子犬でケンネルコフの治療中の遊び方・物事の教え方しつけ方
堀川さんこんにちは。実は子犬(2か月半)が一昨昨日より咳をするようになり、昨日病院に連れていったらレントゲンでちょっと肺炎になっていて、原因はケンネルコフというものからきているそうです。
うちに来てから四日目で発症しているので、ブリーダーさんのところで感染したのではないかといわれました。そして他の8匹のわんこ達もかかる可能性があるので、接触の少ない子は離しておいたほうがいいと言われ、とりあえずオスの一番強いチワワと子犬、その他の子を三箇所に分けて症状が出ないか見始めました。
免疫状態にもよるのですが、しっかり治るのに一ヶ月くらいかかる場合もあるみたいです。その間、○○県の寒い時期ですので外には出ないよう言われました(咳が出やすくなるので)。
一番大事な時期に残念ですが、できることをしようと思っています。
仰向け固めはできるようになりましたが、まだ私のほうが覆いかぶさって首のところに顔を近づけて押さえつける(犬同士みたいに)になっています。手で首を押さえられるようにしていきたいと思っています。
ご飯のとき、「まて」と「よし」をしていますが、まだ首輪にテンションをかけないと食べようとします。力がふっと抜けたら「よし」としていますが、3秒くらいです。
ひも付きおもちゃはちょっと動き過ぎですが、動けているぶんには病気でも遊び続けてもいいのか迷ってしまいます。咳が出ても楽しいからずっと遊ぶので、私が心配になり、5分くらいで"おしまい"と止めてしまっています。
おしっこは寝床から出たら三、四歩のところにシートを置いておき、そこにするようになりました。でも、うんちはみんなと同じシートのところまで行ってするので、シートではなく場所を覚えてしまったような気がします。私たちは困っていませんが、しつけとしてはシートを覚えさせないといけませんよね。
お座りはできますが、まだ命令によるお座りは三割程度で、残りは自発的です。というのは、私たちが近くに行くと、正面にきてお座りしてじっと見つめるようになり、そうしたら背中をぽんぽんと無言で触ることをしていたら、お座りという言葉以前に背中ぽんぽんのために座るという感じになり、ちょっとしつけ的ではないように思います。
自分から座る前にお座りと言おうと思いますが、無言で座るのでことらも無言でぽんぽんです。
あと、毎日床ふきをしますが、雑巾とその動く手に興味があり、からまってきます。最初はダメ!と言っていましたが、忙しくて床ふきもさっさとやらなければいけないので、片手で体を制するようにしながらやっています。
その状態では雑巾にからまってはきませんが、だめなことを教えているわけではないと思い、これも直さないといけないと思っています。
基本的にダメなことをしたとき仰向けをやり、一回リセットみたいにしています。これらの中で今の段階でよくないことがありましたらご指摘ください。よろしくお願いします。
この月齢でのケンネルコフは危ないです。死に至る確率も高いですので、今は犬のしつけのことは考えず、治療に専念してください。遊びの時間・やり方も含めて、獣医さんの指示をあおいでください。
>5分くらいで"おしまい"と止めて・・
↑ケンネルコフが治るまでは一日それを3・4回以内くらいにしておいてください。10分×3回程度で十分です。あまり興奮と動きが強い遊びはしない方が良いです。肺に負担もかかりますし、むせて咳をしやすくなります。
あとは、病気を気遣って妙な声掛けナデナデをしないことです。犬の知能には「自分が病気だから優しくしてもらっているんだ」などとは理解できません。態度しぐさは、毅然さと主導性を貫いてください。
それから、何度かお話してきましたが、今の子犬にしつけの結果は求めてはいけません。「コレが出来るようになった。アレはまだ出来ない」というようなことは、一切気にされないでください。
今は、甘やかしや従属的な接し方だけ気をつけていれば、それで十分な時期です。
教えるべき事は、コツコツ淡々と教え続けて、結果は求めないことです。今は求める時期ではなく、与える時期(教える時期)です。それが数か月続きます。
>正面にきてお座りしてじっと見つめるようになり・・
>ちょっとしつけ的ではないように思います・・
↑いえ、これはとても良い事です。こうすることが良い事だと子犬が理解し、飼い主さんからの指示を待っています。そうすべき相手だと認め始めています。
今はまだ知能が低すぎるので、褒められたい・遊びたい一心でそうしている面もありますが、とても頭が良くて社会性がある証拠です。
>雑巾とその動く手に興味があり、からまってきます・・
↑片手で首輪をつかんで、スワレ・マテの音を出しながら型を固定し、「○○良い子」と言いながらサッとお掃除を済ませてください。
>基本的にダメなことをしたとき仰向けをやり・・
↑使い分けもされると良いです。
例えば、飼い主に向かって吠えたり噛んだりしてくる場合は、主従関係の誤解が主要因ですので、それを示すためにリーダーウォークや仰向けが有効ですが、今回のように動く物に対して本能で思わず反応しているだけ・・・のような場合は、そういう叱り方(教え方)をしても意味が理解できないのです。
何をどうすれば良いのかを、型を作ってあげて体現させ、指示音ジェスチャーで褒めて教える方が理解度が高いです。
ですので、あえて雑巾を動かして見せて、でも犬の身体は動かせないように、スワレ・マテの型を作って指示音ジェスチャーで褒めて教えましょう。お二人で役割分担すると教えやすいです。
そして次に、コングでは追いかけさせて遊びます。そしてもう一度雑巾を動かして見せる・・・
その交互の繰り返しで、「コングは遊んで良いんだ。他の物は追いかけちゃダメなんだ」ということを理解していきます。
ただこれも、まだ子犬の知能が低すぎて理解するのに時間がかかります。興奮も制御できません。コツコツ教え続けて結果は求めないことです。
それでは今日は以上です。まずはケンネルコフの治療に専念されてください。