これから犬を飼うに当たっての環境や犬のしつけの不安などなど
我が家は、家内・20歳の大学生の長男坊、中学生の長女、小学生の次女の5人暮らし。ペット可能マンションの三階に住んでいます。
2週間ほど前にペットショップでとても可愛い柴犬を家内と見かけ、娘二人にその犬を見せてあげようかと(とても可愛かったのでもう売れちゃったかもよと言いながら...)その店に出掛け、見るだけだったつもりが、娘たちと担当店員さんのなかば強引な押しに負け飼うことを決め、明後日に迎えに行くことにしています。
(本当は購入予定ではなかったのです。今、そんなことを言うと犬に可愛そうなので言いませんが...)
家で犬を飼うのは初めてで不安ばかり。堀川さんの言うように育てられるのか心配ばかりです。子供たちが自分できちんと育てるのを条件に飼うことを決めたこともあるのですが、堀川さんのホームページを見ていると、大人がしつけをして、子供が世話をするときも大人が補助をしてとありましたが、やはり大人が主体にならないとダメでしょうか?
また、ペット保険に入ろうかどうしようか考えていますが、堀川さんのご意見は如何でしょうか?
ホームページを見る前に『ギロチン式爪切り』(名前が恐ろしいのですが)を店員さんの薦めで購入しましたが、ホームページを見ているとこれは不要なのかなとも思いましたが如何でしょうか?
夕べ犬を迎える準備をすべく、家の中を片付けて、ケージを組み立ておねしょシーツ?の様なものを敷き詰めてみましたが、これも良いのかどうか?
飼い始めケージセットに、ケージの下に敷くトレー、餌皿(樹脂製くぼみのあるタイプ)、ペットボトルを付けるタイプの水飲み器、それに樹脂製のトイレトレーと言うのでしょうか?それらがセットになっていたのに、買い足しでドッグフード、餌と一緒にかけるタイプの粉ミルク、先程のギロチン式爪切り、人間が掴むと音の出る小さめのぬいぐるみ形おもちゃ、歯磨きもできるというロープみたいなおもちゃ?人畜無害の消臭スプレー。
これらを初めてで何もわからないのでと、店員さんに見てもらいながら購入しました。これだけの物が必要だったのかもわかりません。超初心者ですみません。
アドバイスよろしくお願いいたします。
まず、「犬が死なないように物理的に飼う」ということは子供さんでも十分可能です。エサと水だけあればとりあえず生きますので、近所が居ない田舎暮らしで外飼い・・なら、犬が噛んでも吠えても特に困らないのですが、日本の一般的なご家庭で飼い、家族と良い関係で暮らしたい・・ということであれば、子供さんだけでは無理です。
犬も千差万別なので、特にしつけをしなくても問題なく暮らせる素性やブリーダーの環境が良かった場合は良いのですが、それはマレだと思われてください。
犬はやはり犬です。犬の本能に従ってシンプルに環境に適応し生きていきます。
そして、現代のブリーダーもショップも自分達の利益効率が最優先ですので、子犬の将来のことなど考えず、とにかく早い月齢で売ろうとします。
しかし本来は、子犬は噛んだり暴れたりするのが普通で、それを数か月かけて親犬がしつけをしたり兄弟ゲンカの中で学び、少しずつ問題行動が消えていきます。
本来そうしている時期に引き離されているわけですので、当然今度は人間家族が代わって根気よく教え続けてあげないといけないのです。
ですが、多くの飼い主さんはそこに目を向けず気付かず、甘やかしチヤホヤ世話をし過ぎるので、噛み癖などは抜けず、さらに犬は主従関係を誤解し手におえなくなってしまうのです。
大人でもまともに出来ないのですから、子供さんには難しいです。
しかし、子供さんだから自然にできることもあります。子供は集中力がありませんし、利己主義ですので、犬をかまいたい時はかまう・・でもすぐに飽きて自分の好きな事を始め犬を無視・・。実はこういう毅然さや自分中心主義は、犬に対しては良いのです。
むしろ、他者を気遣う能力が強い大人ほど、犬を気遣い過ぎ犬を中心にしてしまって、その接し方を犬が誤解する・・ということがいけないのです。
ですので、子供特有のサバサバした感覚で、最低限の世話をする・・というドライで自分本位の接し方が逆に良いこともあります。
ただし、気が優しくて犬の面倒見が良すぎる・・犬を中心に大事にし過ぎる子供さんは、結局は犬が関係を誤解することになってしまいます。また、子供は一貫性がありませんので、噛み癖や吠え癖・物事を教えるにしても一貫性がないと犬は理解できませんし、家族全員が同じようにしてあげないとそれも同じことですので、いずれにしても家族の一部だけが世話や躾をしても意味がありません。
>ペット保険に入ろうか・・
↑私は必要ないと考えています。避妊・去勢手術や歯石取りなどには使えませんし、サプリメントなんかにも使えません。
犬に限らず動物は、人間と違い痛みや苦しみを表に出しません。顔の表情筋が霊長類ほど発達していないですし、野生では弱みを表に出すと攻撃される対象になるからです。つまり、病気が末期の症状になるまで気付きにくいのです。
例えば、癌でも気付いたころには手遅れの事が多いです。その状態で大手術をしても、かなりの確率で他の場所に転移していますのでキリが無くなります。そして抗がん剤などは強い副作用で苦しみますし、アゴや足をごっそり摘出したら、犬だって苦しいですし困惑します。
そのような延命は、私は出来ません。私なら、痛み止めをもらって短い月日でも楽しく穏やかに暮らさせて、楽に死なせてあげたいです。
実際に私の犬も悪性腫瘍と闘ったことがあります。その時は運よくポリープとして体外に出てきたので、獣医さんと相談してゴッソリ体の一部を切除するのではなく、ポリープの部分だけ取ってあとはサプリメントの免疫療法を続けました。
私は犬のしつけも遊びもかねて、あお向けにしたり口を開けさせたりして全身をほぼ毎日チェックしているので、そういう早期発見が出来ました。そういう面でもしつけは大事なのです。
以上を考えると、多額の治療費を考えて保険に入るよりは、そうならないための普段の環境・食事・しつけなどが最優先であると言えます。
もちろん犬にも寿命があるわけですので、いつかそういう時がきますが、そこで高額で無理な延命治療や手術は、犬にも飼い主さんにも良くないのではないかと考えます。
爪切りですが、外を散歩させたり運動をそれなりにするのならば自然摩耗しますので要りません。ご心配なら、「生活習慣が決まってきた時点で」獣医さんに見せて聞いてみられれば良いです。
ペットショップによっては、「外の散歩はさせなくても良い・・」とまで言うショップもありますが、そういう環境下では当然爪切りは必要です。しかし、私は価値観が違います。
犬と毎日散歩したいですし、犬にも社交性を付けさせたかったので、そうしています。その結果として自然摩耗していますので、爪切りはもう何年も使っていません。
>おねしょシーツ?の様なものを敷き詰めてみました・・
↑最初はこれでも良いです。失敗させないようにして、褒めて覚えさせ、徐々にシートの数(面積)を減らしていけば特定の場所で出来るようになります。
しかし、子犬はグチャグチャに噛みますし、ちょっとジタバタすれば散らばります。ポイントは、フリースペースを広くし過ぎないで、ハウスを置き、メッシュカバー付の大きめのトイレを置いてあげる方が良いです。
>小さめのぬいぐるみ形おもちゃ・・
↑これだけ要注意です。噛みちぎって飲み込んでしまいます。非常に危険ですので、要注意です。基本は与えっぱなしにしないで、飼い主さんと遊ぶ時のための特別な物にしてください。
ちなみに、引っ張りっこ遊びはおすすめしません。対面しての力比べですので対抗心が強くなり、人の服を噛んで引っ張る癖や、動く人を見ると興奮する癖も付きやすいです。
最後ですが、犬が来た最初の数日はかまわないでそっとしておいて下さい。エサ・水・トイレの世話だけでして、ジロジロ見たり声掛けナデナデはしないようにしましょう。
新しい環境で緊張興奮が激しいですし、家族との最初の接し方で基準値を作ってしまうからです。最初にチヤホヤ世話をしたり声掛けナデナデをすると、それが癖になり基準値になり常にそうされないとストレスになります。要求吠え・噛み癖が激しくなります。
数日経ってから、少しずつ主導型の遊びや、しつけの導入から始めましょう。とにかく子犬は小さな猛獣状態で、知能も経験も何もありませんので期待は一切されないことです(笑)・・・
2週間ほど前にペットショップでとても可愛い柴犬を家内と見かけ、娘二人にその犬を見せてあげようかと(とても可愛かったのでもう売れちゃったかもよと言いながら...)その店に出掛け、見るだけだったつもりが、娘たちと担当店員さんのなかば強引な押しに負け飼うことを決め、明後日に迎えに行くことにしています。
(本当は購入予定ではなかったのです。今、そんなことを言うと犬に可愛そうなので言いませんが...)
家で犬を飼うのは初めてで不安ばかり。堀川さんの言うように育てられるのか心配ばかりです。子供たちが自分できちんと育てるのを条件に飼うことを決めたこともあるのですが、堀川さんのホームページを見ていると、大人がしつけをして、子供が世話をするときも大人が補助をしてとありましたが、やはり大人が主体にならないとダメでしょうか?
また、ペット保険に入ろうかどうしようか考えていますが、堀川さんのご意見は如何でしょうか?
ホームページを見る前に『ギロチン式爪切り』(名前が恐ろしいのですが)を店員さんの薦めで購入しましたが、ホームページを見ているとこれは不要なのかなとも思いましたが如何でしょうか?
夕べ犬を迎える準備をすべく、家の中を片付けて、ケージを組み立ておねしょシーツ?の様なものを敷き詰めてみましたが、これも良いのかどうか?
飼い始めケージセットに、ケージの下に敷くトレー、餌皿(樹脂製くぼみのあるタイプ)、ペットボトルを付けるタイプの水飲み器、それに樹脂製のトイレトレーと言うのでしょうか?それらがセットになっていたのに、買い足しでドッグフード、餌と一緒にかけるタイプの粉ミルク、先程のギロチン式爪切り、人間が掴むと音の出る小さめのぬいぐるみ形おもちゃ、歯磨きもできるというロープみたいなおもちゃ?人畜無害の消臭スプレー。
これらを初めてで何もわからないのでと、店員さんに見てもらいながら購入しました。これだけの物が必要だったのかもわかりません。超初心者ですみません。
アドバイスよろしくお願いいたします。
まず、「犬が死なないように物理的に飼う」ということは子供さんでも十分可能です。エサと水だけあればとりあえず生きますので、近所が居ない田舎暮らしで外飼い・・なら、犬が噛んでも吠えても特に困らないのですが、日本の一般的なご家庭で飼い、家族と良い関係で暮らしたい・・ということであれば、子供さんだけでは無理です。
犬も千差万別なので、特にしつけをしなくても問題なく暮らせる素性やブリーダーの環境が良かった場合は良いのですが、それはマレだと思われてください。
犬はやはり犬です。犬の本能に従ってシンプルに環境に適応し生きていきます。
そして、現代のブリーダーもショップも自分達の利益効率が最優先ですので、子犬の将来のことなど考えず、とにかく早い月齢で売ろうとします。
しかし本来は、子犬は噛んだり暴れたりするのが普通で、それを数か月かけて親犬がしつけをしたり兄弟ゲンカの中で学び、少しずつ問題行動が消えていきます。
本来そうしている時期に引き離されているわけですので、当然今度は人間家族が代わって根気よく教え続けてあげないといけないのです。
ですが、多くの飼い主さんはそこに目を向けず気付かず、甘やかしチヤホヤ世話をし過ぎるので、噛み癖などは抜けず、さらに犬は主従関係を誤解し手におえなくなってしまうのです。
大人でもまともに出来ないのですから、子供さんには難しいです。
しかし、子供さんだから自然にできることもあります。子供は集中力がありませんし、利己主義ですので、犬をかまいたい時はかまう・・でもすぐに飽きて自分の好きな事を始め犬を無視・・。実はこういう毅然さや自分中心主義は、犬に対しては良いのです。
むしろ、他者を気遣う能力が強い大人ほど、犬を気遣い過ぎ犬を中心にしてしまって、その接し方を犬が誤解する・・ということがいけないのです。
ですので、子供特有のサバサバした感覚で、最低限の世話をする・・というドライで自分本位の接し方が逆に良いこともあります。
ただし、気が優しくて犬の面倒見が良すぎる・・犬を中心に大事にし過ぎる子供さんは、結局は犬が関係を誤解することになってしまいます。また、子供は一貫性がありませんので、噛み癖や吠え癖・物事を教えるにしても一貫性がないと犬は理解できませんし、家族全員が同じようにしてあげないとそれも同じことですので、いずれにしても家族の一部だけが世話や躾をしても意味がありません。
>ペット保険に入ろうか・・
↑私は必要ないと考えています。避妊・去勢手術や歯石取りなどには使えませんし、サプリメントなんかにも使えません。
犬に限らず動物は、人間と違い痛みや苦しみを表に出しません。顔の表情筋が霊長類ほど発達していないですし、野生では弱みを表に出すと攻撃される対象になるからです。つまり、病気が末期の症状になるまで気付きにくいのです。
例えば、癌でも気付いたころには手遅れの事が多いです。その状態で大手術をしても、かなりの確率で他の場所に転移していますのでキリが無くなります。そして抗がん剤などは強い副作用で苦しみますし、アゴや足をごっそり摘出したら、犬だって苦しいですし困惑します。
そのような延命は、私は出来ません。私なら、痛み止めをもらって短い月日でも楽しく穏やかに暮らさせて、楽に死なせてあげたいです。
実際に私の犬も悪性腫瘍と闘ったことがあります。その時は運よくポリープとして体外に出てきたので、獣医さんと相談してゴッソリ体の一部を切除するのではなく、ポリープの部分だけ取ってあとはサプリメントの免疫療法を続けました。
私は犬のしつけも遊びもかねて、あお向けにしたり口を開けさせたりして全身をほぼ毎日チェックしているので、そういう早期発見が出来ました。そういう面でもしつけは大事なのです。
以上を考えると、多額の治療費を考えて保険に入るよりは、そうならないための普段の環境・食事・しつけなどが最優先であると言えます。
もちろん犬にも寿命があるわけですので、いつかそういう時がきますが、そこで高額で無理な延命治療や手術は、犬にも飼い主さんにも良くないのではないかと考えます。
爪切りですが、外を散歩させたり運動をそれなりにするのならば自然摩耗しますので要りません。ご心配なら、「生活習慣が決まってきた時点で」獣医さんに見せて聞いてみられれば良いです。
ペットショップによっては、「外の散歩はさせなくても良い・・」とまで言うショップもありますが、そういう環境下では当然爪切りは必要です。しかし、私は価値観が違います。
犬と毎日散歩したいですし、犬にも社交性を付けさせたかったので、そうしています。その結果として自然摩耗していますので、爪切りはもう何年も使っていません。
>おねしょシーツ?の様なものを敷き詰めてみました・・
↑最初はこれでも良いです。失敗させないようにして、褒めて覚えさせ、徐々にシートの数(面積)を減らしていけば特定の場所で出来るようになります。
しかし、子犬はグチャグチャに噛みますし、ちょっとジタバタすれば散らばります。ポイントは、フリースペースを広くし過ぎないで、ハウスを置き、メッシュカバー付の大きめのトイレを置いてあげる方が良いです。
>小さめのぬいぐるみ形おもちゃ・・
↑これだけ要注意です。噛みちぎって飲み込んでしまいます。非常に危険ですので、要注意です。基本は与えっぱなしにしないで、飼い主さんと遊ぶ時のための特別な物にしてください。
ちなみに、引っ張りっこ遊びはおすすめしません。対面しての力比べですので対抗心が強くなり、人の服を噛んで引っ張る癖や、動く人を見ると興奮する癖も付きやすいです。
最後ですが、犬が来た最初の数日はかまわないでそっとしておいて下さい。エサ・水・トイレの世話だけでして、ジロジロ見たり声掛けナデナデはしないようにしましょう。
新しい環境で緊張興奮が激しいですし、家族との最初の接し方で基準値を作ってしまうからです。最初にチヤホヤ世話をしたり声掛けナデナデをすると、それが癖になり基準値になり常にそうされないとストレスになります。要求吠え・噛み癖が激しくなります。
数日経ってから、少しずつ主導型の遊びや、しつけの導入から始めましょう。とにかく子犬は小さな猛獣状態で、知能も経験も何もありませんので期待は一切されないことです(笑)・・・