犬は怒っていても嬉しくても、「興奮の要素」でシッポを振ります。シッポをブンブン振っていても、それはストレス状態だということです。
静かな環境で、必要な世話以外はかまわないことです。毛布なども持って行って、興奮するようならば、ケージを覆ってあげると良いでしょう。暗くしてあげると落ち着きます。(クレートもあるということなので大丈夫と思いますが)
それと散歩に気を付けてもらいましょう。犬を飼ったことがないご家族だと、ちょっと心配です。リードは短めに持って、車の通らない場所を選びましょう。
犬に合せないで歩くようにしてもらってください。
あとは、エサやり・水やり・トイレの片ずけを淡々としてもらってください。ジロジロ見つめて声掛けナデナデなど、絶対にしてもらわないようにしましょう。
そうされることが犬の中で基準値になってしまうと、吠えて要求するようになりますし、慣れない環境の中で興奮ストレスも強くなります・・・