6歳でも犬のしつけのやり直しは可能でしょうか?
以前、森田氏の犬のしつけ方で、ある程度成功したと思っている者です。
犬はチワワとポメのmix♀今年で6歳です。
森田氏のチョークチェーンのしつけを続けるのは、器官虚脱ぎみの愛犬にとって不安なので止めてしまいました。引っ張り癖はすぐ治りましたが、ピンポン吠え・来客にうれしくて飛びつき・吠える・顔を舐めるなど・・・
ペット同伴のホテルに宿泊する際小さな音にも反応し吠える・ホテルの部屋で留守番が出来ない等、人間にとって不便なことばかりで恐縮ですが・・・
こんな子でも、いえ私でも犬のしつけのやり直しは可能でしょうか?
今まで○○様が、どういう犬の飼い方・接し方をされてこられたか、になります。
例えば、放し飼い、甘やかし、チヤホヤの従属的な接し方をしている中で、森田さんの「手法を上塗りしていただけ」だったならば、まだまだ良くなる余地はあります。
直接の教え方自体はシンプルで良いんです。
いろんな方法はあって、リードを引いたりしても良いのですが、気管虚弱があれば、軽い口閉じでも良いです。
犬におんぶするような形で首輪やボディハーネスをしっかりつかみ、犬をスワレの型で固定します。
そこで「シ!」の注意音と同時に口を閉じて注意し、褒めます。(テレビ・パソコン・携帯などでわざと音を出して反復練習しましょう)
犬が飼い主さんのことを本当に信頼して、普段からしっかり主従関係が出来ていれば、犬はその教えを聞きたくなりますし、褒められれば嬉しくなります。
そして、信頼できる人がそばにいる中で、そこでたくさん経験を積むことによって、「怖くないんだ・吠えなくて良いんだ」という理解と自信に変わっていきます。
もちろん、そうなるためには時間はかかるんです。もう何年も問題を抱えたままここまできましたし、長年の習慣もあれば、飼い主さんとの関係もあります。
それを少しずつ少しずつ変えていくには、やっぱり根気は要ります。
ご自分の価値観も変えなければいけない事もあるでしょう。それに耐えて、コツコツ毎日続けられるかどうかです。
ちょっとやってみて「あっこの方法もダメだ」と、すぐあきらめて次を探すようでは、これから先もずっと変わることはできません。
手法だけで解決できるものは、この世にはありません。
もうそれを腹をくくって、やるべき事を淡々と毎日続けられるかどうかです。ある意味、犬ではなく自分との戦いになります。
あとは、人それぞれ価値観がありますので、共感できる先生を見つけて、その人のやり方だけを続けることです。手法のつまみ食いが一番危険です。犬にとっては単なる矛盾になってしまうからです。
同じ理由で、しつけの展開も少しずつ変えていきましょう。長年の習慣とギャップが大きすぎるのもストレスになります。
毎日少しずつ変えていきながら、優しいレベルから段階を作りながら強化していきましょう・・・