犬好きではない家族には犬のしつけをどうしてもらったら良いか
早急のご返事、本当にありがとうございます。ゴールデンリトリーバーのリッキーちゃん、(ですよね?)とっても嬉しそうな顔してますね。
添付の写真は、ピレニアンマスティフ七ヶ月半です。私自身はマスティフとのコミュニケーションはまぁまぁ何とかなっているのですが、日本から呼び寄せた母が、犬との付き合いかたを戸惑っています。
母はもともと犬好きの人ではないのですが、二年前に亡くした犬とはとても心を通わせていて、マスティフも以前の犬のようになってくれたらと願っています。でも、今まで子犬と接したことが一度もないのでどうしたら良いのか暗中模索です。
私から見れば母は精一杯頑張っていて、マスティフとのコミュニケーションはすっごくとれているのですが、当人が犬に対する恐怖心から抜け出せなくて、子犬独特の甘えと、敵対心の区別が理解できないような感じで接しています。
いくら子犬とはいえ、もともと犬好きでない人が、自分の体重より大きい犬に甘噛みされたら、恐怖心を抱くのはもっともかもしれません。
でも、やはりなついてこられると情は移るので、一緒にリラックスした時間を過ごしたい、でも、自分には犬の調教なんて無理、と思いこんでいる母には、もしかしたら堀川さんのテキストが手助けになるかと思いました。
お母様と犬との関係ですが、ご心配はないです。〇〇様がしっかり人間との関係をマスティフちゃんに教えてあげれば、犬は理解できます。
そして、かえって自信がない場合は、お母様があれこれしないほうが良いのです。
今のマスティフちゃんの月齢ですと、急に知能が高くなって相手を見る視点が鋭くなってきます。でもまだ経験が乏しく世間知らずなので、相手を試したり横暴な対応をすることがあります。
そこで、うろたえたり弱いしぐさを見せると犬はすぐに見抜きます。
もともと犬が好きではなく怖がりな方は、そういう時は何もしないで堂々と知らんぷりをして見せた方が、犬には毅然として映って良いのです。
とにかく今は、犬に従属的な態度だけ見せないで、ナデナデしたりチヤホヤ犬のご機嫌を伺うような態度を絶対に見せないことです。
「お前なんかしらない・・どうでも良い・・」くらいの毅然さで堂々としていてください。こちらから目を合せないことです。
マスティフちゃんがとなりに寄り添ってきたりペロペロしてきたら、「良い子・・」で堂々と静かにポンポンポンで褒めてください。
それくらいで十分です。後は、スワレ・マテの指示を出して、出来たら褒めてボールを投げて遊んであげる・・そんな程度で良いのです。それ以外のことは、かえってしないほうが良いです。
エサやトイレの世話も、セカセカとさせないことです。犬には「単なる世話係・・」と映ることがあります。
散歩はお母様では無理なのでさせないことです。リーダーウォークも無理です。
あとは、〇〇様がお母様を尊重している態度を犬に見せることです。それを見て犬も尊重します。
では、そんなふうにお母様にもアドバイスされてください。
生後10か月くらいまで難しい時期です。成長期の最終段階・・・