繁殖犬のしつけ飼い方の例
現在トイプードル5歳メス、繁殖犬で家に来て2週間です。ゲージを開けっ放しでそのすぐ横にリードでつなぎゲージ内のトイレやゲージ外のハウスへ行き来を自由にしています。
その理由は、ゲージ内に犬を入れておきますとウンチをし、踏み散らし犬もゲージ内も外もウンチだらけになってしまい、大変な事になってしまいます。
ゲージ内での飼育が良いと言っていますが、ゲージにいれるたびにこれでは、おちおち外出も出来ません。オシッコもゲージ内ですることもありますが、ゲージ外の絨毯にしてしまうことが殆どです。
リーダーウオークは最初から引っ張るのでしょっちゅう方向転換していますが、常に首が引っ張られている感じになってしまいます。仰向け固めは最初から簡単に出来てしまいました。
ゲージ内はトイレ、ハウスを置くと一杯になってしまうのでゲージが小さすぎたのでしょうか。ゲージの広さはどれくらいが良いのでしょうか。
あとひとつ気がかりがしっぽをピンと立たせますが一度も振ったことがありません。リーダーウオークの練習時も首をひっぱらるせいか、しっぽをお腹の方へ丸めてます。
沢山の質問で恐縮です。返信お待ちしております。
まずウンチまみれになるのは、スペースが無さすぎるのも要因です。ケージは買わなくても良いので、本書の写真のように、柵を一面外して、そこにクレートハウスの出入り口を合体させ、ヒモや針金で結びましょう。
そうすれば、クレートがあった場所がそのままスペースになります。まだ新しい環境に慣れていないので、興奮してジタバタしますが、もう成犬ですし、環境に慣れれば落ち着きも出てきます。もう少し待ってあげましょう。
以前お話したように、繁殖犬は普通は、一般の家庭犬のようなしつけは受けません。普段からウンチ・オシッコまみれで過ごすのはブリーダーではよくある環境です。
長年の習慣もありますので、少し長い目で見てあげてください。結果は急がないことです。
直接の繋ぎ飼いは良くありませんので止めましょう。お買いものなどのちょっとした用事なら、クレートハウスの扉を閉めて行きましょう。さすがに犬も、自分が入るだけの狭いスペースでウンチやオシッコはしません。出かける前にトイレさせる工夫も必要です。
>しっぽをお腹の方へ丸めて・・
↑これもお話したように、繁殖犬は一般の家庭犬のようなしつけは受けませんので、人間にコントロールされることにも慣れていません。
リーダーウォークを嫌がるでしょうし、すぐに慣れることもできません。まずはそこまで求めないで、団らんや遊びの時間にケージから出す際には、常にリードを付けて持っておく癖にしましょう。
そういう自然な主導から始めれば良いです。遊びの中で時々、リードを持ったまま少しだけ歩いてみる・・また遊び・・また歩いてみる・・という優しいレベルから徐々に強化していきましょう。
外の世界は興奮する要素が多いですので、まずは家の中で練習しましょう。
シッポ振りはあまり気にしないでください。もちろん、お腹にくっ付けるのは怖がっているわけですが、シッポを振らないからと言って落胆する必要はありません。
犬がシッポを振るのは興奮です。嬉しくても怒っていても緊張していても、興奮の要素でシッポを振ります。本当にリラックスして穏やかに喜んでいる時は、犬はシッポは振らずゆったり寄り添ったり、嬉しそうに見つめています。
お話したように、繁殖犬というのは特殊な環境下で過ごしていますので、なかなか家庭犬としてのしつけには苦労するはずです。それは理解してあげて、長い目で見てあげましょう。
まだまだ時間はかかりますので、あせったり落胆しないことです。噛んだり威嚇するわけではないので、素性は良い子です・・・