犬の躾をしても、もうこの犬はダメ?(5ヶ月に1度くらい噛む)
先日、広いフェンスの中で放し飼いをしている写真を送った●●ですが、又、昨晩噛まれました。
夜、少し散歩をしてオシッコをさせ玄関のケ-ジに入れようとしたところ、噛もうとしたので"こら噛むな"と叫んだところ、首輪のチェ-ンが頭と顔に掛かってしまい、噛まれるの覚悟で外しにかかった所、しっかり噛まれました。
買った革手袋がうすいので少々傷になりました。
もうこの犬は駄目(5ヶ月に1度くらい噛みます。気をつけているのですが。)
朝、どうしようと思っていたが、6時位に2階の私を吠えて起こし降りていくと、今朝はおべんちゃらをつかって何時もは知らん顔しているのに寄ってきて立ち上がり低姿勢です。無事外には出せました。
去勢はどうなんでしょう。訓練士さんは去勢で性格が直るとは限らないと言っていますが。
リ-ダ-ウオ-クは地道にやっておりますが、少しづつよくなってきたかなという感じです。
でも頭は怖くて撫でれないし仲良くなれない。口だけ"よしよし"と言っている状態です。
ブラッシングは犬が好きなので、頭だけ抜いてやっています。
訓練士さんには「何処を触っても大丈夫。良い子だ」と言うんですが。私はどうしたらいいのかわかりません。
昼もケ-ジの中にというアドバイスを頂きましたが、それはちょっと無理なので、他の方法で何か無いでしょうか。宜しくアドバイスをお願いいたします。
頑張っておられますね(^_^)
ただ今日は、少し厳しいお話をいたします。
本質のお話しですので、どうかお気を悪くなさらずに冷静にお聞きいただき、今後も犬のしつけに望んでいただきたいと思います。
さて、もし本当に「ダメな犬」だったならば、誰に対しても噛んだりしてきます。
ですが、訓練士さんには一切問題ないということは、犬が相手によって反応を変えているということです。
しかも5か月に一回という頻度ですが、追い込まれて突発的に噛んでしまった可能性が高いです。本当に問題がある犬は、いつも噛んできます。
その子はダメな犬なのではなく、相手を見抜ける頭の良い犬なのです。
そして、今回噛んでしまった状況を伺う限りでは、他の犬でも同じ行動をとりたくなるような自然な反応でした。
犬は人間のように手を使えませんので、ちょっと嫌なことがあると、どうしても口(つまり噛んで)で反応するしかないのです。
また運悪く、「首輪のチェ-ンが頭と顔に掛かってしまい・・」とのことでしたので、それも影響しています。
ちょっとした甘噛みや抵抗は、嫌なことがあった時は、どの犬でも見せることです。
それに対して、感情的に大きな声で叫んだり怒ってしまうと、犬の興奮があおられたり、とっさの防衛本能で思わず強く噛んでしまうことがあります。
これを全ての犬から消すことは、ほぼ不可能です。
ですので、例えば今回であれば、リードをつけたままケージ内に入れて、そこで嫌がって噛もうとした場合は、「シ!」の注意音でリードをチョンと引き上げて注意しましょう。
さらにそこで興奮しても、リードがついていれば、リードをつかんだ手を上に持って引き離せば、犬を引き離して距離を保てます。
少し冷静になるまでその体勢で待って、落ち着いたらサッとリードを外しても良いですし、リードはつけたまま触らず、ケージの扉を閉めて去っても良いわけです。
それと気になったのですが、訓練士さんにはもう会わないほうが良いです。
犬は訓練士さんとご家族とを比較して見ますので、同じようにできないと余計にバカにされます。
「犬を訓練士に任せて良い子になって終わり」、というのは、なかなか難しいケースなのです。
犬の去勢ですが、性格が変わるというケースはほぼ無いです。
癌のリスクが減るのと、ホルモンバランスが安定しますので、精神的なイライラ自体は減る可能性は大きいです。
去勢していないオス同士では攻撃的になる傾向があるのと、メス犬を求めての興奮ストレスやそのための行動が強くなるという傾向もあります。
さて今後ですが、
「リ-ダ-ウオ-クで少しづつよくなってきた」とのことですので、それをしっかり続けて主導型の遊びも頑張って、ブラッシングも出来る範囲を徐々に広げて信頼関係を深めます。
それと、感情的に怒らないことです。リードと防備の活用で、安全を確保しつつ感情的にならなくても良い準備をすることが重要です。
犬が嫌がるケースとして、先ほどのようにケージに戻して寝かせることが、嫌がるケースとして多いと思います。
お話しした方法で、対処されてみてください。
それと、訓練士さんにはもう会わせません。
ご自分が訓練士になったつもりで、客観的に冷静に、躾を続けていきましょう。
今までのお話を伺う限り、まだ良くなる余地はたくさんあります。
あせらず急がないことです。
それでは、またQ&Aを熟読いただきながら、頑張って続けていきましょう(^_^)
何時もお世話になって居ります。宜しくお願いします。
先日、訓練士さんにはもう会わないほうがいいと言われましたが、毎月のシャンプ-をお願いしています。噛み犬なのでよそは無理と言う事で。
何処にも行く事はできなくて・・・。
今日もシャンプ-を終え、連れて帰って来たときに、私が犬を触れないし、呼んでも来ないのをリ-ドで脅し来させ頭を簡単に撫でさせた。
訓練士さんが言うには、私が犬に優しすぎるというのです。もっと厳しく叩いたり叱って良いと言うのですが、なかなか出来ない。犬嫌いになったのかも。
前に2頭ビ-グルを飼っていたのですが、2頭とも本当に良い子で3代目で外れました。
今回の犬もずる賢いので、訓練士さんがいたので言う事を聞いたのだと思います。
叩いたり、脅したりも出来なくて、なめられている私ですが。
訓練士さんは、6年前に何度も襲い掛かっていく家の犬をめっためったにやつけ、皆でよくあそこまでやると、犬がかわいそうと、唖然としたのですが、あれからは凄く喜んでなついているのです。犬ってそんなものですか・・・
一つ気になったのですが、シャンプーは犬のアレルギー等で獣医さんのほうから指示がありましたでしょうか。
もしそうでなければ、短毛種のビーグルでしたらシャンプーはいりません。
もともと外の広いスペースで放し飼いですので、天気によっては泥だらけになるかもしれませんし、そのような環境下に居る犬に毎月シャンプーするというのが少し疑問です。
一方で、外飼いの場合は特に、ノミやダニに触れる機会は多くなりますので、必ず駆虫薬はつけておかないといけません。(ノミやダニが媒介する線虫に感染する)
フィラリア駆虫薬も同じく必須ですが、ノミやダニも同様で、シャンプーではあまり予防効果はありません。
私ならば、獣医さんのほうから指示が無い限り、シャンプーはしません。(訓練士には会わせない)
犬を触れるようになったら、お湯で絞った蒸しタオルで拭いて、ブラッシングします。
触れるようになるまでは、何もしません。
体罰についてですが、犬は体罰そのものによって言うことを聞いているのではなく、それが出来る強い精神力を感じ取っていて、「この人にはワガママは通じない」というふうに認めているからです。
体罰の意味そのものを理解できる知能は、犬にはありません。
ものすごく強い体罰をすると、安全保障のためにその人の前では何となく大人しくなりますが、それは信頼関係ではなく、反撃のチャンスを狙っていたり、より弱い相手に攻撃的になってしまいます。
ですので、強く叩いたり怒鳴ったりなどではなく、あくまで毅然と主導するリーダーウォーク程度にとどめておいたほうが良いです。
犬が噛んだ時も、「シ!」の注意音と同時にリードをガツンと引き上げる、というレベルを上限としたほうが良いです。
それ以上の打撃的な強い体罰や、大声で怒鳴って威嚇するような教え方は、リスクが高すぎます。
もちろん、変に優しすぎるのは、犬にバカにされる傾向が多いです。
これは逃げられない事実ですので、受け止めないといけません。
「リーダーウォークで少し良くなった」ということからも、やっぱりそれは事実ですので、その子にとっては伝わりやすいのです。
ただ、犬もそれぞれ個性がありますので、気が優しい子にあまり厳しくするとマイナスになります。
色々やってみながら、その子の個性にあったやり方を探ることも重要です。
ですが、やはり全体的にどんな犬にも毅然さと主導性は持っていたほうが良いです。その中で強弱を調整していきます。
今回のビーグル君には、毅然さと主導性をもう少し強く示していったほうが良いと思います。
それと、一時的でも良いので、試しに訓練士さんと会わせないこともやってみてください。
無料ではないでしょうから、費用対効果を考えると、今回はお金の無駄になっているように感じました。
それでは、またQ&Aを熟読いただきながら、頑張って続けていきましょう(^_^)