犬のしつけをしないで猫のようにナデナデしてはいけないのですか?
昨日はアドバイスのお返事をいただきありがとうございました。(4か月のポメラニアン)
犬のしつけでは意識改革がまず基本というのが、本当にどのしつけ本等を読んでも書いてあるのですが、私の知り合いのおばあさんは犬を猫っ可愛がりしているのですが、夫婦でケンカになるとおじいさんにワンワン言っておばあさんをかばうらしいんです。
それっていうのは、日頃から可愛い可愛い、よしよしで育ててるからこその信頼関係なのでは無いのでしょうか・・
可愛がっても応えてくれる・・・というのは例外のケースですか?
あと、リーダーウォークなのですがリードをくわえてウーウーと怒ります。そのまま毅然と続けていけばいいでしょうか?
お手数ですがご連絡をお待ちしております。
その犬からしてみると、おばあさんは自分の支配下なんです。だから外敵からは守ろうとします。
これは相対的なものになりますので、おじいさんと犬との関係があまり良くない可能性も高いです。それと、ガミガミ甲高い声や興奮する相手、威圧的な相手には犬は防衛本能が働きます。
ですので、おばあさんと犬のような関係ですと、来客や散歩中に会う人や犬などには吠えやすくなります。
そして普段の生活でも、ナデナデしてもらえないと吠えて要求する・・気に入らないことがあると豹変して唸って噛み付く・・ということが起こります。
こういうタイプのご家庭(犬)は、「普段は良い子なんだけど・・実は・・」というご相談が多いです。
ただし、これは生まれつき素性の良い犬もいますし、膝乗せしてナデナデだったとしても、経験豊富なベテラン飼い主さんが関係作りをしっかりした後に主導性を持ってしていれば良いんです。
例えば、「犬の好きにさせるために膝乗せしてナデナデ」することと、「犬は多少嫌がっても自分の主導性で膝乗せしてナデナデ」することは、同じ行為でも意味がまったく違ってきます。
可愛い可愛い、よしよしナデナデで育てられたいのであれば、それはご自由です。ですが結果は保証できません。人間は失敗して初めて気付く生き物ですので、本当は犬の飼い主さん全員に失敗の経験もしていただきたいのです。
ですが、それによってとんでもない事故やケガにつながることが多いですし、最悪の関係になり修正ができない・・という悲惨な結果を自分も体験しましたし、そういうご相談を山ほど受けてきたので、そのようにお話しております。
可愛い可愛い、よしよしナデナデで皆さん犬のしつけが成功していれば、誰も苦労はしていないのです。犬のしつけ教材がこんなに出回ることもないでしょうし、しつけ教室も訓練所も保健所も要らないわけです。
そして、接すること・褒めることが悪いのではありません。良い型を作ってあげて、指示音ジェスチャーで褒めてあげれば良いのです。主導で遊べば良いのです。
ただそれだけです。
>リーダーウォークなのですがリードをくわえてウーウーと怒ります・・
↑まだ犬も慣れていませんし、知能が低い月齢ということもあります。そして激変しないことです。
急にコントロールされたら犬も面白くないのは当然です。最初は、犬にリードに着けて持って、それでコング遊びでもすれば良いです。遊びの中で主導性を示していってください。
慣れてきたらちょっとそのまま歩いてみる・・また遊び・・また歩いてみる・・その繰り返しで少しずつ慣れさせてください。
そこから徐々に徐々にリーダーウォークに近づけていけば良いです。まだまだキレイにできる月齢ではありません。形のキレイさは気にしないで、主導性だけ意識してください・・・