犬のしつけがQ&Aで分かる!

ミニチュアダックスフント犬のしつけ吠える噛むマウンティング

質問内容最初の犬のしつけ相談から1週間以上が過ぎました。あれから、メールに書かれたことを実践しております。(生後6か月のミニチュアダックスフント)

良くなったのは、リードを持ってケージから出すようになってからはトイレの失敗がほぼ無くなり、チチチの合図で、してくれることもあります。それと、家にいる間は、トイレの度にシートを替えるようにしました。

ゴロンについては、家のダックスフントは前からお腹をみせてたのでゴロンの言葉との関連はスムーズにでき、挨拶代わりにしてます。

また何点か質問したいことを下記します。回答頂ければ幸いです。

帰宅後も家族全員暫くは無視、を実行してます。ほんのちょっとは、それに慣れたみたいですが、やはりケージから出して出してとクーンクーンと鳴いてます。

Q1:やはり無視するに限るんですよね?
シーっというジェスチャーをすべき?と思いつつ無視してますが。

また、家にいるとき、一度はケージから出し、2階に行くときなどに、もう一度ケージに入れ姿が見えなくなると、すごく鳴き、というか吠え、隣の人の迷惑とかを思ってしまいますが、とりあえず、無視してます。

Q2:
なかなか、リードウォークについてはうまくできず暴走したり、きょろきょろしたりと、ダックスフントは落ち着かないです。向きを変えてもその方向に走りだしたり、家の中では途中にあるマットなどを噛んで咥えてきたりの状態です。

いつかダックスフントがこっちをチラチラと見てくれるのかなあと思いつつやってますが、コツが良く分かりません。

Q3:
ケージに入れてると、トイレシーツをトイレから取り出しぐちゃぐちゃにします。
 
この時、誰かが行って、またきれいにセットしてますが、その行為で近くにきてくれると思ってるような気がして、行かない方がいいのかと迷ってしまいます。

 寒くなってきたので、下に暖かい敷物をと、思いますが同様に噛んでしまうので、寝てしまってから入れてやったりしてます。

Q4:噛み癖、吠え癖について
口を閉じさせて、シーっというジェスチャーをさせてみるのですが、ダックスフントが怒って、かえって興奮して、また噛もうとします。

以前軽くマズルを軽くつかんで動かすと良いという何かの情報を見て、してたことがあり、そのトラウマかもしれません。なので、吠えるのも相変わらずです。

Q5:
子供達がソファに座ってると、ダックスフントがソファに飛び乗ってきたりします。ダウンと言って、下に下ろさせますが時々は、足にすがってマウンティングをしたりします。これも止めさせたほうがいいのでしょうか。

色々と思いつくままに質問してみました。すぐにはできなくても、時間をかければできるようになればと思ってますが、これでいいのか疑問に思うことを書いてみました。
 
長々とすみませんが、宜しくお願いします。


返答内容>Q1:すごく鳴き、というか吠え・・

↑クンクン鳴きは、かまわず見守ってほしいですが、ワンワン吠えはルール外として一貫して教えましょう。先日、噛み付きの時の口閉じをお話しましたが、それと同じ方法で教えてください。

叱って終わりにせず、必ず口閉じの型と「シ~!」を関連付けながら褒めることです。

そうしていくと、段々ダックスちゃんの中でシ~音と静かにすることが結びついてきて覚えていきます。クンクン鳴きがエスカレートした時は、吠えが始まる前にシ~の指示を出してあげてください。そこでクンクンを止めたら褒めます。その繰り返しで犬も覚え、落ち着きも出てきます。

>Q2:リードウォークについてはうまくできず・・

↑今はこれで良いんですよ(^-^)まだまだ落ち着きが出る月齢ではありませんので、態度だけはしっかり見せ続けてください。それと、遊びたい盛りですし体力も付いてきているので、ボール遊びの中に取り入れていくと良いです。

リードを付けたままボール遊びをして、その中で時々ボールを持ったまま歩いてください。そして止まって、コイ・スワレ・マテでボールを投げる・・また移動してコイ・スワレ・マテでボールを投げる・・といったように、楽しい遊びの中に自然と主導を織り交ぜていくと良いです。

そこから段々とリーダーウォークに近づけていくと良いです。最初から急にキレイにコントロールはできませんし、ダックスちゃんが今まで自分の優位性を感じていた場合は反発もしてきますから、感情的にならず毅然と続けることです。今のダックスちゃんのレベルに合せて、今できることから少しずつ難しくしていけば良いです。

>コツが良く分かりません・・

↑これで良いんです。リーダーウォークは犬の体のコントロールではありませんし、散歩の練習法でもありません。リーダーとしての態度や主導性を示す事が重要です。目的は関係作りです。表面上のテクニックは気にしなくて良いのです。毅然とやり続けると必ず伝わっていきますので、やり続けるのみです。気持ちをしっかり持って頑張りましょう(^-^)

>Q3:トイレシーツをトイレから取り出しぐちゃぐちゃに・・

↑今はいろんな変化が一番大きい時期です。成長によるホルモンバランスの変化・・成犬としての権勢本能が出てくる・・そして、そこに犬のしつけを本格的に始められました。ダックスちゃんは面白くないことが多くてイライラもします。

そして、もともと犬は捕食動物ですから破壊癖も本能としてあります。獲物を捕らえたら、素早く解体して飲み込まないと生きていけませんでした。動くものを追う本能など、野生時代の本能は残っていますから上手く発散もさせてあげないといけません。

ボール遊びもそうですし、好きなだけ壊しても良い骨型皮ガムをケージ内に置いて、発散させてください。そして、トイレシートのポリマー材は吸水性が非常に高くて、犬が飲み込むと危険性もあるので、もし経済的に許せるのなら、やっぱりメッシュカバー付のトイレにしてあげてください。体ももう少し大きくなるので、ぜひ大きめのトイレにしてあげれば、ダックスちゃんも失敗しにくくなって、褒められれば自信も付きます。

それと、犬はトイレをする前にクルクル回りますね。足場を確認する意味もあるので、「滑る・しなる・ずれる」ことを犬は嫌います。それもあるので、大きめのガッシリしたメッシュカバー付のトイレにされると、なお良いです。

もちろん、トイレシートなどをイタズラする現行犯を見つけたら、口閉じでしっかり叱る教えが必要なことは、言うまでもありません。

>寒くなってきたので下に暖かい敷物を・・

↑人間の住む部屋で飼われている場合は、冬の敷物は必要ないです。むしろ、犬服を着せたり特別な暖房をしないで、自然な寒さに適応させて、冬毛の産生を犬の体に任せた方が一番良いです。

例えば外飼いや子犬や病気の場合は考慮したほうが良いですが、もう6か月過ぎていますので、ちゃんと冬毛も産生しますので、それを促したほうが良いです。

それをしないと、かえって冬の散歩と室内の温度差が大きいと犬の自律神経にも影響します。冬の散歩も嫌がるようになります。

>Q4:噛み癖、吠え癖について・・

↑これも良いんです。一貫して口閉じで叱り、そこで音と良い型を関連付けて褒める・・まだ始められたばかりですから、続けることです。ただし、あまりに興奮が激しく手に負えない場合は強引にしないで、リーダーウォークに移行してください。

トイレの失敗防止も含め、ケージから出す際はリードを付けて持って・・というお話もしていますので、犬が噛んできて口閉じが難しい状態になったら、すかさず現行犯でリーダーウォークに移行してください。先ほどお話したように、リーダーウォークは体のコントロールが目的ではありませんので、リードを持って少し歩いて反対を見て無視・・また少し歩いて反対を見て無視・・・これでも立派なリーダーウォークです。

気持ちをしっかり持って、その態度を犬に見せ続けてください。

>Q5:マウンティングをしたりします、これも止めさせたほうがいいのでしょうか・・

↑もちろんです。ダックスちゃんが自分の優位性を示す支配行動・・相手を試す行動ですので、絶対に受け入れてはいけません。「ダメ!」と厳しく伝え、首輪をつかんでスワレ・マテの型を作りポンポンで褒める。これを続けてください。子供さん達が自分でそれを出来るように、教えてあげてください。

では、以上のように進めてください。まだ始められたばかりですし、ダックスちゃんの知能もまだ低い月齢ですから、今は結果を求め過ぎないことです。正しくやり続ければ必ず結果は出ますから、自信を持ってやり続けることです。

では、また頑張ってください(^-^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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