犬の訓練士の方に来てもらったり預けたりしたが言う事を聞いてくれない
初めまして。家の犬は6歳になります。4,5ヶ月から噛みはじめました。
訓練士の方に家に来てもらったり、預けたりとかなり訓練しました。
訓練士の方には凄く言う事を聞きます。でも私にはあまり言う事は聞かず、目下と思っているようです。
手は皮手袋を常備していますので、噛まれて病院に行ったのは4回ぐらいですが、最近も何もしていないのに、噛もうとしたので"こら、噛むな"と叫んだので噛まなかったですが。
それからは犬をなでる事が出来なくなってしまって、犬もそれを感じて寄って来なくなりました。
寄って来るのは餌とオヤツと散歩の時だけです。
手を出すのが怖くて、犬もそれを感じているようです。
どうしたら前のように撫でられるでしょうか。
でもこわい犬なんですよ。
頑張っておられますね(^_^)
私の販売ページをすでにご覧いただいたので、もうご理解されていると思いますが、
『犬と飼い主さんの関係作り』 と 『犬の訓練』
この二つは、まったく別のことになります。
犬を訓練士さんにお任せしたとしても、例えば何かの芸を仕込むなどの『訓練』はできても、飼い主さんとの関係作りにはなっていません。
犬と、訓練士さんの関係作りだけが、進むだけなのです。
これでは意味がありません。
一緒に暮らす飼い主さんと犬との関係作りに意味があるのです。
そして、その関係が出来たならば、物事は直ぐに覚えてくれますし、飼い主さんに対する噛みつきや吠えは教えなくても消えていきます。
逃げずに、きちんと犬と向き合って、犬の特性を知り、それに合った接し方を続け、飼い主さんが成長して犬に認められる存在にならなければいけません。
これは絶対に避けては通れない道なのです。
「こわい犬」というのは、ちょっと違うんです。
もちろん、●●様にとっては恐怖心がなかなかぬぐえないお気持ちも良く分かります。
でも、主従関係を誤解させてしまうと、多くの犬はそうなってしまうのです。
それは生存競争を生き抜くための本能なのです。知能も限界もあります。
本当に怖い犬・先天的に問題がある犬ならば、訓練士の言うことも聞かず攻撃してきます。
さて、具体的な犬のしつけ方や関係作りの方法は、また教材が届いてから学んでいただきたいですが、今日はポイントだけお話しいたします。
>"こら、噛むな"と叫んだ・・
↑これはいけません。
体罰などもそうですが、怒声で怒っても犬には意味が理解できませんので、犬の緊張・興奮をあおってしまったり、防衛本能を刺激するだけになってしまいます。
まずは、革手袋など防備をキチンとしてリラックスすることと、接触系のしつけ方はまた後にして、しばらくはリードを活用した手法が良いです。
しばらく緊張関係はまだ続きますので、結果を急いで無理に触ったり、なでようと思わないほうが良いです。
幸い、お散歩は犬が寄って来てくれるということですので、たっぷりお散歩の時間を取って、リーダーウォークを徹底することと、犬にリードを着けてそれを飼い主さんが持った体勢で、団らんしたりコング遊びしてあげると良いです。
リードを着けて持っておくことで、犬の行動全体を自然と主導する形になりますし、噛まれることを制御できますし、噛まれた時は「シ!」の注意音と同時にリードをチョンと引き上げて教えることができます。
また、その場で直ぐにリーダーウォークに移行することもできます。
>どうしたら前のように撫でられるでしょうか・・
↑これも気になりました。
犬の世界では、相手が「猫なで声でナデナデ(ナメナメ)してくること」が何を意味するのか、知っておく必要があります。
もちろん、なで方や関係、その犬の素性によって結果が違ってきますが、なでられること自体を好まない犬もしますし、「猫なで声でナデナデ」が関係の誤解を生むことが多いのです。
そういった犬の本能・特性も含めて、根本からしっかり本教材で学んでいただきたいと思います。
それでは、これから頑張って続けていきましょう(^_^)