私にだけギャンギャン吠えてゲージで暴れるようになった子犬のしつけ
はじめまして。生後3ヵ月のポメラニアン(オス)を飼い始めて10日になります。
ゲージでのトイレはほぼ失敗なし。夜鳴きもなし。スワレができます。
家族は父と母ともに80代、私40代で、昼間は父と母が家に居ます。
過去2匹の犬を飼いましたが2匹とも吠える、噛むなど手をつけられない犬に育ってしまい失敗しています。
今回は皆に可愛がってもらえる子に育てたく勉強していたところ、堀川さんのサイトに行き着きました。
ホームページには「はじめの一週間は食事、トイレ以外は触らない、声をかけない目を合わせない」とありましたが、私の場合3日目くらいから一日3回ほどゲージの外でリードをつけて遊ばせてしまいました。1回は10分ほどです。
今からでも一週間触らない、声をかけない、目を合わせないほうが良いのでしょうか。
最近は私を見るとク~ンク~ンと鳴き、その後ギャンギャン吠えてゲージで暴れるようになりました。両親にはそんな態度は見せないそうです。
もしかして私だけ下に見られているのでしょうか。
ギャンギャン吠えた時はゲージに布団をかければいいのでしょうか。
それとも「シー」と言って叱るほうがいいのでしょうか。
これからすべきことを教えてください。
不安でいっぱいです。よろしくお願いします。
頑張っておられますね(^_^)
生後3か月で、ここまで10日間過ごして来ましたら、もう無理に変えなくても良いです。
例えば、生後2カ月くらいですと、まだ体調も不安定で骨格もしっかりしていないので、リードを着けて遊ばせるのはまだ早いですが、
3か月過ぎましたので、体もしっかりしてきて運動量が必要になってきます。それと、すでにもう1週間ほど出して遊んでいたとのことですので、ここから急にまた変えるのも無理があります。
ただし、接し方だけ気をつけてください。
出した時に、チヤホヤ・ナデナデでは、悪い習慣が基準値になってしまいますし、ケージ内で待つ時とのギャップが大きすぎて子犬が耐えられなくなってしまいます。
出して遊んだり団らんする時も、主導性と毅然さを保つことです。
まだ知能が低いので、アレコレやり過ぎても逆効果になりますが、コング遊びを通じて、転がす前にスワレ・マテを、型と指示音ジェスチャーで褒めて教えてください。
少し噛ませたらまた回収して、スワレ・マテを教えて褒めて転がす・・・
という繰り返しで、教えて定着させていきましょう。
スワレ・マテは、生活の中でとても役立つ基本形になりますので、一番先に教えておきましょう。
覚えてきたら、仰向けもしてみたり、一緒に歩いてみて、お散歩デビューの練習もします。
>もしかして私だけ下に見られているのでしょうか・・
↑まだこの月齢ではそこまでハッキリと意識はしませんし、定着もしませんが、癖になってしまうのと、条件反射もあります。
「この人は遊んでくれる人」
「この人はかまってくれない人」
「食べ物をくれる人」
「ナデナデしてくれる人」
というように、シンプルに学習して反応します。
そして、猫なで声でナデナデなど極端にしてしまうと、幼くても、本能的に主従関係を誤解する子もいます。
>ギャンギャン吠えた時はゲージに布団をかければいいのでしょうか・・
>それとも「シー」と言って叱るほうがいいのでしょうか・・
↑今は『布掛け目隠し』が良いです。
それでも収まらない場合は、その場でリーダーウォークに移行しますが、まだ幼すぎるので、4カ月過ぎるまでは待ってほしいです。
要求吠えの場合は、接触系の教え方で甘くしてしまうと逆効果になるので、難しい面があります。
かと言って強くやり過ぎると、知能が低いので防衛本能だけを刺激する懸念もあります。
それと、ポメちゃんの子犬ですと口閉じも難しいですので、今は『布掛け目隠し』で落ち着けてあげてください。
さて、まだまだ知能が低い時期がしばらく続きますので、何かを求めたり期待しすぎないことです。
チヤホヤだけ気を付けていただいて、あとは遊びながら主導性と毅然さを一貫することだけ意識されてください。
まずは、Q&Aサイトの子犬解説ページと、子犬のカテゴリの記事を広く熟読されてください。
知識と意識が深まるだけでも、態度や振る舞いが変わります。それに反応して犬も変わります。
「何をするべきか?アレもしよう!コレもしよう!」
ではなく、
「チヤホヤしない、余計なことを何もしない」
という意識も大切です。
かと言って放置だけでは、何も学べませんし関係作りも希薄になってしまいます。
毅然さと主導性を保てる遊び方・教え方を続けながら、子犬の成長を待ってあげてください。
1歳くらいまでは変化が激しいですので、期待しないで淡々と続けていきましょう。
それでは、またQ&Aを熟読いただきながら、頑張って続けていきましょう(^_^)
堀川様、早速の返信ありがとうございます。
今は主導性と毅然さを保つことご大切なんですね。
「チヤホヤしない、余計なことを何もしない」も今日から実践いたします。
もう一つ、甘噛みのしつけについて質問があります。
何種類か方法がありますが、ポメの口を閉じるのは少し難しいので口に手を入れる、またはリードで軽く、引っ張るのどちらかになると思いますが、一種類に統一したほうがよいのでしょうか。
それともゲージの中の時はリードをしていないので、噛まれたら口に手を入れる、遊んでいるときに噛まれたらリードを引っ張る、などのように状況に寄ってかえてよいのでしょうか。
よろしくお願いします。
↓このように、状況に応じて使い分けると良いです。
>ゲージの中の時はリードをしていないので
>噛まれたら口に手を入れる
>遊んでいるときに噛まれたらリードを引っ張る
>などのように状況に寄ってかえてよいのでしょうか
また、例えばケージ内で噛まれるなど、リードを着けていない時も、首輪の上のほうをつかんで「シ!」の注意音と同時にチョンと引き上げて教えても良いです。
その犬によって、あるいは物への慣れによって、段階によって、知能の発達によって、反応が違ってきますので、両方やってみて反応の良い方をメインにしましょう。
ただ、「反応の良い方」と言っても、相手は知能が低すぎる子犬です。
小さな猛獣状態ですので、直ぐには結果が出ません。
早く結果を出そうとして無理したり、結果が出ないからと言ってガッカリされないことです。
まだまだしばらくは、「小さな猛獣」が当たり前と思って、長い目で成長を待ってあげてください。
それでは、またQ&Aを熟読いただきながら、頑張って続けていきましょう(^_^)