犬のしつけがQ&Aで分かる!

突然むきっ歯になり咬む・人に喜んで飛びつく・バイクやカラスに異常に吠える犬のしつけ

質問内容
こんにちは・・勇気を出してメールをします。よろしくお願い致します"^_^"

①犬の問題の内容:人に喜んで飛びつく・バイクやカラスに異常に吠える。そして突然むきっ歯になり咬む。突然噛まれ、以前に感情的になり叩きました。

②愛犬の犬種:ドーベルマン11ヶ月メス。生後50日でブリーダーさんより購入。

以前にもドーベルマンを飼い、とてもおとなしく飛びつきやむきっ歯は一度もなく9歳半で癌で天国へ。

そのあと3ヶ月で、今の子とのご縁がもてました。

③ご家族全員の年代:家族は私50代女性一人と、時々母親が面倒を見てくれる。ロングリードで庭と自宅ドックランで遊ぶ。

④一日の愛犬との同居時間:平日は平均11時間留守番、土曜・日曜・祝日は24時間一緒、車で買い物などの場合。

車で留守番、窓を開けると見る人吠える。

午後は1時間ドックランへ行きますが、遊ぼうの欲求吠えでひどく興奮する。時々お座りでクールダウンさせます。

⑤本書を読む前は、どういうタイミングで、どういう「スキンシップ・遊び」をされてきましたか?

森田さんのDVDを参考にしていました。ボール投げ・ひっぱりっこ。

⑥本書を読む前は、どういうタイミングで、どういう「しつけ・褒め方・叱り方」をされてきましたか?

よしよし・だめな時能NOと叱る。トイレは留守番中シートにしますがほとんど私が帰宅するまで我慢しています。

⑦本書を読む前は、オヤツ、抱っこ、猫なで声でナデナデなどされてきましたか?

おやつは食時の後のコングにいれて毎回あげてました。

⑧本書を読む前は、散歩は何分、どんなやり方でしたか?

朝晩30分~1時間。短いリードで歩く。毎回同じコース。

⑨本書を読む前は、一日のタイムスケジュールはどんな流れでしたか?

朝4時起床:散歩・排泄
5時頃:ご飯 ドックフードに納豆
7時:仕事
18時:帰宅後散歩 30分~ボール投げ
19時:ご飯 コングで遊ぶ 私が座りTVなど見ていて構われないとフランクサッキング開始
22時:就寝  今まで一緒のベッド 昨日噛まれてから下で寝ている

愛犬のハウス・クレートを洗面所内に設置(日中そこで寝ている)

一部屋リビングを犬用に開放。家具などかじる事はない。職場からリモコンカメラで監視。

そこにトイレシート設置、普段は構われなくなると、フランクサッキング(ぬいぐるみ・クッション)でズットしています。生後50日よりしています。

私が動くとストーカーのようにくっ付いてきます。留守中は一切していません。べったりくっ付いてきます。顔やいたるところを舐めます。

⑩本書とQ&Aの内容で、何をどのくらいの期間やってみて、どのように変化がありましたでしょうか?

無言の散歩で主導権を渡さないを実行して、以前に比べ散歩が楽になった。形を必ず実行。ゴロンもする。

おやつの欲しいときもします。噛み付いておしっこ漏らす程の後も落ち着かせ出来ます。

時々ロングリードで海へ行きますが、車の中で着くまでずっと鼻声で鳴いて鳴いてひどいです。

ご指導よろしくお願い致します。


返答内容
頑張っておられますね(^_^)

まず今回は、絶対に先代のドーベルちゃんと比較されないことです。

先代のドーベルちゃんは、特別な素性の子でした。

今回のドーベルちゃんが悪い犬なのではありませんので、そこは比較されず、今回のドーベルちゃんの個性としてとらえてあげてください。

普通に良い子です。

さて今回のドーベルちゃんですが、さっそく変化もあったようですし、環境的にもまだ改善の余地がありますので、これからまだまだ良くなっていきます。

少し興奮しやすい子のようですが、月齢的に体もしっかりして知能も上がってきましたので、「ようやく下地が出来てきたので、これから本格的にしつけする」というような感覚で始めていきましょう。

今回は、犬のしつけを修正されてから良い変化が出てきましたので、ここから大きく変えるようなアドバイスはありませんが、以下の二つが気になりました。

■ひっぱりっこ

■今まで一緒のベッド


引っ張りっこ遊びは止めましょう。

犬と対面しての力比べになりますので、対抗意識が出やすいのと、動く相手に対して過敏に反応する癖がつきやすいです。

興奮癖・噛み癖・吠え癖をあおってしまいますので、遊びは主導型のコング遊びにしましょう。

ボールはすぐにボロボロに壊れますので、丈夫で動きの面白いコングが良いです。

そして、今まで一緒のベッドで犬と寝ていたとのことですが、犬にとってみると留守番時とのギャップが大きすぎてとてもストレスになります。

良い事も悪い事も、ギャップがストレスになります。

そして、それが異常な興奮癖になったり、分離不安症に発展してしまいます。

また、チヤホヤの接し方で、犬と人との主従関係を誤解したり、他の犬へもワガママだけで協調性やガマンが持てなくなったりします。


ということで、まずは全体的な接し方に主導性と毅然さを一貫することと、吠えたり噛んだりした時は、「シ!」の注意音と同時に、リードか首輪をガツンと引き上げて、コツコツ注意してください。

人に会う時も、リードで制御して飛びつかせず、もし飛びついた場合も相手からは無視していただいて、首輪をガッチリつかんでスワレ・マテの型を作ってあげて、そこで指示音ジェスチャーで褒めてから、相手の方にも褒めて(触れて)いただいてください。

あとは、月齢が進んで知能も上がってきましたので、外の世界での経験をたくさん積ませていけば、落ち着きや学びが深まっていきます。

あせらないで、コツコツ続けることです。

それでは、またQ&Aを熟読いただきながら、頑張って続けていきましょう(^_^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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