犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬のしつけでは生後2・3ヶ月の犬には何も期待しない

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早々に犬のしつけのアドバイスをいただけて、とても心強かったです。少しほっとしました。
 
犬を飼ったのは初めてではないのですが、今回はかなり精神的に追い詰められてわらにもすがりたい気持ちでした。犬を紹介してくださった方にもメールはしましたが、お正月ということもあり返事はなかったですし・・・。
 
さて、その後ですが、仰向けを試したりして少しコツが分かってきたように思いました。気持ち的にも余裕が少しできたように思いました。
 
ですが、わたしにはおいっこ、めいっこが7人います。今日も2年生のおいっこが来ています。犬が大興奮してしまい、仰向けにしようがだっこしようが、かみついてきて手が血だらけになってしまいました。気の強い子のようで、一瞬参りましたというように力を抜くので、こちらも、ほめようと力を緩めると、また噛み付いてくる、という感じです。噛み付くすきを狙っているように見えます。本当に一進一退です。2年生の甥っ子は、精神的に不安定で、急に暴れたり、大声を出したりします。

甥っ子がおきている間はそんな感じです。犬のしつけを静かにゆっくりしたいのに、甥っ子の落ち着きのなさに、犬が大興奮してしまいどうもうまくいきません。仰向けはどんな犬にも有効でしょうか?子犬にも有効でしょぅか。負けるもんかと、どんどん噛んできます。攻撃性を高めてしまってはいないでしょうか?
 
わたしが主に犬の世話をしているからなのか、わたしにばかり飛び掛ってきます。犬にリードをつけるのも本当に一苦労です。いいことをしたとほめようとしても、すぐ犬が噛み付いてきてしまいます。
 
以前は、ゴールデンレトリーバー飼ってました。リッキーくんにそっくりでした。子犬のころから噛むこともうなることもない犬だったので、今回、ポメラニアンを飼い始めて、戸惑っています。正月休みも終わり明日から仕事です。不安でいっぱいです。


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前回も申し上げたとおり、あせってはいけません。生後2ヶ月の子犬に何も期待してはいけないのです。これから犬のしつけが本格的に始まり、いろんな経験をさせ社会化していきます。それまでは上手く行かない事だらけです。でもそれが当たり前で自然なことです。
 
まず、はしゃぐ子供にしても配達などの来客にしても、これから慣れて社会化していくわけですから、今はこれでいいのです。これからもそういう機会を避けないで、むしろ来客に積極的に会わせるなど、させるべきです。とても良い経験になります。生後半年までにそういう経験をたくさんしていると、普段の落ち着きやストレスが違ってきます。
 
噛み付きは型と音で教えるわけですが、あまりに興奮しすぎて暴れが激しいときは、無理に押さえつけたり、あお向けしなくても良いのでケージに居させ、お互い冷静になりましょう。繰り返していくと、犬もいずれ「自分が暴れるとかまってもらえない」、ということを学習していきます。落ち着いたらまた出して遊んだり、あお向けすれば良いです。
 
ただ、もちろん挨拶代わり・噛み付き・スキンシップ・主従関係の構築のために、あお向けは続けてください。親犬もちゃんとそうやって子犬をしつけていきます。私達人間よりもクールに根気良くやっています。それが群れの掟です。
 
>仰向けにしようがだっこしようが、かみついてきて・・・
↑これが少し気になったのですが、どういう時に抱っこされるでしょうか。基本的には外で危険がある場面以外では、抱っこはしないでください。人間の赤ちゃんをあやすような行為は犬には通じません。犬の本能からは、ただ単に従属的に見られてしまいます。
 
先ほど申し上げたように、あまりに興奮の制御ができない状況では、ケージに居させ落ち着かせてください。そして世話をし過ぎるのも、犬が学習して興奮が常態化する場合があります。同じ部屋に居ても、目も合わせず気にかけない・・という時間も作って見せると良いです。先ほどのお話のように、興奮や暴れを止めさせようと必死に無理すればするほど、犬は飼い主さんとの接点を興奮と結びつけてしまいます。
 
そして前回もお話したように、日中のご両親による犬のしつけや世話の協力が不可欠です。皆さんで何度もホームページ・本書・メールを読み返して下さい。
 
たしかに大型犬はおっとりした傾向です(^-^)  小型犬のほうが気が強くて活発で、威嚇性や攻撃性も強いです。自分が小さくて力も弱いですから、そうでなければ生き残っていけないからです。

それと、そのゴールデンちゃんもとても素性が良かったですね。犬種のお話ではなく、個体として幸運な出会いに感謝しましょう。しかし、普通の犬は苦労して当たり前です。どうかその犬と比較して落胆したり、感情的にならないようにしてください。犬という動物に対する良いイメージや期待は忘れたほうが良いです。
 
とにかく、生後2・3ヶ月では結果を求めないことです。まだまだ大変な時期が続きます。大きな気持ちで接し続け、根気良く継続できないと、とてもこれから長い月日を共に暮らすことは出来ません。
 
大丈夫です。必ず「あの時期は大変だったね」、という笑い話に変わりますから、胆力を持って犬のしつけに望んでください(^-^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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