犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬のしつけの最初は不安で上手くいかないことだらけです

m1.png早々にメールのご返信をいただきまして、また、分かり易く、丁寧にアドバイスをいただきまして、心がとても温かくなり・・・本当にありがとうございます。またまた2か月のプードル犬のしつけのご相談です。
 
これまでの自分は、何が犬にとって好ましい対応なのか、幸せなのか、何から何まで悩んで、不安でいっぱいでした。(少し混乱気味でした。)
 
そんな中、堀川様の本と、HP、またメールを拝見いたしまして、具体的にどうしていったらいいのか、方向を見失うことなく、とても冷静になりました。
本とメールを主人と一緒に何度も読み返して、いろいろ話し合うこともできました。
 
そんな気持ちが伝わったのか、今日は、ケージに近づいても離れても、キュン!鳴きをしないで、こっちをジーっと見ています。こちらからは目を合わせないようにしているので、こっちを見ているかハッキリ確認していませんが、強烈に視線を感じます(笑)
 
以下ですが、私が送信した内容に間違いがございましたので、訂正させていただきたことと、いただきましたメールの内容に返信申し上げますので、ご一読いただけますと幸いです。
 
①私自身と犬につきまして、基本的に在宅での仕事につき、ほぼ1日中、同居状態です。
しかしながら、明日から打ち合わせでどうしても一日中外出しなくてはなりません。
 
HPを拝見しまして、在宅と留守の日のギャップがないよう、在宅の日にはこちらの勝手な時に構って(あお向け固めとフセの練習をして)、あとは構いすぎない、の方針でおります。明日の留守が心配ですが、留守できない関係は好ましくないので、心を強くもって頑張ります。
 
②いただきました内容へ返信申し上げます。
 
・ケージの件、クーラーをかけられることもあり、場所を今のダイニングに決定して、ずっとこのままにすることにします。
また今日から、別の階に寝る訓練をしてみます。布は半分かけてみました。落ち着いて寝ています。
 
・今まで日中も刺激しないように、と極力人間が静かにしていたのですが、おっしゃった通りに、気にしないでいてみています。なんとなくですが、堂々と普通に生活していたら、かえってどんな音にも反応しないで、(鳴かないで、)今もびっくりするほど、静かに後ろで寝ています。
 
・あお向け、無理強いしていないのですが、なんだか楽しそうにしてくれます。そしてあお向け状態でこちらをジーっと見てきます。

抱っこはもうしません。といいますか・・・抱っこしてこちらも手持ち無沙汰で、お互い「何してよう・・・?」としてるより、なぜかあお向けの時に幸せな空気が流れます。(でもまだ短時間にして、数回に分けています。)
 
順番は気にせず、できそうなことから、一緒に遊んで楽しみながら、ひとつひとつ積み重ねていきます。
 
・トイレは監視するようにします。声掛け、褒める、を行っていきます。
 
・食事の件ですが、朝ゴハンを食べきった日は2食にしていました。(食欲もあって、硬い便だったので。)
3回にして、ふやかしたドライフードをあげることにします。(主人の帰りが遅いので、その後に犬の晩御飯となると、朝から時間が空きすぎてしまうので、3回の方が、よりあげやすいです。)
 
きっと今後も壁にぶちあって、悩んで、いろいろあると思います。
その度にいただいたメールや本を何度も拝見して励みに頑張っていきます。
 
今後とも宜しくお願い致します。


m2.png留守番ですが、生後2・3か月の子犬に毎日7・8時間の留守番は本当に酷です。情緒の安定に影響もしますし、前回お話した消化器官の未熟さもあり食事の回数を多くする必要があります。またトイレのしつけや食糞のしつけも難しくなります。

今回は、たまにの長時間の留守番ということですね。

一番大事なのは、なんとなく出かけ・なんとなく帰ってくる雰囲気を作ることです。出発や帰宅時にベタベタしたり、挨拶をしないことです。人間は寂しさのあまり、そうしたくなるのですが結局はそうした分、犬にとっては留守番時とのギャップが大きくなるわけです。その分ストレスになっているということです。

すり寄って挨拶する態度も、犬からしたら従属的に見えます。留守番を長くさせている飼い主さんほど、寂しさや罪悪感からそうしてしまいがちです。

以上を気を付けていただければ良いです。他には、フードを与えてその隙に外出する方がいますが、まだ幼い犬の場合は、食事を詰まらせたりする事故等も心配なので、それはしないようにしましょう。ゴム製や布製のオモチャやぬいぐるみを与えっぱなしにするのも危険です。犬の破壊行動は本能ですし、寂しさのストレスから何でも壊して飲み込みます。

ですので、万が一食べてしまっても安全な骨ガムが良いです。

出かける前、帰宅時、最低5分は無視しましょう。


> 主人の帰りが遅いので、その後に犬の晩御飯となると・・・

↑あまりに遅い場合は、先に犬にあげて結構です。人が居るのに犬を優先して先にあげる・・という構図が良くないだけです。


では、今回は以上です。

犬の反応が少し変わったでしょうか。
犬も雰囲気の変化を感じとっているということです。今の成長期は、とても環境に適応する吸収力が強いです。一貫してあげれば、「これが当たり前なんだ」ということを学んでいきます。

反対に間違って甘やかせば、それも当たり前の環境として学習してしまいます。可愛い時期なので、みなさんこの段階で失敗してしまうのです。

犬は知能が低い分、感覚がとても優れています。常に意識していれば態度や接し方に自然に表れてきますので、あまり難しく考えないで、意識だけしっかり持っていてください。必ず伝わります。

では、また頑張って続けてください。しばらくは上手くいかないことだらけです。三歩進んで二歩下がることもあります。でも一喜一憂しないで続けることです(^-^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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