犬のしつけがQ&Aで分かる!

注意しても全く効果がない犬のしつけ

質問内容
こんにちは。チワワとプードルのミックス犬(7ヶ月)の男の子を飼っています。4か月の時、ペットショップから買ってきました。

飼い始めの1ヵ月位はハウスの中のみで育てていましたが部屋の中にも慣らそうと少しずつ出し始めてみましたが・・・・

靴下、タオル、パンツなどが好きで何回注意をしても毎回毎回くわえてしまいます。捕まえようでもすれば猛ダッシュで逃げ回り・・・ ですのでハウスから出すときは床に何もない状態にしなければいけません。

家事が全部終わり、洗濯物もすべてしまい、口に入れたら危なそうな物を拾ってから出すので大変です。ダメ!と叱って何百回!最初は口から出したらご褒美におやつをあげていましたが、何回か続くとおやつ欲しさにやらかしているような気がしてあまり与えなくなりました。

今はほんのたまにあげるくらいです。あと、台所にも行かせたくないのでダメ!と注意をしていますが少し目を離すと台所のゴミ箱をガサガサしてゴミをくわえていたり、煮干の袋を舐めていたり・・・

うちの台所に合う柵もなくあまりしつこいときはハウスの中に入れるようにしています。ハウス!と言っても自分から行かないので抱いて入れます。普段遊んでいるときや、疲れたときは自分からハウスに行くときもあります。

トイレはモゾモゾしたときに、チーチーというとなんとか行きます。言わないとおもらししてしまうこともよくあります。

今もこうやってパソコンに時間がかかるためハウスに入れています。うちはテーブルと椅子で生活はしていなく、ちゃぶ台で食べたり、書き物をしたり、裁縫をするので犬の手が届かないように、布巾や飲みかけのお茶などはちゃぶ台の中央に寄せなければいけなく大変です。

このままひたすら注意し様子を見ていて大丈夫なのでしょうか?アドバイスよろしくお願いします。

遅くなりましたが家族構成は、主人、中学生・小学生の子供3人と私です。子供達も犬がいけないことをしたときは注意はしますが、基本的にかわいがりすぎかと思います。

それを注意して一時は子供と喧嘩ばかりしていました。犬のしつけに子供のしつけ、両者になかなかわかってもらえず難しいです。主人はかわいがっていますが仕事で疲れるから世話は私と子供達でしています。

自分の飼いかたに自信もないですし、同じ月例で落ち着いた犬を聞いたり見たりするとやっぱり親が(私)悪いのかなと思ってしまいます。

でも、すごく人なつこかったり、ハウスから出るときやえさを食べるときもマテ!ができたりと、成長を感じられるときもあります。

最後に常に疑問におもっていることがありますが、全く2通りに分かれていてどちらを参考にしていいのかわかりませんので教えてください。犬に注意するときは目を見て言ったほうがいいのでしょうか?それとも目は合わせてはいけないのでしょうか?

長くなりましてすみません。読んでいただけましたら幸いです。


返答内容
お名前がございませんでしたのと、メールアドレスも会員様と一致される方がいらっしゃいませんでしたので、おそらくまだご購入者様ではなく、まだ本サービスの教材を全体的に熟読されていない段階だと思います。


>犬に注意するときは目を見て言ったほうがいいのでしょうか?

↑これそのものは重要ではありません。それ以前にもっと重要なことがあります。

そもそも、犬には人間の言葉を聞いているだけでは理解できません。自分の経験の瞬間と言葉(音)を結びつけて、反復で何度も何度も繰り返し、ようやく覚えていくものです。

ですので、いくら言葉で注意しても(そこで目を見たとしても)、犬には意味が理解できないどころか、強く注意すると威嚇と感じて防衛本能を刺激するだけになってしまいます。犬の興奮もあおってしまいます。

つまり、言葉で注意する前に、その言葉(指示音)の意味が何なのかを、犬に体現で理解してもらわないといけません。

人間の子供にハシの持ち方を教えるように、良い型を作ってあげて、褒めないといけません。さらに犬の知能は低いですので、指示音を出しながら指示ジェスチャーも交えて、より関連付けを深くしてあげないといけません。

犬が好きなこと(犬にとって自分に都合の良い事)は、すぐに覚えますが、自分にとって嫌なことやガマンできないことは、前述のように工夫して、何度も何度も反復して教え続けないと定着しません。

そして、それよりもさらに重要なことがあります。

それは、普段の何気ない接し方しぐさ態度です。

犬はそれを毎日毎日感じ続け、相手が自分にとってどういう存在なのかを認識していきます。

自分が言うことを聞くべき相手なのか、相手が自分に合せるべきなのか、どうでもいい存在なのか・・

その犬の認識しだいで、何を教えても結果がまったく違ってきます。これが主従関係です。それは、強制的にねじ伏せるような上下関係という意味ではなく、どちらが主体になるか、どちらがリーダーなのか・・・という認識をハッキリさせておかなければいけません。

それも、表面上のテクニックだけでは、犬は本能の感覚で見抜きます。

飼い主さんの知識と意識が、自然に現れて、犬がそれを自然に感じ取るのです。


以上はヒントです。ここから先の具体的な方法の解説は、会員様の特権になりますので、どうかお許しくださいませ。

それと、ネット上をサーフィンして情報のつまみ食いをされるのは危険です。犬に混乱をもたらすだけなので、悪循環になります。先生を一人に決めて、その人以外の情報は遮断することです。その人の全てを学ぶことです。


さて、月齢的に急激に知能が上がってきた段階です。成犬としての本能も急激に出てくる時期です。

今回のチワプー君の素性は良い子だったので良かったですが、非常に難しく危険で一番重要な時期です。貴重な成長期が残り少ないです。

良い機会ですので、ご家族全員で根本から学ばれることをおすすめいたします。

それでは、これから頑張って続けていきましょう(^_^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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