犬と良い関係がある人の力を借りて犬のしつけをする方法
今回もサポート、よろしくお願いいたします。(本気噛みが激しくて手におえなかったミックス犬4歳)
時々、来宅する2歳の孫に対する犬の反応が、孫が赤ちゃんだった頃と変わりました。赤ちゃんの頃は、そんなに吠えることもなかったし、孫をなめたりしてましたが、我々夫婦二人が本気噛みされてから、孫に危害があってはいけないと、こちらも用心するようになりました。
訓練士に相談したところ、室内でリードつけて隔離はしないで自然な環境を提案され、実施しましたが、犬が突然、豹変することもあり、また、孫も犬の吠え声だけで泣き出すようになりましたので、最近は、孫とは別室のハウスで隔離してます。
孫が、理解出来るようになるまでは、数年、仕方ないかとあきらめてますが、○月にまた1人孫が増えることになり、隔離ばかりでは解決しないので、アドバイスお願いします。
訓練士には、口輪で孫と触れ合う方法をならいましたが、犬が口輪をすると凄いストレスになるのもわかり、口輪をつけることもできなくなりました。
あれからリーダーウオークはできていると思いますし、続けてます。遊びから、あお向け固めにしようと機会をみてますが、犬がすばしっこいので、まだできません。
抱っこしてひっくり返すのは、本気噛みされるので、危険でトライできません。そもそも、抱っこはきらいなので、おやつで、抱っこといえば、膝にのりますが、食べ終るとすぐ、膝から逃げ出すように飛び下りてしまいます。
そんなわけで、台のトリミングもすぐ飛び降りて逃げてしまうかと思い、トリミングは専門家に任せるしかないかとあきらめてます。諦めばかりではせつないので、堀川さんにメールしました。
おやつでのしつけは、やめるようにしたいのですが、先日もおやつなしだと威嚇され、私自身に噛まれた恐怖があるので、まだおやつを手の中に持ちながら、犬と暮らしてます。毎回、おやつをあげるのではなく、減らしてますが。手の中のおやつをあげないことも、小太郎の恨みになりますか?
夫はおやつなしで、大分、従順になってきてるかと。先日、夫と口喧嘩していたら、犬が私を威嚇しました。空気がよめるのでしょうか?
今はまだ無理しないことです。お孫さんは同居ではありませんよね?
それでしたら無理に仲良しになる必要もありません。今の段階では、一緒に暮らしている奥様でも難しいわけですので、無理してこじれたり子供さんがケガを負ったり精神的にトラウマになるのも避けなければいけません。
まずは奥様が犬と普通に接すれるようになってから、お孫さんとのことを考えましょう。
オヤツは徐々に減らす流れで良いです。急にゼロから100にはできません。段階を作ってください。
今できること、やっていただきたいことは、「ご主人に補助してもらいながら自分のリーダーシップを示すこと」です。ご主人がオヤツ無しで良い関係になってきたようですので、まずはご主人の力を借ります。
ご主人から犬に仰向けをしてもらって、そこに追加で奥様の手を添えて、「奥様がやっているかのように演出して見せる」のです。
犬はちゃんと見て感じていますので、勇気を持って自信を持って、「絶対にお前には負けないんだ!私がリーダーだ!」という気概を持ってやってください。防備をしてご主人の補助があれば出来るはずです。
その時は、ご主人にも防備をキチンとしてもらうようにしてください。ご主人が単独でやる時とは犬の反応も変わる場合がありますので、念のために準備はしましょう。
犬を怖がってビクビクしていると、その緊張や恐怖が犬に伝播して余計に犬をあおってしまいます。
感情の変化→ホルモンの変化→体臭の変化として伝播します。動物や昆虫はそのように危険性や愛情などを共有します。人間同士でも脳波や体臭(ホルモン・フェロモン)で、伝播することが科学的に証明されています。
人間と犬(動物)の共通のホルモンも多いものです。(アドレナリンなど)
さて、リーダーウォーク・遊びを続けておられるということで、すごく進歩していますよ!
自信を持って続けることと、また一歩踏み込んでみてください。まずはご主人の補助のもと、あお向けにチャンレンジしてみましょう。
それと、もしできればで良いですが、子供さんと犬を少し距離を置きながら遠目に見せて、お互いに慣れさせていくのも良いです。
その場合は、必ずご主人が犬にリードを付けて持っておいて、犬が吠えた瞬間に「シ!」の注意音と同時に首輪をガツンと引き上げて注意することです。
吠えのしつけにもなりますし、主従関係作りにもなりますし、順化(慣れ)の練習にもなります。
>先日、夫と口喧嘩していたら、小太郎が私を威嚇しました。空気がよめるのでしょうか?・・
↑犬は人間家族を群れのメンバーとして認識します。
そして、「自分にとってどういう存在のメンバーとして認識するか」になります。小太郎君が、奥様よりも自分の方が上だと思っているので、ケンカに対して「うるさい!止めろ!」と怒ったわけです。
例えばこの立場が逆で、犬が自分の立場を理解している場合は、「ケンカは止めて・・怒らないで・・」と、クンクン鳴きながら懇願(こんがん)するような仲裁のしかたをします。
こういうことからも、犬が自分と奥様の関係をどう認識しているかが分かります。
それでは、また頑張って続けていきましょう(^_^)