犬のしつけがQ&Aで分かる!

子犬の育て方でどう子犬と接したらベストか分からない

質問内容
子犬の育て方を検索していたら堀川さんのサイトを見つけ、拝見させていただきました。

ご相談内容:家に来て1週間まであと3日間ですが、今からどう子犬と接したらベストかわからずアドバイスいただければ幸いです。

ペットショップから生後2か月のプードル♀の仔犬を迎え入れました。今日で、4日目になります。

共働きの夫婦のみで一軒家のリビングでサークル飼いしています。犬を飼うのはお互い初めてです。

1週間はサークルの中で様子をみてくださいとのことで、部屋にはフリーでまだ出しておりませんが、無視もよくないので少しは相手をと購入時にアドバイスいただいて、トイレできたら褒め、なでる。

入口を開けてサークル前でおもちゃで遊ぶ、一人でおとなしくしていたら褒めるをしてしましました。

来て3日目あたりから遊んでもらえないとわかるとサークルから出たい、遊びたいと興奮、おもちゃやベッドにガウガウいいながらサークル内で暴れています。おとなしくなったら、いいこ、遊ぶをしています。

主人が甘噛みしたら、ダメと無視を繰り返して興奮して遊びに入らないかぎり甘噛みは少なくなりました。みていて、こちらがどう接したらいいかわからず、だいぶストレスをかけてそうで、食糞もなかったのに、昨日から留守の間に食べているようです。

夜泣き、常に要求吠えは一切しませんが、帰宅後キュンキュンは言います。無視していると一人で遊んでいます。出してほしい、遊んでほしいの要求が一番ひどいです。特に夫婦が揃ったとき。

ペットショップの店長さんも、やんわりのアドバイスなので、かまうと遊ぶの基準がわからず、きっと、かまいすぎかと思います。


返答内容
「1週間は出さないように」というショップのアドバイスは正しかったのですが、中途半端になってしまいましたね。

ちょっとツライかもしれませんが、1週間から10日間くらいはそうされてください。遊んだりナデナデもいけません。

子犬は新しい環境に来て、とても強い興奮と緊張と不安を持っています。そこで触ってチヤホヤしてしまうと、その興奮をあおってストレスを増すことになってしまいます。安静にしなければいけません。

それから、犬は相手との最初の接触を基準値にしますので、癖になってしまい、出れない時・かまってもらえない時にイライラ要求したくなります。

特にショップからくる子はそうです。ショップでは店員さんはチヤホヤなどせずショーウィンドウで孤独に過ごします。それと中継業者も入っていますので、ブリーダー直下で来る子犬よりも孤独の時間が長いのです。

それに慣れていますので、そこからのギャップを大きくしない方が良いのです。

急な変化はストレスになりますので、ギャップを小さくするように考慮しながら徐々に変えながら適応させないといけません。

また、子犬も犬の本能を持っていますので、チヤホヤの接し方が続くと主従関係を誤解します。

しかし一方、子犬期は特に健康管理が重要です。ちょっとした変化を見逃してはいけません。子犬の病気は致命的な事が多く、症状が急に深刻になり手遅れになりやすいです。

コホコホ咳をしていないか、鼻水・クシャミ、ふらつき、下痢、は特に要注意です。

かと言ってジロジロ見つめると犬が誤解しますので、横目でチラチラ見たり、鏡に映して観察しましょう。

そして、排泄が始まったら「チチチチ」などの音を出して関連付けしてあげてください。外して失敗しても叱ったりしないで、まずは音の関連付けです。いずれ、その関連付けした音とジェスチャーで、興奮刺激の条件を作って、こちらからの指示で排泄させることが出来るようになります。

それが出来るようになると、食糞防止にもつながります。

今の時点では褒めなくて良いです。

最初の1週間から10日間は、ケージから出したりもしないで、エサ・水・トイレの片ずけと音の関連付けだけして、その他の声掛け接触はしてはいけません。

そしてその後、主導型の遊びを通じて、物事を教えたり信頼関係・主従関係を作っていきます。

今までのようにされていた、意味のない遊びやナデナデでは、いずれ犬との主従関係が崩れていきます。要求吠えでは済まなくなり、本気で噛んだり一切言うことを聞かなくなるような関係になってしまいます。

子犬のしつけ・関係作りは、家に来たその瞬間からもう始まっているのです。

これからどう子犬と接していけば良いのか、どう育てて、どうしつけしていけば良いのかを、本書とQ&Aサイトで学んでいただければと思います。

ここから先の解説アドバイスは、残念ですが会員様の特権になりますので、それは守らなければいけません。何卒ご了承いただきたいと思います。


本サービスですが、必ずQ&Aサイトもご覧になられてください。本書自体は基礎編ということで、本質のお話をまとめてあります。そして、具体的な実践解説事例は、Q&Aサイトに膨大な数で載せてあります。

Q&Aサイトはスマホ・タブレットでも見れますし、無ければお勤め先のパソコンで(お勤め先の許可された範囲内で)休憩時間にでもご覧になられてください。

Q&Aサイトもとても重要ですので、必ず熟読されてください。そしてご夫婦で良~く話し合っていただき、子犬との接し方しつけ方のルールをお決めになってください。

それでは、これから頑張って続けていきましょう(^_^)


犬のしつけマニュアル&個別相談の案内ページへ

 


【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
運営者の写真
犬のしつけ方針