犬のしつけで体罰・威嚇は逆効果で厳禁です
1歳半の雑種犬のしつけ相談です。
犬が唸り、吠えた時は叱っていいのでしょうか?
ものすごい勢いで怒っている時、主人も腹がたつので、犬の前に立ち、「なんだ、お前は」という感じで上から威嚇します。
すると余計にひどくなり、一段とムキになって吠えます。
この場合、やはり人間の方が偉いんだという態度で威嚇した方がいいのでしょうか?
それとも無視した方がいいのでしょうか?
以前、お客さんにもの凄い勢いで吠えた時、もの凄い勢いで叩き、叱りました。
さすがにこれは効き目があり、おとなしくなりました。
その後も何度か手を出し、叱りましたが、それは果たしてよかったことなのか、それとも逆効果で、それがいけなくてひどくなったのか、とても迷っています。
とにかく車でのお出かけも大好きで、車の鍵を持つと1番に玄関に出る勢いなのですが、いざ連れていくと、犬を見かける度に吠え(吠えない時もありますが・・・)、疲れます。
家の庭で遊ぶ時は一応吠えてはいけない事はわかっていて、私が見張っている時は道を通る人にも吠えません。
しかし、私がいない時や、私がいても話しかえる人がいたら、もの凄い勢いで吠えます。
他人に吠えるのもやはり、自分が偉いと思っている証拠なのでしょうか?
最近家族に吠えるようになったので、姑が「ゲージに長く入れておくから、そのストレスではないか?」と言うのですが、そうでしょうか?
私は働いているので、平日は朝8時から夕方5時、6時くらいまでいません。
その間犬はゲージに入れるのですが、日により姑や子供が出す為、数時間しか入っていないこともあります。
長く入っている日がひどい気がするというのですが、関係あるのでしょうか?
ご家族全員で私のホームページ・本書を見返していただきたいです。どちらでも体罰・威嚇は厳禁と申し上げてきました。
犬が唸り、吠えた時は叱っていいのでしょうか?
ものすごい勢いで怒っている時、主人も腹がたつので、犬の前に立ち、「なんだ、お前は」という感じで上から威嚇します。
すると余計にひどくなり、一段とムキになって吠えます。
この場合、やはり人間の方が偉いんだという態度で威嚇した方がいいのでしょうか?
それとも無視した方がいいのでしょうか?
以前、お客さんにもの凄い勢いで吠えた時、もの凄い勢いで叩き、叱りました。
さすがにこれは効き目があり、おとなしくなりました。
その後も何度か手を出し、叱りましたが、それは果たしてよかったことなのか、それとも逆効果で、それがいけなくてひどくなったのか、とても迷っています。
とにかく車でのお出かけも大好きで、車の鍵を持つと1番に玄関に出る勢いなのですが、いざ連れていくと、犬を見かける度に吠え(吠えない時もありますが・・・)、疲れます。
家の庭で遊ぶ時は一応吠えてはいけない事はわかっていて、私が見張っている時は道を通る人にも吠えません。
しかし、私がいない時や、私がいても話しかえる人がいたら、もの凄い勢いで吠えます。
他人に吠えるのもやはり、自分が偉いと思っている証拠なのでしょうか?
最近家族に吠えるようになったので、姑が「ゲージに長く入れておくから、そのストレスではないか?」と言うのですが、そうでしょうか?
私は働いているので、平日は朝8時から夕方5時、6時くらいまでいません。
その間犬はゲージに入れるのですが、日により姑や子供が出す為、数時間しか入っていないこともあります。
長く入っている日がひどい気がするというのですが、関係あるのでしょうか?
ご家族全員で私のホームページ・本書を見返していただきたいです。どちらでも体罰・威嚇は厳禁と申し上げてきました。
強い体罰を加えると、犬はそれ以上嫌悪刺激を受けたくないのでその場ではなんとなく大人しくなります。しかし、自分がした行為そのものが悪いと反省しているわけではないのです。犬の知能ではそこまで理解できないのです。
だから犬は、同じ問題行動を何度も繰り返します。また、強い体罰を加える人には何となく服従しているように見えても、結局はその人に対して脅威や緊張を感じますので、吠えたりして良い関係は作れません。他の人に攻撃的になったりもします。
物をたたいて見せたり、大きな声で威嚇するのも同じことです。体罰も含め、防衛本能で反応するだけです。犬の知能ではそれしかできないのです。人間の子供も体罰を理解しているわけではなく、大人になっていく過程でなんとなく理解できる程度です。
体罰や威嚇では関係作りはできず、嫌悪刺激を避けるために何となくとっている行動でしかありません。絶対にもう止めてください。関係が崩れるだけです。
それと私たち人間も含めて、知的群生動物は群れで感情を共有します。脳波や匂いで伝わることが科学的に証明されています。感情的に怒ると、必ず伝播して悪循環になります。それを理解し、いつも自分に言い聞かせていくと、段々感情もコントロールできるようになっていきます。
まず普段のリーダーウォーク、あお向け、主導型のボール遊びで関係を築いてください。並行して直接の教えは、型をとらせる口閉じで教えてください。手を上から近づけると、犬は体罰と勘違いし嫌がりますので、下から近づけると良いです。噛まれるのが、怖ければ手袋をしたり手にタオルを巻いてください。
「ダメ!」としっかり伝え、片手で首輪をつかみ同時にもう片手で犬の口を手で閉じます。良い型ができたので、「シ~」と伝えながら犬の肩をポンポンして褒めてください。解放して吠えたらまた同じことの繰り返しです。
ケージでの「出せ出せ吠え」もそうですが、以前お話したように犬は自分の優位性が崩れていく(思い通りにいかない)のが面白くないので、当然吠えたり噛んだり反発します。
しかし、それらをするということは、犬のしつけが浸透してきている証拠なわけです。わがまま犬になってしまったら、その壁を乗り越えないと絶対に犬のしつけは成功しません。
体罰・威嚇・ケージで待つことを教えない・・それらが良いのであれば、最初から問題行動など起きていないはずです。主従関係も崩れていないはずです。
どうかもう一度、私のHPと本書・過去のメールをご家族全員で読み返してください。犬という動物への理解と、意識改革が犬のしつけのスタートラインです。
では、頑張ってください(^-^)