犬のしつけがQ&Aで分かる!

子犬のしつけ接し方・トイレ・留守番

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昨日メールで犬のしつけ相談をしたら、すこし自分のことも見えた気がします。ちゃんとしたマニュアルがないと不安になることです。指示がないと自分で決められなくてオロオロしてしまうのに気付きました。そんな自分にイライラして、がくーと落ち込んだりして、とほほです。
 
そんな不安をまだ子犬に感じさせているかもしれません。私にとってのリーダーが堀川さまであるように、犬にとってのリーダーが私たち家族でありたいと思いました。新米リーダーですが、どうかご指導よろしくお願いいたします!
この時期に、堀川様に出会えてよかったです。
 
ではでは、また教えていただきたいのです。
 
かまいすぎ、はいけないというのは一日の中の、何時間までとかの目安とかあるのでしょうか。マニュアル人間としては、これはすごい難問です。かまいたくなったときに、指示をだす、ほめるをセットにする、これは、一日に何回とかはなくて、ちょっと自分の手が空いたりした時、犬が穏やかにしていたら、あおむけや、かじっていいおもちゃをあげたりして、いいのでしょうか?
 
それと、わざと、ケージのなかのトイレを外したところで、粗相をして、啼いています。そのときはやっぱり犬を叱ったほうがいいですか。いまは、気がついたときにさっと取り替えています。それと、どうしても犬に留守番させなくてはいけないときは、次の餌をおいていったほうがいいでしょうか。
 
よろしくおねがいします。


m2.png↓これで良いです。
 
>かまいたくなったときに、指示をだす、ほめるをセットにする、
>これは、一日に何回とかはなくて、ちょっとじぶんのてが開いたりした時
>穏やかにしていたら、あおむけや、かじっていいオモチャをあげたりして、いいのでしょうか?
 
「指示→従う→褒める」という主従関係が保てる要素が入れば、何でも良いですし、何回でも良いです。というよりも回数が多いほうが良いです。一度に長時間しすぎると子犬の集中力が続かないので、少しやってまた次の機会・・という感じにしましょう。接する事そのものがいけないのではなく、意味なくナデナデ・・オヤツに抱っこ・・それがいけないのです。「接し方」の問題です。
 
ただし、あまりにも頻繁に接し過ぎるとそれが常態化して犬の習慣になってしまいます。そうなると留守番時などとのギャップが大きすぎてストレスになりますし、犬に人間が合わせていることになります。人間の生活を優先し、手が空いた時にします。かといってずっと無視だけでは、犬も学習できませんから、「犬と接する=犬のしつけ」、「スキンシップ=犬のしつけ」という感覚が人間の意識の当たり前になるようにしましょう。
 
それから「かじっていいオモチャを・・」とありますが、ただあげても犬のしつけの要素がないので、必ずスワレ・マテの型をとらせて褒めてから与える、というルールにしてください。生後3ヶ月くらいになってもう少し骨格がしっかりしてきたら、同じ要領でヒモ付ボール遊びを始めましょう。(生後2ヶ月であまり激しい遊びはさせないでください)。
 
本書にも書いたとおり、トイレのしつけは叱ってはいけません。他のしつけと違う面があります。例えば吠えにしても噛みつきにしても、犬がしている行為そのものが悪いわけですが、トイレだけは、犬はただオシッコしているだけですので、場所のことで叱られても意味が理解できず、自分のしている「オシッコする行為」そのものが怒られる・・と勘違いしてしまいます。トイレについては「場所」という難しい要素が加わるので、慎重に・・といいますか叱ってはいけません。
 
トイレのしつけで叱っても犬は理解できず、叱られない人間の見ていない所で粗相をするようになってしまいます。
トイレのしつけでは、失敗する要素を無くし、成功を見逃さず褒める。あとは本書の型と音です。
 
失敗する要素を無くすのは、今しておられるようにオシッコをマメに片付ける、ケージから出す際はリードをつけて監視・・などです。トイレを外したところにする・・という事は前回オシッコしてから時間がたっていたということです。本書にも書きましたが、臭いの強く残ったトイレでオシッコするよりも、臭いの残っていないキレイな場所でオシッコしたかったのです。
 
留守番時のゴハンですが、生後2ヶ月ですからまだ回数を多くしなければいけません。ただし、ただゴハンを置いて独りで食べさせると、ノドにつまらせたり嘔吐などに気がつけないので、いつもの時間より多少早くても、見ている前で食べさせてしまえば良いです。そして出かけている間はガマンさせます。それが2、3時間ならまったく問題ないですし、頻繁でなければ最長6時間くらいでも大丈夫です。
 
では、また頑張って続けてください(^-^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
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