チワワのしつけ
愛犬はチワワ(ロングコート)で、9月で6か月になる男の子です。
現在、抱えている問題は、愛犬が私を避ける、怖がっており、今後どのように子犬との関係を深める、あるいは修復していったらよいか分からない状況にある事です。怖がられている理由として考えられる事はあります。
チワワはめったに泣かないのですが、私が怒って、キャン!と泣くほどの痛みを与えてしまった事が三度あります。
三度目の時は、叩いた後抱きかかえると失禁をして、ぶるぶる震えていました。本当にかわいそうな事をしたと思っています。(今でも片手でひょいと抱き上げるとジタバタと不安そうです)今はもっと早くマニュアルを手にしていればと後悔の毎日です。
チワワをサークル越し呼んでもサークルの端の方で静かにして出てきません。目を合わそうとしなかったり、眠たそうにしたり、目が合うと目をしょぼしょぼさせたり、瞼の上をぴくぴくさせたりと、ストレスを強く感じているのだろうと見受けられます。
娘の願いからペットショップから8月頭に我が家に初めて迎えた子犬です。チワワ自体にはそれほど問題はあるとは思えず、無駄吠えはしない、甘噛みはしない、知らない人に抱っこされても大丈夫で、どちらかと言うと静かな性質を持っています。その一方、他の犬と一緒に遊ぶ時はトレーナーの人いわく上手に遊んでいるような明るさもあり、やられればやり返すだけの強さも兼ね備えています。
ご飯やトイレのお世話は、基本的に娘にさせるようにしていますが、もちろん、妻も私もご飯をあげたり、トイレ掃除をしています。チワワは娘と妻には非常になついているようで、常に尻尾を振って接しています。特に娘の事は最初からとても好きなようです。娘は時にチワワをリードで引きづり回す事はあっても、チワワを叩いたり、厳しく接してはいないと思います。妻も同様に可愛がっています。厳しく接した事があるのは私だけだと思います。
リーダーウォークをやると、娘と妻の場合は尻尾を振り振り、ある程度望ましい感じでついて歩きますが、私がやるとついてくるものの、尻尾は下がりっぱなしで、きっと警戒してかちらちらと私を見ています。あお向け固めは、娘と妻はあっという間に、というか娘の場合は最初から尻尾はだらーんと緊張もない姿ですが、私の場合は、まずは尻尾がおなかにピタッとついて、暫くすると緩んできますが床にピタッとするまではいきません。なんだか早く終わらないかな~という印象があります。そもそも私を怖がっているのだとしたら、あお向け固めをしたら一層恐怖が募るのではとも思っています。
私自身がチワワとの関係を築く上で、多くのマイナス要素をチワワに与えてしまっていると思っています。ただ、チワワの娘と妻への接し方と、私への接し方の違いがあるのは致しかない事かと感じつつ、正直なところどうしようもなく腹立たしく思う面もあり、このままでは私にとってもチワワにっとても良い事が起きそうにありません。
チワワを購入した時、15年くらいは一緒にいられると言われました。このままの関係が15年も続く事は耐えられませんし、何とか子犬との信頼関係を築いていきたいと切に望んでいます。時間をかけてゆっくりと忍耐強く対応する事で、何とかなるのかそうでないのか不安です。
落胆される必要はありません。信頼関係は必ず取り戻せますので、どうか気を落とさないで頑張ってください。
犬に限らず動物は、知能が低い分、とても感覚が優れています。そして自分の安全や捕食などに関わる記憶が非常に強いのです。そうでないと生きていけないからです。
だから犬は怖い思い、痛い思いをした記憶を鮮明に残します。でも時間はかかりますが、信頼は取り戻せますので、感情的にならないで気長に続けてください。大丈夫です。
ただし、犬の気を引こうとしてオヤツやオモチャで釣ってはいけませんし、甘やかしや従属的な態度は見せてはいけません。毅然とした態度は必要不可欠ですので、その意識は忘れないでください。
しかし犬の知能では、体罰は理解できないのです。攻撃的にならなかっただけ良かったです。とても素性が良い子ですね。非常に幸運です。普通の犬は防衛本能で激しく威嚇したり、攻撃します。
まず、ご自分に冷静になるよう言い聞かせてください。興奮したり感情的になると、脳波や臭いで伝わります。人間同士でも伝わる事が科学的に証明されています。感覚の鋭い犬はなおさらです。
そして急にコミニュケーションを深めないで、少しずつ段階を踏みましょう。しばらくは食事をあげることをしてください。(手で直接あげたり、オヤツはいけません。)
フードのお皿をケージに入れ、必ずマテをさせてください。少しでも出来たら褒めて食べさせます。それ以上無理にコンタクトはしないで、そっとしておきます。
これを何日も続けてください。最初はぎこちないと思いますが、気にせず続けてください。最初は表面上でも良いので、「指示を出し従った」という事実が残ります。それを積み重ねることで信頼関係が出来ていきます。
段々態度は軟化してきます。それが感じられるようになってきたら、ヒモ付ボール遊びをしてください。同時にあお向けをしましょう。(関係作りが浸透するまでは、ケージから出す際はリードをつけておくと良いです。)
ただし、あお向けは最初は、無理したり叱ってはいけません。 最初は遊びの流れの中で、なんとなくひっくり返してみる・・そこから始めます。そして一瞬でもひっくり返ったらすぐ開放して褒めます。
それを何日も繰り返して徐々に静止時間を長くしていきましょう。最初から強引に無理するといけません。
急に無理せず少しずつ時間をかけ接していけば必ず関係は取り戻せますので、結果を求めすぎないで気長に続けてください。大丈夫です。できたら必ず褒めることを忘れてはいけません。それと犬の知能で出来ることや学習スピードは限界がありますし、まだ若い犬ならなおさらです。確実に出来る簡単なことから反復して成功の数(指示を出し出来たら褒める)を多くすることです。
別件になりますが、ご家族全員、抱っことオヤツは止めてください。今はまだ良いですが、これから反抗期に入り、成長に伴い成犬としての権勢本能が出てきます。抱っこもオヤツもかまい過ぎも、犬の視点(本能)から見ると従属的に見えてしまうのです。
これはしつけの大前提になるので、絶対に忘れないで、24時間・365日意識してください。続けるとリーダーとしての振る舞いや態度が自然に出来るようになります。
良い例は↓これです
>娘は時にショコラをリードで引きづり回す事はあっても・・
↑もちろん体罰的になってはいけませんが、まさにこれがリーダーウォークなんです。コレくらいの毅然とした態度が犬には魅力的なのです。
お嬢さんと奥様への態度と、ご自分に対する態度を比較してはいけません。私から見れば、他の飼い主さん達よりも何倍も良い関係です。
多少怖がっても噛み付いたり、威嚇しているわけではないのです。まだ信頼関係が浅いだけです。何も落胆する必要はありません。
(別件ですが日中過ごすケージの中に、四方天井が壁になったハウスがあると、犬はよりストレスがなくなります。)
では、頑張って続けてください(^-^)