子犬のしつけが上手くいかず「手放してしまいたい」心が折れた
またどうぞよろしくお願いします。
ハウス環境を前回のメールの後変えました。添付しますので、もう一度指導お願いします。
毎日、本書やメールを参考に励んでいるつもりでしたが、さすがに今日は涙が出てしまいました。これまでも何度か泣いていますが、、、
犬は4カ月半になり、最近は、要求吠えがひどく、色々堀川さんの参考メールのものを試してみてもあまり、、少しはマシになっているのかしら、、1人で取り組んでいるので毎日これでいいのか自信がありません。
今日は、夕方、こちらは札幌なので、日も暮れ、2回目の散歩で参ってしまいました。
出て少しで飛びつき、私の腕に噛みつき、何度も、仰向け固め、無視、リードに噛みつき、上手くメールできませんが、中秋の名月を見上げながら、涙が出てしまいました。
堀川さんの教えをバイブルとして毎日犬と接していると思っていたのに、何か間違っているのでしょうか?
皮手袋に何度も、何度も噛みつき、私の着ているジャケットはもうボロボロになってしまいました。私の腕はまだかすり傷だけですが、3、4日前から散歩出始めでこんな感じで、後は収まっていたのですが、今日は1時間以上、10メートルも歩かなかったように思います。
もう手放してしまいたい、もうダメだ、、という感じですみません、根気ですか、まだ幼いですか?
これでも、続けていくでしょうか?
いつも、迷わず堀川さんバイブルできたのですが、今日は折れてしまいました。
アドバイスあればよろしくお願いします。
頑張っておられますね(^_^)
まだ外の散歩の完成度を急がないほうが良いです。
今は、「外に慣れること」を目標にするくらいで十分です。(方法は後述)
その子にとっては、まだレベルが高すぎてパニックになっています。
リードへの慣れ、一緒に歩く練習は、興奮刺激が少ない室内からやっていきましょう。「外慣れの方法」とは、別々に考えたほうが良いです。
ケージから出して団らんしたり遊ぶ時は、犬にリードを着けて持っておく癖にしましょう。
そうやって過ごすことで、リードに慣れていきます。
慣れてきたら、遊びに紛れて時々歩いてみる→またコング遊び→また歩いてみる・・・
そんなレベルから始めてください。
今はまだ、知能も経験もまったくない、小さな猛獣状態です。
現状が悲しくて涙が出るということは、ご自分の頭の中に、あまりにも良いイメージができていて、それが現実とかけ離れてしまっているからです。
ですが、子犬の現実は、今の姿なのです。
それが当たり前なのです。
まだあまりにも幼すぎるのです。子犬にも成犬にも、限界があります。
まずはそれを知ってあげることから始めてください。
たくさんのQ&Aの記事がありますが、ご苦労されている方の多くは子犬ですが、あれが普通なのです。
犬よりも知能が高い人間の子供ですら、イタズラ三昧で言うことなど聞きません。でもそれが限界なのです。
子犬の知能はもっと低いです。犬の本能もあります。
まずはそれらを知り、理解してあげないと、起こる出来事すべてがストレスになってしまいます。更に、それが感情的なしつけ方になって、さらに悪循環になってしまいます。
かつての私もそうでした。
ですが、犬の現実を知ったあとは、犬には一切期待することがなくなりました。
もちろん、それは良い意味で、です。
ただ単にあきらめたら、何も教えずにほったらかしでひどい状態は変わりません。
そうではなく、犬に期待せずに、教えるべきことを淡々と教え続けたのです。
そうすると、冷静さもあって意外と上手くいくものですし(子犬は時間がかかります)、 少しでも上手くいくと、期待していなかった分、喜びがとても大きいのです。
ガッカリさせてしまうかもしれませんが、今の月齢では、まだまだ時間がかかります。もう半年間は待ってあげないといけません。
反抗期もありますし、体力も悪知恵もレベルが上がっていきますので、今よりも大変です。
でもそれが現実ですし、哺乳類にとっては重要な成長過程なのです。
さて、お話が反れてしまいましたが、犬のしつけの最も重要な部分ですので、もう一度おさらいさせていただきました。
このマインドセットがしっかりしていないと、全ての出来事が苦痛に感じますし、先に進めません。
まず、今までの犬に対するイメージは捨てることと、子犬の現実を知り理解してあげることからスタートです。
そのために、膨大な記事数のQ&Aサイトを作ったのです。
さて、室内での練習は前述いたしました。
今度は、外慣れのお話です。
これもQ&Aでたくさん書いてあることですが、おさらいです。
子犬で、まだ外の世界に慣れていない犬には、いきなり道路をキレイに歩くことはまず無理です。
変に無理するとトラウマになります。
まず一般道路での移動は、子犬を移動用バッグに入れて顔だけ出させて、それを肩に担いで移動します。(直接の抱っこはNG)
ペット移動用の肩掛けバッグも売っていますし、要らなくなったリュックサックなどでもOKです。
それで移動して、キレイで安全な場所まで行きます。
場所は、犬OKの公園や、スーパーマーケットの外にあるベンチなどが良いです。
そこで飼い主さんはノンビリ座って、リードの届く範囲で犬にウロウロさせながら慣れさせていくと良いです。
怖がりな子は、最初はジッとして動きませんが、段々と慣れてきて少しずつ行動範囲が広がっていきます。
更に慣れてくると、リードを引っ張るくらいにもっと移動しようとしますので、そのくらいになってきたら一緒に歩いて、ドンドン行動範囲を広げて慣れさせていきましょう。
その中で、道路のほうにも行ってみたり、リーダーウォークに近付けてみたりします。
ということで今日は以上ですが、まずは上記のようなレベルから進めてください。
犬に対する理想が高すぎると、現実とのギャップに苦しみます。
まずは子犬の現実を受け入れてあげてください。
それができないと、無意識に無理強いしてしつけてしまい、さらに悪循環になってしまいます。
それでは、またQ&Aを熟読いただきながら、頑張って続けていきましょう(^_^)
返信ありがとうございます。
ただ、もう2カ月前から散歩には毎日、朝晩出ていて、何度も初会化のために人、子供、車等等、もうしているのです。
そして、1月前から本格的なリーダーウオークまがいで、30分くらい結構なウオーキングをしていたのです。そしてこの2、3日なのです。急がせすぎですか?
お座り、待て、玄関、ゲート、止まった時、餌時、ケージの中、トイレ100パーセントできます。
体重がもう16キロあります。バッグには入れられません。
昨日、狂犬病の予防接種しました。
そこの獣医さんには今回で4回目の受診ですが、毎回何故か誤飲に注意されます。
でも家ではケージ、ケージから出る時はいつもリードをつけて管理しています。滅多に出させませんが。拾い食いもまだありません。
どういう理由があって飲み込みをいつも言われるのでしょうか?
獣医さんは「そんな感じがする」とのこと。
私が勘違いしたかもしれません。もう一度確認させていただきたいと思います。
>3、4日前から散歩出始めでこんな感じ・・
↑これを見て、また月齢的にも、まだ散歩を始めて日が浅いと思ったのですが、そうではなく
↓このことから
>もう2カ月前から散歩には毎日、朝晩出ていて・・
↑この2か月間は良かったのに、要求吠えも含めて、ここ2・3日で急に変わってしまった、ということでしたでしょうか。
もしそうでしたら、一週間前くらいで何か生活習慣が変わったり、特別な出来事はなかったでしょうか。
例えば、一緒に遠出したり、時間がある日があって長い時間ベタベタした日があったり、逆に長い留守番でストレスがたまったりすると、犬の反応が変わります。
また、たまたま感情的になってしまい、強く叱り過ぎた場合も、犬の反応が変わります。
他には、来客や家の改築・模様替えなども、犬がとても興奮し、長引きます。雷・台風や地震でもそういうことがあります。
また、お散歩中に嫌な経験をした場合も、散歩嫌いになることがあります。
いっぽう、何か特別な出来事は無かった場合です。
子犬も知能が段々上がってくるのですが、いっぽうでまだ経験値が少なく主従関係も出来ていないために、急にズル賢くなる場合があります。
新しい発想で、ワガママをやってみたり、色んなことを試したくなります。
ワガママが出てくるということは、ある意味、信頼関係が深まったからこそ甘えられたりワガママが試せるわけなのですが、それがエスカレートして、反抗期の始まりも重なったりして、そのような行動に出てきます。
ということで、甘えによるワガママには、毅然と対応いただいて、
要求吠えには「無視→布掛け→注意音+口閉じ→注意音+リーダーウォーク」の段階式で対応してください。
散歩のワガママですが、前回もお話しした通り、まだ幼いのでキレイなリーダーウォークはまだ無理なのと、月齢的にも骨格がガッチリ完成しているわけでもありませんので、無理はされないでください。
あまり強い切り返しはされないことと、一つやってみていただきたいことがあります。
例えば、スワレ・マテはしっかりできるということですので、おそらく室内では主導型でコング遊びしたり、リーダーウォークに近い動きはできるのだと思います。
もしそうでしたら、外のお散歩に行く前に、室内で少しだけ主導型コング遊びとリーダーウォークをして、その流れでそのまま外に出られると良いです。
そうすることによって、ある程度発散が済まされて心地よい疲れが出ているのと、主従関係の意識が残ったままなので、大人しく歩ける要素が多くなります。
ということで、上記をやってみていただきたいですが、前回もお話ししました通り、成長期はいろんな変化がたくさんあります。
良くなったり、また新しいイタズラしてみたり、急に反抗したり、また良くなったり、臆病になったり、甘えたり、過敏になったり・・・
Q&Aの子犬系の記事をご覧いただきますと、これから1歳までの色んな変化のケースも知っていただけると思います。
ちょっと大変ですが、感情的にならずに、まずは1歳まで待ってあげていただきたいと思います。
>どういう理由があって飲み込みをいつも言われるのでしょうか?・・
>獣医さんはそんな感じがするとのこと・・
↑おそらくですが、その子の挙動を見て他の犬と比べて、床をクンクン・ペロペロする癖が多いのかもしれません。他には、ソワソワして興奮が強い子も、拾い食いが多いです。
現代では、室内で放し飼いで犬を飼うご家庭が多いこともあって、誤飲事故が多いです。
それで死んでしまう子も多いですし、摘出手術も多いです。
獣医さんとしては、その犬の挙動や犬種の統計的なことも加味して、経験上で言っているのかもしれませんね。
あとは失礼ながら、「手術が苦手、できない」という獣医さんもいますので、面倒なことにならないでほしいという思いも、もしかしたらあるのかもしれません。
それでは、またQ&Aを熟読いただきながら、頑張って続けていきましょう(^_^)
遅くの返信大変ありがとうございました。
今朝、夕べの事があり、朝の散歩が憂鬱でしたが、多分私が叱り過ぎたのではないかと思います。
外に出て、同じく飛びつき、腕に噛みつき、、今朝は小さい声でノーを繰り返し、仰向け固めはせず、立ち止まり無視にしました。
そうしたら、またいつものウオークになりました。
叱り過ぎも良くないのですね。
もう一つ、悩みは来客、外での寄ってくる人、獣医、等等、人が大好き過ぎて大興奮してしまいます。首輪、もしくはリードで抑え落ち着くまでお座りや伏せなどしますが、興奮がなかなか収まりません。
獣医さんの誤飲の注意は、その興奮を見て言っているのですね。
この、人に大興奮はお座り、待てで落ち着かせて(大変時間がかかる)でいいのでしょうか?
夜遅くから朝までメール、申し訳ありません。よろしくお願いします。
>外に出て、同じく飛びつき、腕に噛みつき・・
>立ち止まり無視にしました。そうしたら、またいつものウオークになりました・・
↑この症状が出てくるのは、頭が良くなってきて、独立心が出てきた時に多いです。
普通はもう少し月齢が進んでからが多いですが、その子は頭がとても良い子なんだと思います。
外の世界に慣れてきて、お散歩好きになって、ドンドン体力もついてきますので、好き勝手走ったりしたいのです。ですが、それを制御されるので面白くなく、勝手に動く人の手足やリードを噛んで主張したいわけです。
でもそこで感情的にならず、毅然として落ち着けてあげれば、犬の興奮も収まりますし、根負けするようになります。
これからも、そのような犬の反応はしばらく続きますので(もっとズル賢くなる)、今回のように、毅然と対応されてください。
感情的にアレコレやり過ぎると、犬がパニックになる場合もありますので、本書にも書きました通り、止まって反対を見て無視・・・これも立派なリーダーウォークの一部なのです。
>人に大興奮は、お座り、待てで落ち着かせて(大変時間がかかる)でいいのでしょうか?・・
↑人好きの犬でとても良かったです。
今の月齢ではまだ落ち着くのは難しいですので、そのまま成長を待ってあげれば十分です。
現時点で、相手に激しく吠えたり噛んだりするわけではありませんので、慣れを待ってあげるだけでも十分です。
ただ、出来ればやはり飛びつき癖を付けたくありませんので、首輪をつかみスワレ・マテの型を作って褒め、そこで相手の方からも褒めてもらう・・・という形を毎回作る癖にされると良いです。
それを続けて成長していくと、犬も理解して、人の前で自然と座って待つようになります。
直ぐの結果は期待しないで、コツコツ続けることです。
それでは、またQ&Aを熟読いただきながら、頑張って続けていきましょう(^_^)