子犬のしつけでシャンプー・ブラッシング・吠え・噛みつき
我が家の犬はやっと3カ月に入りました。とても大きくなって、びっくりします。
成長が早いのですね!
その後は、少しはまし、、かな?あまり変わっていないかな、、!
という感じです。
今日も犬のしつけについての質問をお願いします。
1:
ケージからだして、少し遊んで、仰向けしたり、手足、耳なども触って、なれるようにして過ごしています。ブラシをとても嫌がりますが、少しずつ当てています。
そして、だんだん興奮してきて、噛みつきが始まったらケージにいれます。そのあと、ものすごく啼きます。そして、あちこちに、おしっこやうんちをしてしまい、結局また出して、掃除するのですが、これは、出してもらおうと思ってわざとやってる?のかな、と思ってしまいました!
ほっておくわけにはいかないので、こういうときはどうすればいいのでしょうか。そのときは、遊びを延長したりせず、さっさとかたずけてすぐ戻すようにしています。
2:
最近吠える声も大きくなったので、やめさせようと思い、ケージの前に立つと、すごく震えているときがあります。こんなときに、手を伸ばすと飛びついて噛んできますが、どうしたらいいでしょうか。
3:
なかなか、トイレが上手にできずにいるので、ケージの中にペットシーツを一面ひいていますが、ぼろぼろに噛んでしまいます。骨のガムも入れているのですが、気に入らないときは、毛布もなんでも噛んでいます。そのつど、だめ!と言っていますが、これを続けていいでしょうか。
4:
なにげなくケージを見ると、じーっとこっちを見ているときがあります。ちょっと不安そうな感じにみえます。こんなとき、わたしも、見ていていいのでしょうか、、。なにか、犬の不安なときのサインとかありますか?
5:
最近、犬の体の臭いが気になってきました!シャンプーはいつからしていいのでしょうか。今は、寒いのでちょっとかわいそうな気もしますが!
どうぞ、よろしくおねがいいたします。
まずグルーミングです。マテは覚えたでしょうか。あるいはマテを教えながら同時進行でも良いです。「マテ」と同時に首輪をつかんで型をとらせます。同時に前足の犬から見える所にゆっくりブラシを近づけ軽く一瞬触れます。そこですかさず「○○良い子!」と伝え褒めます。
ひたすらこれを繰り返すと犬はマテも理解しつつ、ブラシに慣れていきます。そしてブラシで触れている時間を少しずつ長くし、触れる範囲を少しずつ広げていきます。その中で犬も、ブラッシングやグルーミングが怖くはなく、気持ちが良いものだと理解していきます。
また、犬は高い場所が苦手でジッとするので、狭くて高いグルーミング台を作ると良いです。幅は犬の体長くらい(狭く)、高さは1メートル以上です。ダンボール箱を重ねてガムテープで固定して、犬を乗せる面は二重にしたり木の板を乗せるとよりガッチリします。
ただ、このころの子犬は集中力が乏しいので、ずっとやり続けないことです。感情的になって抑え付けると悪循環になります。少しやって止める、また少しやって止める・・他の犬のしつけ内容でも、同じことを心がけてください。
シャンプーは全然やっても良いのですが、基本的に犬には私はシャンプーは必要ないと思っています。まず、犬は人間のように体表面に汗をかいて体温調節するシステムがありません。汚れや臭いの原因の多くは、オシッコ・ウンチ・肛門腺からの分泌物が被毛についてしまうものです。
シャンプーをし過ぎると、必要な皮脂まで落としてしまって、皮膚炎や病原菌の侵入を招いてしまう場合があります。でも汚れや臭いも付くので、お湯でしぼった「蒸しタオル」で丁寧に拭いてブラッシング。これが一番良いです。
もちろん、汚れが酷い場合はシャンプーしても良いですが、やり過ぎないことです。あるいは、ぬるま湯のシャワーだけでも良いです。
オシリを地面にこすり付けている場面を見たことがないでしょうか。肛門腺という非常に臭い分泌液が出る場所が肛門にあります。次回動物病院に行ったときに、獣医さんに肛門腺の絞り方を聞くと良いです。定期的に絞らないとその袋がいっぱいになって犬がかゆがってこすります。
次にケージ内でオシッコ・ウンチして暴れる・・ですが、もしその時にケージから出してなだめたり、あやしたりするような感じで声かけしたり、ナデナデ抱っこ・・これが習慣化してしまうと犬は覚えて、その行為を繰り返します。
ですので、オシッコ・ウンチで散らかしたら、その時は相手にせず(無視状態で)サッと犬をケージから出し、サッとトイレを片付け、サッと犬をケージに戻し、無視・・これで良いです。そうすれば犬には何のメリットもないので習慣化はしません。
ただし、トイレのしつけでもあったように、犬も人間も興奮すると利尿脱糞作用が高まりますので、オシッコ・ウンチそのものはしてしまいますし、それは正常な自然なことです。またその興奮を利用してトイレのしつけをすると良いです。
しばらく犬をかまわなかったあと、ケージから出してボール遊びやリーダーウォークをすれば、興奮と体を動かしたことによって利尿脱糞作用が高まっていますから、粗相をしてしまう前に、トイレに誘導してそこで関連付けした音の指示を出し、オシッコ・ウンチさせます。だから犬をケージから出す際は、常にリードをつける癖をつけると良いです。
そうすれば暴走も制御できますし、トイレにも上手く誘導できますし、噛んだり吠えたりしたら直ぐリーダーウォークにも移行できるからです。
ペットシーツですが、いたずら防止のメッシュカバー付きのトイレをおすすめします。
毛布を噛んだときの「ダメ」も、現行犯を逃さないで叱ってください。
でも犬は罪の意識が持てない動物ですので、飼い主の見ていない所で噛みます。ストレス解消や本能のはけ口も作ってあげないといけないので、散歩やボール遊びをしっかり取り入れてください。
吠えについては、まずご近所迷惑にならない範囲で無視してください。そしてやはり現行犯で口を閉じて叱り、褒める型と音の教え・・この繰り返しです。噛んできても同じことを繰り返してください。
この時期の子犬は、ひたすら甘噛みや吠えを繰り返します。結果はすぐには出ないのですが、淡々とやり続けないといけない時期です。今の頑張りが後に大きく影響してきます。頑張って続けましょう。
そしてもちろん、教えをしっかり犬が聞くための関係作りが大前提であることは、何度も申し上げてきました。
3ヶ月過ぎたら少しずつリーダーウォークも強化していきましょう。叱る時の態度、普段のしぐさ・・これらも主従関係がより明確に伝わるように、毅然な意識をより強く持つようにしていきましょう。
犬は群生がとても強く、常に群れのメンバーと一緒にいたがります。またメンバーの様子、動向を非常に良く観察します。遊んでほしい、甘えたい、何となく寂しい・・色々犬の欲求はあります。
でも犬を見つめるのはいけません。気遣いを悟られてはいけません。それは下位が上位にする態度であり、しぐさだからです。犬と目が合うことを続けていると、やがて犬は自分の優位性を感じます。
しかし、以前もお話したかもしれませんが、ただ無視だけしていても犬は何も覚えられませんし、信頼関係も積み上がりません。スキンシップしたい・・声をかけたい・・と思われたら、犬のしつけの時間にすれば良いのです。
意味なく相手をするのではなく、遊びでも、挨拶でも、「犬に指示を出す→犬が従う→褒める」・・この要素が入れば良いのです。ですので、スワレでもオテでも良いので、まず何か簡単なことを覚えさせ、それを挨拶代わりにすれば良いのです。
意味なく見つめたり声かけナデナデ抱っこをするのではなく、スワレの指示・・できたら褒める。ちょっとしたことですが、主従関係の要素を常に入れることで、自然と良い関係が深まっていくのです。24時間、365日・・常にこの要素を意識して犬と触れ合ってください。
では、また頑張って続けてください(^-^)
成長が早いのですね!
その後は、少しはまし、、かな?あまり変わっていないかな、、!
という感じです。
今日も犬のしつけについての質問をお願いします。
1:
ケージからだして、少し遊んで、仰向けしたり、手足、耳なども触って、なれるようにして過ごしています。ブラシをとても嫌がりますが、少しずつ当てています。
そして、だんだん興奮してきて、噛みつきが始まったらケージにいれます。そのあと、ものすごく啼きます。そして、あちこちに、おしっこやうんちをしてしまい、結局また出して、掃除するのですが、これは、出してもらおうと思ってわざとやってる?のかな、と思ってしまいました!
ほっておくわけにはいかないので、こういうときはどうすればいいのでしょうか。そのときは、遊びを延長したりせず、さっさとかたずけてすぐ戻すようにしています。
2:
最近吠える声も大きくなったので、やめさせようと思い、ケージの前に立つと、すごく震えているときがあります。こんなときに、手を伸ばすと飛びついて噛んできますが、どうしたらいいでしょうか。
3:
なかなか、トイレが上手にできずにいるので、ケージの中にペットシーツを一面ひいていますが、ぼろぼろに噛んでしまいます。骨のガムも入れているのですが、気に入らないときは、毛布もなんでも噛んでいます。そのつど、だめ!と言っていますが、これを続けていいでしょうか。
4:
なにげなくケージを見ると、じーっとこっちを見ているときがあります。ちょっと不安そうな感じにみえます。こんなとき、わたしも、見ていていいのでしょうか、、。なにか、犬の不安なときのサインとかありますか?
5:
最近、犬の体の臭いが気になってきました!シャンプーはいつからしていいのでしょうか。今は、寒いのでちょっとかわいそうな気もしますが!
どうぞ、よろしくおねがいいたします。
まずグルーミングです。マテは覚えたでしょうか。あるいはマテを教えながら同時進行でも良いです。「マテ」と同時に首輪をつかんで型をとらせます。同時に前足の犬から見える所にゆっくりブラシを近づけ軽く一瞬触れます。そこですかさず「○○良い子!」と伝え褒めます。
ひたすらこれを繰り返すと犬はマテも理解しつつ、ブラシに慣れていきます。そしてブラシで触れている時間を少しずつ長くし、触れる範囲を少しずつ広げていきます。その中で犬も、ブラッシングやグルーミングが怖くはなく、気持ちが良いものだと理解していきます。
また、犬は高い場所が苦手でジッとするので、狭くて高いグルーミング台を作ると良いです。幅は犬の体長くらい(狭く)、高さは1メートル以上です。ダンボール箱を重ねてガムテープで固定して、犬を乗せる面は二重にしたり木の板を乗せるとよりガッチリします。
ただ、このころの子犬は集中力が乏しいので、ずっとやり続けないことです。感情的になって抑え付けると悪循環になります。少しやって止める、また少しやって止める・・他の犬のしつけ内容でも、同じことを心がけてください。
シャンプーは全然やっても良いのですが、基本的に犬には私はシャンプーは必要ないと思っています。まず、犬は人間のように体表面に汗をかいて体温調節するシステムがありません。汚れや臭いの原因の多くは、オシッコ・ウンチ・肛門腺からの分泌物が被毛についてしまうものです。
シャンプーをし過ぎると、必要な皮脂まで落としてしまって、皮膚炎や病原菌の侵入を招いてしまう場合があります。でも汚れや臭いも付くので、お湯でしぼった「蒸しタオル」で丁寧に拭いてブラッシング。これが一番良いです。
もちろん、汚れが酷い場合はシャンプーしても良いですが、やり過ぎないことです。あるいは、ぬるま湯のシャワーだけでも良いです。
オシリを地面にこすり付けている場面を見たことがないでしょうか。肛門腺という非常に臭い分泌液が出る場所が肛門にあります。次回動物病院に行ったときに、獣医さんに肛門腺の絞り方を聞くと良いです。定期的に絞らないとその袋がいっぱいになって犬がかゆがってこすります。
次にケージ内でオシッコ・ウンチして暴れる・・ですが、もしその時にケージから出してなだめたり、あやしたりするような感じで声かけしたり、ナデナデ抱っこ・・これが習慣化してしまうと犬は覚えて、その行為を繰り返します。
ですので、オシッコ・ウンチで散らかしたら、その時は相手にせず(無視状態で)サッと犬をケージから出し、サッとトイレを片付け、サッと犬をケージに戻し、無視・・これで良いです。そうすれば犬には何のメリットもないので習慣化はしません。
ただし、トイレのしつけでもあったように、犬も人間も興奮すると利尿脱糞作用が高まりますので、オシッコ・ウンチそのものはしてしまいますし、それは正常な自然なことです。またその興奮を利用してトイレのしつけをすると良いです。
しばらく犬をかまわなかったあと、ケージから出してボール遊びやリーダーウォークをすれば、興奮と体を動かしたことによって利尿脱糞作用が高まっていますから、粗相をしてしまう前に、トイレに誘導してそこで関連付けした音の指示を出し、オシッコ・ウンチさせます。だから犬をケージから出す際は、常にリードをつける癖をつけると良いです。
そうすれば暴走も制御できますし、トイレにも上手く誘導できますし、噛んだり吠えたりしたら直ぐリーダーウォークにも移行できるからです。
ペットシーツですが、いたずら防止のメッシュカバー付きのトイレをおすすめします。
毛布を噛んだときの「ダメ」も、現行犯を逃さないで叱ってください。
でも犬は罪の意識が持てない動物ですので、飼い主の見ていない所で噛みます。ストレス解消や本能のはけ口も作ってあげないといけないので、散歩やボール遊びをしっかり取り入れてください。
吠えについては、まずご近所迷惑にならない範囲で無視してください。そしてやはり現行犯で口を閉じて叱り、褒める型と音の教え・・この繰り返しです。噛んできても同じことを繰り返してください。
この時期の子犬は、ひたすら甘噛みや吠えを繰り返します。結果はすぐには出ないのですが、淡々とやり続けないといけない時期です。今の頑張りが後に大きく影響してきます。頑張って続けましょう。
そしてもちろん、教えをしっかり犬が聞くための関係作りが大前提であることは、何度も申し上げてきました。
3ヶ月過ぎたら少しずつリーダーウォークも強化していきましょう。叱る時の態度、普段のしぐさ・・これらも主従関係がより明確に伝わるように、毅然な意識をより強く持つようにしていきましょう。
犬は群生がとても強く、常に群れのメンバーと一緒にいたがります。またメンバーの様子、動向を非常に良く観察します。遊んでほしい、甘えたい、何となく寂しい・・色々犬の欲求はあります。
でも犬を見つめるのはいけません。気遣いを悟られてはいけません。それは下位が上位にする態度であり、しぐさだからです。犬と目が合うことを続けていると、やがて犬は自分の優位性を感じます。
しかし、以前もお話したかもしれませんが、ただ無視だけしていても犬は何も覚えられませんし、信頼関係も積み上がりません。スキンシップしたい・・声をかけたい・・と思われたら、犬のしつけの時間にすれば良いのです。
意味なく相手をするのではなく、遊びでも、挨拶でも、「犬に指示を出す→犬が従う→褒める」・・この要素が入れば良いのです。ですので、スワレでもオテでも良いので、まず何か簡単なことを覚えさせ、それを挨拶代わりにすれば良いのです。
意味なく見つめたり声かけナデナデ抱っこをするのではなく、スワレの指示・・できたら褒める。ちょっとしたことですが、主従関係の要素を常に入れることで、自然と良い関係が深まっていくのです。24時間、365日・・常にこの要素を意識して犬と触れ合ってください。
では、また頑張って続けてください(^-^)