犬のしつけがQ&Aで分かる!

子犬のしつけ飼い方・生後3か月で噛み癖が直らない

質問内容
まだ、子犬が3か月を越えたところなので仕方ないのかもしれませんが、やはり噛み癖が直ってくれません。毎日何かあったらリーダーウォークを家の中でやっています。
 
歩きながらも足を噛んできたり、ズボンのすそを噛んできます。そうしてきたら、知らん顔でリードで引っ張る、と行った事を繰り返しています。
 
時々狂ったように暴れはじめて、歯をむいて噛んでくるので、そうなったら暴れるのを抑えて、無理やりあおむけ固めをやっています。そうしても、なかなか落ち着かず、その際にかなり腕や足に傷を負わされます。
 
とはいえ、リーダーウォークを始めてから少し大人しくなったような気もします。このままのやり方で本当にいいのか考えさせられます。
 
根気強くやって行こうと思っていますが、なかなか先が見えません。でも、負けずに頑張って行こうと思っています。
 
ただ、3か月~5か月といったこの大事な時期に何か是非やっておいた方がいいとか、忘れてはいけない事などがあるでしょうか?

もし気づきがあれば教示下さい。


返答内容少しあせって、ご無理をされている印象を受けました。まだしばらくは小さな猛獣状態が続きます。

結果を急ぐと、ついつい感情的に強引に子犬を抑えつけてしまうのですが、今の時期はこれが普通ですので、無理はしないで大丈夫です。

仰向けで子犬の暴れが激しい時は、距離が保てるリーダーウォーク・・それでも難しい時は、主導型のボール遊びにするか、お互い冷静になるためにいったん子犬をケージに入れて少し時間を置きましょう。

最初から本格的なリーダーウォークは、今の月齢の子犬には無理ですので、まずはリードを付けたまま主導型のボール遊びをされると良いです。

遊びの中で、時々リードとボールを持って少し歩いてみる・・またボール遊び・・リードを持って歩く・・ということを繰り返しながら、徐々にリーダーウォークに近づけていくと良いです。

そして、さらに大前提である態度を徹底してください。猫なで声でナデナデ抱っこにオヤツ・・という従属的な態度やしぐさに十分ご注意ください。それらを止めないで仰向けなどの手法だけを上塗りすると、子犬との関係が余計にこじれます。

子犬の噛み癖のしつけには、直接の教えも必要ですので、前回のメールでお話した口閉じと褒めも並行して行ってください。

それと外の散歩は行かれてますでしょうか。ワクチン接種前でも外に連れ出し、外の世界を見せてください。(もちろんワクチン接種前は犬や他人と接触しない、電柱の臭いを嗅がせない、草むらに入れない)

外の世界に触れる心地よい刺激が、子犬のストレス解消にもなります。玄関先だけでも良いですし、マンションの場合は、いったんバッグや袋に子犬を入れて、良い場所まで連れて行きます。場所に着いたら抱っこではなく、自分の足で地に立たせることです。

とにかく今の子犬の月齢は、知能が低すぎますので無理をしないこと、あせって結果を求めないことです。今は求める時期ではなく、与える(教える)時期です。

今はそれが当たり前の時期なんだと受け止めて、淡々と冷静に続けてください。

では、頑張ってください(^-^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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