多頭飼いの犬のしつけで吠えや犬同士の関係への干渉など
堀川様、どうぞよろしくお願いいたします。親子犬、姉弟犬の多頭飼いについて、迷うことが多く、是非教えていただきたくお願いいたします。
我が家は、3匹のトイプードルを飼っています。
■母犬:トイプードル(5歳3カ月♀黒)4,1kg
・生後2か月でペットショップより購入。祖母を亡くし、一人でお留守番になる当時小2の娘の犬として飼うことに。
・5か月までは、私が仕事を休んで自宅にいたので、一日3回の食事をあたえ、時々様子をみていた。
・怖がりで、慎重な性格に思えた。そのため、日中は構うことはせず、ケージで静かに過ごす。夕方から帰宅した小2の娘と高3の長男と夜にかけて遊んだ。5か月までは、夫も単身赴任で不在であった。
・仔犬の頃は、リビングの隅にケージを置き、昼間は時々、出して遊び、夜はケージを毛布で覆って一人で寝る。鳴かずに眠る。
・トイレは留守番の時はケージ内のトイレで。散歩の時や裏庭で朝、夕排泄する。
・お座り、待て、伏せ、ゴロン、ハウス、お手、ち・ち・ち(おしっこ)、ンチ・ンチ・ンチ(うんち)、おいで、持っておいで、抱っこ(ジャンプして抱かれる)、さんぽ、ダメ、おいしい(ご飯、)、あれ、こっち、の指示がわかる
・4歳2か月で出産(1匹♀:現在同居)子育てもしっかりした。4歳10カ月で2回目出産(2匹 ♂:同居 ♀:父親犬宅へ)子育てばっちり。間隔が短かったと反省。
自宅に残る♂犬(5か月)の世話もしている(「ちちち・・・」の排尿の掛け声に反応して、いまだに慌ててお尻をなめに仔犬に駆け寄っている。子犬のウンチを食糞すること有り。ダメと言うと2回に1回は止める)
・2匹の子ども犬に対して、吠えながら叱っているが、長女犬は1歳2カ月、体重もほぼ同じなのでマウンティングされそうになっても、時々困ったような表情、吠えて叱ってはいる。
◎課題:しつけ直しを始めて現在の時点で
・私の指示にしたがわない時もあり、しぶしぶといった様子がある。私に一番従う。
・前足を触ったり、ブラッシング中に歯をむいて怒るので口を握ろうとすると暴れ、噛む様子を見せる。
・ご褒美に食べ物を使っていたことで、現在はすねている様子。抑え込みをしようとすると逃げてしまうことが多い。落ち着いていると口の中、体全身を触らせる。足を触られるのが大きらいで噛もうとするが家人を噛んだことはない。くわえたものを「出せ」ができない。歯をむいて怒る。これまでは別の食べ物で釣って放させていた。
・散歩でぐいぐいひっぱり(最初、後半はおりこう)、時々、人や他の犬にほえかかる。「だめ」と言うと止める。
・とにかく食い意地がはっており、食事料が足りないのかわからない。出産(5,3kg)後、少しずつ減量した。ドライフード1日70~80g(朝夕2回に分けて)、野菜少量。
・おやつは、ごくごくたまに与える(床に置いて、「待て」の後)、来客時のおやつをどうするか。
・子ども犬との関係に飼い主がどのように関わればよいか。
・朝、ケージから出してほしくて(おしっこ・ウンチをしたい)キャン、クンと声を抑えて鳴く。
・ほとんどないが、ケージ内のトイレトレーで施錠しているときはできるが、放している時、室内トイレはできない。
■長女犬:トイプードル(1歳2カ月♀白)4,1kg
・我が家で誕生。父犬はトイプードル(9歳白 友人宅飼い犬)1匹で産まれる。長男が出産の面倒をみたため離れがたく飼うことに。家族で勉強、話し合いをし断尾せず(*^_^*)。
・私が仕事を求職中で自宅にいたので、一日3回の食事をあたえ母犬がすべて世話をしていた。
・常に母犬と一緒であったためか、自宅ではほとんど鳴かなかった。
・リビングの隅にケージを置き、昼間は時々、出して遊び、夜はケージを毛布で覆って母犬、弟犬3匹で寝る。鳴かずに眠る。
・穏やかで、純粋。家人を信頼している様子。娘に一番なついている。
・お座り、待て、伏せ、ハウス、お手、ち・ち・ち(おしっこ)、ンチ・ンチ・ンチ(うんち)、おいで、持っておいで、さんぽ、ダメ、おいしい(ご飯)、眼(めやにを取るため顔を預ける)、ここ、の指示がわかる。
・ブラッシングはおとなしくさせる。家では(問題行動以外)ほとんど鳴かない。
◎課題:しつけ直しを始めて現在の時点で
・10か月で下の妹弟が産まれたころから、物音(来客のピンポン、散歩で他の犬や人におびえて吠えまくるようになった。出産のため1匹でケージに寝るようにした頃からか。
・私の指示を聞かないことが多い。特に裏庭に出した時に、道路周辺に向かって吠えていて、戻ってこない(「おいで」ができない)
・母犬にマウンティングをする。遊びか、牽制か?
・弟犬と良く遊ぶが、おなかを見せて口でガウガウしながらじゃれているが、弟犬は自分が上だと思って噛むし、上乗りになるが怒ることはめったにない。怒ることもある。
・咬みあわせが悪く、かたいドライフードを食べるのにも時間がかかる。ふやかして与えているがそれでも良いのか?
・室内トイレができない
■長男犬:トイプードル(0歳5カ月 ♂うすいレッド・パーティーあご~胸元・後脚先は白色)1,9kg
・我が家で誕生。父犬はトイプードル(9歳白姉犬戸同じ父親 友人宅飼い犬)2匹で産まれる。母犬、姉犬、妹犬(3か月頃父犬宅へ引っ越し)と一緒。初めは里子に出す予定だったので断尾している。
・生後3週間で後脚が立たないことがわかる。先天性の膝蓋骨内方脱臼グレード4:重症と診断され2か月出手術。現在、一度の手術で歩けるように。通院中。そのため我が家で飼うことになった。リハビリ中、今後、年をとる中で介護が必要になるだろう、との事。まだ、上に乗られたり、激しく後脚に負荷がかかることに注意がいる。
・私が現在も仕事を求職中で自宅にいるので、一日3回の食事をあたえ母犬がすべて世話をしていた。現在は朝夕の2回。
・リビングの隅にケージを置き、昼間は時々、出して遊び、夜はケージを毛布で覆って母犬、姉犬3匹で寝る。鳴かずに眠る。留守番も他の犬と同じケージで静かに過ごす。
・怖がりで、慎重な性格に思えるが、散歩デビューが遅く(歩くのは4カ月)社会性に欠ける。家では元気もの。
・室内トイレはできない。外に出すと必ずする。3時間おき位にいたるところでしてしまう。
・お座り、待て、ハウス、おいで、ここ、の指示がわかる
◎課題:しつけ直しを始めて現在の時点で
・姉犬につられて、物音(来客のピンポン、散歩で他の犬や人に吠えるようになった。
・姉犬にマウンティングをする。遊びか。母犬には叱られるのでしない。
・ケージ内、室内トイレができない。
・おもちゃを姉犬から奪いとってしまう。
・家族
◎夫(50代)朝6時起床、犬には構わず(犬も朝の夫には無反応)出勤~午後9時頃帰宅。気が向くと、リビングで寄ってきた犬たちにゴムボールを投げて遊んだり、ゴロンさせてなでる。あまり構わない。散歩もしない。トイレの世話はする。以前から接し方のスタイルは変わらない。
◎私(50代)朝6時起床、身支度を終え、夫に遅れてリビングに行き、「出せ~」とクンクン鳴く声を聞きながら、しばらくは構わない。しかし、トイレをもとめてると思い「お座り」「待て」の指示の後3匹を裏庭に出す。
・朝食が済んでから犬の朝食。(母犬~姉犬、弟犬の順。ケージに1匹ずつ入れてマテの後)
・普段は7時前に出勤~午後7時頃 帰宅(3匹は一緒にケージで留守番
・現在は自宅に居るので、リビングで犬たちと過ごすが、特に構わない。ブラッシンをしたり、ボール投げをしたりすることもある。ここまでは、しつけ前と変わらない。
◎長女、中学1年。(以前)朝6時起床 7時通学~午後7時帰宅。リビングで時々構いながら過ごす。姉犬を構うこと多い。母犬には唸られたり、無視されるのであまり声をかけない。(現在)自宅に居ることが多く、関わりが増えた。
◎別居の長男・次男(ともに20代)は帰省すると、散歩、世話を好んでするので、犬たちは喜んで迎え、くっついている。接し方は以前の私と同じ。
・散歩:(以前)2匹一緒、30~40分私が一人で。夕方、ぐいぐい引っ張られながら。しかし、「ついて」を何度も言いながらだが、できないまま。さすがに3匹は足が合わず、吠えが始まり断念。
(現在)都合が付けば(1匹ずつなので時間がつけばいけるときに行く)夕方には必ず行くようにしている。リーダーウォークしている。無駄吠えのしつけも。
・おやつ:(以前)手から、台所で食事準備中、食事中、庭で遊びや訓練中のご褒美、洗髪後毛を乾かす時)。ほしがるとやっていた。
・スキンシップ構い方:気が向くと、いつでも猫なで声で呼びかけ、なでなで。膝・胸の上、添い寝、抱っこはいつでも。特に母犬は妊娠中も含め、よく抱っこしていた。
・しつけ:叱る、「ダメ」と叱ってやめさせたり、ひどい時はハウスに入れた。褒める、ときは、高い声で「いい子~」「よし」となでなで。しつけ、ごほうびに、おやつ。
⑥愛犬のハウス・トイレ周りの構成、(添付)
ただ、3匹ですので、部屋でリードでつなぐのも難しく、吠えまくり興奮する、1匹ずつ抑え込みをすると、他の犬がすぐにやってきて、上に乗ろうとしたり、おなかを舐めようとする。しつけの手順は?他の犬がみていると、吠えるし、する犬も集中できない。見えないところに連れて行ったらよいのでしょうか。
今は、3匹一緒に85×65 くらいのケージに入ってお留守番、寝ています。ケージ内にトイレトレーは入れていませ。スペースがない。今後、1,45×90位の物を購入検討中。リビングには、トイレトレーは置いていますが犬はつかえません。今後、長男犬は、避妊手術をする予定ですが、ケージはどのようにするのが良いでしょうか?
3匹おりますので、たくさん書いてしまいました。すみません。◎課題は少しずつ取り組んでいます。たくさんですが、いくつかでも教えてください。
今回は、あまりご心配されないで大丈夫です。
激変しないで、少しずつ飼い主さんの意識改革から始めていけば大丈夫です。
その理由としては、3頭とも素性が良い子です。本来なら、過去のような接し方では大きく関係が崩れて、ちょっと気難しい犬だったならば、もう生後半年までに手におえなくなっています。
過去の接し方の割には今の現状で済んでいるということは、犬の素性が良かったからです。良い出会いに感謝して、これから頑張って犬のしつけをしていきましょう。
さて、お気付きと思いますが、やはり過去の接し方はお間違いが多かったです。ですが、それだけ改善の余地も大きいということです。あとは、飼い主さんご家族がどう変われるか次第です。
かと言って、あせって激変されないでください。
犬も長い習慣や関係がありますし、ご家族もストレスが激しくなります。
今の現状から少しずつ変えていくことです。
まずは環境ですが、3頭で85×65は狭いです。「寝床だけ」ならばそれで良いのですが、トイレ無しで「普段は7時前に出勤~午後7時頃 帰宅」(12時間の留守番)は厳しいです。
ケージの購入をご検討中とのことでしたが、クレート型ハウスだけ買って、今あるケージと合体させても良いです。本書の写真のような構成です。その中にトイレと水ボトルがあります。
5か月のオス犬は、虚勢をすればそのまま一緒に過ごさせてください。
お部屋が狭い場合でも、クレートとケージの上に木の板を置いて縛り付ければ、その上が物置にできますので、お部屋に置いてある物で、その上に乗せられるものはそうしましょう。ホームセンターに行くと、柱付の物置き台もありますので、ケージやクレートをその柱でまたいで、その上を物置スペースにもできます。
他には、お写真拝見しますと、ケージの隣に本棚のような物が見えますが、それを横にしてケージ&クレートの上に乗っけても良いわけです。ゴミ箱だって乗せても良いです。そうすればお部屋のスペースは作れます。
さて、犬のしつけですが、まずは奥様とお嬢さんの意識改革から始められてください。
>気が向くと、いつでも猫なで声で呼びかけ、なでなで・・
>膝・胸の上、添い寝、抱っこはいつでも・・
>褒める、ときは、高い声で「いい子~」「よし」となでなで・・
>しつけ、ごほうびに、おやつ・・
↑犬の本能には、従属的に映ってしまいます。そして、オヤツで釣ってしまうことで、犬との本当の関係がどこまで出来ているのか見えなくなってしまうのです。これが一番怖いことなのです。
もちろん、奥様にとっては子供さんが自立・離れていき寂しい思いもあったでしょうし、お嬢さんからしたら妹や弟も欲しかったでしょうし、お祖母ちゃんが亡くなれば余計に寂しく辛いですね。
もちろん、私達人間はそのご事情を良く理解できますが、犬の知能では残念ながら理解・共感できません。犬の本能で冷淡に反応するだけになります。これは忘れてはいけません。
ご主人にもご覧いただきたいですが、特に奥様とお嬢様に、本書とQ&Aサイトをじっくり熟読していただきたいです。
そうしていくと、少しずつ意識が変わっていきます。そうすれば自然と接し方や態度も変わっていきます。それを一貫することで、犬は感じ取って認めるようになっていきます。それまでは犬との根競べです。
その土台を作らないで、表面的な手法だけで何とかしようとしても、犬はちゃんと見抜きます。
そんな中でやっていただきたいことですが、時間がある時には、犬にリードを付けてそれを持って過ごしていただきたいのです。
お一人で三頭制御するのは大変ですが、ご主人・奥様・お嬢様がそろった時はお三人で一頭ずつ、お二人の時はどちらかお一人が二頭(片手で一頭ずつ)を、お一人の時は特に吠える二頭(片手で一頭ずつ)だけそうしてください。
(お三人で一頭ずつ、皆さんで一緒に散歩もしましょう)
犬にリードを付けて飼い主さんが持った状態で、団らんしたり主導型のコング遊びをしていただきたいのです。
それだけでも、犬に対して主導性を示すことができて、主従関係作りに良いです。
そういう過ごし方に慣れてきたら、少しずつリーダーウォークの要素を入れていきましょう。
最初は、自分と相性の良い犬をやりましょう。それで自信が付いてきて犬の反応も変わってきたら、苦手な犬(お嬢さんと母犬)にも同じようにやってみてください。
そして、リーダーウォークがある程度できるようになってきたら、仰向けにもチャレンジしてみてください。いきなり激しくしたりしないで、段階を作りながら、遊びの方に溶け込ませることです。
そんな中で、特に子供犬二頭の吠えですが、リードを付けて持っている時に、わざと物音を出してください。携帯の音でも良いですし、テレビやユーチューブ動画の音でも玄関チャイムでも何でも良いので、わざと音を出します。
犬が吠えた瞬間、「シ!」などの注意音を出しながらリードをチョンと引き上げて教えます。何度も何度も反復で教えてください。
そして、わざと前足を触ってみて(ブラッシングも)犬が噛もうとしたら、その瞬間も注意音でリードのチョン引きで、反復練習で教えてください。リーダーウォークや仰向けでも良いです。
また、犬にリードを付けていますので、定期的にトイレへ誘導して指示音で促してください。もちろん、普段どれだけ「チチチチ」などの音の関連付けをしておくか、と、言う事を聞きたくなる主従関係を作っているかにかかっています。
【その他】
>マウンティングされそうになっても、時々困ったような表情、吠えて叱ってはいる・・
>子ども犬との関係に飼い主がどのように関わればよいか・・
↑これは犬同士に任せてください。怒り合って理解していく面もありますし、群れの序列が自然と決まることもあります。ですが、基本は先住犬を優先していただきたいのですので、特に子犬側が悪い時は母犬に味方してください。
ただ、遊びの要素もありますので、犬どうしでマウンティングする分にはかまわないで良いです。しかし、犬が人間にマウンティングする場合は絶対に許さないで、スワレの指示で首輪かリードをチョンと引いてスワレの型を作らせてください。
>朝、ケージから出してほしくて(おしっこ・ウンチをしたい)キャン、クンと声を抑えて鳴く・・
↑これもありますので、ケージ内にトイレを確保することと、前の日の夜に指示で排泄を済ませておくことです。
>見えないところに連れて行ったらよいのでしょうか・・
↑これも良いです。ブラッシングで噛みそうになる犬、物音で吠える犬を別室に連れて行って教えても良いですし(お一人でも二頭までなら片手ずつでなんとかできます)、なるべくご主人・お嬢様と協力して、吠える二頭を同時に教えるなど皆さんで手分けしましょう。
>ふやかして与えているがそれでも良いのか?
↑奥歯の臼歯が生えてあるのであれば、ドライのまま与えてください。
犬も人間も、噛む回数が多いほど良いです。唾液の分泌が多く、固いものが歯に当たるので歯垢・歯石もたまりにくいです。そして、噛むことで頸動脈が伸縮し、脳への血流が良くなります。脳卒中系や認知症予防に良いです。
ただし、乳歯が残っているような場合は、歯石がたまって良くないですので、抜いた方が良いです。繁殖の予定がないのでしたら、一緒に避妊去勢しましょう。将来のガンのリスクが減ります。
老犬になって上手く飲み込めなかったり、歯が抜けて噛めなくなった場合、体調不良で食欲がない場合などは、ふやかして与えてください。
それでは、これから頑張って続けていきましょう(^_^)
堀川様、早速の返信ご指導ありがとうございました。環境、接し方、実行をいたします。
クレートは夫の理解が難しいようで、なんとか頑張ってみます。
3匹のしつけ直しを、私一人で......と途方にくれかけておりましたので、アドバイスいただき頑張っていこうと思いました。
娘や夫は、犬との触れ合いに私が眼を光らせている・・・といった様子で窮屈に思っているでしょうが、一緒に散歩をしたり問題行動をひんぱんに眼にすれば、意識も変わってくると思います。
しつけ本やQ&Aを読みあって、家人皆で取り組もうと思います。
一つ、素朴な質問をさせてください。
時々、犬の視線とパチッと眼が合います。母犬の物申したそうな、強~い視線は無視し続けますが、何気に眼があった時、これまでは名前を呼び、にっこり(かわいいと感じて)して視線を外していましたが、しつけ直しを始めてから、それをぐっと我慢して、すべて無表情で無視しています。
正直、とてもストレスに感じてしまいます。
どんな態度をとればよいですか?
それはいつまででしょうか?
そのような気持ちは変わってくるものでしょうか?
犬の眼を細めた、ペロペロ舌をだす満足そうな(と感じているのは私だけなのかもしれませんが)表情を見なくなって、とても寂しいのです。
すべては、リーダー(私)が下位(犬たち)の者に甘えているだけなのでしょうか?
精神的な部分の質問ですみません。お教え下さればとてもありがたいです。よろしくお願いいたします。
>犬の視線とパチッと眼が合い・・我慢して無表情で無視・・正直、とてもストレスに・・
↑こういう場合は、スワレやフセなどの指示音ジェスチャーで行動させて、それを褒めてあげると良いです。
その度に犬の所に行ってポンポンするようなことはしないで、名前も混ぜて「○○良い子」で声で褒めてください。猫なで声ではなく、リーダーらしく静かに堂々と褒めます。嬉しい感情は表現して良いです。
犬の世界では、相手に積極的に目を合せる行為は従属的に映ります。この現実はご理解されて、お守りください。現状の犬の問題は、過去の接し方の結果が現れているものなのです。それは受け止めなければいけません。
>それはいつまででしょうか?・・
↑もちろん、犬の生涯続けてあげてください。頼れるリーダーがいない犬も、苦しんでいるのです。
>そのような気持ちは変わってくるものでしょうか?・・
↑ご説明したように、主導性と毅然さを保ってコンタクトしてあげれば良いのです。「いつも無視だけ」が良いわけではありません。主導性と毅然さを保ってたっぷり遊んであげてください。
ですが、前回お話申し上げた通り、長年の習慣がありますので、激変はしないで少しずつ変えていきましょう。Q&Aサイトをたくさん読み込んでください。自然に意識が変わっていく分だけでも良いです。無理にアレコレ頑張らなくても良いです。たくさんの事例を読み込んでいくだけでも、自然と変わっていけます。
「もう一度犬のしつけを頑張ってみよう」と思われて、私のサイトにたどり着いていただいたわけです。それだけでも成長されているんです。それで良いのです。コツコツ少しずつ進んでいけば良いのです。
それでは、頑張って続けていきましょう(^_^)