外飼い犬の冬の防寒対策・毛布は犬小屋に入れないほうが良いか?
堀川様ご無沙汰しております。(大型犬の保護犬)
散歩では少し引っ張りはありますが、飛びつきは少なく、上手になってきました。
散歩で心配なことと言えば、ここ最近の散歩は私ばかりということです。リードを引っ張りすぎて一度首輪がスポンと抜けてしまい自信を無くしてしまった、飛びつきが怖くて散歩が苦手になった子などおり、一般的な家庭通り、母だけのお世話という結果となってしまいました。
この度は、防寒用の毛布の事でご質問させてください。
気温が下がったので、10日前からバスタオル、2日前から敷きマットとひざ掛け毛布を小屋の寝床に入れてやりました。
バスタオルを入れたころから、それらに執着するようなそぶりがあります。掃除の時に布類をはたいたりすると、興奮して飛びかかって噛んできます。
昼間は小屋から布類をすべて引っ張り出しているようで、日の当たる場所に自分で並べてその上で昼寝をしたり寛いだりしています。または、毛布相手にプロレスごっこをしているかのような遊びもよく見かけます。
しかし、もちろん自分で小屋に戻す術をしらないので、夜など私が小屋に毛布を入れてやろうとすると、同じく興奮して飛びいてきます。
先ほど22時くらいに家の中からこっそり覗いてみると、早めの夕方入れてやった毛布類を昼間の様に全部引っ張り出して、外で寝ていました。(今夜はとっても寒いです。)
なので、興奮する犬の首輪をつかんで押さえつけたまま、小屋に投げ入れてやりました。一時間経った今はそのまま小屋に入っているようです。
完全に寝る時間だと毛布をもう出さないのだと思います。
きっとお気に入りなので小まめに外に持って出るけど、入れる知恵はないのだと思います。
小屋は木製で、板の厚みを5cmにしてもらったので、一般の物よりは暑さ寒さが伝わりにくいです。
なので、布類で(言葉は変ですが)オカシクなってしまうのなら、いっそ無い方が犬の為かな・・いや、無いと寒いかな、などと悩んでいます。
家族からは「寒かったら毛布を見捨てて小屋に入る」「毛皮があるのだからそんなに気にしなくてもよい」と言われてます・・・。
頑張っておられますね(^_^)
>首輪がスポンと抜けてしまい自信を無くしてしまった、飛びつきが怖くて散歩が苦手になった子など・・
↑大人でも苦労して・経験して・勉強して・失敗して、なんとかやっと・・・というのが犬のしつけです。
子供さん単独で上手くできないのは当たり前です。大人の補助は必要です。
子供さんが責任を強く感じてしまうような状況を作らないことです。思春期はトラウマになりやすいです。
無理に外の散歩にこだわらなくても、家の敷地中でリーダーウォークしても良いわけですし、犬にリードを付けてそれを持った状態で団らんしたり主導型コング遊びをしても同じことです。
それから、首輪抜けがご心配でしたら、首輪と胴輪をダブルで付けると良いです。
さて防寒用の毛布ですが、もうこの時期になりますと、ずっと外で飼っている犬の場合は、ある程度アンダーコート(冬毛・下毛)が生えています。皮下脂肪も備えます。また、被毛を寝かせたり立たせたりしてその都度、自律神経で調整します。
天気の良い日などは、真冬でも暑いくらいになります。自分でちゃんと体温調節していますので、大丈夫です。
良くないのは、暖房の効いている家に入れたり外に出したり・・・という一貫性のなさです。
下毛が生えるタイプの犬ならば、南極圏・北極圏でも犬は暮らせます。エサと水分さえあれば、寒い場所でも犬は体が適応してちゃんと暮らせます。
ただし、ずっと以前から申し上げている通り、室内犬よりは心身ともにストレスは大きいですから、寿命が短くなるのはご覚悟ください。
毛布ですが、入れておきましょう。
「その上で寝ると暖かい」という経験をいずれしますので、それですぐに理解します。出していたら、淡々と入れ直してあげてください。
それでも出すということは、その時は要らないということです。
それと、犬は布がとても好きで遊びの対象にします。
布の中にボールを隠してまた探し出すような遊びをしたり、毛布と格闘したり、噛んでビリビリ破いたりと、捕食動物としての本能の発散・遊びをします。
さて、防寒対策ですが、ペット用の出入り口を犬小屋に付けてあげると良いです。
(楽天の検索などで「ペット用 ドア」で検索すると見つかります)
小屋の中に風が入らないだけでも、寒さは全然違います。
慣れるまでは、飼い主さんが手で押して開けて見せて、犬に教えてあげないといけません。
それでは今日は以上です。また頑張って続けていきましょう(^_^)