犬のしつけがQ&Aで分かる!

家族に吠える唸る噛む犬のしつけ

質問内容はじめまして。トイプー3歳雄犬です。

うちは、犬を飼うのは初めてです。娘が買いました。過去にいろいろ犬の躾けに関して相談したり本を読んだりしましたが、結局は気に入らないと噛み、シャンプーやドライヤーをしている時などは、もう狂犬のように狂い噛みしてきます。

口輪をしてシャンプーしてましたが、台に乗せれば怖がっておとなしくなるとのアドバイスを頂きましたので、台を物色中です。なかなか見つかりませんが・・・

犬に対する意識改革を家族(5人)でしているところです。

オヤツでの躾けはいっさい止めました。無視するようにしたので、犬もあれっと思って、変化が見られます。以前からサークルにはけっこう入れているのですが(悪戯をして物をくわえてしまうと、取り上げるのに一苦労だからです)、狭い穴倉的なクレートを置いた方がいいとありましたが、入れてみると以前よく入っていたのにもかかわらず、添付した写真のようにずっっと上に乗りけっして入ろうとせず、啼いています。

以前腰を悪くしているので、また悪くすると大変なことになるので、我慢比べと思ったのですが、夜中にベットに交換しました。やっぱりベットよりクレートを入れるようにした方がいいのでしょうか?

家の犬は、怒られたり気に入らなくて唸ったりしたとき必ず体が硬くなってオシッコをしてしまいます。だからゲージに'ハウス'といって自分で入った後ドアを閉めようとすると、唸って噛みついてこようとして、必ずと言っていいほどベットにオシッコをしてしまいます。毎日洗濯しています。

以前はオヤツでつっていたので、怒るのをおさえていてオシッコもしませんでしたが、上下関係が改善するまで辛抱でしょうか?

また、家でもリードをつけているとチャイムや電話で吠える練習は出来るのですが、リーダーウオークの練習をすると犬がいつも縄張り廻りをしているところとかぶってしまいます。(我が家はリビング件食堂で大きな食卓があり、いつもその周りを縄張り歩きしています)それでも大丈夫でしょうか?

〇〇ちゃんは3年間うちの最上位にいると勘違いし続けていたので、上位の地位を明け渡すまいと必死に抵抗している感じもします。負けずに長期戦で躾け直ししようと決めました。

以前はじゃれた時ごろんをしたのに、今は決してしません。手を添えるのは噛まれそうで怖いのでできません。(ベットで寝ている時も以前のようにお腹を上にして無防備に寝ることがなくなりました)

犬のストレスを早く取ってあげたいです。相談よろしくお願いします。

 

返答内容

>台を物色中です。なかなか見つかりません・・

↑ホームセンターに行くと、50センチ四方くらいの衣類などを入れるプラスチック製の収納ボックスが売っています。

それを3つくらい買って重ねれば良いのです。一番上に木の板でも置けばしっかりした台になります。


>クレートを置いた方がいい・・

↑お写真拝見しましたが、クレートハウスが小さすぎます。〇〇ちゃんはトイプードルですね。もともとプードル犬種は足が長いのですが、〇〇ちゃんはトイプーの中でも長い方です。

また、基礎犬のスタンダードプードルは超大型犬ですので、トイプーは血統によって大きさや足の長さにかなりの差があります。「トイプードル用」などだけで見て商品を買うと、痛い目にあいます(^_^;)

そして、その前に今の状況ではトイレが入らないはずです。

本書の写真のように、ケージの柵の一面を外して、そこにクレートハウスをヒモで結んで合体させて、隙間は外した柵を利用してヒモで縛り付けて埋めれば良いのです。

また、小さい単品の柵もホームセンターに売っていますので、それで脱走しないように隙間を埋めれば良いのです。


>体が硬くなっておしっこ・・

↑犬も人間も、みんな緊張興奮で利尿脱糞作用が高まりますが、犬のしつけでは「怒って終わり」にしないことです。

犬には、もともと怒っても意味はありません。怒られた意味と自分のした行為を結び付けて反省できる知能がないのです。

むしろ、強い怒り方や、しつこい怒り方をするとイライラや防衛本能が強くなってしまうだけなのです。

犬のしつけでは、まずは感情で「怒らないこと」、叱るのはあくまで注意程度で、「良い型を作って褒めるための過程」というくらいに考えてください。

例えば、飼い主に向かって吠えたり噛んだり・・という時は、主従関係の崩れですので、怒ったりしないで毅然とリーダーウォークをやって主従関係を示してあげれば良いのです。

怒るという感覚は持たない方が良いのです。


>リーダーウオークの練習・・縄張り廻り・・それでも大丈夫でしょうか?・・

↑大丈夫です。むしろその場所でやり続けることによって、その場所で特に言うことを聞くようになります。

形のキレイさにはこだわらないで、自分の毅然さと主導性をしっかり示すことを意識してください。


>上位の地位を明け渡すまいと必死に抵抗している感じ・・

↑これも自然なことですので、感情的にならずに淡々と続けてください。ただし、以前も申し上げましたが、トイプーちゃんも長年の習慣や感覚がありますので、激変しないことです。

ギャップを大きくしないで、少しずつ変えていってください。また、遊びもしてあげてください。

主導の意識があるだけでも態度やしぐさは自然に変わって、犬に伝わっていくものなのです。


>お腹を上にして無防備に寝ることがなくなりました・・

↑今回は家族の変化が影響しているのですが、犬はもともと年を取るにつれ警戒心などの感覚が変わっていきますので、今回の事がなくてもお腹をドーンと出して寝ることは少なくなっていきます。

では今日は以上ですが、まずは、あせらないことです。急いで無理すると悪循環になりますので、少しずつ変えていきましょう・・・

 

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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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