犬のしつけをする時の気持ちと意識・心構え
先日は犬のしつけ相談のお返事、ありがとうございました。5か月の柴犬です。
早速、トイレの隙間を埋めたら、成功しました。簡単なことでした・・
アドバイスありがとうございました。
そしてリードウォーク、ボール遊び、仰向け、しつけの時間を出来る限り増やしていますが、どうしても「手を噛む」「飛びつく」が多いので、いつも犬の口をつかんで「ダメ!」・・首輪を引いて「ダメ!」ばかり言っています。
それでも、何も進歩してないような気がしてなりません。リードウォークを外で行っていても、ピンと張ったリードをたるませることもできません。常にピンと張った状態です。リードは弛ませた方が良いのですよね?
そうしている内に、犬はこんなんで毎日何が楽しいんだろうと思えてきました。日中はお留守番、私が帰っても無視されて、散歩に行けばリードウォーク、しつけの時や遊んでいるときは「ダメダメ」叱られて・・
ダメ、スワレ、ハウス、オシッコ、ウンチ・・そればかり言っている気がします。犬のために自分のために、しっかりとしたボスになると心に決めているはずなんですが、どうしても感情的になってしまいます。
私も犬に甘えてしまいそうになる気持ちをグッと抑えていますが、時に疲れることもあります。無視をしているとき、遠くを見る視界の中に犬を入れて確認をすると、黙って犬がこちらを見てくることは良いことなのか分かりませんが、一瞬癒されます。
そして食事前、散歩の帰宅時、ボール遊びの時にスワレ、マテがうまくできる時がある、室内のリードウォークで、私が止まると自分からスワレをするときがある。ウンチをトイレトレーの上で出来た、そんなときぐらいです、私の心が落ち着いているのは・・
堀川さんのリッキーくんに対してのしつけの時は、どのような流れで行っていましたか?
本にも書かれていましたが、社会に順応していかせるために、他にどのようなことを行っていましたか?
そして、その時の気持ちを教えてください。
世の中のこと何でもそうですが、成功した経験がない・・先が見えない・・こうなれば誰だって不安になるし辛くなります。
もちろんかつての私だってそうでしたし、誰も相談できる成功者が周りにいなかったので、一人で試行錯誤で本当に辛かったです。
でも今振り返れば、幼犬時代は成長期なんだから結果が出ないのは当たり前だし、自分も勉強できて精神的にも大人になれたな~と感じます。ハッキリ言えば、家の犬は素性が良くありませんでした。しかし、それが結果的には私に成長をもたらしてくれたのです。
私は実は、犬に何も期待していません。愛情の見返りも求めていません。犬の現状や本質を知れば知るほど、そう思うようになりました。(以前はそれができず辛かったです)。
そういう意識に変わってから、犬の少しの成長や進歩でも嬉しくなり、犬のしつけも楽しめるようになりました。冷静に今やるべきことに気づき、犬の細かい反応の違いにも気が付くようになりました。
きっとこれからどんな犬を飼っても、しつけに何か月かかっても同じ思いで、同じ意識で接するでしょう。
さて、抽象的なお話はこれくらいにして、もう少し具体的に見ていきましょう。
まず「叱って止めさせる」という感覚よりも、次に「型を取らせ褒めるための合図」・・という感覚で「ダメ」と伝えれば良いです。
甘噛みしたら「ダメ」と伝え犬の口をつかみ、そのまま肩をポンポンたたいて名前を呼んで褒めてください。そして「マテ」もそこに加えると良いです。(実際にもうマテの型をとっているので)。
事あるごとに型を作ってあげて、褒める要素をご自分で作ってあげれば良いのです。犬ができないことを待っていても、期待していても無理です。覚えるまではしつこくしつこく、指示がどういう意味なのか知らせてあげないといけません。
それと犬も人間もそうですが、物事を覚えるのは条件付けが関わっています。例えば犬が、何かの指示に従っても何も良いことがなかったら、次からやりたいとは思いませんよね。(覚えたいと思わない)。
だからボール遊びや、ごはん前は良く言う事を聞きますし、巷の犬のしつけ法はオヤツのご褒美を使うわけです。でも、それだけで主従関係がしっかり保てる犬ばかりではないから、私は関係作りを重視しているのです。しかし実はこれも、「リーダーから褒められる」というご褒美が条件付けになっているのです。
そのためにやり続けなければいけないリーダーウォークやあお向けは、やっぱりやり続けてください。もちろん普段の態度は大前提です。犬のしつけは全部つながっています。トータルです。今はバラバラでも必ず結びつく日が来ます。そこまでやり続けてください。
しかし、態度だけでは物事の教えはできませんから、ごはん前や遊びを通しての分かりやすい条件付けも必要になってくるわけです。(リーダーに従わなければ食料が確保できない・・楽しい遊びができない・・という群れの法則です。人間社会も同じです。)
特にボール遊びは、狩猟本能のはけ口にもなりますし、運動にもなりますし、主導することで良い関係作りもできるので「絶対にやってください」と申し上げているのです。
だから、その時間を多くとってください!!
その時間には結果がちゃんと出ているわけですよね(^-^)
素晴らしいじゃないですか(^-^)
それを続けるから、「リーダーに従うことは生きるために必要だし楽しい」・・ということを犬が段々理解していくのです。
その時間を長くとっていくと、普段のしつけの時間との区別が無くなっていくんです。そうすると、いつでも自然に犬が指示に従うようになります。
外の散歩ですが、犬にとって外の世界はとても魅力的であり、また怖い世界、未知の世界です。だから室内で言う事を聞いても、外では集中力がなくなります。これは経験の問題です。「社会化=慣れ」です。
ですから、とにかく外に出てください。外で時間を多く過ごしてください。リーダーウォークをするために散歩に出るわけではありません。社会化のために外に出ます。
だからどこかに座って、ゆっくり行きかう人々や犬達をたくさん見させれば良いです。
外の世界が飽きるくらいに慣れさせれば良いのです。
外での落ち着きや指示への従いは、その「慣れ」にも比例します。
犬への甘えは、もう捨てなければいけません。
その壁を乗り越えないと、先には進めませんよ(^-^)
では、また頑張って続けてください!
早速、トイレの隙間を埋めたら、成功しました。簡単なことでした・・
アドバイスありがとうございました。
そしてリードウォーク、ボール遊び、仰向け、しつけの時間を出来る限り増やしていますが、どうしても「手を噛む」「飛びつく」が多いので、いつも犬の口をつかんで「ダメ!」・・首輪を引いて「ダメ!」ばかり言っています。
それでも、何も進歩してないような気がしてなりません。リードウォークを外で行っていても、ピンと張ったリードをたるませることもできません。常にピンと張った状態です。リードは弛ませた方が良いのですよね?
そうしている内に、犬はこんなんで毎日何が楽しいんだろうと思えてきました。日中はお留守番、私が帰っても無視されて、散歩に行けばリードウォーク、しつけの時や遊んでいるときは「ダメダメ」叱られて・・
ダメ、スワレ、ハウス、オシッコ、ウンチ・・そればかり言っている気がします。犬のために自分のために、しっかりとしたボスになると心に決めているはずなんですが、どうしても感情的になってしまいます。
私も犬に甘えてしまいそうになる気持ちをグッと抑えていますが、時に疲れることもあります。無視をしているとき、遠くを見る視界の中に犬を入れて確認をすると、黙って犬がこちらを見てくることは良いことなのか分かりませんが、一瞬癒されます。
そして食事前、散歩の帰宅時、ボール遊びの時にスワレ、マテがうまくできる時がある、室内のリードウォークで、私が止まると自分からスワレをするときがある。ウンチをトイレトレーの上で出来た、そんなときぐらいです、私の心が落ち着いているのは・・
堀川さんのリッキーくんに対してのしつけの時は、どのような流れで行っていましたか?
本にも書かれていましたが、社会に順応していかせるために、他にどのようなことを行っていましたか?
そして、その時の気持ちを教えてください。
世の中のこと何でもそうですが、成功した経験がない・・先が見えない・・こうなれば誰だって不安になるし辛くなります。
もちろんかつての私だってそうでしたし、誰も相談できる成功者が周りにいなかったので、一人で試行錯誤で本当に辛かったです。
でも今振り返れば、幼犬時代は成長期なんだから結果が出ないのは当たり前だし、自分も勉強できて精神的にも大人になれたな~と感じます。ハッキリ言えば、家の犬は素性が良くありませんでした。しかし、それが結果的には私に成長をもたらしてくれたのです。
私は実は、犬に何も期待していません。愛情の見返りも求めていません。犬の現状や本質を知れば知るほど、そう思うようになりました。(以前はそれができず辛かったです)。
そういう意識に変わってから、犬の少しの成長や進歩でも嬉しくなり、犬のしつけも楽しめるようになりました。冷静に今やるべきことに気づき、犬の細かい反応の違いにも気が付くようになりました。
きっとこれからどんな犬を飼っても、しつけに何か月かかっても同じ思いで、同じ意識で接するでしょう。
さて、抽象的なお話はこれくらいにして、もう少し具体的に見ていきましょう。
まず「叱って止めさせる」という感覚よりも、次に「型を取らせ褒めるための合図」・・という感覚で「ダメ」と伝えれば良いです。
甘噛みしたら「ダメ」と伝え犬の口をつかみ、そのまま肩をポンポンたたいて名前を呼んで褒めてください。そして「マテ」もそこに加えると良いです。(実際にもうマテの型をとっているので)。
事あるごとに型を作ってあげて、褒める要素をご自分で作ってあげれば良いのです。犬ができないことを待っていても、期待していても無理です。覚えるまではしつこくしつこく、指示がどういう意味なのか知らせてあげないといけません。
それと犬も人間もそうですが、物事を覚えるのは条件付けが関わっています。例えば犬が、何かの指示に従っても何も良いことがなかったら、次からやりたいとは思いませんよね。(覚えたいと思わない)。
だからボール遊びや、ごはん前は良く言う事を聞きますし、巷の犬のしつけ法はオヤツのご褒美を使うわけです。でも、それだけで主従関係がしっかり保てる犬ばかりではないから、私は関係作りを重視しているのです。しかし実はこれも、「リーダーから褒められる」というご褒美が条件付けになっているのです。
そのためにやり続けなければいけないリーダーウォークやあお向けは、やっぱりやり続けてください。もちろん普段の態度は大前提です。犬のしつけは全部つながっています。トータルです。今はバラバラでも必ず結びつく日が来ます。そこまでやり続けてください。
しかし、態度だけでは物事の教えはできませんから、ごはん前や遊びを通しての分かりやすい条件付けも必要になってくるわけです。(リーダーに従わなければ食料が確保できない・・楽しい遊びができない・・という群れの法則です。人間社会も同じです。)
特にボール遊びは、狩猟本能のはけ口にもなりますし、運動にもなりますし、主導することで良い関係作りもできるので「絶対にやってください」と申し上げているのです。
だから、その時間を多くとってください!!
その時間には結果がちゃんと出ているわけですよね(^-^)
素晴らしいじゃないですか(^-^)
それを続けるから、「リーダーに従うことは生きるために必要だし楽しい」・・ということを犬が段々理解していくのです。
その時間を長くとっていくと、普段のしつけの時間との区別が無くなっていくんです。そうすると、いつでも自然に犬が指示に従うようになります。
外の散歩ですが、犬にとって外の世界はとても魅力的であり、また怖い世界、未知の世界です。だから室内で言う事を聞いても、外では集中力がなくなります。これは経験の問題です。「社会化=慣れ」です。
ですから、とにかく外に出てください。外で時間を多く過ごしてください。リーダーウォークをするために散歩に出るわけではありません。社会化のために外に出ます。
だからどこかに座って、ゆっくり行きかう人々や犬達をたくさん見させれば良いです。
外の世界が飽きるくらいに慣れさせれば良いのです。
外での落ち着きや指示への従いは、その「慣れ」にも比例します。
犬への甘えは、もう捨てなければいけません。
その壁を乗り越えないと、先には進めませんよ(^-^)
では、また頑張って続けてください!