子犬の二頭飼いを始める時の注意点やしつけ方
堀川様、質問に対する回答をいただきました○○です。早速のご教授ありがとうございます。
(3か月半の噛み癖が強い黒柴犬を飼っていて、そこにポメラニアンの子犬を迎える計画を立てていた)
ご教授いただいた内容は、十分理解して実施していきます。堀川さんのしつけ法を読ませていただき、分かっていたこと、初めて知ったことがありましたが、質問に対する答えをいただき、自信を持って愛犬との生活を楽しんでいけます。
多頭飼いですが、近くのペットショップで、あまりにかわいいポメラニアンがいたため、購入を決めてきてしまいました。
柴の小さなうちということと、私が現在病気後の自宅療養中で、○月いっぱいは、犬のしつけの時間が取れることから、少し焦って3日前に決めてきちゃいました。今日か明日迎え入れ予定です。
柴犬との多頭飼いということで、ご教授をお願いすることもあるかと思いますが、その節はよろしくお願いします。
堀川さんのしつけ法に出会えて良かったと、妻と喜んでいます。
ほぼ同じ月齢の子犬同士ですので、大丈夫だと思いますが、最初はペットショップでの環境に近くしてあげてください。
一頭でずっと過ごしていたのか、兄弟や他の子犬と一緒に遊んだりさせたのか、ショップに聞いてください。
他の犬とずっと触れ合っていたのであれば、何も問題はありませんので黒柴君とすぐ一緒にさせて良いです。
もちろん人間側はチヤホヤしないことと、黒柴君が攻撃しないか目を離さないようにしてください。それと念のため、夜寝る時は最初の数日だけ柵で区切ったほうが良いでしょう。(見れない夜中に攻撃される可能性があります)
ただし、しばらくショーウィンドウでずっと一頭で暮らしてきたのでしたら、すぐに黒柴君と一緒にしてはいけません。
まず最初の一週間は、ゲージを完全に別にして離して、環境に慣れるまで静かに過ごさせてください。人間側も、エサ・水・トイレの世話以外は子犬を触ったりゲージから出したりしないことです。
1週間経ったら、少しずつ一緒に遊ばせてください。その時は、必ず黒柴君の方にリードを付けてそれを持って制御してください。
遊びでお互いに威嚇したり激しく噛んだりしなければ、数日後にゲージも寝床も一緒にしましょう。
留守番時や人間家族がかまってくれなくても、二頭で遊べて退屈しないです。
ただし、例えばご飯前や警戒吠えなどは、興奮が伝播して二頭で騒ぎになるかもしれません(笑)
そういう大変さは、多頭飼いのデメリットです。
でも、前述の「退屈しない」というメリットは大きいです。噛み癖も自然と学び合いますので、人間側のしつけの手間は少し省けます。初期の社会化が促進できて良いです。
苦労が二倍、楽しさも二倍ですね(^_^)
Q&Aサイトに多頭飼いの記事カテゴリもありますので、参考にされてください。ただ、基本的には子犬のしつけを一頭一頭していかなければいけませんので、子犬の記事を中心に熟読れてください。
それと、二頭を比較しないことです。
おそらくポメちゃんの方がおとなしい犬になると思いますが、それは黒柴君が悪い犬なのではありません。それぞれ個性なのです。
比較して、悲観したり嫌いになったりされないでください。
さて、もう一つ気になりますのが、○○様の病気療養です。
仕事に復帰されれば、心身共に負担が増します。
そこに二頭の子犬のしつけや健康の気遣いが重なると、かなり精神的に負担が大きいです。
新しい出来事が重なると精神疲労が蓄積し、うつ病になりやすいです。(良い事も悪い事も「変化」が疲労になります)
これは十分ご注意ください。もう新しいことはしばらくやらないようにして、断れることは断ってください。
職場復帰で頑張りすぎず、半年くらいかけてリハビリするようなおつもりでいてください。「みんなに迷惑かけた今までの分を取り返すべく・・」と、いきなり即戦力になろうとされないことです。
子犬のしつけも、主導性と毅然さの意識を持って、チヤホヤ甘やかしと体罰だけされなければ、凶暴で手におえなくなるという事はありません。
アレコレするのではなく、余計なことをしない・・・という方が良いのです。それと、アレコレしても結果が出ずに無理すると逆効果になってしまう時期です。
では、これから頑張って続けてください(^_^)