要求吠えと甘噛みがすごい子犬のしつけ
狭い家なので、ゲージとテーブルとキッチンが近いため、少しでもテーブルから離れると子犬がワンワンキャンキャンで、キッチンに立つと常にキャンキャンクーンです。
ご飯が食べたいんだと思いますが。なるべく無視して隠れるようにはしてますがなかなかの吠えっぷりです。
甘噛みもすごいので、口をおさえて叱りますが暴れまくって余計に噛みます...
トイレがよくできて、褒めてあげたいけど、ほてようとしても噛みます...笑
仰向けも少しですが試してますが、とりあえず暴れん坊です。
ゲージも蓋をしないと飛び出ててきます。
犬種はミニピンとイタグレのミックスでオス。生後3か月半です。
今月の末に3度目の予防接種をするのでお散歩はまだです。
旦那と二人で暮らしていて、朝9時から5時まではお留守をしているのでほぼ一日中ゲージの中です。
まだまだ子犬で元気なのが1番ですし、よくあるコトだとは重々承知の上でメールしましたが、もし何かアドバイスもらえたら嬉しいなと思いメールしました。よろしくお願いします。
今回は、あせらずコツコツ続けていきましょう。
まだ知能が低すぎて経験も何もありませんし、教えても理解力が乏しくて興奮しやすい時期ですので、結果は期待し過ぎないことです。
ただし、もちろん何もしないで放置・・では、悪い癖が染み付いて定着してしまいます。それと、それが続くと主従関係も崩れます。
今やるべき事、出来る事をコツコツ続けていくことです。
今回は、サポート要領にあります過去の接し方をお知らせいただけませんでしたので、アレが悪かった・コレが悪かったというピンポイントのアドバイスはできませんが、おそらく接し方で上手くない部分もあったかもしれません。
特に、子供さんがいらっしゃらないご夫婦なのでどうしても感情移入したくなりますのと、留守番も長いので家にいる時にチヤホヤ接してしまうと、子犬にとってギャップが大きくなってしまうのです。そのギャップに耐えられないのです。
特に、子犬が家に来て最初の1週間が重要で、犬は相手との最初の接触で基準値を作ってしまいます。また、新しい環境に来て興奮と緊張が強いですので、それをあおらないように、最低限の世話だけしてそれ以外はケージから出したり接触してはいけませんでした。
更に接し方がチヤホヤの接し方だと、幼い子犬でも癖になって、都合よく利用しようとします。
子犬期は完全に主従関係が固まる時期ではないのですが、相手や環境によって反応が変わるのも事実です。
必ず、本書だけでなくQ&Aサイトの子犬関係のカテゴリの記事を熟読されてください。
そちらに吠えの教え方もたくさん載せてありますが、今日はポイントだけお話しておきましょう。
まず、リードを上手く活用しましょう。
団らんや遊びの時間で子犬をゲージから出す時は、リードを付けて飼い主さんが持っておく癖にすると良いです。
持った手を横に伸ばして短く持てば、犬に噛まれないように制御できますし、噛んだ時は「シ!」の注意音と同時にリードをチョンと引き上げて注意したり噛んだ口を引き離したりできます。
また、暴走・誤飲事故・トイレの失敗も防ぎやすいですし、自然と犬の行動全体を主導する形になりますので、関係作りにも良いです。お散歩デビューの練習にもなります。
そして、吠えも同じように教えてください。
お二人が居る時に練習しましょう。
どちらかがゲージ内の犬にリードを付けて、ゲージの外で知らんぷりしてそれを持っていてください。
そして、もう一人の方がキッチンに立って、ドッグフードをいじってみてください。
犬が吠えると思いますので、そこで「シ!」の注意音でリードをチョンと引き上げてください。
お一人の場合は、ゲージに手を入れて犬の首輪をつかんで、同じように「シ!」の注意音でチョンと引き上げて教えてください。
ただし、甘くしてしまうと「吠えればかまってもらえる」と犬が学習してしまいますので、厳しい態度ですることです。
それと、噛みつき時も同じですが、興奮が激しい時は無理に犬を触って褒めないで、声だけで静かに褒めましょう。
それから、忙しくて手が離せないような場合や犬の噛みつきが強くて首輪もつかめないような時は、毛布などの厚手の布を掛けて、暗い穴倉状態を作ってください。落ち着く犬が多いです。
静かになったら少しずつ開けて、徐々に慣れさせていきましょう。
まずは以上のように続けていただきたいですが、今の時期はあまりにも知能が低い猛獣状態ですので、結果を急いだり求めたりしないことです。
それと、調教的なテクニックにはこだわらないで、あくまで普段の何気ない接し方の中で主従関係を作っていくことです。
吠える根本原因、噛む根本原因を無くさないと意味がありません。
でも、お話したように今の幼い時期は別の要素もあります。
まだ知能が低く興奮しやすく、遊び盛りですので、その中で注意されながら学んでいくしかないのです。
それと主導型のコング遊びで、発散もしてあげてください。
新しい環境に来てしばらく経ちましたので、環境に慣れ行動も大胆になってきて、成長にともなって体力もついてきます。
ワクチンが終わってお散歩が始まれば、心地良い疲れも得られますので、またそれでも少し変わるでしょう。
さて、今回のご相談と同じような事例・解説をQ&Aサイトに山のように載せてあります。必ず子犬のカテゴリを中心に熟読されてください。
それでは、これから頑張って続けていきましょう(^_^)